(ぴゅあスマ2)#67
Added 2021-06-27 07:30:05 +0000 UTC#67 美咲を下半身を責めるパートナーに選ぶと、彼女は「承知しました」と小声で囁きを入れ鈴菜の足元で腰を屈め指先をワキワキと蠢かせながら胸元に突き出されている鈴菜の足先にその手を運んでいった。 目隠しをされその様子を見ることが出来ていない鈴菜は足元に気配を感じたのか、しきりに足をバタつかせて美咲の手を払い除けようと抵抗する。 しかし、足首に巻かれた枷がそのような抵抗を自由にさせるはずもなく……どんなに力を込めて足をバタつかせようとしても彼女の足はしっかりと十字架の根元に固定され一切の身動きを封じてしまっている。 そんな無防備な晒されている足裏に美咲の細く長い指先が音もなく近寄り、力み過ぎて緊張しきった鈴菜の土踏まずの皮膚に人差し指から薬指までの3本の指がソッと置かれる。 「ひっっ!? あ、あ、足裏にっっ! 何か……触ったっ!?」 左右両方の足裏に3本ずつ指先が触れると、鈴菜はその感触に驚く様な悲鳴を上げ身体全体をビクンと反応させる。 美咲はその反応を楽しむようにクスリと笑みを零し、肌に接触させた指を上下にゆっくり動かし始めて鈴菜の足裏にもどかしくなるくらいのこそばい刺激を送り込み始める。 「あっっはっっ! あはっっはっっ!! ちょっっ、そ、そ、そんな撫でかたっっは!? す、す、するなぁぁ!! くっくっく……うぐっっっくふっっっ!!」 土踏まずの伸びきった皮膚の表面を指の先だけでツツツ~~ツツツ~~っと愛撫するその刺激が あまりにこそばゆく感じたのか、鈴菜は彼女の指が動くたびに身体を大きくビクつかせ嫌がる様に顔を左右に振り乱す。 しかし、美咲は鈴菜がそのように嫌がる態度を取ろうがお構いなしに足裏を撫で続け、彼女への責めを途切らさず我慢ならない刺激を送り込み続ける。 「かっっはっっ!? や、やめっ!! 見えないからっっはっっ、刺激の予測が出来なくてっっへっ!? 滅茶苦茶こそばく感じるっっふくっくくくくっ!! ただ撫でられてるだけなのにィぃひっ!? 大したことない刺激の筈なのにぃぃひひっっいひひひひひひ……くひひひひ……」 指三本だけの撫で上げに過剰なまでの反応を見せ、ついには我慢できなくなった笑いが口の端から零れ始めてしまう鈴菜……彼女はその笑いを止めるべく口を閉じようと努力するが美咲の撫で上げが繰り返されるにつれ閉じなければならない口も勝手に開いてそこから笑いが溢れ出してしまう。 「はっっはっっはっはひ!? あひひひひひひ、ちょ、やめっっへ!? あひひひひひひひひひひ、こそばいっっ! こそばいってばっっははははははははははははは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! うはははははははははははははははは……」 美咲も単純に指を上下させるだけの動きを指達にさせている訳ではない。鈴菜の反応を見ながら、足裏の中でも特に反応の良い箇所を探り当てては、その部位を触る時だけ指先をコチョコチョっと細かく動かして他の部位とは違う刺激を与える工夫を行っている。その工夫が功を奏しているのか、含み笑いを繰り返していた鈴菜の反応も徐々に大きくなり始め、そこから本格的に笑い出すのにさほど時間は掛からなかった。 「あっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、や、や、やだっっははははははははははははははははははは、それこしょばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、その触り方こしょばいからやめてぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、いひゃ~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うはははははははははははははははははははは」 足のみならず手までもバタンバタンと十字架に打ち付けながら笑い悶える鈴菜の姿を下からニヤつきながら見上げる美咲……彼女の手は鈴菜の拒否反応を見て悦んでいるかのように刺激の質を過剰に吊り上げていく。 「わぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、あ、足の裏は効かない筈なのにィぃひひひひひひひひひひひ!! この目隠しのせいでっっへへへへへへへへへへへへへへへ、いつもより敏感になっちゃっっへっっひへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 耐えられなくなってるぅぅふふふふふふふふふふふふ、この程度の責めに耐えられなくなってるぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ、やはははははははははははははははははははははは!!」 単純な上下の撫で下ろしに留まらず鈴菜の足裏を隅々まで巡ってくすぐる範囲を広げた美咲の指遣いに、鈴菜は笑う事を我慢することが出来ず責めが続くにつれその声量も激しさを増していく。 まるでピアノの奏者のように細く美しい指を持つ美咲のくすぐり方は実にねっとりしていていやらしさの詰まった責め方をしている。 皮膚の表面に触るか触らないかの絶妙な這わせ方で指先だけを触れさせ、視界を奪われた不安と緊張に石のように硬化した鈴菜の足裏の皮膚を爪の先端だけを触らせて撫でていく…… 強い引っ掻きでなく素早いくすぐりでもないこのねちっこい責め方は鈴菜の緊張しきった足裏に“こそばゆい”という感覚を植え付けるのに十分すぎる火力を誇ったようで、彼女の笑い悶えっぷりがそれを証明してしまっている。 「がっっははははははははははははははは、いぎっっひひひひひひひひひひひ、ひぃひぃっっ!! やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、こしょばいぃぃひひひひひひひひひひ、マジでこしょばいんだってばぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 あなたはその鈴菜の笑い狂いっぷりにゾクリと責め欲を刺激され、その責め欲を満たすべく彼女の背後に立ち両手を左右の胸横から突き出してくすぐる態勢を整えた。 