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素足を見せるのが恥ずかしい私が憧れのミカ先生と秘密の特訓をするって話♥③

3:特訓 「いらっしゃい♥ じゃあまずは椅子に座って、片方の足をその前にある丸い椅子に乗せて私に見せてくれるかしら?」  次の日の学校……水泳の時間……私は高鳴る鼓動を悟られないよう平気そうな顔をして保健室を訪れた。  保健室にはいつもの白衣姿のミカ先生が座って待ってくれていて、私が入って来るなりニコリと笑顔を向けながら私に患者さん用の椅子に座る事を促して来た。  椅子に着席した私の目の前には少し座高を高く設定された丸型の回転椅子が置かれていて、先生は私に片脚をその椅子に乗せて足を見せなさいと指示を出して来る。 「うぅ……は、はいぃ……」  どうせ脱ぐのだから丈の短い靴下でも履いていってやろうか……と、今朝方までは意気込んでいたものの結局その度胸はしぼんでしまい、いつも通り膝まである黒い長ソックスを履いて来てしまった私。そんな事情を知らない先生に私は不安げな返事を返すと、右足のシューズを脱ぎ靴下だけの姿になり、スカートの中が見えてしまわないよう手で隠す配慮を加えながらその足を恐る恐る用意された足置き用の椅子に上げる動作を行った。  膝を軽く曲げカカトをその座面に置くと、靴下越しではあるが自分の足裏を先生に見られているという意識が襲い途端に恥ずかしさが湧き上がって体を熱くさせていく。心臓の鼓動はどんどん早くなり続け、それに伴って緊張も強く心臓を締めつけてくる。 『うぅ……も、もうこの時点で……恥ずかしいんだけどっ!!』  見られているのは靴下越しの足裏であって素足ではない、っと、分かってはいるのだが……このように人に見せる為に足を椅子の上に置いた事がない私からすれば、ヤっているのがイケナイ事をしているかのように感じられ余計に意識させられてしまう。  私はこの“足見せ”の格好があまりに恥ずかしく思えて、足の指に思わず力がこもりギュッと閉じようとしてしまう。 「フフ……まずは第一段階ね。どう? こうして“人に見られてる”って意識すると……恥ずかしさが増して来るでしょ?」  先生が前屈みになってもっと近くで見ようと私の足裏を覗き込んで来る。  私はその行為に増々身体が恥ずかしさのネツで熱くなるのを感じ、思わず身じろぐ仕草を取ってしまう。   「この靴下の中には……橘さんのどんな素足が隠されているのかしら? 緊張して汗をかいているかしら? それとも……不安と緊張で震えちゃっているかしら?」  私の足裏を見ながらそのように意地悪な言葉を投げかける先生……その顔はいつも見る朗らかな先生の顔ではなく、何やら性的好奇心を煽られているかのような惚けた妖しい顔に変化しているように感じられた。 「さぁさ、脱いで見せて? ゆっくりでいいから……まずは少しずつ橘さんの素足を私に見せてみて?」  私は「うぅ……うぅぅぅ……」と唸り声を上げつつ、先生の指示に従うよう両手を靴下の履き口部分へと運んでいった。  私の手は緊張で震えている……。震えているが指を履き口から数本入れ込んでしっかりと履き口の袖を手で握り込むと、その緊張は倍ほどにも増して増々手に震えが強くなっていった。  ドクン! ドクン! と心音が高鳴っているのが伝わってくる。少しずつソックスを捲りながら下げていくと、まずは生地に隠されていた私の生の膝を露出させ始める。  膝の頭から膝下……そして脛の上部の付近まで……ゆっくりではあるが確実に私の脚の肌は先生の視界に納められていく。もうこの時点で背中には、昨日味わったあのゾワゾワっとした寒気が走り回っていて……私をもどかしい気分に仕立て上げていく。 「大丈夫よ……その調子。そのままゆっくり……行けそうだったら足首の所まで下げていきましょう」  先生のウットリとした目が私の素足部分に注がれる。私はその視線を恥ずかしく感じ鼓動を早めながらもジワジワと靴下をさげていく。 『ハァハァ……恥ずかしい! 恥ずかしい……恥ずかしい! これ以上は恥ずかしいよぉ……先生!』  心の中でそのように先生に訴えかけるが、勿論その声は先生には届かない。もし本当に声に出して言ったとしても私の脚に夢中になっている先生には届かないだろう。そんな気がする…… 「(ゴクリ♥)もう少しで……足首まで脱げるわ。