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「すごいな、こんな設定までできるんだ」
今、青年ジョンのスマホの画面には4本腕のゴムでできたブルーの虎獣人が写っている。
全身は筋肉でぱんぱんに膨れ上がっていて、潤滑剤で磨き上げたような、光沢がぬらめくゴム質の肌はその逞しいシルエットを強調している。
肉食獣由来の顔は恐ろしげでもあるが、その表情は優しく、背筋を伸ばし紳士的な雰囲気を持っている。
だがそんな雰囲気を打ち消すような、大きなゴムのペニスが半勃ちのまま股間で揺れ、腕の一つが股間の周辺を探っている。
ジョンが口に涎をためながらじっとその煽情的なしぐさを眺めていると、カメラがそれを感知するのか、虎獣人は恥じらいながら4本腕を背後に回すのだ。
『あまりじろじろ見られるのは恥ずかしいな。 次はどんな設定がいい?』
流暢に、ごく自然にゴムの虎獣人が話かけてくる。 渋く低い声は獣の響きが混ざっているが、よく通って聞こえる。
本当に生きているようであるが、もちろん実物ではない。 これはスマホのゲームアプリのアバターなのだ。
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休日の朝。 ジョンの元に、友人からゲームアプリ『トラベルモンスター』の招待コードが送られてきてたのが始まりだった。
そのアプリの説明にざっと目を通す。 そのゲームは実際にプレイヤーが現実の世界を歩いたり、それに付随するクエストを達成することで、相棒となるアプリ内のモンスターアバターを成長させたり報酬を得たりする、よくあるウォーキングアプリのように見えた。
起動してみると、最初は可愛い兎のマスコットのようなものが話かけてきたが、友人から貰った招待コードを打ち込んだとたん『スペシャルモードSpecial Mode』と表示され、それまでのポップな画面が一変したように思えた。
『Make your ideal avatar(理想のアバターを作ってね)』の文字が大きく輝き、渦を巻くような複雑な文様が現れた。
ジョンはぐるぐると回転するような画面を見て、一瞬自分の足元がなくなり、自分も画面の渦の奥に吸い込まれていくような錯覚を感じた。
はっと我に返ると画面が変化しており、渦を巻くような背景と兎のキャラクター、そして大量のカスタマイズ項目が展開されていた。
ジョンはぎょっとした。外見的な項目には細かい体型の変化はもちろん、性器のサイズや数といった項目があった。
さらには内面的なキャラクターの設定項目まであり、態度や喋り方、性的嗜好や趣味までもがあったのだ。 これは18禁のアプリなのか?
『やぁ、名前を登録するから、きみの名前を教えてよ!』
突然画面の向こうにいる兎が話しかけてきて、ジョンは驚きつつ返事をした。
「俺はジョン・XXXX…」
思わず本名を返してしまい、ジョンはしまったと思う。 オンラインのゲームアプリで本名を登録するなんて馬鹿か自分は。
取り消したかったが、画面を見ていると何故か警戒心がぼやけてくる。
『ありがとうジョン、ぼくの名前はナビ! ぼくをきみの理想のアバターに設定して、一緒に冒険しよう!
でも沢山の項目で驚いたよね。 ぼくに相談してくれれば自動的に調整もするよ』
ナビは流暢に話しかけてくる。 口頭で設定できるようなAIまで搭載されているのか?
