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とある特殊性癖女史のくすぐり耐久実験:吊り革ぶら下がり耐久実験(1)

(1)危険嗜好を持つ女 『手を放せばビル5階相当の高さから落下してしまう……という状況に置かれた人間は、自分の体重を手だけで支えながら果たしてどれだけの時間耐える事が出来るのだろうか? そして、その時負荷を与えるとしてどれくらいの負荷までなら耐えられるのか?』  そのような疑問がふとした時に浮かび、私の心をざわつかせた。  元来、そういう疑問が浮かんだらすぐにでも実験を行ってその疑問を解消してしまいたいと思い立つ性格を持っている根っからの実験大好きっ子であった私……  子供の頃はそのような実験を行うような資本力が備わっておらず、知的好奇心を満たせずに苦々しい思いをしてきたものだが……そんな私も大人になり、とある出来事から財力を得、今は思い立った疑問をすぐにでも解消できる地下実験施設を持つまでになれた。  父が経営していた大病院の地下……元々は病院の倉庫として機能していただだっ広いその地下空間を、両親が不慮の事故で他界したのを機に自分の物にすべく潤沢な遺産をつぎ込んで自分だけの実験場に変えていった。  5階建ての大病院が丸々収まる程の広大な地下実験施設では、私の知的好奇心を満たす為の様々な実験が行える部屋が無数に作られた。  その実験施設が完成するや否やこのような疑問が湧いてしまったのだから……その答えを知る為の実験を行おうと行動したのは言うまでもない。  手を放せば命が脅かされる……そういうシチュエーションを作るにはまず高さが必要だと考えた私は、地下施設の内の縦に連なった4つの部屋の天井と床を開き、巨大な縦穴が出来るよう部屋の構造を変化させた。  部屋はどの様な実験でも行えるようにと天井、床、壁は全て可動式となっており、今言ったように高さを得るために縦に部屋を繋げたり、壁を取り払って横に広さを持つ空間を作ったりと自由自在に行えるように工夫されている。  こうしてできた一般的なビルで言う所の高さ5階分に相当する縦穴の天井にバスなどに備え付けてある“吊り革”を設置しそれを手で握りながらぶら下がれば、先程言ったシチュエーションを演出することが出来る。  吊り革は部屋の中央に設置されている為、それにぶら下がった被験者は壁などに脚を伸ばしても届かずまさに握力だけで自分の身体を支えなくてはならなくなる。  その状態でまずは1分間……自分の身体を手の力だけで支えるという負荷を味わってもらう。  いかに体力のない女子であろうと1分くらいなら自分の体重を支えきる事は可能であろうと私は予測している為、この実験はまだ第一段階であると言える。  そして1分が過ぎたのちは、私がメインだと考えている“負荷増大による耐久実験”を執り行う運びとなる。  ただぶら下がっているだけでは、握力と体力、身体の重い軽いによっておよその落ちるまでの計算は出来てしまう。それでは実験の意味はない。計算できる事象を実験で確認することほど面白くないものはない……。だから私は実験に一工夫を添える事にした。  それが負荷の増大を施しての耐久実験……  自分の体重を手だけで支えるという部分だけを見ても多大な負荷が被験者にはかかる事だろうが、そこに更に“手を放させようとする負荷”を加えたら……果たして被験者は耐えられるのか?  私は疑問を浮かべた次の瞬間にはその追加実験も行おうと頭を巡らせていた。  では……手を放させようとする負荷とは……何であるのか?  手や身体にダメージを与えるような……そういう暴力を加えるのか? そう思う人間も少なからず居るだろうが、私はそういう野蛮な真似は行わない。  痛みを伴うような暴力を与えて被験者を傷つけるのは私の道理に反する行為だ。それよりも……もっと効果的で面白味の有る負荷をかけたいと思っている。  例えば……被験者と同じ境遇に立ったと仮定した場合……自分であればどのような行為をされれば負荷を強く感じる事になるだろうか?  手は吊り革を握っていて身体は伸びきった状態で宙づり状態……そんな格好を強いられている場合……どのような事を“されれば”痛みにも負けない最大級の負荷を感じる事になるだろうか?  手を伸ばした状態にさせられているという事は……アレに対する抵抗力が皆無に等しいという事になるのではないだろうか?  吊り革を握らされぶら下がっているという状態は……万歳の格好をしているのと同義である。万歳の格好であるという事は……当然、あの部位は無防備に晒されているという事でもある。  普段は閉じておくことが一般的である為……人目につく事も稀なあの部位……  そう……その部位の事を人は“腋(ワキ)”と言う名称で呼んでいる。  