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メイド・イン・アンダーグラウンド⑧~気持ちの良いくすぐり~

8:気持ちの良いくすぐり  それは……先程の責めが嘘であったかのような真逆の刺激だった。 「あっ♥ はっ……あひ、ひゃはっ! んあぁぁ♥」  お嬢様と綾先輩、それぞれが再び足と上半身に陣取り……私の無防備に晒されたワキと足裏を同時にくすぐり始める。 「んはっ! はひぃぃっ♥ ひゃはぁぁぁぁあぁ!!?」  くすぐり始めたと言っても、先程の様な“無理やり笑わそう”という勢いの強い刺激を与える訳ではなく……どちらかというと愛撫に近い触り方で私の敏感な神経をこそばしてきているものだから、私は笑うよりも先にそのおぞまし過ぎる刺激に身体をピクつかせこの様な情けない喘ぎ声と悲鳴を上げさせられている。 「どう? こういうくすぐられ方をされると神経がムズムズし過ぎて……変な感覚になってくるでしょ?」  先程強く揉み込まれたワキの柔肌を、今度は労わる様に5本の指でゆっくりナデナデする刺激……  その刺激は確かにお嬢様が言う通り、くすぐったいとも痒いとも取れない絶妙な気色悪さを私の肌に伝達し、神経が泡立つような錯覚を覚える程に“ムズぐったい”感触を感じ取ってしまう。  “ムズぐったい”という表現が本当にあるのかどうかは定かではないけど……私のこの何とも説明し難い感覚を伝えるにはこういう言葉を使う以外に表現のしようがない。  肌がムズムズするくらい優しい刺激なのにくすぐったい……。くすぐったいけど笑うにはまだ至らない……。そんな刺激が私のワキに送り込まれている。  そして同じような刺激を足の裏にも……綾先輩が送り込み始める。 「はひゃあぁぁん♥ あっっ……はっ……ん、あ、あぁっっ!!」  私の反り返った足裏を覆うように手をかざしつつ……全ての指で順番に撫でる様にチョンチョン♥ と、僅かに触れていくようなくすぐり……  先程強く引っ掻かれ“痛痒い”感触を受けていた神経を逆撫でしていくようなその触り方に、私は彼女の指が触れる度に電流を浴びせられるような“コチョ痒さ”を感じ取ってしまう。 「コ~チョ♥ コ~~~チョ、コ~チョ~~♥」  スローな手つきに合わせるように口から放たれる綾先輩の間延びした煽り言葉はそのくすぐり方との親和性が高く、その煽りを聞くだけで足裏がこそばゆく感じる程だ。そしてその言葉が発された後に襲うスローモーションを掛けられたかのような指のなぞりは言葉の期待感を裏切らないくすぐったさを私に与え私の顔を笑いの形になるよう緩く強要していく。 「あっっはっっひっ!? うひっ!? ウヒヒヒ! くひっ!」  毛色の違う二人の新たな責めは、私の擽感神経を刺激し思わず笑ってしまう寸前まで追い込まれるのだけど……私が笑いそうになると二人の責めが緩んだり止まったりしたりしてしまう為本格的に笑ってしまうという場面まで行きつかない。  笑わずに済むのは呼吸とか体力とかを浪費しなくて済む為一見良いように思えるのだけど……  笑い出しそうなのに笑わなくて済んでしまうという今の状況は、例えるなら“くしゃみをしたくなったけど、結局くしゃみが出なかった時のモヤモヤ感”に酷似している。  さっきはあんなに笑わされたのに……  頭が馬鹿に成程大口を開けて笑い狂わされたのに……  笑いたくないと思っていても無理やり笑わされていたのに……  今の責めは……“笑いたいのに笑わせて貰えない”という、さっきとは真逆の感情を私に押し付けているような感覚だ。 「はっひっ!? んんんっっ!! も、も、もどかしぃ……ひっ!?」  恋人同士での前戯であるならばこういう刺激も性欲を高めて貰えて良いのかもしれないけど、意識が飛ぶほどの笑わせ責めにあった後のこのくすぐりは……私にとっては逆に辛い。  彼女達が本気を出したらどれほど私を笑わせられるかを知らされている為……余計に私の身体は彼女達の指に警戒をしてしまい勝手に敏感になってっている。  もう、いっそのこと……思いっきり笑わされた方が……まだスッキリしてしまいそうな気さえしてしまう。  笑い苦しみたくはないけど……こんな風に敢えて“笑わせて貰えない”くすぐりというのは、爆笑する事を経験してしまった私には物足りなさを強く感じてしまう。  溜まっていくものが吐き出せない辛さの様な……  笑いたい欲が募り続けるけど、それを吐き出させてもらえない……その様なもどかしさが、この責めには存分に込められているように思う。  彼女の言う“気持ちの良いくすぐり”というのが何なのか……まだ理解は出来ない。  しかし、少なくとも“くすぐり”という責めが笑いを生むだけの単純な責めではないという事だけはこれを受けて理解出来る。  だって……この責めを受けて、私の身体の触覚神経はさっきよりも更に“敏感”になっているのが自分でも分かるのだから……。  足裏やワキの縁をなぞるあの焦らしよりも更に私の身体は敏感にさせられている。  自分でも怖いくらいに……  僅かな空気の揺らぎさえも感触として感じられるほど……身体の感覚は鋭敏にさせられているのが分かってしまう。 「フフ♥ そろそろ頃合いですかねぇ?」  こうして……妖しい愛撫責めにより敏感になってしまった私の無防備な身体に第三の責め手である彼女がいよいよ手を加える事となる。  