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ハルカナ
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変態女領主のくすぐり調教なんかに村長の孫娘である私が屈する訳にはッ……!? #4

 二人のくすぐりは、無防備な私に対して一切の容赦がなかった。 「こ~ちょ、こちょこちょこちょ~♪ お姉さんの足の裏、スベスベで触り易~い♥ くすぐってる指が気持ち良いよぉ♪ ほ~れ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~♥♥」  二人のメイドの内最初に私の右足に手を這わせたのは元気のいいエニファというメイドの方だった。  彼女は両手を使って私の右足を包囲するように手を這わせ、その全ての指を一斉にモジョモジョと動かして足裏全体を雑にくすぐり回し始める。 「ぶぎゃはっっ!!? ひぎゃ!! ィギャ~~~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、や、や、やめっっへへへへへへへへへ!! いきなりくすぐったいぃ!! くすぐったいぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  このくすぐりは一見適当で雑に肌を触っているかのように見えるが、その雑さが次の動きの予想を立て辛くさせ思いがけない刺激を生み出す。  その思いがけない刺激がくすぐったさに変換され、折角呼吸を繰り返して新鮮な空気を取り込んでいた肺から酸素と笑いを同時に搾り出させ始める。  来ると分かっていたから我慢しようと思っていたが……勢いのある彼女のくすぐり方に我慢の意思は簡単に搔き乱され、結局私は無様な笑いを吐き出す結果に追い込まれる事となった。 「ほらほら、ボクのくすぐりはくすぐったいだろぉ! シスのねっちょりしたくすぐりとは違って大笑いしたくなる刺激だってマリフォーヌ様も褒めて下さっているんだぞぉ!」  エニファは見た目は子供の様な容姿をしているが、後に聞いた話、彼女もマリフォーヌ同様立派に成人を迎えているらしい。  髪はツンツンと針のように固く尖ったショートヘアで、口元はいつも楽し気に緩い笑みを浮かべている。そしてその口の端にはいつも片八重歯が覗いており、彼女が喋るたびにその八重歯の鋭さが歯元から見て取れている。 「エニファ……。人様の足裏をそんなに乱暴に扱うものではありませんと何度も申しているでしょう? 特に村長様の孫にあたられる客人のイリス様の足の裏なのですよ? もっとこの様に丁重に扱って差し上げないと……」  一方のシスと呼ばれたメイドの方はエニファの責めを見届けながら、いかにもそれが“下品”であると言いたげに溜息を一つついて手を伸ばし始める。  エニファと違い言葉や仕草に抑揚が少なく……態度から見ても冷静で落ち着いている事が伺える。容姿を見てもその大人しさを際立たせる様に表情の変化や口の動きに乏しく……セミロングで少し柔らかそうに見える銀髪の髪は美しいと思えるが、表情の硬さ故にその色に何やら冷ややかさをイメージ付けられる。  口は小さくいつも“へ”の字に結んでいる事が多い無表情な彼女……顎のラインはスッキリと締まっておりエリファの緩んだ口元とは真逆である事が日常においても彼女達は真逆な性格なのだろうと見て分かってしまう。  そんないかにも冷静そうな彼女のくすぐりは、エニファのくすぐり方とはまさしく真逆といった様相で……  まずは様子見と言わんばかりに人差し指を立てて、私の足裏の端の方からその指先を当てて足の円周に沿うように撫で上げ始める。  エニファの強烈なくすぐりに笑わされた私には、彼女の“足の裏を避けて円周をなぞる”くすぐり方に最初は意識が向く事はなかったのだけど…… 「良いですか? 足の裏はこのように……まずは足の周りの肌をなぞってゾクゾクさせるのが作法です。これを行う事によって、足の裏をじれったくさせ……感度を高める効果が期待できるます」  エニファのくすぐりに慣れが生じ始めると今度は途端にシスの這わせる指の刺激が際立ち始める。  彼女が言っているように……足の裏の皮膚ではなくその端の方をなぞる様に撫でられれば、これから迎えるであろう本番の足裏くすぐりの刺激が想像させられより際立って敏感にさせられているように感じる。  彼女は本番を始める前にその様な下準備を私の左足に拵え、私の感度を上げられだけ上げる動作を繰り返していった。  そうやって強い刺激を与えることなく焦らしの刺激を与えられ続けた私の左の足裏は、右の足裏と違って足裏の中心部分がやけに痒さを覚えジッとしていられない程のもどかしさを生み始めた。そしてもはや「早く触ってくれ」と言わんばかりに左の足の裏だけはピクピクと脈打つように彼女の指の動きに震えを催し始める。 