そうして、ジョンは最初は普通のリクエストをナビに要求していった。
虎獣人をベースに、体格を増してみる。 獣人らしいイメージを反映したのか性格が荒々しく調整されていったので、優しく落ち着いた紳士のような性格をリクエストしてみる。 口調も細かく変わり、ジョンは感心し、続けて設定を変更していった。
だが、だんだんとそのリクエストが奇妙なものになっていく。
「じゃあ、その… チンコは生やせる?」
『もちろん。 数や大きさも変えられるぞ。』
ペニスの本数設定が1になり、そこから派生して出現したサイズ設定をスライドバーでいじってみると、みるみるチンポが巨大になっていく。
ジョンはごくりと喉を鳴らした。
「君は紳士的だけど、性的欲求に常に苛まれていて、それを隠しているというのはどうだろう」
『OK、ああ、ムラムラしてた… これを我慢するのは難しいな…』
「身体をゴムのような質感に変えるって出来るかな? あと、色は青を基調にする感じで…」
『こんな感じでどうだろう?』
毛皮が薄くなっていくとその模様のまま、滑らかではあるがマットな質感の皮膚に変わった。
「もっとつやつやに… 潤滑剤で磨きたて、みたいな… それでそのゴムの皮膚はすごい敏感で、感じやすい、とか」
次々とアブノーマルな欲求が湧いてくることにジョンは自分でも歯止めがきかなくなっているな、と感じる。
だが、作成画面に渦巻く模様が彼の潜在意識化にアクセスし、モラルの壁を崩し、欲求を湧き上がらせていることを彼は知らない。
そうして、ジョンはあらゆる閃きをその「理想的なアバター」にぶつけた。
ただし何でもとはいかないようで、スーパーヒーローのような超能力や魔法、強力すぎる力といったことは範囲外だ。
さらに実験的に筋肉を強大化させすぎて歩くことすら不可能な体型にしたり、脚を10本にしてみたり、チンポを身長よりもでかくしてみたら『それは君と冒険するには不都合だな…』とナビに遠慮された。
マイナーなスマホアプリとは思えない、あまりにも高機能なアバターメイキングと、本当に生きているようにリアクションするナビのAIはジョンを何度も驚かせた。
ジョンに招待コードを送ってくれた友人に心の底から感謝していた。
満足いくまで彼はナビに設定をぶつけて、ジョンは一度スマホの画面から目を離した。
朝に開始して、もう昼過ぎになっている。 アバターメイキングだけで随分と熱中してしまった。
ジョンはこのナビの姿でスタートしていいのか自問する。
この見た目と設定でゲームを始めるのは流石に恥ずかしいかな… 他のプレイヤーにも見られたりするんだろうし。
そう思ったが、しかし画面を… 虎と渦を巻く背景を見ると、これを見せたい、という欲求が心をつついてくる。
そんなことを思いながら、アバターのペニスのデフォルトの勃起具合をスライドバーでいじりつつ、ジョンは自分のペニスをさすっていた。
『私の身体でオナニーしてくれるなんて嬉しいね』
唐突にナビから話しかけられてびっくりして… 指が滑り、スマートフォンが落ちた。
ジョンは焦った。 興奮した息が漏れて、それに反応したということだろうか?
自慰を見られたように感じるが、結局これはただのAIなのだ。 現実の人に見られたわけではない…
ジョンはスマートフォンを拾い上げて、画面に「登録が完了しました!」と書かれているのを見た。
しまった。今のショックで登録ボタンを押してしまったのだろうか!? こんな趣味的なアバターで始めるって!?