笑わせだけの責めには参加せず遠巻きに私の様子を腕を組んで観察していた彼女……  メイド長の佳苗さんがいつも作業の時に付ける白いシルク製の長いアームカバー腕に装着して私の目の前に立つ。  ポニーテールに結んだ長い髪が私に近づくたびに左右に揺れ、妖艶な彼女の首筋をより色っぽく際立たせて私に見せて来る。  顎に薄っすらと見えている小さなホクロも……にこやかに笑んでいる妖しい口元も……部屋の薄暗さが相まってより一層大人の色気を纏って見えてしまう。  佳苗さんは目を細め私の頬にそのアームカバーを被せた手を添えると、私を可愛がるようにその手で頬を何度か撫でて見せた。  シルク生地の心地よさと、母親にも撫でられたことがない頬の撫で加減の絶妙さに私は意識をそちらに奪われ、お嬢様たちのこそばしをしばしの間意識の外に飛ばすことが出来た。  しかし……次に行った彼女の行動がウブな私にはあまりに過激であったため……一瞬にして意識を夢心地から戻され、敏感になっていた身体の変化を思い出す事となってしまう。 ――ジィィィ……  佳苗さんは私の頬を撫でている手とは逆の手で、あの魔改造されたメイド服に付けられたファスナーに手を掛けそれを降ろし始めたのだ。 「はひゃっ!? メ、め、メイド……長……さん!?」  最初に開けたのは私の胸の横下部から胸の頭頂部付近まで斜めに入れられたファスナーだった。  そのファスナーを開くと、服に隠されていた筈の私の胸肌がその開いた小窓の分だけ露出させられる。  辛うじて……本当に辛うじてというか……まさにギリギリ、胸の頭頂部である……乳……首は、ファスナーの影に隠れていて晒されなかったのだけど、そのギリギリ部位まで胸が露出させられたのは間違いがなく、私は羞恥の感情と不安の感情に苛まれ顔を真っ赤に染めながら佳苗さんに抗議の言葉を発する。 「な、な、何をするつもりですかぁ!! そんなトコ……開いて! や、やめてくだしゃいっ!!」 緊張のあまり言葉を噛んでしまう私だが、そんな私の慌てっぷりを見ても佳苗さんは顔色一つ変えずに次々と私の上着に仕込まれたファスナーを開き続けていく。 「あひっ!? は、は、恥じゅかひぃ!! やだっ! やめてっっ!!」  開かれたファスナーからは次々に私の隠されていた上半身の肌が露出していく。  魔改造されたメイド服の下にはインナーや下着なのど何一つ着せられてはいない……だから、ファスナーを開けば私の上半身の生肌が露出してしまうのは言うまでもない。  次々に開かれていくファスナーに、私は徐々に服を脱がされているような感覚に陥り羞恥の感情ははち切れんばかりに膨れ上がっていってしまう。 「大丈夫♥ ココには私達しかいませんから……恥ずかしがる必要はありませんよ? 着替えだっていつも皆で行っているではありませんかぁ♥ キワドイ箇所はちゃんと隠してあるのですから……安心して開け終わるのを待っていてください?」  そうは言われても、自分で服を脱いで着替えるのと他人に脱がされるのでは意味合いが変わってくる。確かにキワドイ箇所は隠されているけれど……逆に言えば、キワドイ箇所だけしか隠されていない為そこがより強調される事により意識してしまって服を脱ぐよりも恥ずかしい!  ほとんどのファスナーが彼女の手によって開けられると、もうそれは服の原形を留めていないただの八つ裂きにされた布切れの様になってしまう。  まるで切り傷を複数負わされたような小窓が、鎖骨部分に始まり裾の直前の上腹部まで様々な角度に開けられている。  特に胸の部位の念の入れようは半端ではなく……大きな丘の頭頂部に向けて登山路が複数伸びているかのように胸の根元から走っている。  もはや、乳頭以外の胸の肌が露出していると言っても過言ではない程に、そのファスナーの隙間から肌を露出させていて……私はその極端に露わになった自分の胸に顔が火照る程の羞恥を込み上げてしまう。 「ウフフ……可愛い♥」  そんな恥ずかしがる私を目の前に収め、佳苗さんはクスリと笑みを見せる。  そして、撫でていた頬から手を離し……その手を私の胸元の膨らみにかざす様な仕草を始める。 「ひっ!? な、な、何を……するつもりですかっっ!!」  両手のひらを胸の形に曲げゆっくりその手を私の胸に被せると、佳苗さんは私の言葉を無視しつつもその手をゆっくり上下に動かし始める。 「はぅっ!? あっっはっ!? ちょ!! や、やだっっ!!」  佳苗さんの手がゆっくり上下に動き始めると、彼女の手のひらが胸を撫でるような動きになり私に撫で上げる刺激を送り込み始める。  その撫で上げの刺激……これが私の想像を遥かに上回るもどかしさを生み……私にあらぬ声を上げさせる原因を作ってしまう。 「あはぁ♥ あひん♥ んんんっっふ! んんんっっ♥」  まるで陰部をまさぐられているかのような淫らな悶え声……性知識の乏しい自分がまさかこのような場面でこのように零してしまうとは思わず……私は自分で出しておきながらも自分の嬌声に驚きを隠しきれない。 「フフフ……気持ち良いでしょう? 綾さんと亜理紗に感覚を敏感にさせられている筈ですから……この手袋の感触は堪らない筈です♥ ほら……恥ずかしがらずに……もっとエッチな声……あげても良いのですよぉ? ほらほらぁ~~♥」  シュッシュッ! と、服とシルク生地の手袋が擦れる音が私の上半身で鳴る。  