「ゆっくり味を沁み込ませる様に焦らしてあげた足の裏は……やがてじれったさに抗えなくなり、勝手にくすぐられた時の刺激を脳に想像させます……その想像は脳に怖れを植え付け、こんな刺激を受けたくないと怯えるようになってしまいます……」  ねっとりとした語り口調でその様に話しかけるシスは人差し指だけで私の足の輪郭を何度もなぞり、じれったさをこれでもかと私の脳に植え付けていく。  そして“もはや辛抱堪らん!”と脳が限界の声を上げそうになった瞬間を見極め、シスはなぞっていた人差し指をソッと左足の土踏まずの部位に移動させ、そこをトントンとノックするように指先で叩いて合図を私に送ってきた。  急に土踏まずを触られた私は、その刺激に思わず悲鳴のような声を上げそうになるが……その悲鳴を上げる前に私の口からは信じられないような激しい笑いが吐き出される事となってしまう。 「コチョ…………コチョ……コチョ……♥」  彼女の人差し指がほんの少しだけ土踏まずの肌を上下に引っ掻いただけだった。十分に予測させられ、こそばゆさも想像できていた筈のくすぐりだった筈なのに……私は…… 「ィっッ!!? ぃぎゃは!! びぎゃ~~~~~~~っっっはははははははははははははははははははははははははは、にゃにコレぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 左の足がぁぁはははははははははははははははははは、左の足が変っっ!! 変になってるぅふふふふふふふふふふふふふふふ、ダヒャ~~~ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」  その数ミリ程度の指の往復運動に耐えられず、目の玉を飛び出させんとする勢いで大きく口を開け下品にもほどがある笑いを吐き出し始めてしまった。 「おやおや……まだ始まりの挨拶をしただけですよ? なぜそんなに笑ってしまうのです? マリフォーヌ様はこんな刺激では笑ってもくれませんよ? だらしがない……」 「ィギャハハハハハハハハ、ぎひゃははははははははははははははははははは!! だっでぇへへへへへへへへへ左足がなんかおかしくてぇぇへへへへへへへへへへへへ!! うへへへへへへへへへへへへへへへへ、いひひひひひひひひひひひひひ、にゃははははははははははははははははははははははははは!!」 「こんな刺激で笑ってしまうなんて……後が思いやられますね。しかし、エリファが言っていたように足の裏の触り心地は……大変私好みで……素敵です。こうして人差し指だけで触るのは勿体ないと思える程……魅力的ですよ……」 「あがぁあぁぁはははははははははははははははは、左の足の裏ぁぁはははははははははは、左がこそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひ、よくわからないけど滅茶苦茶こそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひ!! やめでぇぇへへへへへへへへへへへ!! 触らないでっっへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  シスのくすぐりはねちっこく私を笑わせた。  私の最も触られたくない敏感になり過ぎた土踏まずの弱点を……まるで最初からそこが弱いと見抜いていたかのように人差し指だけでこそばしてくる。  痒みを覚える程に焦らされ敏感になり過ぎた足裏の弱い箇所を的確に狙って最小限の動きで刺激する彼女のくすぐりは、私の頭から“笑うのは出来るだけ我慢しよう”という決意を簡単に粉砕し新たな命令に書き換えて脳内を埋め尽くしていった。  その命令は勿論……“笑え!”という強い口調の命令だった。  私はその命令に逆らう事が出来ず、苦しくなるのは承知のうえで必死に口を開いて涎と唾にまみれた笑いを吐き出し続けた。 「むぅ~~左、左って~! ボクだって本気を出せばお姉さんをもっと笑わす事くらい出来るんだからね? 見てろよぉ~!」  右足のくすぐりに慣れ左の足裏の新鮮な刺激に笑い悶えてしまっていると、その事が気に入らなかったのかエリファが頬を膨らませながら責め方を変え始めた。  今までは足の裏全体を両手の指先を使ってランダムに掠る様なくすぐりを右足に与えていた彼女だったが、今度は片方の手を引かせ右手だけを残し人差し指から小指までの指を私の足指の付け根に運びその足指の付け根を握る様に指を食い込ませてきた。  足指の関節をワイヤーで引っ張られ足指が反る様な形を強いられている私の足指の根元に、その様な強い刺激が加えられれば身体全身が震えてしまう程の寒気を帯びてしまうのは当然だが、エリファはそれらの指を食い込ませ足指の付け根の肌を掻き毟る様にくすぐり始め私に新たな趣向のくすぐったさを与え始めた。 「びゃひゃっっ!? あぎゃはっ!!? うひゃ! いひゃはっ!? ィにゃは~~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いひゃははははははははははははははははははははははははははははははは、にゃにコレぇへへへへへへ、今度は右がくしゅぐったいぃぃぃ!!」 