勿体つけて何を言っているのか? と思われるかもしれないが……しかしそう思う前によく考えて欲しい。  吊り革にぶら下がって自分の体重を手だけで支えている格好……という事は、当然今私が述べた部位は伸びきる様に晒されているのが想像できるだろう。  腕を曲げて身体を持ち上げない限りは……腕を閉じることは出来ないのだから、必然的に腕は伸びた状態になるし、ワキは無防備に開いた状態を強いられる事となる。  そんなワキに……負荷をかけたなら……あなたならどう感じるだろう?  負荷……という回りくどい言い方では分かりにくいと思うので少し噛み砕いて説明しようと思うが……まぁ、ワキという部位に掛ける負荷などアレしかない為敢えて説明しなくても分かるとは思う……  察しの通り、腋へ負荷を与える行為とは“くすぐり”である。  くすぐりというのは……露出している肌を軽く触ったりしてむず痒い触感を与え、思わず笑いたくなってしまう感覚を被験者に与える……あの“くすぐり”だ。  私はこの“くすぐり”という行為に……幼少期からずっと興味を惹かれていた。  行為自体は、児戯だと思われていたり親しい人間同士のじゃれ合い……などと大人になった者からは思われる行為だろうが、しかし私が思うにくすぐりは……どんな場面であれ、どんな感情にいる者であれ、等しく笑わせる事の出来る凶器の様な刺激であると考え至っている。  この凶器の部分は狂気と言い換えても構わない。なにせ、命の危機に追い込まれている者を笑わせようと考えているのだから……これが人間に死傷を負わせる凶器だと捉えても、死の縁に居る者を無理やり笑わせながら貶める狂気だと表現しても私にとっては感じ方に相違はない。  果たして『手を離せば死ぬ』という状況に置かれた人間は……くすぐりの刺激を受けて笑う事になるのか? 笑えばそれだけ体力を消耗してしまうという自覚は有るだろうが、それでも刺激に負けて笑い続けてしまうのか?  それを人体実験にて明らかにしたいと思ったのだ。  実験の為の環境を整えた後は、すぐに被験者を募るべく一般の求人情報誌に募集をかける運びとなった。  今回メインとなる被験者は私となるべく立場を似せるために同性である“女性”を選び、年齢も自分とさほど変わらない19歳から21歳前後までで募集をかけさせて貰った。  本当の実験の内容を知らせずに素の精神状態から実験を始めたいと思っていたので募集要項には正確な内容は載せず“認可待ちの性欲増強ドリンクの治験”という触れ込みのみを雑誌に載せて貰った。  無論、報酬部分にはお金に目がくらんだ被験者を釣る為に一般的な治験の報奨金の倍以上の額を提示し、実験日数も二日という短期間で終わる治験だと説明を促した。  そうして高額な褒賞につられてやってきた被験者第一号が、彼女……赤垣 沙織さん19歳。  身長は私と同じ152cm、体重も45kgと私とほぼ同じであり19歳女性の平均体重くらいで痩せ過ぎても太り過ぎてもいない。  普段運動などは週に二回のジムで2時間程度の運動を行っているとの事で、身体を検査するとその年齢の平均筋肉量より5%程筋肉の量が多いことが分かった。  物凄く鍛えている訳ではないが……何もしない女子と比べれば少しは筋肉量があると判断できる鍛え方だ。  男性遍歴は中学の時に2年ほど付き合った彼がいたそうだがそりが合わず別れ、その後は付き合いは無いと言っている。  趣味は読書や音楽を聞く事で、その趣味を表わすかのように性格はおっとりしていて……物静か。しかし反面、性に関する興味は人一倍強いらしく、週4~5回程度行っているマスターベーションに強い刺激を求め今回の“性欲増強ドリンクの治験”に応募をしたのだという。  髪は薄茶色で前髪の一部は右目にかかる程長い。髪全体は肩までギリギリ掛かるストレートヘアで癖やパーマなどは見当たらない真っ直ぐな髪質。  表情は常に緊張している印象を受け、やや自分に自信の無いタイプの弱腰さが見受けられる。とはいえ、メイクの仕方にしろ服のセンスにしろ控えめでは有るけど自分の強みは強調して見せているというしたたかさも見て取れるため、自分に有るモノ無いモノを見極め有るモノを最大限生かし良く見せるという目利きの良さは兼ね備えているのだと判断できる。  まぁ、要は……大人しそうに見える外見だけど、その内は計算して自分を良く見せようとしている女性だ……と私は判断したという事だ。  さてそんな彼女には、まず一日目に私が配合した特別なドリンクを飲んで貰って最初のチェックを受けて貰う事となる。  彼女には“性欲増強ドリンク”だと言って飲ませたこのドリンク……実は増強するのは性欲の方ではない。  彼女が増強されるのは“感度”である。  感度とは外部から伝えられる刺激を電気信号に変えてどの程度脳に知覚させるかのバロメーターであり、それは機械を通せば数値化できる。  