この音が鳴るたびに、ファスナーの隙間から露出した私の胸肌に手袋生地の滑々したムズ痒い感触が送り込まれてくる。  その刺激は……正直最初は……気色悪かった。  生地の繊維がチカチカと痛痒さを生み、ジッとしている事が出来ないほどの寒気を私の背筋に送り込んで来る。その刺激がこそばゆさに似てた為、勝手に私の身体はその刺激を拒否したのだと思うのだけど……でもその刺激は、繰り返されるうちにすぐに慣れ始め……こそばゆさとは別の良く分からない刺激へと変化を遂げていく。   「あっっはっ♥ あっっ! ちょ! な、なんか……変っっ!! なんか……変になってきたぁ!? うひゃあぁぁあぁ♥」  撫でられるたびに……ゾクゾク♥ゾクゾク♥っとした寒気が背中を走り抜け、そのもどかしさがやがて心地の良い撫で上げに感じられるようになっていく。  さっき頬を撫でられて感じた……あの心地よさ……。いや! それよりも、何というか……性的な快感に……近いような…… 「はっ♥ あっっ♥ や、やだ! 手袋がっっはっ! ち、乳……首にぃ……当たってぇ……はにゃん♥」  佳苗さんの撫で方は優しいのだが、服の生地はピタリと私の身体に密着している訳ではないので撫でられれば多少ファスナーの窓は位置をずらしてしまう。そのズレた位置によっては……私の乳首の横が開いてしまい、たまたま手袋の生地が乳首の横に振れてしまう場面が出て来る。  ほんの一瞬であったり僅かではあるのだがその触られが発生してしまうと、私は飛び上がって悶えてしまいたくなる程の電流を身体に流された感覚を受けてしまう。  こそばゆさと寒気ともどかしさが同時に与えられるような強烈な電流! その強烈な電流を味わうと……私の脳はショートしてしまったかのように真っ白に塗り替えられ思考活動を行えなくなってしまう。 「あら……当たってしまいましたかぁ? ウフフ♥ ごめんなさいね?」  私がこのおぞましい電流に悶え抗議の声を上げると、佳苗さんはいちおの体裁をとる形で謝罪を入れて来る。しかし、彼女の胸撫ではキワドイ箇所に触らないよう気を付けるどころか、むしろ積極的にファスナーの隙間からそこを狙うように触り始める。  そんな事をされるものだから私は何度も彼女の胸撫でに無痛の電撃を浴びせられ、私の未熟だった淫欲はその電撃によって目を覚ましてしまう事となってしまう。 「うぅ……うぅ……。もういっそ……直接触って……下さいぃ……」  まさか自分がこの様な欲求を口に出すとは……自分でも思っていなかった。 「うん? 何処を?」  火が点いてしまう位の羞恥に苛まれながらようやく出した欲求だったのだが、佳苗さんはそんな恥ずかしがりながら要求を伝える私に意地悪な返しを行う。 「っ!? ち、ち……乳……首……ですぅ……」 「なぁに? 乳首を……触って欲しいの? 私に?」 「…………うぅ……は、はい……」 「フフフ……よっぽど気持ち良くなっちゃったのね?」 「あうぅぅ…………うぅ……」 「まぁ、良いけど……だったら条件があるわ♥」 「……条……件?」 「そっ♥ 丁度今から……亜理紗と綾さんに少し強めのくすぐりを入れて貰おうと思っていた所だったの♥」 「ひっ!? く、く……くす……ぐり?」 「このくすぐりに……由加里さんが5分間笑わずに堪えれたら……特別にくすぐり抜きで気持ち良くしてあげても良いわ♥」 「ご、ゴ……5分……間?」 「あぁ……安心して頂戴? さっきの様なドギツイくすぐりじゃないから♥ ちゃんとギリギリ堪えられるくらいの刺激に留めて貰うつもりよ♥ ね? それなら出来そうでしょ?」 「あうぅ……折角……気持ち良くなってきてたのに……また……くすぐられるんですかぁ?」 「あらあら♥ ウブな顔して……そういう事には正直なんですね?」 「う、うぐぅ! うぅぅ……」 「恥ずかしがらなくて良いのですよ? 私だって……エッチな事……大好きですから……」 「…………うぅ……」  自分で求めておいてなんだが、出来ればさっき言ってしまった言葉を記憶から消して貰って無かったことにして貰いたい。  こんな特殊な状況だからか……それともくすぐりによって疲労困憊に追い込まれ頭を真っ白にされたからなのか……どうも先程から自分の理性が自分で抑えられなくなっているような気がする。  くすぐりの刺激が苦手なのは変わらないしトラウマになったのも間違いない筈なのに……佳苗さんの口から出てきた“少し強めのくすぐり”という言葉を聞いただけで、不安とは違うザワツキが私の胸奥を搔き乱し始め……佳苗さんにキワドイ箇所を触られた時以上に下腹部に何やらいやらしい期待が集まってくるような錯覚を覚えてしまう。  ただ……くすぐられるだけなのに……  ただ……私を無理やり笑わそうとする刺激を……送り込まれるだけの筈なのに……  くすぐり……という言葉を聞くだけで……その行為が……児戯とは別の何かに思えて……仕方がない。  これは……私の考え方が変わったという事なのか? それとも……身体が……くすぐりという刺激に別の解釈を持つようになってしまったのか……  分からない。  分からないけど……胸の鼓動は時間を追うごとに高鳴って行ってしまう。  次はどれほど苦しまされるんだろう? 次はどんな……くすぐったい刺激を与えられるんだろう? そのように想像すればするほど……私の胸は鼓動を加速するように速めてしまう。 「では……亜理紗? 綾さん? お願いしてイイですかぁ?」  