「そうでしょ? シスなんかの馬鹿丁寧なこそぐりよりボクのワイルドなくすぐりの方が笑えるでしょ? ほ~ら、足指の付け根だけじゃないんだよぉ♥ 残してあった親指で土踏まずもチョロチョロこしょばしてあげるんだから♥ ほ~れ、コショコショコショコショ~~♥」  指の付け根に加えられた強烈なこそばゆさに加え、遊ばせてあった親指による土踏まずへの掠りこそばしが開始された。  足指の根元を掻き毟る強烈なこそばゆさと土踏まずの伸びきった肌を上下に撫で上げる繊細なこそばゆさが重なり、私はこれまで以上の笑いをマリフォーヌの見ている前で上げてしまう事となる。 「まぎゃあぁぁ~っはははははははははは、うばへひゃははははははは、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、んへへへへへへへへへへ!」  とにかく右の足が強烈にこそばゆい! その比は左足のくすぐりを軽く凌駕する。  今すぐにでも暴れ出してしまいたくなる衝動が足にも手にも伝わる。  この忌々しい枷を千切ってでも手足を動かして彼女のくすぐりをやめさせてしまいたい! そんな叶いもしない思いを私の頭は唱え続ける。 「ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やはははははははははははははははははは、もう嫌っっはははははははははははは、足の裏はやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、もう無理っ! もう笑いたくないぃぃひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「エニファ……またあなたはそんな乱暴な扱いをして……。イリス様の足裏の皮が剥げてしまったらどうするのです? いいですか? 何度も言いますが……くすぐりに力は不要です。くすぐりに大事なのは弱い箇所を作ってそこを徹底的にいたぶってあげる……それだけです」  エニファの新たなくすぐりに笑い狂わされる私を見てシスの方もその様に冷静に諭すような言葉を彼女に掛ける。しかしエニファは彼女の言葉を聞く様子を見せず私の足裏を淡々と同じペースでくすぐって私をしつこく笑わせにかかった。 「全く……私の言葉は聞く耳も持てませんか……。では実戦で教えて差し上げましょう……」  力押しで笑いを強いて来るエニファに再び溜息をついてみせたシスは、私の左の足裏を優しく摩っていた人差し指を一旦引き上げさせて、代わりに逆の手の人差し指と親指の二本を突き出して構え、その指達を再び私の左の足裏へと接近させ始めた。 「くすぐりの責め方の一つに“ずらし”という責め方が有るのをご存じですか?」  きっとエニファに向けてそれを言ったのであろうが、私は彼女の言葉が私に向けて言ったのではないかと錯覚してしまい彼女に代わって顔を横に振って応える事となった。  そんな私に氷の様な微笑を浮かべクスリと控えめな笑い声を立てると、シスはそのまま二本の指を私の土踏まずの少し内側に寄った横側に当てそのまま制止させた。 「イリス様の弱点は土踏まずの中央である事はもう理解しています。しかし、弱いからと言ってそこだけを責めていては刺激に対して“慣れ”が生じてしまいそこが効かなくなってしまいます」  シスは彼女独自の理論を展開し始めると、その言葉を体現するかのように親指と人差し指を交互に動かして私の土踏まずの僅か横にずれた肌をくすぐり始めた。 「はひゃっっ!? いきひっ!?」  エニファの強烈なくすぐりにようやく慣れが訪れたかなと思い始めたタイミングで、急に弱点より少しズレた箇所である土踏まずの横隣を指先で摩り始めたシス……  私はその刺激におぞましい程の嫌悪感と、足裏の神経全体がザワつく様なむず痒さを同時に味わい意識が再び左足へと誘導されるのを感じた。 「弱点を的確に責める事は大事な事です。しかし……くすぐりという刺激は意外性があればあるほどその効力を高めるものですし、刺激が新鮮であればあるほど笑いの欲求を高める効果が期待できると思っています……」  土踏まずの中心を避けるかのように親指と人差し指が尺取り虫が這うようにモゾモゾと私の反りきった足裏をくすぐって回わっている。そのじれったさは足の輪郭をなぞられた時よりも鮮明ではっきりしたもどかしさを孕んでいる。  その刺激だけでもくすぐったくて仕方がない……だけど、まだ……笑うまでには至らない……  その様な刺激で土踏まずの周囲を丁寧に解していくように焦らされると…… 「弱点からズレた場所を触られてこれだけくすぐったいのだから、このまま弱点を触られたらこれ以上のくすぐったさを受けるに違いない……っていうのを十分に教え込むことがこの“ズラし”の意味であり、効果でもあるのです。その証拠に……さっきの“焦らし”よりも、ハッキリと今くすぐりの刺激を想像出来ているでしょう? 弱点に触るギリギリの箇所を優しく撫でられているのですから……」  そう言って二本の指を止め僅かに時間を置く。  