後悔と少しの興奮がジョンをつつむ。 再インストールすれば最初からやり直せないだろうか… そう思ったのも束の間、スマートフォンに変化が起きた。
モニタ部分が液体のように波打ち、盛り上がってきたのだ。
液体はゴム液のような粘性と艶を持ち、周囲に零れ落ちることなく、
一塊になって空中でうごめき、やがて青と白と黒に色づくと、粘土細工のように何かの形状を作っていく。
それは先ほどまで、ジョンがモニタ越しに見ていたゴムの虎獣人の頭部だ。
現出して見せたナビはいかつい顔でにっこりと笑うと
『登録してくれてありがとう!』
と言うと、虎の頭部が迫り、大きなマズルがジョンに口に押し当てられる。
分厚く冷たいゴムの舌が口の中を蹂躙し、一通りジョンの舌をねぶるとやがてどろりと溶けて喉の奥へ滑り落ちていく。
ジョンはむせたが、粘液は次から次へと送り込まれ喉が詰まる。
同時に虎の頭も粘液の塊になりジョンの頭部をつつみ、スマホからあふれ出るゴム質の粘液は奔流のように流れジョンの身体を飲み込んでいき、すぐにその全身は青と白と黒のマーブル模様の粘液に包まれてしまう。
ジョンは現実とは思えない出来事に混乱しつつも、呼吸が出来ないという焦りに身体は勝手に動き、乱暴に顔に張り付いた粘液を剥がそうとする。
だが両腕も分厚い粘液に包まれていて滑りあい、ぐちゃぐちゃと粘液同士が混ざるだけだ。
『落ち着いてジョン。 君に危害は加えない。 すぐにインストールを終わらせるからね』
ふさがった耳の奥で、深く渋い声が響く。
その瞬間、全身に電流が流れたような痺れが走り、ぴくりとも動けなくなる。
目の細かいやすりでさすられるような軽い痒みと痛みが足元に広がるとともに、その部分の、自分の肉体とゴムの粘液の境がわからなくなっていく。
体温を持った自分の足の感覚が外へと拡がっていき、同時に室温に近い冷たいゴムが内へとしみこんでくる。
自分の足の神経や肉が粘液と同化しようとしている、ということをジョンは感覚的に理解し始めていた。
そして足と同化した粘液状のゴムはその足の形を取り戻そうとするかのように固まっていき、力強く、太い筋肉として編まれ、その表面に縞模様のある皮膚が出来上がっていくのを感じる。
自分の肉体の一部が解かれ、別の物質と溶けて混ざり、何者かにこねられるような確かな触感は生理的な気持ち悪さがあり… 同時に言いようのない気持ち良さがあった。
痛みはない。 麻酔をかけられたように痺れる感覚の中じっくりと、ジョンの足、脛、太腿、腰部へと融合と成型は進み、さらに上体を変化させていく。
ゴムの筋肉でぱんぱんに膨らんだ太腿はかつてのジョンの足の倍以上に太い。
たっぷりと膨らんだ尻の上部からは太くくねるロープような尻尾が生え、脊髄と繋がった時のショックは痺れで緩和されつつもなお強力で、既に硬く勃起していたペニスを手も触れずに射精させた。
そのペニス自体は何故かまだ変化せず、まだかたちのない軟泥にきつく包まれたままで、軟泥は精液を舐めるように蠢くと再び耳の奥で何かが囁く。
『ここは後回しだ。 刺激が強すぎるから、他の部分との融合を進めないと。 悪いがまだ我慢してくれ。』
ジョンは声にならない呻きを塞がれた喉から漏らす。 恥ずかしさと、恐怖と、今までに感じたことのない興奮が体中から湧き上がってくる。
変化した部位はだんだんと痺れが抜け、繋がった神経からは溢れるような力強さとエネルギーの感覚が流れ込んでくる。
そして同時に、性感帯をねっとりと舐められたような快感が下半身を走り抜けた。
ジョンはくぐもった嬌声を上げ、射精したばかりのペニスはまた勃起する。
触覚の繋がったゴムの皮膚感覚は鋭敏で、ジョンはいったい何に触れられたのか体感で理解する。
部屋の中に流れる空調による微風だ。 人の身では意識しないような、僅かな空気の流れで、脚や尻が感じてしまっているのだ。
いったいなんなんだこれは!? 混乱とエクスタシーで真っ白になりつつある頭に、誰かの声が再生される。
「もっとつやつやに… 潤滑剤で磨きたて、みたいな… それでそのゴムの皮膚はすごい敏感で、感じやすい、とか」
それはナビに語り掛けていたときの自分の声だ。
「筋肉の量はそれぐらい… で、逞しい腕が4本あるっていうのはどうだろう」
6つに割れた白く輝く、形の整ったゴムの腹筋が盛り上がり、山のように盛り上がった胸筋と、大きな起伏のある背筋が出来上がっていく。
両肩が筋肉でぶくりと大きく膨らむが、さらにその下部からさらにもう2本の逞しい両腕が作られ、それに神経が繋がっていくのを感じる。
すさまじい充足感がゴムの塊となった胴体にみなぎっていく。
「生体ラバーで出来た身体は呼吸の必要がなく、疲労が蓄積することはない。」
胸部の侵食が始まって数分、ジョンは自分が既に呼吸をしていないことに気が付く。
そうしてようやく、ジョンは自分が何に侵食されようとしているのか自分の身体でもって理解した。
つまり、今自分は… 自分自身が設定したアバターそのものになろうとしているのだ!