感度はその人の生活習慣や体格、幼少期の過ごし方などによって個人差が生まれ一定ではない。食べてきた食事によっても個人差が出るという。  触られた感覚に個人差があってしまうと“くすぐり”に対する刺激の受け方も変わってしまい正確なデータが取れない。だから、私が調合した“皮膚感覚を一定の水準まで高めるドリンク”を彼女には飲んで貰ったのだ。  どんなに皮膚感覚が鈍感な人でも、逆に敏感過ぎる人でも……このドリンクを飲めば一定の感度にまで高められその数値を維持するようになる。  その感度の高さは、一般の成人女性が肌に風を感じる感覚のおよそ二倍程度。風が吹けば誰かに触られたかのようにゾクっと寒気を感じられる程度の感度に引き上げられたと想像して貰えれば問題ない。  このドリンクが効果を発揮するまでに要する時間はおよそ10時間。効果が現れだしてそこから3時間程度は常人の倍の感度付近を維持できるようになる為、実験の本番はその効果範囲の時間で行う事となる。  性欲は増強しないが、感度は徐々に上がっていく実感が湧いてくる筈だ。それを感じた時……被験者は自分の性欲が増してきたのだと勘違いし、試しに自慰を行い快楽の強さを測ろうとしてしまうだろう。しかし、この薬の効果は射精とともに半減してしまうことが分かっているためそのような行為を行わせるわけにはいかない。であるから、実験の1日目の夜は彼女が入眠する時のみ手足を拘束するという処置をとらせてもらうために、被験者には“性欲を我慢してもらう事で自慰の快感が増す”という名目で手足を拘束させてもらった。  ベッドの四方に備えられている機械式の鉄枷で手足をX字になるよう拘束し、手や足で股間部を触れないよう処置している。  被験者にはもっともらしい理由を難しい言葉で説明して拘束に対する同意を得ている。更には、この拘束に同意して貰えれば、2日目の実験が終了したあかつきには“最上級の快感を味わえる”という特典を追加で付けさせて貰ってもいる。  もともとそういう事に興味のあった沙織さんは……当然その条件も呑んでくれた。  実際に拘束されるベッドを見た際は流石に顔を青ざめさせてはいたけど、この追加の特典をもう一度口から出すと彼女は覚悟を決めた様に息を吐いて大人しく手足を差し出してくれた。  彼女にはそのベッドに寝る前に実験の為の衣装に着替える事を促す形となった。  自前で着ていたオレンジ色のワンピースも、フリルのついたスカートも、履いてきていたピンク色のスニーカーもどれも可愛らしくて私は嫌いではないのだけど……腕の半分くらいは覆ってある袖のあるそのワンピースでは、くすぐるという行為に適さないのは見てわかる。出来れば素肌に直接触れて“くすぐったい”という感覚を与えないとこれまた衣服によって刺激の差が生まれてしまいかねない。  だから、くすぐりを受けるに適した衣装をコチラで用意させてもらった。  刺激を受けてくすぐったいと感じる部位は身体中の至る所に存在はするが、笑いが我慢できない程くすぐったい箇所となると限られてくる。  それは大まかに言うとワキのラインと足の裏に分けられると言える。  この2点がなぜくすぐったさを強く感じるのかは色々な説が唱えられているが、私は“人間の急所に繋がる血管が皮膚のすぐ下に通っていて、それらを守るために刺激に対して敢えて敏感になっていて外からの攻撃をすぐ察知できるような仕組みになっている”という説を推しているしそうだと信じている。  身体の構造や役割などは私の専門ではないから詳しく議論ができないのが残念だが……そう言う仕組みになっているという事であれば、刺激を最大限くすぐったさに変換する方法を考えるなど造作も無い事だ。  身体の側面であるワキのラインと足の裏の皮膚感覚だけを増長させる薬を飲ませ、その部位を服に守らせず外部に露出させるだけでいい。  その露出をさせるために着せたのが、今回用意した実験用の衣装……  一見すると普通のタンクトップにホットパンツの組み合わせのようにも見えるこの実験衣……しかしこのタンクトップには左右の脇に深いスリット(切り込み)が入れられている。  普段はそのスリットは隠れている為見た目には怪しくはないのだけど、ひとたびPCから無線で指示を送ればその服の繊維に織り込んだ無数のナノマシンが動き出しスリット部分の留め具を外して自動的に左右に広げ始める。  まぁ、広げるとは言っても元々入っていたスリットを少し広げるだけである為繋ぎ目が無くなって服全体がバラバラになって脱げ落ちてしまうというような事にはならないのだが……。とにかくこのナノマシンの働きによって普通のタンクトップだった服は、服の脇がスリットによって縦に大きく露出した服に変化するのだ。  スリットは脇の下の部分を大きく露出させると、後は徐々に幅を狭めるように服の下の裾まで切れ込みを入れる。