佳苗さんの声掛けに私の鼓動は更にギアが一段上がってしまう。  彼女の言葉を聞いて無言で頭を縦に振る綾さんの反応を見ても、指をワキワキさせてデモンストレーションをして見せるお嬢様の指のくねりを見ていても……更にギアが上げられてしまう。 「では……いきますよぉ? ヨォ~~イ……」  ドキドキ……ドキドキ……  自分自身の鼓動が自分でも聞き取れる程に激しくなる。  まるで……ジェットコースターに乗った後のスタートを待つ気分のようだ。 「スタート♥」  私はその号令がかかる直前に大きく息を吸い込み頬を膨らませて歯を食いしばり、襲ってくるであろう刺激への防御を行う。  一方の二人は、号令がかかるや否や「待ってました」と言わんばかりに私の足裏とワキに手を運び直し、先程とはまた違うくすぐりを披露して私を笑わせにかかる。 ――コチョコチョコチョ♥ こちょこちょこちょ~♥ 「ぶひゅっっ!? うぶっっぷっっくっっっ!!!? くふぃ~~~~っっっ!!」  綾先輩のくすぐりは足裏全体をランダムに指先で撫で回すオーソドックスなくすぐり。  それに対し私の背後に居た亜理紗お嬢様のくすぐりは、私の伸びきった腋を背中側に親指を押し当て支えとし、人差し指をワキの中心に伸ばしてその指だけでムニムニと揉み込む様なマッサージ式にくすぐりを行っている。  二人のくすぐりは確かに先程の愛撫の様なくすぐりとは比較できない程のくすぐったさを感じられるけど……でも、最初に受けたあのイジメ級のくすぐりよりは刺激は弱く、くすぐったがりの私でもどうにか笑いを我慢できるレベルではある。  とはいえ、『くすぐったい!』と思える刺激である事には変わりがなく、堪えろと言われなければきっと我慢できずに馬鹿みたいに笑い転げてしまっていただろう。 ――こちょこちょこちょこちょこちょ……コチョコチョコチョコチョコチョ♥ 「ぷくぅ~~~~っふっっ! んふっふっ……くっくっくっっっ……ふっっぷっふっ……」  今しがた「笑えないくらいの刺激」でくすぐられ笑いの欲求が高まったばかりだというのに……今度はその欲求を自分の意思で抑制しろと佳苗さんは言っている。  もう……ほんと、いっそ……さっきみたいに馬鹿みたいに笑ってしまった方が……我慢するよりもスッキリしそうな気がするのに…… 「ほらほらぁ~由加里さん笑っちゃいそうな顔になってますよぉ~? 大丈夫ですかぁ? あ、そうそう! 言ってませんでしたけど……もしこのくすぐりに我慢できなくて笑ってしまったら、罰として今度は強いくすぐりでプラス10分間笑い続けて貰いますから♥ 頑張って我慢してくださいね?」  佳苗さんのそんな意地悪な追加情報を聞いて、私は緩みそうになっていた口を今一度固く閉じ直し込み上げてくる笑いを喉元で留める事に必死に注力した。  その様な事は最初に説明して欲しかった! と、抗議したいが……口を少しでも開けば、言葉より先に笑いの方が溢れ出てしまうのは確実である為、私は呑気に笑顔を見せる彼女に目を細め睨みを見せて応戦するしかなかった。 ――こちょこちょ♥ コチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ こちょこちょこちょこちょ……  思いっきり笑わされるくすぐりは……当然笑う事で苦しい思いをするのだけど……  今の様な“笑うか耐えられるかの境界にあるようなギリギリのくすぐり”というのも……それはそれで辛く苦しい思いを強いられる。  笑う事は……一種の“発散”になっていた……と、今にしてみれば思う。  “くすぐったい”という自分ではどうする事も出来ない不可解なストレスへのアンサー的な反応……それが“笑い”であり不可解なストレスの“発散”に繋がっていたのだろう。  笑っている最中は死ぬほど苦しくて……身体は勝手に動いて節々も痛むし、とにかく辛い!   トラウマを植え付けられるほどの辛さをその最中は味わうのだけど……一旦その地獄が落ち着くと、良く分からない解放感を味わったのも確かだった。  いや、これが快感に繋がったとは間違っても言うつもりは無いのだけど、ただ……あの地獄の様な責めを受けた後に訪れた僅かな無刺激の時間は……何とも清々しい気分にさせられ、まるでスポーツでもしたかのような気怠い解放感を味わうのだ。  笑う事で無酸素運動とか有酸素運動とかそういう運動を強制されているからなのだろう。笑った後のあの妙に清々しく思える解放感は……そういうカラクリがあって感じられるものなのだろう。  でも! 今みたいに笑いを“我慢する”というのは……その清々しさには繋がらない。  くすぐられているというストレスを笑いで発散出来ないのだから、ストレスは募る一方なのだ。  そりゃあ……笑わないに越したことはないとは思う。あんなに苦しい思いをするなら、いっそ笑わずに我慢できた方が肉体的な疲労を抑えることが出来る。  でも……だけど……  “笑い”という無意識に出る感情を自分の意思で“抑える”という行為は……肉体的には疲れなくても精神的にはかなりの負担がかかってしまう。  笑っちゃだめだ! と、考えれば考える程可笑しさが増していき私の身体は勝手に笑おうとしてしまう。その笑いを必死に我慢すればするほど可笑しさは強くなっていって、いよいよ我慢する事も辛いと思い始める。 