ほら、もう少し……頑張って?」  靴下が足の下の方に近づけば近づく程心音の高鳴りと緊張が高まり続ける。このまま足首の先まで脱いでしまえば、私の心臓は動き過ぎて破裂してしまうのではないか? と思える程、普通じゃない鼓動を繰り返している。  靴下を降ろす度に靴下の重みが増しているようにさえ感じる。中々下げられない……くるぶしの部分まで降ろす事は出来たが、その先が中々進まない。 「ほら、足の指をギュ~ってしないで……緊張しないでいいから、ゆっくりその先を脱いで見せなさい? 大丈夫……先生は……どんな足を見たって馬鹿にしたりとかしないから……」  私の拒絶感を察して先生が優しく語りかけてきてくれる。その言葉を聞いて私は嫌がる自分の心に鞭を打つように『ここまでヤったんなら最後までヤらなきゃ!』という言葉をかけ、自分自身を鼓舞していく。 「そう……いいわ♥ その調子……♥」  私の鼓舞に応じて手が再び靴下を脱がせ始める。  足首から下まで辿り着いて、カカトを露わにし……そしていよいよ足の裏の部位へと履き口は差し掛かった。 『恥ずかしい! 恥ずかしい! 恥ずかしいぃ!! 恥ずかしい……けど、ここまで脱いだんだったら……』  私は羞恥心に潰されそうになっている自分を何度も鼓舞し続け、一歩一歩手を進めていく。  カカトの部分はもはや全て脱ぎ終えていた。後は土踏まずの部分と足先だけ……  脱いでしまおうか……でも、やっぱり全部見られるのは恥ずかしい! でも脱がなきゃ……いやでも恥ずかし過ぎて死にそう! 脱がなきゃ……脱ぎたくない……見せなきゃ……見せたくない……  私の心はその様に葛藤を繰り返し、再び手の動きを鈍くさせて行く。  先生に見られたくない……けど、見られたい自分も居る? 見られるの恥ずかしい筈なのに……いっそのこと見られた方が楽になれそうな気もしてしまう……。見られたくない……見られたい……恥ずかしい……恥ずかしくない? どう思われるか怖い……怖い……怖くない……怖い…………  私の最後の葛藤……。ここまで脱いできたのだから一思いに脱げばいいじゃないかと思われるかもしれないが、この最後の一線を越えたら……自分の何かが変わってしまうかもしれないと思えてしまって……自分を鼓舞しても中々手が進んでくれない。  なんで足裏を見せるという事が恥ずかしいと思えるのか? 私にも謎だが、この足裏を見せるという行為自体がどうやら一番私の中では恥ずかしさの核の部分であるらしく……その一線を越えることが自分の力では出来ない。  カカトは見せても平気なのに……なんでその先は見せられないのか? 分からない……分からないけど……恥ずかしい。ココだけは滅茶苦茶恥ずかしい! それだけは確かなのだ……  どう鼓舞しても手は動かない……やはり無理だったのだろうか?  先生に“特訓してみる”と言った手前……ここで“やっぱやめます”なんて言いづらい。後ほんの数センチ靴下を上げるだけで良いのに……その少しが出来ない。  まるで見ず知らずの男に処女を奪われる事を守るかのように、靴下の生地で足裏を守ってしまっている。別に見せるだけなのだからイイじゃないかと思ってはいるが、私の本能がそれを許してくれない。どうしても守りたいと言って聞かないのだ……これ以上見せられないと拒絶してしまうのだ……。 「どうしたの? それ以上は……恥ずかしい?」 「は、はい……。どうしても……手が動かなくなっちゃって……」 「そっか……じゃあ、今日はここまでにしとく?」 「う……うぅ……」  私は不甲斐ない自分が悔しいと思いつつも、先生の提案に頭を縦に振ってしまう。 「そっか……うん。じゃあしょうがないね♥ また明日がんばろっか……」  先生は優しく私の頭を撫でてくれている。  私は、その言葉に泣きそうになっている顔を再び縦に振り手から力を抜く。 「でも……橘さんの足……凄く可愛いかったわよ?」  不意に先生がそのように私の足を褒めてくれた。 「カカトまでしか見れなかったけど……履き口とカカトの間にチラッと見えた土踏まずの窪み……私好みで凄く魅力的に見えた♥」 「えっ? センセ……? 私好みって……どういう意味……ですか?」  先生の言葉に思わずそのように返してしまうと、先生は若干頬を赤く染めて…… 「うん……。あのね? 私も実はさ……コンプレックスというか……特殊な性癖を隠してたんだよね……」 「と、特殊な……性癖??」 