それはまさに縦に大きく間延びしたV字であるかのような形で、胸の部位は乳頭がギリギリ見えないくらいの幅は開くが、外腹部、脇腹と徐々に幅は狭くなっていき、最後には服の裾と合流して服の崩壊を防いでいる。この下の裾もナノマシンが埋め込まれていてサイズを自由にコントロールできるようになっている。だから、サイズを絞る様に指示を出せば裾が下腹部に少し食い込む形になる為自力で脱ぎにくくなったりもする。どうしても服を脱がせたくないときに使える機能だが……正直使う目途は立っていない。  あと、今回の実験には直接かかわらない部分であろうから詳しくは説明しないが、この服には背中や腹、胸などをくすぐる時に使えるスリットとナノマシンも入っているのでそれも指示次第で開けたり閉じたりできる。特に胸のナノマシンは……命令を変えてやるだけで振動を起こさせる事も出来る為……快楽実験など行う際に重宝する。(服を脱げなくするシステムはこの時に使い道が出来そうだ)  ちなみにこの服は首がタートルネックになっており、そのネック部分の裏には被験者のバイタルを測れるセンサーが埋め込まれていてPCにて今の被験者の状態を数値化して出す事が出来るようになっている。  そして、そのセンサーは丈の短いホットパンツの内側にも常備されており、二つのセンサーからの情報を統合する事でより正確な情報を得る事が出来る仕組みになっている。  それ以外にも……PCで指示を送ればパンツの方も裾部分を締める事が出来る為こちらも自分で脱げないようする事も出来たり、別の命令を加えればパンツの股の部分が自動でキツく食い込みそのまま股の部分を振動させて快楽を与えるという仕掛けも搭載されている。  そういう意図をもって用意した実験衣ではあるが、見た目には普通のタンクトップとホットパンツと相違ない為怪しまれる事はないし、服に組み込まれているナノマシンも生地の繊維よりも小さい為着心地にも影響を与えない。だから彼女も、何の不信感も持たずその服に着替えてくれたのだ。  そして、その服に着替え裸足になって貰った沙織さんを先程のベッドに寝かせ、約束通り手と足に枷をはめ身体の自由を奪う処置を行う。  手は斜め上に万歳した格好……足も同様斜めに開かせた格好……くすぐり対して完全に無防備な格好を強いる拘束を施し部屋の明かりを消し、睡眠を誘う緩やかな音楽を静かに流して彼女の入眠の様子を別の部屋でモニタリングした。  自宅とは違う研究室の様な無機質な部屋であり、慣れない服を着せられ、手足を拘束されているという異常な格好にされている為すぐに眠るという訳にはいかず、沙織さんはしばしモジモジと身体を動かして落ち着きの無い様子を見せていた。  すぐには眠れない……というのは想定済みであったため、私はこのまま“感度増幅薬”の効果が時間経過と共にどのように推移するかを確認すべく最初の実験を行った。  薬の効果は喫飲から4時間後に効果が現れ始め……そこから10分おきに2パーセントずつ感度が高まっていくと計算上はデータに出ていた。  しかし、感度に個人差があるのと同じで薬効にも個人差がある為その計算がそのまま彼女に当てはまるという確証はない。果たして薬が彼女に対して100%その効果を発揮できるのか?   それを確認する意味でもこの実験はやっておきたいと思っていたタスクの一つだった。  とは言え感度の推移を知る方法は実に単純だ。    彼女のベッドに仕掛けられた装置を少し動かしてあげるだけ……  このベッドは実験衣同様、様々な実験(主にくすぐり)に対応出来るよう多種多様な機能が備わっていたりする。  全自動で動かせるマジックハンド、音声によるくすぐったさの変化を測る為に枕元に仕込んだ指向性スピーカー、ベッド自体が可変し拘束の形態を自在に変化させる機能などなど……  その中でも今回の実験では“焦らし”の為に設計した“吐息マシン”を稼働させるのを選んだ。  吐息マシンとはその単純なネーミングセンスが示す様に……機械の細いホースから空気を出してそれを肌に当て、あたかも吐息が肌に吹き掛けられたかのような体験ができる全自動のマシンだ。  ただ、ホースから空気が放出されるだけ……という単純な構造にはなるが、この細いホースの先端には各種高性能なセンサーが取り付けられていて、そのセンサーを通して見る肌の部位はサーモグラフィの様に赤みがかって見える部位があったり青みがかって影が出来ている部位を見る事が出来る。しかしこれは被験者の体温の高低を示している映像ではない。この映像は感度の高低を色で表現しており、赤に近い色の部位は感度が上がっている様子を……逆に青みがかっている部位は感度が基準値以下である事を分かりやすく示しているのだ。   