『笑ってしまいたい……』 『さっきの様に……頭を空っぽにして……大笑いしてしまいたい』  我慢する辛さを覚えた私の心はその様な欲求を抱くようになってしまう。 『思いっきり笑いたい! 大声で笑い出してしまいたい!』  欲求はやがて時間を追うごとに強く大きくなっていき、私の我慢を内側から崩しにかかる。  駄目だ駄目だ! と言い聞かせようとする自分が居る一方で、その欲求は更に思いを強くしていき私の“笑いたい欲”を存分に煽っていく。 「あらあらぁ~? 由加里さんのお口が……『笑いたい!』って言いたげにピクピク震えてますよぉ? 大丈夫ですかぁ? 後……3分も残っているんですけどぉ?」  私の内側で湧き出ている欲求を察するかのように佳苗さんが私の顔を興味深げに覗き込む。  私はその顔を見て危うく吹き出しそうになってしまう。  別に佳苗さんが面白い顔をしていたとかそういう事ではなかったのだが……  こんな状況で鼻同士が当たってしまう程の距離まで顔を近づけてきた為、私はその行動に可笑しさを感じてしまい笑いそうになってしまったのだ。  ジッと私の目を至近距離で見つめる佳苗さんの真面目な顔……  その顔を見ると、ふざけている訳でもないのに可笑しさが込み上げてきて堪らない!  だから私は、思わず顔を横に向けて逃げてしまう。  このまま見つめ合っていれば間違いなく笑ってしまうと……思ったから…… 「あぁ~~! 私の見つめ責めから顔を背けて逃げましたねぇ~? でしたら……こういうのは如何ですかぁ?」  顔を横に背け彼女の見つめ責めとやらから逃げた私に、佳苗さんは次の攻撃を仕掛け始める。 「ほ~~ら、コ~チョ、コチョコチョ~♪ こちょこちょ……こちょこちょこちょ~♥ コ~~チョ、コチョコチョコチョコチョ~~♥」  一瞬、彼女もくすぐりに参加したのか!? と錯覚したが、実際はそうではなかった……  彼女は私の顔が横を向いた事を良いことに耳に口を近づけ吐息交じりの声でくすぐりの擬音を発し始めたのだ。 「んむぅぅぅぅ~~~~っっ!?」  突然耳奥に入れられた佳苗さんの色っぽい“こちょこちょボイス”に、私は思わず顔を正面に向き返そうとするが、正面を向くとそこには彼女の顔が待ち構えており、その顔を見ればまた笑いが込み上げてきてしまう。  仕方なしにまた顔を横に逸らして逃がそうとするけど……そうすれば、また……あの低い大人の色香を纏った擬音が私の耳奥に送り込まれる。 「こ~ちょ、こちょ、こちょぉ~♥ コチョコチョ♥ コチョコチョ♥ こ~ちょ……こ~ちょ……こ~ちょ……こ~ちょ、コチョコチョコチョコチョ~~っッ!!」  別にやられている事は変わらない。綾先輩とお嬢様がワキと足裏をくすぐっているだけで佳苗さんはくすぐりに参加をしている訳ではない……しかし! 彼女の声を耳に入れると二人のくすぐりが余計にくすぐったく感じて仕方が無くなる!  ただ囁かれているだけなのに! ただ単純な擬音を繰り返されているだけなのに! この言葉を聞くとくすぐったさが想起させられ必要以上にくすぐったく感じてしまう!  駄目だ……この囁きを聞き続けてはダメだ!! ただでさえくすぐったく感じてるのに、頭の中までもこの言葉に埋め尽くされてこそばく感じてしまう!!   聞いちゃだめだ! これ以上……彼女のこの惚けるような囁きを聞いていては……  危機感を覚えた私は再び顔を正面に戻してしまう。  するとやっぱり……彼女の顔がそこには待ち構えていて…… 「うっっぷっっ! ふっっっ!! ふぐぅぅぅぅ!!」  私と佳苗さんの顔は当然の様に相対する事となり、至近距離での睨めっこをしているような状況となってしまい…… 「アハ♥ 由加里さんの我慢顔がこんなに近くに来てしまいましたねぇ~? ホッペを膨らませて……フグみたいで可愛いですよぉ?」  鼻と鼻、唇と唇が今まさに接触してしまうのではないかと思える程の距離に顔を更に近づかせた佳苗さんは、顔の位置を僅かに横へとずらし私の頬へ向かって…… 「フフフ♥ 可愛いから……そのホッペ……食べちゃいます♥ そ~れ、パクパク~~♪」  なんとその言葉通りに口を大きく開いて私の頬の膨らんだ部分を食べる様に唇でアムアムと優しくかじる仕草を始めたのだ! 「ッっっ!!? むぅぅぅぅ~~~~~っっっ!!!」  その行為自体がくすぐったいとかそういう感触ではなかったのだが、この予想だにしなかった彼女の行動と、こんな緊張した場面で行われる子供染みた行いを受け……私はその場面自体の可笑しさに負け…… 「……ぷひゃっっ!?」  溜め込んでいた笑いの衝動を堪え続けることが出来なくなり…… 「ギヒャ~~~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、にゃにするんですかぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっははっはははははははははははははははは!! うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  頬を膨らませていた空気と共に、とうとう無様な笑いを吐き出す事となってしまった。 「あらぁ~? とうとう笑ってしまいましたねぇ? 