そして私の返事を待とうともせずにその二本の指を突然土踏まずの中央に滑り込ませると…… 「それ♪ コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥」  冷静な彼女らしからぬ生き生きとした張りのある声でその擬音が発せられ、同時に滑り込んだ二本の指も言葉の勢いに合わせるかのように素早く土踏まずの皮膚を掠り、本格的なくすぐりが開始された。それを受けた私は…… 「ブッっふッ!!!! むひゃはっっ!? うひゃひゃひゃひゃへひ!? ひぎゃはっっ!!」  一瞬、何が起きたのか意識が飛んだような錯覚に陥ってしまい笑うより先に疑問符が飛び出してしまった……しかし、次の瞬間にはその刺激が凶悪なくすぐったさである事を脳が理解し、私はぶっ飛ぶような笑いを豪快に吐き出す事となってしまった。 「ぶぎゃーーーーーーっはははははははははははははははははははははははははは!! ヒギャアァアァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、それヤバいぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、その指だめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! さっきよりこそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! はひゃめへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、うへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」  今絶対に触られたくないと思っていた土踏まずの箇所を正確に狙い撃つように二本の指がカサコソと私の足裏をこそばしていく。  その指の刺激は一本の時とは段違いにこそばゆくて……私の笑いに一層の勢いを付けずにはいられなくさせている。 「ギャ~~~ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、やはははははははははははははははははは、めへへへへへへへへへへへへ、てへへへへへへへへへへへへへ!! 左足がぁははははははははははははははは、壊れちゃうぅふふふふふふふ!! たった二本の指にくすぐり壊されちゃうぅぅふふふふふふふふふふふふ、だはははははははははははははははははは!!」  親指のしっかりした強い掠りに対して人差し指の掠りは優しい。しかし、優しいとは言っても触られている感触はしっかり残るのだからくすぐったい事に変わりはない。  力加減の違う二本の指がそれぞれ別々の刺激を私の土踏まずを巡ってこそばしながら与えてくる。その質の違うくすぐり方のお陰で刺激に慣れたくても慣れる事が出来ない。  ただでさえ弱点の周囲をこそばされ敏感にさせられていたのに……そんな敏感な弱点をこの様に無遠慮にくすぐられれば誰でも笑うのは当たり前である。  こんなくすぐり方を未だかつて私はされたことがない。  私はこのくすぐりに脅威を抱かずにはいられない……  私の肺から無理やり笑いを搾り取って吐き出させる……この強制力のある刺激を……恐れずにはいられない。 「あっはぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いや~~~っははははははははははははははははははははははははははははははは、苦ひぃっっひひひひひひひひひひ!! もう笑うの苦ひぃぃ~~っ!!」 「ほら……ですから申し上げたでしょう? この先が思いやられると……。まだまだこんなものは始まりに過ぎませんよ? 本番はこれからなのですから……」 「やだ、やだやだぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! もう笑いたくないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、許してっっへへへへへへへ!! くすぐるのはもう許してぇへへへへへへへへへへへへへ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うはははははははははははははははははは!!」 「もぅ~お姉さんってばシスのくすぐりばっかりに反応してないで……ボクのくすぐりにも笑ってよぉ♥ ほらほらぁ! また足の裏全部を力いっぱい引っ掻いってやる! カリカリカリカリカリ~♥」 「ひっっぎゃはああぁぁぁぁぁ!! いひゃ! イヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! 引っ掻きダメぇへへへへへへへへへへへへへ!! そんなの今されたら笑っちゃうっっ! 絶対笑っちゃうぅぅふふふふふふふふふふ、だはははははははははははははははははははは、ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ、いひぃ~~っひひひひひひひひ!!」 「ですから……力任せは品が無いと言っているでしょう? 