コレを使ってモニターで見れば感度が上昇しているかどうかは一目瞭然なのだ……  だから、その映像だけを見ていれば感度の推移を記録する事も用意ではあるのだが……  流石に感度が上がっているかどうかをモニターの色だけで確認するだけというのは私も面白くないし、どうせ調べるなら彼女の反応を見て楽しみたいという私の我欲もある。  だから、この吐息マシンを“最弱”の設定で定期的に吹き掛けて感度の上がり下がりを見ると同時に彼女がどんな反応を見せるかを楽しんでしまおう……という実験をこれから行うのだ。  正直……研究者であるという事を忘れて、この事象だけ見れば私の興奮は禁じ得ない。しかし、興奮したい気持ちを抑えるために私は研究者という立場を再認識し冷静さを取り戻さねばならない。  性欲を満たしたいと思う気持ちが強い分、それを自分で抑制するのはもどかしい事この上ないが……2日目の本番を迎える前に満足してしまっては意味がない。  だから、私も自分で自分の手を縄で縛って……この様子を見守るつもりだ。  そうまでしても是非見たいと思ったのだ……  くすぐったい刺激に彼女がどんな反応を見せるのかを…… ―――――― ―――― ―― 【午前2時26分……感度増幅薬 喫飲後4時間と26分が経過中……】  モニターには薄暗い室内と手足をX字に拘束された沙織さんの姿が、赤外線カメラによって鮮明に映し出されていた。  そのモニターからは彼女の音声も拾われていて、彼女の独り言の様な呟きも全て聞き取れるようになっている。 「うぅ……身体がゾクゾクして……眠れないよぅ……」  タンクトップ型の実験衣を着ている彼女が無防備にワキを晒して拘束されている様子を見てしまうと、私の性癖に存分に突き刺さって興奮を駆り立てて来るが……私は自分の手首を自分で縄を使って拘束し自由を奪っている為、その場でその興奮を昇華する行為には至れない。  とは言え自分で縄を解くのは簡単である為……この拘束は実は物理的な意味が無かったりもする。  あくまで自分で縛ったという事実が精神的な枷として機能することを期待している為、結局は自分の忍耐との戦いになるだろう。  この縄を解こうとする時に冷静になれなければ私は欲に負けて自慰に耽ってしまうことになる。そうならない為の精神的な枷であり、自分の性欲の強さに対する心ばかりの防衛策でしかないのだ。 「電気は消えてるけど……こんな格好で寝てるの……なんか恥ずかしい……。外でこんなに薄着になる事ないから……余計に恥ずかしく感じちゃう……」  ボソボソと独り言でその様な感想を勝手にマイクに拾わせているものだから、それを聞いてもまた普段の彼女の様子が想像出来……興奮が高まってきてしまう。  普段の彼女は腋やら脚やらを出す様な“露出の高い服”は着ていないようだ。引っ込み思案な性格が見て取れていた為想像では大人し目な服を着ることが多いのだろうな……と予想していたが、本人の口からこのような言葉を聞くと尚更ギャップが芽生え興奮が高まってしまう。  普段の彼女を一切知らない私だが、その言葉によって彼女の普段の姿を勝手に想像してしまい、今の格好とのギャップを感じてしまう。それがどれほど性感を揺さぶりに来ているか……何も知らない彼女は知る由もない事だろう。  そしいてこれも彼女は知らないだろうが、私の見ているモニターには天井から撮った全身を映す映像の他に、別のカメラで撮っている左右の足裏のアップ映像もそれぞれ同じモニターの小窓に表示されている。  面接時に話した彼女は大人しくて清楚そうな可愛い女子という印象を与えられたが、その時の彼女の顔を思い浮かべつつアップに映された彼女の生々しい足の裏を見てしまうと、これも勝手に興奮が湧き上がってきてしまい、体中の熱が下腹部に集まってきている感覚を敏感に感じ取ってしまう。  あんなに可愛らしい容姿をした女の子でも、靴を脱いで裸足になればその顔に似合わない色っぽさを放つ足裏を持っていた事が分かってしまうのだ。それを覗き見ている興奮たるや、手を縛っていなければ簡単に自慰行動に出ていただろうと疑いない。  私はこのエッチな足の裏に……これから感度観察実験という名の……エッチな行為を行おうとしている。  足裏を見ているだけで気が遠くなりそうなほどのもどかしい気分になっているのに……果たしてこういう行為をして自分を抑える事は出来るのだろうか?  彼女への実験課題とは別に……これは“私への耐久実験”であると自分へも戒めているつもりだ。  なにせ……少しでも実験中の研究者であるという体を保っていないと……私の特殊な性癖はすぐに暴走し欲のままに行動してしまうという事態になりかねないのだから…… 「あのジュースを飲んでから……最初はどうも感じなかったけど……今になって身体が……ムズムズしたり寒気を感じる気がしてきてる……。アレって……ホントに性欲剤の類だったのかなぁ? 