残念、残念♥」 「いひ~~っひひひひひひひひひひひひひひひ、だはははははははははははははははははははははははははははは、ず、ず、ズルいですよぉぉほほほほほほほほほほほ!! そんなのズルいぃィぃィぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ズルくてもこういう事はしないなんて一言も言っていませんでしたからねぇ~♪ 笑いを堪え切れなかった由加里さんの負けです♥」 「だぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だっでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ、だっで今のはっっははははははははははははははははは、くすぐりに負けたわけじゃっっっははははははははははははははははははは!!」 「それでもダメでぇ~~す♥ 丁度残り2分の所でしたから、残りの2分と笑った罰の10分を足して後12分間……由加里さんには継続して笑って頂きま~す♪」 「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、いひひひひひひひひひひひひひひひ!! じゅ、12分もッっ!? 12分もまた笑わされるんれすかぁあぁ!? アハッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「安心してください? さっきの責めとは趣は違うので、適度に休憩を挟みつつ笑わせて差し上げますから……」 「だは~~っははははははははははは!! だったら今休ませてぇぇへへへへへへへへへへへへ、もう苦しくなってきたからぁぁっはっはっはっはっはっはっは、今休ませてよぉォ!!」 「何を言っているんです? 休憩のタイミングを決めるのも“どんな休憩を挟んであげるか”を決めるのも私の判断で行うんですよぉ? 自分で決められるなんて……思わない事ですね♥」 「はひゃぁははははははははは、そ、そんにゃっ! そんにゃあぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、もう苦しいぃぃひひひひひひ、苦しいってばぁっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 「う~~ん、そう言われましても……私にはそうは見えませんねぇ~~? というか、笑いのテンションが落ちてきているようにも思えますし……綾さん? 亜理紗? もう少し強くくすぐってあげてください♥」 「にゃひっ!? う、う、嘘ッ!? や、や、やめっっ! これ以上は……やめっっ!!」 ――コ~~チョ、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!  こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ!! 「だひゃっ!? うひゃはっっ!? ちょ、待っっはははははははははははははははははははははははははははは、やだぁぁッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、これじゃさっきと変わんないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ヒギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  佳苗さんの号令を聞き綾先輩とお嬢様のくすぐり方が陰湿になり私をこれでもかと笑わそうと相応の刺激を送り込んで来る。 「ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハ、わはははははははははははははは!! うひ~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いへひゃははははははははははははははははははははははははは、くっくっくっくっくっくっく、うへへへへへへへへへへへへへへ……」  刺激の質は先程私が気絶にまで追い込まれたあの刺激とそうは変わらない。  私の笑いのツボを的確にまさぐって私から笑いを搾り取っていくあのくすぐり……  あの地獄が再び蘇ってきたかのような感覚に、私は大口を開いて形振り構わずに笑い狂った。 「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いへへへへへへへへへへへ、ぐひぃ~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ! っはっはっはっはっはっはっはっはっは、えははははははははははははははははははは……」  先程と同程度の苦しみを浴びせられているという事は、当然先程以上の絶望を頭の中に過らせていてもおかしくないのだけど…… 「あがはははははははははは、ひぃひぃ! うひひひひひひひひひひひ、いっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、えへへへへへへへへへへへへへ、はにゃ? んむぅぅふっっ!?」  さっきの地獄と同じ刺激の筈なのに……どういう訳か、苦しい筈の酸欠状態に不思議と恐怖心が宿らなくなっていた。 「あっっはっっははははははは、くふふふふふふふふふふふ! んんっっ!? んんんっっ!!?」  