仕方ありませんねぇ~ではこちらは爪の先で触るか触らないかのくすぐりでムズ痒くして差し上げましょう……コソコソコソ~♥」 「ひっ! ぃひっ!! ひゃめっ! ひっっひぃぃぃ!!? やだ! ムズムズやだ! ムズムズさせられたらその後絶対……」 「もうお分かりの様ですね? そうです……ムズムズさせられたら次は~~♥」 「あ、あ、あっ! やめ! お願い……やめて!!」 「弱点の土踏まずを思いっきり……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥」 「ッっっ!!? はっっ!!? ぎっ!!!! ひっ!!?」 「コチョコチョコチョ~♥ コチョコチョ~~~♥♥」 「ビギャ~~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! やはぁ~~~っははははははははははははははははははははははははは、無理だってばぁぁはははははははははははははははは、それ無理なんだってぇえへへへへへへへへへへへへへへへ、いぎひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「無理でも嫌でも私達のくすぐりからは逃れらませんよ? それはご自身が十分に理解されているでしょう?」 「はぎゃ~~っははははははははははははははははははははは、いひひひひひひひひひひひひひひ、うへひひひひひひひひひひひひ、いっひひひゃめへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「笑いたくなければ道は一つです。あの言葉を言えばこの苦しみから解放されますよ?」 「がひひひひひひひひひひひひ、いひひひひひひひひ、うへへへへへへへへへへへへ! ゲホゲホ! はひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、あの言葉っっははははははははははははははは……あの……言葉ぁぁははははははははははははは……」 「苦しみたくないのでしたら口に出してハッキリと言うのです……ギブアップと……」 「はひはひ、あひひひひひひひ、ギ、ギブ……あぐっっくくくくくくくく!! うぐくくく……」 「言えば楽にはなれますが……その代わり貴女の大事な村が破滅してしまいますよ? それでも良いなら……言って楽になったらよろしいかと……」 「あぎひひひひひひひひひ、村ぁぁはははははははははははは、私の村ぁぁははははははははははははははははははは!!」 「そう……貴女の村です。貴女がその身を捧げてまでも救いたいと思っている村です。その村が犠牲になっても良いと言うなら……宣言してください? ギブアップと……」 「はひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、そんなの出来る訳ないぃぃひひひひひひひひ!! ゲホゲホ!! 私が諦める訳には……っははははははははははははははははは、ひぃひぃ!!」 「そうですか……それは残念です……。いえ、我々からすれば喜ばしいと言ってあげた方がよろしいでしょうか? この楽しみをまだ続けられるという意味で……」  くすぐりによって私にギブアップを迫ったかと思えば村をチラつかせ私にその言葉を言わせまいと脅しをかける……  私が苦しんでいる事を知っていてその様な事を平然と言ってのけるシスというメイドは、くすぐりに夢中になっているエニファと違い、言葉でもくすぐりでも私の心を追い詰めるドSな一面をのぞかせる。一方のエニファはシス程の的確な責めを行う訳ではないが、彼女の無邪気さを体現するかのように様々な触り方・引っ掻き方で足の裏全体を蹂躙し、毎度新鮮で強烈な刺激をもたらして私を笑わせる。  時間はかかるがいざくすぐられれば凶悪なくすぐったさを生むシスのくすぐりと、慣れるまでには早いが瞬間的火力はシス以上に破壊力のあるエニファの多彩なくすぐり責め……  静と動……二人の似ても似つかない新鮮な刺激が交互に私の両足に与えられるため、私は片方の刺激に笑わされ慣れる頃にはもう片方の刺激に新たに笑わされるという悪循環を被る事となってしまう。  笑えば笑う程苦しくなるのは分かっているのだけど……私の足の裏を味わうようにくすぐっている二人のくすぐりに一瞬たりとも笑いを我慢する事など出来ない。  笑いが次の笑いを引き出し……その笑いも更なる笑いの起爆剤になっていく……  笑いが笑いを呼ぶ笑いの連鎖に私は苦しみながらも恐怖を抱くようになっていく。 『このまま笑う事が止められなくなったら……私は笑い死んでしまうのではないだろうか?』 『こんな無様で恥ずかしいドカ笑いを彼女らの視線の前に晒しながら……私は死んでしまうのではないだろうか?』  酸欠のあまりの苦しさに私はその様な恐怖を抱き……ついついあの言葉を喉奥に待機させてしまう。 『ギブアップをすれば……この苦しみから解放される……? 無様な死を迎えなくて済む……?』  私の生きる世にこんな生き地獄を強いる行為が存在していたなど思いもしなかった。  