興奮する時って……身体が熱くなるって聞いた気もするんだけど……」   さて、このままモニターを見ているだけだと私の興奮はこの水準から上に振れる可能性は薄い……私への耐久実験を自ら行うという事ならば……私に負荷が掛けられないと駄目だ。だから、私にも負荷を掛けるため“彼女のリアクションを見る”という第2工程を進める事とする。 ――ピッ!  私は自分の口から興奮の熱い息が零れているのも気にも留めず、縛った手で不器用にキーボードのボタンを叩き“吐息マシン”の起動を行った。  するとその命令を受け取ったモニター越しのベッドは、ベッドの隙間から二本の細いホースを静かに這い出させ彼女の足裏を狙って吹き出し口とセンサーを向けた。  センサーによって取られたデータがすぐに足裏アップの映像に反映され、左右足裏の現在の感度が露わになる。  感度が水準より高い箇所は赤色に……  感度が水準以下である場合は青色……という具合に、沙織さんの足裏は数ミリの誤差もなく正確に感度の現状をモニターに映し出した。 「……なんか……足元から音がしたような……? 気のせい??」  機械が動くとは言え静音を意識した造りにしてあったため、沙織さんは足元に配置された吐息マシンの存在に気付いていない。違和感程度は感じたようだが……身体を起こせない為足元がどうなっているのか確認する事も出来ない。  その確認が出来ないというもどかしさが行動になって表れているのか……彼女は足の指をモジモジくねらせてジッとしていられない様子をモニター越しに訴えかけて来る。 「うぅ……なんか足元に気配を感じる気もするけど……見れないから……分かんないよぉ。身体のゾクゾクもさっきより強くなってる気もするし……何か居るって考えるだけでムズムズし始めちゃう……」  モニター越しの沙織さんの足の裏は、土踏まずが窪んでいるという事象を裏返すかのようにその窪みを中心に感度の高さが強くなっている様子を色の濃さで確認できる。  この部位は元々刺激に弱い箇所である為真っ先に感度が上がる場所であると理解していたが……燃え上がっているかのように真っ赤に染まったこの光景を見ると、いかにこの部位が敏感で弱いかが伺い知れる。  他の部位は、右足だと足の横端の一部やカカトの一部……左足なら足指の付け根や母指球と小指球の間……など、土踏まず以外は左右によって差が見られている。  色は土踏まずの濃い赤とは程遠い、薄オレンジや黄色に近い色に落ち着いてはいるけど……薬の効き始めである事を考慮に入れればこれくらいで平均値だと言えなくはない。  時間さえ経過すればいずれはこれらの部位も赤に近い色に変わっていく事だろう…… 「ハァハァ……な、なんだろ? 誰かに……足の裏を……見られてるみたいに視線を感じちゃう……。誰もいないハズなのに……見られてるって想像すると……無性に……足の裏が……スースー感じちゃって……なんか変な気分になってくるよぉ……」  私は吐息マシンに最弱の吐息を出す様指示を出した。  すると、すぐにマシンがそれに応え……その細いホースから断続的な空気の塊を2つ3つと連続で吐き出して局所的な風の流れを一時的に作りだした。 「ひゃっ!? あひゃああぁぁぁ!! な、な、なに? 足の裏に何かッ……何か当たったっ!?」   その空気の塊はピンポイントで足裏の土踏まずの部位に吹き付けられた。その刺激を受けた沙織さんは飛び上がらんとする勢いで驚き、手足の枷に力いっぱいの抵抗を示し始める。 「なに? 虫? 風?? 手? 何が当たったの?? やだ! 気持ち悪いぃ! 怖いよぉ! この拘束を解いてぇぇ!!」  吹き付けられた空気は一瞬だけ……しかも最弱の風力である為、そよ風が土踏まずに向かって吹いたというだけの事象ではあるのだが、感度の高まっている沙織さんにはそれだけで“何かが触れた”という錯覚を生む程知覚できてしまっている。  その驚く様を見た私は……今まで押さえつけられていた性欲が爆発するように高まり、無性に股間を弄りたくなる衝動に苛まれてしまう。  あんな僅かなそよ風にもこれだけ敏感に反応してしまうのだから、手で触ったり羽根で引っ掻いたりしてみたら……もっと強烈な反応を見せてくれるのだろうな……と、まだ現実で起こりえていない想像まで勝手に脳が予測してしまい、私の性欲が増々下腹部に集中して流れ込むのを抑える事が出来なくなってしまう。 「ハァハァ……もしかして……誰かに……くすぐられてる? ベッドの下に実は誰かが隠れてて……私の足の裏を……くすぐらせてる? 指で触って……?」  これは実験なのだ! これはデータを取る為の実験だ!  などと私の自制心が股間に向かって声を上げているが……胸の奥のムラムラと燻る様に燃え上がる性欲の炎は鎮火できない程に延焼を起こしていて、手で股間を掻き毟りたいという衝動が収まらずもどかしさの極みに陥ってしまう。  