設定が現実に再現できるとは思えない… しかし、それらのいくつかをジョンは実際に自分の身体で体感し始めている。
しかも体験し始めているのはまだ序の口で、他にも変態的な設定を組み込んでしまったのだ。
・強力な身体能力を持っている。
・常に性欲に苛まれている。
・3日間ぐらいは寝ないで活動できる
・腕は4本
・身体は生体ラバーで出来ていて、傷を負ってもすぐ再生する。 温度変化に強く、呼吸の必要がなく、疲労が蓄積することはない。 非常に敏感。
・猫のように柔軟で、ゴムらしいある程度の伸縮性もあるが、軟体ヒーローほどではない。
・唾液や汗、先走りはスパイシーな花の香りのするローションになっていて、周囲の生き物を興奮させる。
・舌は触手のように長く伸ばすことが出来て、とても器用だ。 尻尾も同様。
・ペニスは最低でも半勃ち状態で、何度射精をしても痛くなったり疲れることはない。
・精液は白い上質のラバー液。
・体内や体表から、あらゆる種類の精液を高効率のエネルギーとして吸収することができる。 自分の精液だけを食事として生きていけるほど。
・排泄は必要なく、体内の器官もないが、尻の穴は快感を感じるツールとして残っている。
・痛覚はなく、痛みは同量の快感に変換される。
誰だ… こんな狂った設定だらけのアバターにした馬鹿は!!
ジョンは思いつくあらゆる言葉で過去の自分をなじった。
頭の中にナビに話しかけた自分の言葉が次々流れていく。 実際の生き物ではないからと、無責任に、能天気に無茶苦茶な設定を与えてしまった。
それらが今、責任を取らされるかのように自分にフィードバックされ、現実の変態的クリーチャーにされようとしているのだ!
嫌だ!
快感と興奮と恐怖に流されるままだった身体だったが、反抗の意思とともにありったけの力を込めると、まだ痺れの抜けきっていない、逞しいゴムの4本腕がどうにか動く。
自分の腕が4本ある、というのは慣れない感覚ではあったが、自然に動かすことができた。
腕同士のゴムの皮膚がこすれる快感に力が抜けそうになる。
だがどうにかこらえ、震えながら自分を包むアバターを掴みひっぺがそうとする。 緩慢な動作ではあったがすさまじい力だ。
『どうしたジョン、私は君の理想のアバターだろう? 何故拒むんだ?』
頭や身体のゴムを剥がそうとすると、結合したゴムの細胞と元々の人間の肉体がじわじわと分離していく感覚がある。
『やめるんだ! 融合途中に無理に負荷をかけるのは危険だ!』
ナビの声は無視する。 分離することができる!という希望がジョンを後押しする。
だが、そうしながらもペニスの融合が始まったとき、腕の動きは止まってしまった。
ペニスの中に粘液が染みこみ、ペニスの感覚が拡充していく。
既に勃起していたペニスが粘液と融合しながらそのサイズを増し、1秒ごとにどくん、どくんと脈打ち、その度に膨れていく。
融合中のペニスにじわじわと感覚が繋がっていく。 今まで全身にため込まれていた熱のようなものが新しい出口を求め集まってくる。
ジョンの欲望がそうさせたのか、ナビが操作したのか、腕の一本がふらふらと誘われるようにまだ形成途中のそれを握ってしまう。
頭にスパークが走った。 強力すぎる信号は、人間の脳ではもはや快楽として受け取れない。
悲鳴に似たくぐもった声が漏れ、剥がそうとしていた腕たちから力が抜けた。
身体は再び粘液に覆われる。 すぐに融合は脳へと進み、表面の虎のアバターの形状を作り上げていく。
がっしりと盛り上がったマズル、凛々しい獣の眼、頭のてっぺんから丸く立った耳。