「ゴメンね? 私ってば……生徒の前だと思ってなかなか言い出せなかったんだけど……橘さんが勇気出して相談してくれたんだから、私の方も言わなきゃフェアじゃないわよね?」 「えっ!? えっ!? えぇっ?? ふぇ、フェア??」 「私はね、ヒトの足を見ると……興奮しちゃう性癖があるの……」 「こ、興奮っ!!?」 「あぁ……ごめんね? 足の事で悩んでる橘さんに対して……こんな事言わない方が良いとは思ってたんだけど……でも、魅力的だと思ったのは本当よ? このまま土踏まずの窪みが続いていくんだ……って想像したら……涎が出ちゃいそうだったんだから……」 「そ、それって……性的に……興奮するとか……ですか? 人の足を見て?」 「そう。何でかは分かんないんだけど……昔から私……女の子の足の裏を見ると興奮する癖がついていたの……」 「足の裏を見て……興奮? な、なんでそんなピンポイントなところを??」 「本当に理由とかは分かんないんだけど……テレビとか水泳の授業とかで女子が裸足になっているのを見ると期待しちゃうのよ……足の裏が見れるかもって……」 「理由が……分からない? それって……私と同じだ……」 「いつもはその興奮を生徒に向けないように自重していたんだけど……橘さんに相談された時は流石に我慢出来なくなっちゃって……」 「私に……我慢出来なかった?」 「こんなに可愛い橘さんの足裏を見るチャンスがあるなら……たとえ卑怯だと思われても、何をしてでも見たいって……そう思ってしまったの……」 「何を……してでも?」 「そう。だから特訓しようって持ち掛けたの……」 「そ、そんな! 私は真剣に悩んでて……ミカ先生が真摯に聞いてくれるから……それで打ち明けたのに……」 「分かってる。でも訓練すれば克服できると言ったのは本当よ?」 「え?」 「見られて恥ずかしいと思うコンプレックスは、根本にその部位が人と少し違うとか、人よりも少し変だとかを自分で感じることでそう思うようになることが多いわ。橘さんの場合は足が人より大きい事が変な事だと自覚したのよね? それから素肌を出せなくなった……」 「は、はい……」 「人によってはその事を他人にばかにされたり、それが原因でイジメられたり……そう言う辛い経験を経てトラウマになってしまう子もいるけど……そう言う事は橘さんにはなかったじゃない?」 「え、えぇ……まぁ……」 「トラウマまで行っていないのだったら、自信を付けさせるというのが一番の治療法だと私は思っているわ」 「…………………………」 「見られても変に思われない……可笑しいと思われない……そういう“成功体験”を何度も経験する事で自然と見せる事が苦にならなくなるし、自分の中でも納得出来るようになってくるの。見せても変に思われないんだって……」 「理屈は……分かりますけど……でも、先生も……アレでしょ? 足フェチとかいうやつでしょ? だったら、その……ただ見たかっただけ……ですよね? 私の足……」 「“見たかった”というのは否定しないわ。だって事実だから。でも、コンプレックスを克服させてあげたいと思っている教師の自分もちゃんとそこには居た。その為に克服のプログラムもちゃんと組んで来てあげたんだから」 「克服の……プログラム?」 「変な事はしないわ……やる事は至って健全だし……」 「むぅ? 健全~? 本当ですかぁ? なんか……そうやって先生の本性を聞くと……怪しく聞こえるんですが?」 「ホントホント♥ コレをやれば……きっと人に見せる事も恥ずかしく感じなくなる筈よ?」 「むぅぅ~~~~? ホントかなぁ?」  突然の先生の告白に心底驚いた私だったが、不思議と先生の性癖とやらにいやらしさの様なものを感じなかった。  隠していればよかったものをわざわざ私を不審に思わせる告白をしたのだ……きっと訓練を始める前に先生は自分の性癖を私に知っておいてもらいたいと思っていたに違いない。  先生だって人間だ……性癖の一つ二つ歪んでいる事だってあるだろう。それを堂々と私に言って共有してくれたのだ……それは私を信用しているという証なのかもしれない。  だって……そんな歪んだ性癖……私が他の生徒に言いふらすかもしれないっというリスクがあった筈なのだ。私がそんな事はしないと信用したから言ってくれたのだと思う。  そう考えると……確かに気は少し楽になった。  