それでも私の手をギリギリ股間に向かわせないで自制に至っているのは、この“吹き掛け”という行為を行う頻度が“10分おき”というルールに設定されている事に起因している……  10分ごとに2パーセントの感度上昇が見込めるという理由から、10分ごとに吹き掛けて感度の上がり具合を確認するという実験にしたため……厳密にはくすぐって笑わせるという行為には至らない。  ただ吹き掛けて驚く反応を見るだけという行為に留めているからこそ、くすぐりに笑い悶えるという一番見たいシーンに届かず欲の発散にまで食指は伸びていない。  これはあくまで前戯の様な物なのだ……流石に前戯で絶頂を迎えてしまっては立つ瀬が無くなる。  彼女がくすぐったがる仕草を見て……明日の本実験の期待値を上げる……。それがこの実験の真の目的であり……データ云々は二の次であるのが正直なところだ。  結局……私だって一人の女であり自分の性欲を満たしたいと思う感情には勝てないのだ。  彼女と同じで……最高の快楽を感じてみたい……と常々思っている。  だから、このような不謹慎な実験を用いてその欲を満たそうとしているのだ。  そして……その欲を満たす瞬間の快感をより高めるために、今こうして自ら我慢を強いているのだ…… ――ピッ!  モニターから音が鳴り、最初の吐息から10分が経ったことが私に知らされる。  すると今度は自動で、モニター内のホースが先程と同じ風量で空気の塊を吐き出す。 ――プシュッ! プッ! プシュッ!!  断続的に3回……吹き掛けた細い風は、足裏の肌に当たるや否や彼女を再びビクつかせ、身体を暴れさせる程の拒絶反応を生む。 「ぴャっ!? は、は、はひっっ!? ま、また何か触ったっっ!? 何かが……私の足の裏を……くすぐった?? 絶対誰かがくすぐってる!! 柔らかい何かで……私の無防備な足を撫でて……」  堪らない……  この反応……ずっと見ていたくなる…… 「やだやだやだぁ! くすぐったいの……苦手なのに……何でこんな事を? も、もうヤダ……」  足裏の感度分布は相変わらず土踏まずの赤さが目立つが、それ以外の部位の感度も徐々に赤に近い色へと近づいているのが見て取れる。  しかも、この“吹き掛け”が行われた瞬間……土踏まずにしか掛けられていないにも関わらず、足の裏全体が一瞬赤に近い色に急激に変化し時間を経て元の色に落ち着くという結果も見る事が出来た。  これは実に興味深い結果だと言える。  何せ、くすぐられてもいない箇所まで勝手に敏感になっているという事なのだ……これが感度増幅薬の副次効果なのか、元々そういう身体の構造なのかは定かではないが、くすぐられれば刺激に近い周囲もくすぐったく感じるというのは経験上理解出来る感覚ではある。  例えば、同じ箇所を同じようにくすぐられたからと言って延々と笑うという結果になるだろうか? それよりも様々な箇所をランダムにくすぐられた方が刺激に慣れる事が出来ずくすぐったさも持続すると想像できないだろうか?  もしも、くすぐりという刺激がくすぐられた箇所以外の肌の感度も上げてしまうという事であれば、同じ箇所を丁寧にじっくりくすぐられるより雑に適当でも良いから様々な箇所をくすぐられた方が笑わされてしまうというのも納得が出来る。  刺激の新鮮さもさることながら感度まで上がっているのであれば尚更そう感じる事だろう。  モニタリングした事が無かったから正確な事は言えないが、感度を上げていない状態での普通のくすぐりでも今の様に感度の伝播は行われているんじゃないかと思う。しかし、それはごく微量であり……限られた範囲だとも思う。なぜそう思うかと言うと……くすぐる時は同じところをくすぐっているよりも前後左右に手を動かしてくすぐる場所を変えた方がくすぐったさを強く感じたという経験則があるからだ。  今回は感度を上げたからその様子を観測する事が出来た……感度を上げていなければ、そもそも感度が伝播するなどという事象がある事すらも気付かなかったかもしれない。  とはいえ……この事象は沙織さんだけに現われた事象に過ぎないという可能性もある。だからまだ必ずこの現象が起きると言い切る事は出来ない……。もっと何人もの人間でデータを取らないと……それが事実であると証明した事にはならない。  だからこの発見は今後の研究タスクの一つとして組み込まれる事となるだろう。  感度の伝播という現象が誰にでも起こりうる事のある現象なのか……それとも今回だけたまたま現れた現象なのか……  それを研究してレポートにまとめる事が出来れば、何かしらの学会に発表できる論文くらいは作れそうだ。  そういう事に注力してもいいとは思うが……今はそういうことを冷静に考えている時ではない。  