朝起きて畑仕事をして仕事が終わればお風呂に入ってご飯を食べて寝る……そんな何の変化も無い単調な毎日を繰り返していた私にこのような地獄があるなど想像すら出来ていなかった。  初めての事だから……怖い。  これが続くと自分がどうなってしまうのか分からないから……滅茶苦茶怖い。  まるで暗闇の中に蠢く何かを手を伸ばして確認させられているような……そんな得体のしれない恐怖を感じる……  恥ずかしさと悔しさと怒りと恐怖が入り乱れ私の感情はグチャグチャだ。それらの感情を整理して理知的にまとめ上げてくれる思考能力もくすぐりによってグチャグチャにされているから、今自分がどんな感情で笑わされているのかも自覚できない。  ただ怖い……ただ恥ずかしい……ただ悔しいし……ただただ彼女達がムカつく……。  それらの感情が本能的に生まれては掻き消されていく事を繰り返している為、私の感情は一つに定まらない……  頭の中はグチャグチャ……感情もグチャグチャ……  ただ笑わされているだけという単純な行為である筈なのに……ここまで私の心身を追い詰めて壊そうとするこの“くすぐり”という刺激は……児戯だと例えた事が愚かだったと思えるほどに恐ろしく、危険な行為だと気付かされる。  これ以上の責め苦はもう受け入れられない……  これ以上の事をされればもう……ギブアップを宣言しなくてはならなくなってしまう……  私の心はついに敗北という名の穴の寸前まで追い詰められ、負けを認めるか否かの瀬戸際まで追いやられる事となるが……  ここで私にとっては死刑判決を受けたに等しい言葉が、マリフォーヌから発せられ私の心の芯は完全にポッキリと折られる事となる。 「さぁ、残り20分くらいよね? イリスちゃんの悶え顔を見てたら私も辛抱堪らなくなってきたわ♥ だから……ここからは私も……イリスちゃんの事……コチョコチョさせて貰うわね?」  その様に言って再び顔の前に手を構え私のワキを狙って指をワキワキさせ始めるマリフォーヌ。  私はその言葉と手の動きを見て『もはやこれまでだ!』と覚悟を決める。  これ以上笑えば待っているのは窒息死か酸欠による脳死……そういう未来しか待っていない筈だ……  と、ギブアップの言葉を喉奥から口奥まで移動させ発現する準備を行うが…… 「こ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~~♥」 「いぎゃっっはっっ!? ひぎゃ~~~っはっはっはっははっはははははははははははははははははははははははは、だははははははははははははははははははは、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いへひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  ギブアップを宣言しようとした直前に強烈なくすぐったさがワキを襲い、その言葉を出す前に再び笑わされる事となった私……  これ以上は本当に限界だから早くギブアップを宣言しなくては……とその時は思ったのだが……  『あ、あ、あれ? おかしい? 何か……変……??』  足裏の責めに加えてマリフォーヌによるワキへの苛烈なくすぐりが再開され、もはやギブアップ宣言待ったなしの状態に置かれたにもかかわらず……私はその言葉を口から吐かず再び喉奥に引っ込ませる事にしてしまった。  笑い過ぎて宣言が出来ない……という訳ではない。たったの5文字を笑いながら言えない程声が枯れてしまった訳でもない。言える状況だ。言葉さえ発すればこの苦しみから解放される筈なのだ……  しかしその言葉を出さない。それは私の意思がそうさせた……。 『苦しい筈なのに……笑うのが苦しくて辛くて嫌なはずなのに……何? この感情は?』  マリフォーヌの参加によってワキ、両足裏……と、弱点は完全に抑えられ私は笑うだけの人形と化してしまった状態なのだが…… 「あががががっはははははははははははは! あひゃ♥ うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、やひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、えひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くひひひひ♥」  突然……その笑っている自分というのが客観的に感じられるようになり……  その中で、無様に笑わされている自分の境遇に……よく分からない“愛おしさ”の様な感情が芽生えた事に気付いてしまった。  衣服も何も着ていない裸にさせられたこんな恥ずかしい格好で……隠したいと思っているトコも隠せないよう完全に拘束されてしまった哀れな私の身体……  普段親にも見せることなく衣服で隠してきた素の身体を……初めて会う様なメイドや憎しみを抱いていたマリフォーヌに好き放題に見られ、いたぶられている屈辱……  暴れたいけど暴れられない……逃げたいけど逃げられない……隠したいけど隠せない……  そんな、無防備で無抵抗を強いられた私の身体が、あまりにも不憫で可哀そうだと客観的に思い始めてしまった。  