それどころか…… 「あは♥ ニャハハハハハハハハハハハハハ♥ あっ! あっっはっっ!? たひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うふっ♥ くふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」  笑いが苦しくなるたびに…… 「あにゃははははははははははははは! うひゃひゃひゃひゃ♥ ぃひゃへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、くひひひひひひひひひひひひひ♥」  恐れや不安とは正反対の…… 「あはひゃ~~~っははははははははははははははははははははは!! やらっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あむぅふっ♥ んんっっふぅうぅぅぅぅ!!」  不思議な快感めいた感覚を……笑いの隙間に感じる様になってしまっていた。 「はぁ~い、ストップ~♥ 一旦くすぐるのをやめてあげて?」 「はぁ、はぁ、はぁ……ぁは……はぁ……ひぃ、はひぃ♥」  この感覚が……なぜ突然生まれて来たのか……私には理解が出来ていないのだけど…… 「ウフフ♥ どうしたの? さっきみたいに強くくすぐって貰っている筈なのに……由加里さんの頬が……なんだかピンク色に染まってきてるみたいだけど?」  私の感じ方が変わったのには……恐らくあの……“笑い我慢”の時間が大きく関係しているだろうという事だけは……予測出来ている。 「はぁ……はぁ……し、知りません! そんな顔……してません……」  思いっきり笑わされた最初の責め……  そこからの佳苗さんによるあのお触りによる私の性感欲求の高まり……  そして、今度は笑いを無理やり我慢させられたあのプレイの流れ……  あの流れによって……私の高まったエッチな刺激を欲する感情は“笑いたいという欲”に重なってしまったに違いない。  もっとエッチな場所を触られたい……と、思う気持ちが“さっきの様に思いっきり笑ってしまいたい”という欲に書き換えられ……  思いっきり笑ったらきっと気持ち良くなれるだろうな……などという曲がった感じ方を私は思い浮かべるようになってしまった。  そして……実際に笑わされ吹き出した瞬間……  その瞬間は……頭が真っ白になる程の快感を……確かに感じてしまったんだ。  それから、その快感は暫く後を引くように私の笑いの中に潜み続け……  私が笑いを吐くたびにその快感も同時に肺の奥から放出されていった…… 「はぁはぁ……はぁはぁ……はぁ♥ はぁ、はぁ♥」  くすぐりが収まった今だからそれがはっきりと分かる! 「なぁに? 何か……言いたそうな顔してますけど……」  私は……確かに……くすぐられながら……快感を感じた。 「うぅぅ……うぅぅ……」  それは違う事なく事実であり、私の股間から僅かに垂れ出ている生暖かい汁がそれを証明している。 「唸っていても分かりませんよ? なんです? 何を“お願い”したいのです?」  きっと……佳苗さんは私にそういう気持ちの変化が訪れたのを既に察している。  察しているから……こんな意地悪な聞き方を……私にしに来ているのだ。 「認めるのが……恥ずかしいですか? 最初は誰だってそうですよ。こういう感情になるのは、最初はだれでも戸惑うし……誰でも恥ずかしいことだと思うものですから……」  正直恥ずかしくて……死にそうだ。  顔が燃え上がる様に熱いし……このような感情になている自分が嫌いになってしまいそうだ…… 「でも……ここに居る私や綾さん……亜理紗には……正直に言っても構わないのですよ? そういう恥ずかしい思いを……してきた者達なんですから……」  羞恥の感情に苛まれ、唇が震えてしまう程の不安と緊張が私を包む。  この言葉を本当に言ってしまっていいのか?  この言葉を吐いてしまえば……もう後戻りが出来なくなるんじゃないだろうか?  そのような不安が自制心を生み……強くなり続けている私の欲求と戦っている……  この戦い……放っておけば間違いなく欲求の方が上回って……自制心を凌駕する事になるだろう。 「さぁ……自分に素直になって……欲求を伝えてみてはいかがですか?」  私は首を横に振って正気を保とうと抵抗を試みるが…… 「それとも……こういう“導き”あった方が……言い易いですか?」  私のそんな抵抗を見た佳苗さんはクスリと笑みを零し、私の決壊寸前の欲望ダムにトドメの一撃を挟み始める。 「ほら……こういう刺激も……好きなんでしょう?」  白い手袋を付けたまま伸びてきた佳苗さんの両手が、私の胸の膨らみに被さり…… 「はひっ!?」  今度は撫でるだけの刺激ではなく、しっかりと力の入る感覚を味わえるよう強く乳房を摘まんで…… ――モニョモニョモニョモニョモニョモニョ♥  と、乳房の形が変わる程の力で揉み解し始めた。 「あぎゃあぁぁぁああぁぁっぁぁぁぁぁ!!? だ、だ、だ、ダメぇぇ! 今そこは……っっ!!?」  絶妙にファスナーの開いた服を揉みながらずらし、私の胸の弱点である乳首をその出窓からはみ出させたかと思えば……佳苗さんはその露出してしまった私の剥き出しの性感帯を…… ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥  っと、シルクの手袋を擦り付けてくすぐり始めた。 