沙織さんの可愛い反応を見て興奮する……今はそれ以外に脳のキャパを開け渡したいと思っていない。 ――プッ! プシュ! プシュ~! 「ヒャハッ!? ま、ま、また! また何かが足の裏をくすぐったぁ!! 何に触られているか全く分かんないけど……滅茶苦茶くすぐったく感じちゃう! すぐ触られなくなるけど……触られた余韻が凄くて、足の裏が勝手にムズムズしてくる……うぅ……うぅぅぅ……」  実験が開始され30分が経過し、3度目の吹き掛けが行われた。  彼女の反応的には10分前の刺激よりも強く“触られた”と自覚があるようだ。  モニターに映された足裏の感度計測画像も、土踏まずの色は既に感度の最大値を示す赤黒い色に包まれ、他の部位も軒並み赤もしくは暗みかかった赤色に色を変化させつつあった。  実験開始の感度は薬の効き始めでもあった為10%か……行っていても20%程くらいしか高まっていなかった筈だが、この30分で感度が限界まで高まったという結果を見ても……この“吐息の吹き掛け”という悪戯の様な行為だけでも感度の底上げが成されたと結論付けられる。  プレイ前に行う愛撫で感度を高める事が出来る……そう言う俗説を聞いた事があったが、まさにその通りの結果が出たと言わざるを得ない。 「あぁぁ……もうダメ……! ムズムズするから掻きたいと思ってるけど……手が下ろせなし身体も起こせないから掻けなくて余計にもどかく感じちゃうよぉ! 足の裏も隠したいけど……足首を固定されてて床とかベッドを踏みしめられないし……触られるのからも逃げられないぃ……」  足を必死にジタバタして次の刺激が来る事を嫌がる素振りを見せている沙織さんだが、その足は決してベッドの端から逃がす事は叶わない。  どんなに足首に力を込めても……どんなに足の指をイヤダイヤダとくねらせても……この“吐息マシン”から逃げ出す事は不可能なのだ。  今……彼女の足の裏は私によって捕らえられていると言っても過言ではない。私がスイッチを押せばベッドの下から羽根を出させてくすぐり責めにする事も出来るし、枷を外して自由にしてあげる事も出来る。このまま感度チェックを続けてあげてもいいし、やめてあげる事も出来る。  彼女の足の裏は……今だけは……私のモノなのだ。  生かすも殺すも……私の意思次第…… 「うぅ……何でこんな事するんですかぁ? こんな拘束してくすぐるなんて……説明にありませんでしたよぉ~! くすぐられるって分かってたら……許可しなかったのにぃ……」  しかしながら、くすぐって弄ぶという行為は……本来なら明日行うべき実験の筈だ。明日の為の下準備が今の時間である為……この悪戯は本来なら必要のない行為だと言える。  私への負荷だ……などと自分で戒めてみたのはいいが……私の興奮は想定上に高まってしまっていて……もはや我慢など出来ない領域まで引き上げられている。  これ以上はもう限界だ。このままでは……足裏の映像を見るだけで快楽に耽ってしまいそうだ……  こんな前戯の場面で快楽の最高潮を味わってしまっては……明日の実験に対する勢いが削がれてしまう。だから、まだ我慢できる内にこの悪戯は終えなくてはならない。  そして明日に備えなければならない。こんな風に彼女を拘束して自慰をさせないという手段を取ったのも、元はと言えば感度を高めつつ十分な睡眠をとって体力を十分に回復してもらうという意図も込められていた。  だから、これ以上は自分の為にも彼女の為にも続けるのは良くない。欲に負けてコレを続けてしまえば実験結果に平等性が欠けてしまう恐れが出て来る。  それだけは避けなければならない……。 「うぅ……また、くすぐられるの? 足の裏触られて……くすぐったくされるの?? もうヤだよぉ……こんなんじゃ気になって寝れないよぉ!」  私は一度だけ大きく深呼吸をし、活発になっていた下腹部への欲にストップをかけた。  そして、縛ってあった手の縄を解き、吐息マシンを停止させる指示を送り……代わりに彼女を強制的に睡眠させるためのガスを部屋の中に充満させ、今日の実験を終了する事とした。  正直……まだ股間がウズウズして堪らない。  この疼きを……思いっきり掻き毟って快感に変えてしまいたいと何度も思ったが……  私も……勢いあまる体力は全て明日で出し尽くさないといけない! と、割り切り、彼女と同じガスを吸って疼く身体を強制的に休ませる事とした。  眠りガスは5時間後に効果が切れるよう設定されてある。  つまりガスの効果が切れ……目を覚ましたその時には感度は予定通り100%高まっている状態になっていると言える。  目が覚めたらすぐに最後の実験に取り掛かれる……私はそれを期待しながら静かに目を閉じて……意識を手放すのだった……。


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