大きな肉食獣の頭部、ゴムの皮膚に黒い虎柄の紋様が出来上がっていく。
そして同時に、大きな獣の手で軽く握るぐらいだったペニスが太く逞しく、片手では輪を作れないほどに勢いよく成長していく。
『ふぅ、危なかった… さぁ、最後の仕上げだ。 一緒に解放しよう』
最後にナビの声が聞こえると、1秒、頭の中がぐるり、とシェイクされるような感覚とともに、1瞬気を失いかけていたジョンの視界が急に戻ってきた。
同時に、4本腕と脚の感覚、尻尾、分厚い胴体、獣の頭部、それらが完全に自分のものになった、という感覚がある。 ゴムの細胞にみなぎる、瑞々しく力強いエネルギーをさらに強く感じる。
そして最後に、ゴムのペニスが一際大きく脈動した。
「駄目だっ、あアッ、おっ、オオオオアアアッ!!?」
ジョンの喉から設定した獣の声が漏れる。 抵抗は一瞬ももたなかった。
それまで変異していく肉体がため込んでいた快感を全て吐き出すかのように、チンポはラバーのザーメンを発射する。
2回、3回。
出来上がったばかりのゴムペニスは人間をゆうに超えるサイズで怒張しているのに、さらに硬く大きくそびえたつ。
4回、5回。
ラバーの精液が太いロープのようにたなびき、激しく天井を打ち付け、びちゃびちゃと部屋に散乱する。
「グオオオオォォッ、 ゴアアアーーーッ!!」
咆哮が狭い部屋に響く。
10回を超えたあたりで、一度放水の勢いは弱まる。
だが手を触れずにこれなのだ。
まだまだこんなものでは足りない、とばかりにゴムの虎獣人は下部の両手にゴム精液をまとわせたままペニスをしごき、さらに空いた両腕で自らの全身を愛撫する。
疲労を知らないペニスはさらに太いロープを発射する。
20回、30回…
ゴムの虎は衝動に突き動かされるまま、柔軟に身体を曲げあらゆる姿勢で自らの身体を楽しみ、精を吐き出し続けた。
疲れることも精が尽きることもなく、自分の出した精液を浴びることで、自動的に体表からそれを吸収しエネルギーに変えている。
おかげで大量射精を何度もしているにもかかわらずタマはすぐにパンパンに膨らみ、早く発射したいと疼くのだ。
かみちぎるような勢いで自らのペニスをフェラする。口の中にショットガンを撃たれたような衝撃が走る。 ジョンはもう自分が何をやっているのか分からない。 ただただ気持ちいい。 尻尾が勝手に動いて尻の穴に乱暴に突っ込まれる。 ナビも身体を操っているのだ。 でも嫌じゃない。 ふにゃふにゃになった言語中枢でナビを賛辞する。 ナビも気持ち良くなっているのがわかる。 頭の中で脳がナビとキスをしている気がする。 何が何だかわからない。 同じ身体なのに、ナビを犯し、そして同時にナビに犯されている。 とにかく気持ちがいい……
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ひとしきり性欲を解放したのちに眠ってしまったのか、ジョンは大きなあくびをしながら身を起こし周囲を見回し、顔をしかめた。
部屋は酷い状態ではあったが水没はしていなかった。
自分の肉体で吸収したせいか、天井も壁も床も家具も、あらゆるものが白いゴムのべとべとで覆われている程度で済んでいて、僅かに残った窓の隙間から、外がもう夜になっていることがわかる。
どう掃除しよう、とジョンは思うが、充満する強烈なゴムの匂いはここが彼のねぐらだと感じさせ、妙に気持ちを落ち着かせる。
それだけ精を放出したにも関わらず、疲れは特にない… というよりむしろ今までの人生で最高だといえるぐらいだ。