「あぎゃあぁぁあぁあぁぁぁっっっっ!!!? いひゃ~~~~~~~~っっっ!!」  シルク生地の痛痒い擦られ刺激が私の乳首の神経に伝わると、私は身体中の神経がショートするかのような電流が走る感覚を味わう。 「こんなに固くしちゃってぇ~♥ ほらぁ! ホントはもっとイジメられたいと思ってたんでしょ? 恥ずかしがらなくて良いの! 素直に告白なさい!」 「いぎゃはぁぁぁっ!? や、や、やめでぇぇぇぇ!! 刺激がぁぁっは、強すぎるぅぅっッ!!! いやあぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!!」 「ほら! 正直に言うの! でないとこのまま中途半端に責めを終わらせるわよ? 良いの?」 「あはぁぁっっ! やだぁぁ! それもやだぁあぁぁぁぁ!! んむぁはぁぁぁあぁぁぁ!!!」  乳首をくすぐられた瞬間から私の理性のダムは簡単に崩壊してしまった。  意地でも我慢しようと思っていた股間からの垂れ流しも、その瞬間から熱いものを吐き出すかのように粘液を射出し始め足裏の横に正座して座っている綾さんの膝にその熱い汁を垂れ被せてしまう。 「どうなの? 気持ち良かったんじゃないの? こんな事されるより前に、くすぐられただけでも既に気持ち良くなってたでしょ! 分かってるのよ? 正直に言いなさい! ほらぁ!!」  佳苗さんの語気が強まると同時に胸の揉み込みにも力がこもる。  もはや服の乱れによってファスナーがだらしなく口を開く様な形になってしまうくらい、私の胸は彼女の手によって揉み犯されていく。  そしてその揉み込みと並行して行われる私の乳首へのくすぐり! もうこの刺激だけで私の股間から溢れる熱液は止められなくなっている。 「は、はひぃぃぃっっ!! ごめんなさいぃぃぃひっっ! ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!」   「謝らなくていいから! どうされたいの正直に言いなさい! 今すぐ言わないと……本当に辞めてしまいますよ? いいんですか?」 「あひぃぃっっ!? も、も、もっと! もっとしてくださいぃィぃ!!」 「何を? 何をして欲しいの?」 「あひゃひぃぃ!? はひぃぃぃぃ!! 気持ち良い事ぉぉ!! 気持ち良い事もっとされたいぃぃ!!」 「気持ちい事って具体的にはなに? 由加里さんはどうされるのが気持ち良いの? この胸モミだけでいいの? うん?」 「ち、ち、違っっはっ!! 違うぅぅふっ! 違ぃますぅぅっ!!」 「胸の揉み上げだけじゃないの? だったら何? 何をして貰いたいの? ほら! 言って見なさい! その通りにしてあげるからっ!!」 「はひっ! あひっっ! はひぃぃっっ!! 綾先輩にぃぃ!! 綾先輩に……」 「綾さんに何?」 「綾先輩にぃ! コチョコチョされたいぃぃぃ!!」 「何処を? 綾さんに何処をコチョコチョされたいの?」 「あじの裏ぁぁはっ! 足の……裏ですぅ! 足の裏ぁ!!」 「ワキは? ワキはしなくて良い?」 「ひぎっ!? や、はっ! 駄目! 腋までお嬢様にくすぐられたら……私っ! 私っっ!!」 「良いのね? ワキはくすぐって貰わなくて良いのね?」 「やひゃあぁ!! やだぁぁ! やっぱりワキもくすぐって貰いたいれすぅぅ!! お嬢様にぃぃ!!」 「私は何もしなくて良いの? 私は黙って見ていたほうが良いかしら? うん?」 「佳苗さんもコチョコチョしてぇぇ!! 胸とかお腹とかその手袋でコショコショして欲しいですぅぅぅ♥ はひゃあぁぁぁ!!」  理性というダムが決壊した今……私の口は本能が語る言葉だけを吐き出し始めてしまった。  なぜこんな事になってしまったのか……私でも理解は出来ないけど……  でも……この欲求を伝えた後の私は喉奥に引っ掛かっていた棘が抜けたかのようにスッキリとした気持ちを味わうことが出来た。  羞恥心の許容量が限界を超え、半ばやけくそになる様に放った忠実な言葉だったのだけど……  私がこの言葉を発してしまった事を後に後悔する事はないだろう。  だって……私の告白を聞いて……  再びくすぐる構えを取る3人が視界に入ると……  もうそれだけで興奮してしまうように……なってしまったのだから……  きっと……私は……本心では……この輪の中に最初から入りたいと……思っていたのだろう……  理性の壁が取り払われた今……私は何ものにも憚られず……この言葉を言えている…… 「皆で……私の事ぉ……くしゅぐって……笑わせて……くだひゃい♥ 私……笑いたい……れす♥」  ……っと。

Comments

色白より褐色肌の女の子って活発なイメージがあるのでくすぐりに弱いというギャップが好きなんですよね!だから瑞穂が皆からくすぐられるシーンはほんとに楽しみにしております!

toshi0325monst

お待たせしてしまって申し訳ありません。 なにぶん書きながらシナリオを練っているもので予定通り行かずなかなか瑞穂にたどり着きませんでしたが、今度こそは瑞穂のシーンに突入出来るかと🎵

ハルカナ

めちゃくちゃいいシーンでした!!瑞穂の弱点は脇腹なんですかね?次の次のチャプターと言っていたのでめちゃくちゃ楽しみです!!

toshi0325monst


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