自分だけが変なコンプレックスを持っている訳でなく、こんな身近にもっと変な性癖を持っている人が居るのだと思うと……不思議に安心してしまう。  私と先生との間には、私のコンプレックスだけでなく先生の“変わった性癖”という秘密も共有された。お互い弱みの様な物見せ合った……と言えば変な感じだが、コレのお陰でまた少しミカ先生の事を信用できるようになった気がする。  まさかあのミカ先生が私の足を見たいと思っていたなんて……それはそれで恥ずかしいけど……でも悪い気はしないから不思議なものだ。 「っで? どうする? このプログラム……まだ受けてみる気は……有るかしら?」  私は先生の事を軽蔑するよな目で見ているけれど……その内は拒否の言葉を浮かべさせてはいなかった。 「一度受けると言ったからには……そりゃ受けますけどぉ……? でも本当に……変な事やエッチな事とかしないって誓えますか?」 「ウンウン♥ 誓う誓う♪ 仮にも私は保険医の先生よ? 生徒にそんな事する訳ないって~♥」 「本当かなぁ? ホントに大丈夫かなぁ? この先生に頼って……」  無邪気に笑顔を向ける先生にまだ怪しむ目を向ける私だが、彼女に対する不安は既に何処かへ消え去ったようだ。脱ぎかけの靴下を見てもさっき程の緊張は身体がしなくなっている。 「任せてよ♪ 無理強いしたりとかは絶対にしないから♥ 変だと思ったらすぐに教室に帰ってもいいから……ね?」 「むぅぅ~~~~~~」  私は脱ぎかけの靴下の方に再び両手を運んで行って、頬を膨らませながらその捲られた履き口を掴み……そしてまたゆっくりと肌を晒す動作を再開させ始めた。 「あ、れ? 橘さん? 今日は無理しなくても……続きは明日でも良いのよ?」  私が脱ぐことを再開した事に驚いた先生は、私を慌てて止めようとするが…… 「私の足……可愛いって言ってくれましたよね?」 「え? あ、う、うん……」 「カカトだけしか見えてなかったのに……そんな事言われても……お世辞にしか聞こえません!」 「い、いや……アレはお世辞じゃなくて……」 「しっかりちゃんと全部見て下さい! 今から……全部……見せますから……」 「え? 今から?? い、良いの?」  先生は私の真剣な表情にゴクリと唾をのみ、慌てた顔から真剣な顔に戻し椅子の上に置かれた私の足裏の方へと視線を戻していった。  私は再び心臓が高鳴っていくのを感じながらも手に力を込め、また少しずつ靴下を脱がせ始める…… 『恥ずかしくない……恥ずかしくない! 先生の性癖の方が恥ずかしいんだから……足を見せる事くらい……恥ずかしくない筈! 恥ずかしくないっ!』  心の中でその様な呪文を唱えつつ、靴下はいよいよ私の素足の土踏まずを露わにさせ始める。  その窪んだ肌を見た先生は思わず「おぉ~♥」という歓声を小さく上げ、頬を真っ赤に染め直していった。 『恥ずかしくない……けど、やっぱり恥ずかしい!! 先生に見られると……どうしても恥ずかしく感じちゃうっっ!! うぅぅ……恥ずかしい……。恥ずかしい……けど……』  靴下が足先まで差し掛かると、肌との摩擦感が減り勝手にスルリと脱げてしまう。私はそのあっけなく脱げてしまった靴下を茫然と見つめ、自分の右足が裸足になった事をしばし忘れてしまう。  しかし、その素足になった私の足裏を見た先生が…… 「やっぱり……素敵♥ 橘さんの足……肉付きが良くて大人の足みたいに妖艶で魅力的よ♥」  その様に感想を零すものだから、私は急に足が裸足になっている事を思い出し、それを見られている恥ずかしさから思わず足を椅子から降ろして隠すという行動を取ってしまった。 「アワワっ! 終わりっ! 見せたから終わりです!」  顔は真っ赤に火照り、手は慌てた様子を表すように顔の前でパタパタと振り先生に終わりを告げる。 「もうおしまいかぁ……残念♥」  足を隠した私にいかにも残念そうな表情を浮かべるミカ先生……私は、首を横に振って自分に憑りついた恥ずかしいという怨念を振り払おうと抵抗した。 「ハァハァハァ……だめ、やっぱり……恥ずかしい……」  顔を真っ赤に染めて恥ずかしがる私に、先生は優しく微笑みを浮かべ再び私の頭を撫でて来た。 「でも、よく頑張ったわね。恥ずかしかったでしょうけど……ちゃんと私の前で脱げたじゃない。これはとても大事な一歩だと思うわよ?」  私は先生の頭撫でに安堵の感情を芽生えさせ、そして小声で先生に質問を投げかけた。 