立ち上がり、鏡の方へ歩く。 身体は倍以上に重くなったはずなのに、羽毛のように軽く感じる。
一歩あるくたびに太腿同士が擦れ合い、ゴムの細胞がぎゅっぎゅと圧迫され、強烈な快感が全身をめぐり、半勃ちのペニスが再度持ち上がる。
だが部屋を塗りつぶすほどに解放した後なので、まだ我慢がきく。
鏡は精液でべとべとに覆われたいたが、肉球の盛り上がった大きな手でざっと撫でると、精液は「美味しい」という感覚とともに体に吸収された。
そしてようやく、ジョンは自分の姿… 現実に存在する、4本腕のゴムでできた、筋骨隆々の青い虎獣人を見る。
融合直前にあった嫌悪感はもうない。
分離して人間に戻れるのか? 戻れなかったら明日からどうする? 等の疑問も尽きないが、鏡に映る『理想的なアバター』を見ると、それらが脇に追いやられて顔がにやけてしまう。
格好いい虎の獣面が牙をむいて笑顔を見せる。
2対の腕をそれぞれ別の方向に曲げ、鉄でも紙のように容易く曲げられそうな力強さが満ちるのを感じる。
ため込んだパワーを象徴するような盛り上がった胸筋と腹筋、そしてそれらを強調するように、ゴムの肌は潤滑剤で磨かれたような艶を放っている。
上からじっくりと眺めているだけで、ラバーペニスは自らの肉体に興奮し、蜜のように粘性のある透明な先走りをこぼす。
そこから刺激的な花の香りが広がり、ジョンは獣の鼻をひくつかせる。
「本当にローションになっちゃってるんだな… 唾液と汗もだっけか? 自分の匂いで興奮するなんて…ホント変態だよ…」
毒づきながらも、ジョンの顔が淫欲に溶けるように歪む。 先走りを片手で軽くぬぐうと、自分の胸筋に擦り付けた。 より香りが強くなる。
つやつやとしたラバーの皮膚がローションで濡れてさらに蠱惑的な輝きを帯びる。 元々滑らかな質感はさらにぬめり、液体を撫でているようだ。
「フゥッ、フッ」
軽く撫でていたはずの手つきが、やがて胸筋を揉みしだくようになっていく。 これだけでイってしまいそうだ。 ペニスはさらにとめどなく先走りを溢れさせ、太腿の内側が濡れていく。
「ハァッ、だめだ、こんなことしてる場合じゃ…」
だがもう1対の腕はペニスを掴み、にちゃにちゃと音をたてながら上下してしまう。
ぶびゅるっ、と最初の放出が鏡に打ち込まれ、さらに2度3度と打ち込まれる。
鏡が白濁に覆われるのに時間はかからず、ジョンは自分の姿が見えなくなることで
少し冷静さを取り戻す。
「うう、自分の姿を見ただけでおかしくなっちまう…」
両手で頭を抱える。 その接触だけでも快感だ。
『気に入ってくれたようで嬉しいよ』
ナビの囁き声が頭の中に響く。
ジョンの意識はしっかりと残っていて、ナビの性格で塗りつぶされてはいない。
ジョンもナビも今はこのアバターの身体を共有し、同じ感覚で繋がっているのが分かる。
『私としてももっと楽しみたいが… 今はアプリの事を話そう』
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「ナビ、このアプリって何なんだ? 分離できるのか?」
『これがアプリの機能だ。 デジタルなアバターと融合し、半デジタル生命体となりゲームクリアを目指す。
それがこのトラベルモンスター・スペシャルモードだ。 今は分離はできないが、 ゲームをクリアをしたとき、分離し君は完全な人間に戻ることができる。」
最後のニュアンスに少し残念そうな感情が伝わる。
「クリアって… じゃあクリアするまでオレはずっとこのままってことか!?