自分でも意味不明で訳がわからない感情……だが、今私は……確かに自分の拘束された身体の事を“不憫で愛おしい存在だ”と感じられている。  それは初めて片思いをした時の胸を締め付けるような切なさに似ていた。  自分の意思では手を降ろせない。脚も自分の意思では動かせない。身体も起こせないし、苦しいからと横を向く事さえも許されない。  そんな“赤ん坊”に逆戻りさせられたかのような無垢さを自分の体に感じてしまい急激に愛おしさを感じるようになってしまう。  まるで今の私は赤ん坊の様……自分で食事も歩く事も喋る事も出来ない……生まれたての赤ん坊の様……  そんな無抵抗で無垢な私の身体をこの三人の女たちは寄ってたかってコチョコチョとくすぐっているのだ。  逃げられないようにされてる足の裏を二人がかりでコチョコチョ、コチョコチョ……  バンザイしたまま無防備に晒しているワキを遠慮という言葉も知らないかのようにコチョコチョ……コチョコチョ……  私はそんな三人の子供をあやすように行われる児戯に……キャッキャッと笑いながら喜んでいる。  18歳という大人に近い年齢になったばかりだというのに……私は、子供のように頭を空っぽにして笑い叫んでいる。  その姿を客観的に想像したとき……私は例えようのない背徳感と倒錯感を同時に脳内に走らせてしまった。  いい年齢の女がくすぐりという児戯にも満たない悪戯行為に子供の様に笑わされているという姿を客観的に想像すると……その姿がどうにも私の常識を逸脱し過ぎていて逆にこれは淫靡な行為になっているのではないかと錯覚させられてしまう。  普段何気なく行っている“くすぐり”という行為が……この場に至っては特別な行為になっていると理解させられる。  別に行為自体はただのスキンシップに他ならないハズなのに……こうも淫靡な条件が重なってしまうと……その行為(くすぐり)自体も淫靡な行為だと認識が歪められてしまう。  私は今……淫靡な行為に晒されているんだ……  私は今……くすぐりというエッチな 行為でイジメられているんだ……  その様に認識が改まると……私の笑いは途端に色艶が増し始めてしまう。 「ひゃは♥ あひゃああぁぁあぁぁぁんははっははははははははははははははははははは、いやはははははははははははははははは、コチョコチョされてるぅぅふふふふふふふふふふふふふ♥ 腕下げれないのにぃひひひひ、領主様にまたワキをコチョコチョされてるぅぅぅふふふふふふふふふ、くははははははははははははは、いひひひひ、やだぁぁはははははははははははははは♥」   気付いたら……私はギブアップという言葉を喉奥からも消し去り……自分の境遇を笑いながら口にし始めていた。 「アヒャ~~ッハハハハハハハハハハハハハハ、うはははははは!! 足もぉぉほほほほほほほほほほほ、拘束されて逃げられないのにぃひひひひひ♥ 私の足の裏は二人にコチョコチョされてるぅぅふふふふふふふ、私、足の裏触られるの弱いのにぃィぃヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ♥」  口にすればするほど……客観的に見ている私の脳は補完されていく。今自分が如何に不自由な状態にさせられているかを自分で確認する事で私も自覚していく……自分の境遇を……。 「ワキぃひひひひひひひひひひ♥ 私……昔からワキ弱いのぉほほほほほほほほほ♥ ワキ滅茶苦茶弱いのにぃぃひひひひひひ、領主様のコチョコチョから逃げられないぃィひひひひひひひ♥ 領主様が私の逃げられないワキをコチョコチョしてくるぅぅふふふふふふふ! 逃げたいのにぃひひひひひひひひひひひ、くすぐったいから逃げたいのにぃィぃひひひひひひひひひ!! やはははははははははははははははははは♥」  馬鹿みたいに聞こえるかもしれないが……何も考えず頭を空っぽにして自分の境遇を口にする事で、私は私自身の境遇を再認識でき脳内での客観的な思考がより明確になり自分自身の身体への愛おしさが増し続けていく。  その愛おしさを味わうと……切なくはなるがそれとは別に私に小さな快感を芽生えさせる事となる。  その快感は……苦しく辛いだけの笑い地獄の中で……唯一私に与えられた逃げ場だった。  ギブアップだけがこの責め苦からの逃げ場だと思い込んでいたが……私は新たに逃げ場を見つけてしまったのだ。この行為に対して快感を得るという逃げ道を…… 「ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハ!! 苦しいっっひひひひひひひひひひひ、コチョコチョされて笑うの苦しいぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! 裸だから指の感触が直に伝わってぇへへへへへへへへへへへ、物凄くこちょばいぃひひひひ!! こちょばいからどうしても笑っちゃうぅぅぅふふふふふふふふふふふふ、苦しいから笑いたくないのにぃィひひひひひひひひひひひ♥」  言葉にすればするほど快感が青天井に高まって仕方がない。  