「センセ? 私の……アシ……どう……でした?」  消え入りそうな小さな声だったが、先生は私の言葉にフフッと笑みを浮かべて…… 「大人顔負けのとってもエッチな足の裏だった♥ 冗談抜きに、私……興奮しちゃったんだから♥」  と、およそ生徒にかけるべきではないと思える感想を言葉として私に伝えて来た。  私はその言葉を受け取って、恥ずかしいと思た半面……なぜか嬉しい気持ちが湧き上がるのを感じた。  足の裏をそんな風に褒められて何が嬉しいのか理解出来ないが……先生から“エッチだ”と言われると……何故か分からないが嫌な気持ちにはならない。 「先生……私はまだ高校生ですよ? そんな……変態みたいな感想貰っても……どう喜んでいいのか……」 「だって……それが本音だもの♥ 足フェチの私から見ても、形の整った堀の深い見事な足裏だと評さずにはいられないわ♪」 「そ、そんなにですかぁ? 私の……この足が?」 「そうよ♥ もう、興奮しすぎて……思わず――」 「思わず……何ですか?」 「う、い、いや……その……何でもない……」 「むぅ! 気になります! 教えてくださいよぉ! 思わず何だって言うんですか?」 「い、いやぁ~~~その……えっと……」 「……むぅ?」 「その、ちょっとだけ……ね?」 「ちょっとだけ……何です?」 「……あの、その……コチョコチョって……触りたくなった……っていうか……」 「こ、コチョコチョ!? 触りたくなったぁ? 私の足の裏をですかっ!?」 「あ、いや……その……思っただけよ? 今日はその……そこまではするつもり無かったから……」 「“今日は”って……じゃあ、いつかするつもりだったって事ですよね?」 「うぐっ!? うっ……それは……ま、まぁ……」 「見られるのに慣れるだけの訓練の筈なのに何で触る必要があるんですかっ! それは単純に先生の趣味でしょ?」 「い、いやほら! でも分かんないわよぉ? 彼氏が出来て……橘さんの足を見て急に触りたいって言い出すかもしれないじゃない?」 「そ、そんな訳分かんない事言う訳ないでしょ!」 「いやいや、分かんないって~♥ 男の子の性癖なんて十人十色だって言うし? 普通そうに見えて実は足フェチも拗らせていましたなんて話いくらでも聞くわよ?」 「うぐぅ……私に男性経験が無いから適当言ってもバレないだろうとか思ってますね?」 「そんな事ないって~♥ 足フェチなんてメジャーな性癖は大人になったらいくらでも出会う事になるんだから~♥」 「本当ですかぁ~? なんか……今の先生……信用できないんですけどぉ?」 「ホント、ホント♥ 成人男性の3人に1人は足フェチだって言うデータもあるくらいなんだから♥(まぁ、私の経験内だけのデータだけどね♪)」 「むぅぅ~~~怪しい! 怪しい……けど……大人の世界なんて私には分かんないしなぁ……」 「それに、見られることに慣れたいんだったら触られる事にも慣れていた方がもっと耐性がついて克服も早くなると思うの♥」 「そ、そりゃあ……触られるのに慣れちゃったら……大概の事は耐性付きますよ……」 「でしょ? だったら……ほら、近道だと思って……ね?」 「それで……足の裏を触る……と?」 「……うん♥」 「私の……足の裏を……その……コチョコチョする……と?」 「うん♥」 「うぅ! ま、マジですか?」 「うん♥ マジ♥」 「本当に……本気?」 「ホントに本気♥」 「うぅぅぅ………………」  先生は目をキラキラ輝かせながら身体を寄せ、私の了承を得ようと手を握ってきた。  私はその目を出来る限り避けるように横を向いて視線を逃がすが……握ってきた先生の手が割と本気で力を込めて握ってきた為、その期待は本物だと悟らされる。  流石に今日見せて今日触らせる……という安易な気持ちにはすぐになれる訳もなく、後日の訓練の時に心の準備が出来ていたら……という条件の元、いちおOK的な返事は出すに至ってしまった。  その答えを聞いた先生は更に私の手をギュ~~と握り込んでテンション高く喜んでいたが……私はOKを出した事に再び後悔と不安が一気に押し寄せる事となり……  その後悔は家に帰ってお風呂に入りながらも私の頭を悩ませ、より一層の不安を抱え込む事となってしまうのだった。


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