この格好で仕事に行ったりしろって!?」
『それに関しては、一時的に人間の姿をとれるサポートアイテムもあるが… だがそれは後だ。
今はまずはチュートリアル・クエストをクリアせねば、私と君は今日で消滅してしまう羽目になる』
「消滅!?」
ジョンは消滅という言葉に驚愕はしたもののナビからルールを聞いた。
既に様々なことが現実離れしていたせいか、意外にもパニックにならずいくつかのルールを理解した。
・プレイヤーにはゲームシステム的なLIFE(寿命)があり、1日ごとに1減ること。
・ペナルティーで寿命が減ることもある(例:一般人にモンスターの姿を見られる等)
・寿命が0になるとゲームオーバー。 プレイヤーはデジタルデータに分解され、アプリに飲み込まれてしまい。 その後どうなるかは不明。
・寿命はクエストを達成したり、ゲーム内通貨で買うことができる。
・彼らのホームは安全なシェルターとなっていて、たとえ壁の薄いアパートでも隣に声が聞こえたり、下の階に体液が漏れたりすることはない
ジョンは説明を聞きながら粘液の中からスマホを救い出した。
アプリを起動する。 ライフは1。 現在の時間は23:00少し前。
「嘘だろ、あと1時間で消滅だって!?」
『大丈夫、チュートリアル・クエストは簡単な部類になる』
そういわれてクエスト画面を確認する。
クエスト: 30km先の目的地に到達しよう!(乗り物は使えません)
「あと1時間で30kmは無理だろ!!」
『大丈夫、私達の肉体なら30分もあれば走破できるさ。 さぁ行こう!」
「この身体で外に出るのぉ!?」
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ナビの予想に反して、クリアはとてもギリギリだった。 残り5分しかなかった。
まず、今のジョンの身体能力自体は本当に抜群だった。
身体は軽く、風のように走り、壁面を登り、人に見られないよう建物から建物へと飛び移ることさえ簡単にできたし、無茶なアクロバットをしても汗一つかかなかったし、とにかくとても爽快だった。
迂回も必要だったとはいえ本来はナビの言う通り30分でも楽勝だっただろう。
だが途中でジョンは夜風になぶられる快感に突き動かされるまま、所々の屋上や路地裏で射精という名の休憩時間を挟むことになった。
最後には制限時間が迫り、快感に負けそうになることを必死に我慢しながら、どうにか目的地まで到達できたのだ。
目的地のビルの屋上でアプリ画面にクエストクリアが表示され、ライフが5に増えたことを確認し次第、ジョンは溜まりきった欲望をぶっ放す盛大なオナニーを始めた。
屋上の入り口に大量のゴム液がぶっかけられながら、
置きっぱなしのスマホでは様々な機能が解放され、実績機能やデイリークエストの解放・クリアとともにアイテムや通貨が手に入る様がスクロール表示されていた。
実績達成!
・ゲームを開始する
+変装セット 12時間の間、元の人間の姿になれる × 3
・10km以上移動をする
・30km以上移動をする
+ 400coin
・10回射精をする
・100回射精をする
+ 冷静マインド 1時間の間、射精しながらでも通常行動ができるようになる × 10
・10ガロン以上の精液を出す
・100ガロン以上の精液を出す
+ 催淫精液 1時間の間、精液に催淫効果を追加する × 10
...
デイリークエスト達成!
・屋外でオナニーをする
+ 精液クリーナー 半径10mの精液を吸い取る × 3
...
そうして最後に、次のメインクエストが出現したことが表示されていた。
『他のプレイヤーと対戦してみよう!』
(つづかない)
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長い!! やってしまった!
はーこんなアプリあったらいいなという妄想がぷりぷり出てきたものになります。
Symbiotoberの日付が飛んでますが、他のも後々アップします…
飛んでいって
2022-11-16 03:59:41 +0000 UTCクロネコアキト
2022-11-15 22:02:02 +0000 UTC飛んでいって
2022-10-29 19:22:49 +0000 UTC硫黄 / sulfur
2022-10-29 19:15:28 +0000 UTC