笑い過ぎて酸欠で苦しんでいる筈なのに、その窒息感すらも脳が快感に変換し私の多幸感を拡充し続けてしまう。 「マリフォーヌ様? イリス様の様子が少し変化してしまわれたかと……」 「えぇ♥ どうやら自分の力だけで……苦痛の向こう側に辿り着いちゃったみたいね?」 「苦痛の……向こう側……ですか?」 「貴女達も経験したでしょ? もう限界だってなるまで苦しめられて、それでも更に苦しめられたら不思議な感覚が芽生えちゃう……アレよ♥」 「あぁ……ランナーズハイの状態ってヤツですか? 走り過ぎて苦しい筈なのに気持ち良くなっちゃうみたいな……」 「それに近いんじゃないかしら? あまりに苦痛が続くと脳が勝手に逃げ道を探しちゃうのよ。どうにかこの苦痛を和らげる方法はないか……って……」 「防御本能ですね……人間の……」 「人によっては脳の機能を停止させて何も感じなくさせたり、意識を途切らせるという逃げ方をする人もいるらしいけど……彼女の場合はどうやら違う逃げ方をしたみたいね?」 「違う……逃げ方……ですか?」 「そっ♥ 私が望んだ逃げ方をしてくれたみたい♥」 「望んだ逃げ方……?」 「ほら……見て? イリスちゃんの笑い顔……苦しそうにはしてるけど、ちょっとだけ幸せそうな顔も垣間見せているでしょ?」 「いえ……私はココからでは見れませんが……でも……」 「……でも?」 「先程から我々のくすぐりに抵抗しないようになりましたね……言葉を発するようになってから……」 「抵抗しないどころか……受け入れるような感じになって来てると思わない?」 「……それは……そう……でしょうか? 拘束されているので良くわかりませんが……」 「彼女は私好みの女性に変化してくれたと思うわ♥ 本当なら調教パートでそっちに持って行こうと考えていたけど……それも必要なさそうね?」 「でしたら……残りの一時間は如何いたしますか? このまま儀式は終わりに?」 「ううん、まだ彼女の意思を確認していないわ♥」 「意思を……確認?」 「身体は変化していても心はそれを認めていない可能性が高い……」 「あぁ……認めたくないってやつですか……自分の変化を……」 「だから、自分で自覚させてあげなくちゃ駄目よね? 身体が何を欲しがるようになったのか……」 「何を欲しがるようになったか……ですか……」 「こういうのはね? 自分の口から言わせないとダメなの♥ それが出来て始めて……身も心もくすぐりの魅力に平伏したって言えるんだから♥」 「我々もやられましたからね……ソレ……」 「フフフ♥ 彼女は貴女の様に強情ではないと思うわ。戸惑いは……有るでしょうけどね……」 「私だって……最初は戸惑いましたし困惑しました。こんな自分を認めていいのか? と……」 「認めた先に新たな快感の扉が開かれるわ♥ それは……貴女も理解したでしょ?」 「えぇ……それは……仰る通りかと……」 「だったら、イリスちゃんにもその扉を開かせてあげましょう? 新しい仲間になる訳だし……」 「そうですね。ご指示を頂ければ我々はマリフォーヌ様のご意向通り進めさせていただきます」 「もぅ! また私だけ悪者にしようとしてない?」 「フフ……。そういう立ち位置……お好きでしょう? マリフォーヌ様は……」 「……まぁ、そうなんだけどね……♥」  彼女達の会話など耳にも入ってこず私はひたすら自分の境遇を連呼し続けた。  ワキをどうされるのがくすぐったいかだの……足の裏の何処がくすぐったいかだの……  それはまるで自分の弱点を彼女達に伝えてそこを責めて貰おうと促しているかのような言い草だったに違いない。  しかし、私の言葉とは裏腹に彼女達は淡々と私をくすぐり……そして笑わせ尽くした。  1時間という長い筈の時間があっという間に思える程……時間を忘れて私は笑い狂い……そしてその時を迎えた。  地獄の様な拷問を終え、私は息も絶え絶えに虚ろな目で虚空を見上げていた。  涙は目尻から溢れ、口の端からは涎が垂れ流しとなっている……  そして……  マリフォーヌが身体を私の股間から離すように立ち上がると……私はそこで新たな事実に気付く事となる。  最初こそ彼女の濡れた股間のせいで自分の股間も濡らされていたのだと思っていたが……  責めが終わって彼女股間が離れていくと分かる……  その糸を引いてマリフォーヌの股間から垂れている多量の愛液は……実は私の股間から生成されたそれが彼女の股間を濡らしていたという事実が……  口に出す事も憚れるが……私は……くすぐられながらイってしまっていたのだ。  幸い彼女は彼女自身も興奮していたせいかその事実を悟っているようには見えない。  もしかしたら自分の愛液が思いのほか溢れてしまっていたのだと勘違いしてくれている筈だ。  こんな恥ずかしい事は他にはない。  くすぐられながら絶頂まで運ばれるなど……誰が理解できるだろうか? そんな変態……いや、特殊な体質を持つ人間などこの世にも居るはずが……  あ、いや……目の前に……居たか……。  貞操観念の欠片も見せようとしない……生粋の変態が……そこに……


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