そして暴れる度に左右に揺れるAカップ有るか無いかの彼女の胸の付け根付近に指をワキワキさせながら降ろしていき、肋骨の浮き出たその華奢な胸横の肌へ最初の責めを行った。 ――モニョっ♥ モニョモニョモニョっっ♥ モニョモニョモニョモニョ~っ! 「ゲひゃはっッ!? うびへヒャっ!?? むギひゃアぁあぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!」 浮き出た肋骨の間に指をそれぞれ差し込むように配置し、置いた指先に一気に力を込めて胸横の薄い肌肉を豪快に揉み上げいくくすぐり! そのくすぐりが行われた瞬間、鈴菜は天に向けて顔を上げ絶叫に近い悲鳴を盛大に部屋に響かせる。 ――ムニョムニョッ♥ モニョモニョモニョ♥♥ クニクニ、ムニムニ、モミョモミョモミョ♥♥ 皮膚の中で爪を立て肋骨と肋骨の間の肌を力の限り揉み解し始めるあなたの責めに、鈴菜の悲鳴は更にワントーン跳ね上がりつつもその悲鳴が徐々に笑いへと変換されていく。 「いぎゃああぁぁあっっっはっっっひゃっっっはひっっ……いひっ! ひひっっ! ふひひひ……いひひ……んはははは……うははははははは……」 足裏の刺激と比べあまりに強すぎた刺激をいきなり送り込んでしまった為くすぐったいより先に驚いたという反応を鈴菜は見せているが、その刺激の本質が“くすぐったい刺激”なのだと頭が理解し始めると、鈴菜の口からは先程よりも激しさを増した笑いが吐き出され始めるのだった。 「ぎゃっっはぎゃっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、うはひゃ!? いひゃっっははっはははははははははははははははははははは、そ、そこヤバっっはははははははははははははははははははははは、ちょ、やめでっっへへへへへへへへへへへへへへへへへ、胸の横をそんなに強く刺激しないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ、いぎっひっ!!? いひっ! うひひっ!! うひゃ~~っははははははははははははははははははははははははははははははは、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ぎひぃ! ぎひっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ」 鈴菜はその刺激がよっぽど嫌だったのか手を更にバタつかせ身体も左右に逃がそうと腰を捻ろうと抵抗する。しかし、彼女に与えられた自由はほんの数センチ身体を横に捩られるだけで脇腹に少し皺が寄る程度の捻りを行う事しかできない。その程度の抵抗で胸横を鷲摑みにしているあなたの手から逃れられる筈もなく、単に腰を振って淫らな誘いのダンスを自発的に行っているようにしか見えない。 あなたは鈴菜の淫らな腰振りダンスを堪能しつつも、柔らかさと張りの良さと骨の硬さの同居する胸横の部位を責め続ける。 「イギャッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、うはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、はぎぃぃひひひひひひひひひひひ、つ、つ、強いぃぃひひひひひひひひひひひ、そのくすぐりっっひひひひひひひ、刺激が強すぎるぅぅふふふふふふふふふふ、ダヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うははははははははははははははは」 あなたの責めが開始されたのを見て美咲の責めも刺激の質を変化させ始める。 今まで、優し過ぎるくらいに優しい愛撫で足裏を刺激していた彼女だったが、あなたのくすぐりの強さを見て触るだけの刺激から爪を立てての引っ掻きの刺激に切り替えたのだ。 その引っ掻き方は先程までの優しさなど微塵も感じさせない“残酷”だと言っていい程の強さ・速さで鈴菜の足裏を引っ掻き回し鈴菜に更なる笑欲を掻き立てていく。 「ぴぎゃああぁあぁぁ~~~~っっははははははははははははははははははははは、あ、あ、あじ! あじの裏ぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、いやっはははははははははははははははははははははははははははは!! あじの裏がヤバくなってるぅぅふふふふふふふふ、ひぎっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だ~っははははははははははははははははははははははははは!!」 美咲のくすぐり方が変わって鈴菜の気もそちらに取られたのを見計らい、あなたは胸横のくすぐりを突然放棄してそこから少し上に手を運び彼女の“腋”を次のターゲットに選んで新たな責めを敢行する。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ 万歳している鈴菜の伸びきった腋の窪みに親指以外の全ての指を配置し、間髪入れずにその柔らかくて温かい腋の肌を引っ掻くようにくすぐり始めると、鈴菜はそこから更にトーンの上がった笑いを部屋中に響き渡らせる。 「ぐひぃぃ~~~っっ!!? ぴぎゃあぁ~~~っっはははははははははははははははははははははははは、わ、わぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、わぎぃぃやめろぉぉほほほほほほ、わぎっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、いひゃはははははははははははははははははははははははははははははは」 ――コチョコチョ♥ こちょこちょこちょ……コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~っ♥♥ 腋の皮膚が赤い跡を残してしまう位に強く引っ掻き回したかと思えば、ゆっくりスローな動きに変えて優しく腋の薄肉を摘まんでモミモミ刺激してみたり……はたまた窪みの外側に位置するスジばった筋肉の部位をモニョモニョと悪戯っぽく揉み解してあげてみたり…… 鈴菜のワキが無防備なのを良い事に様々な刺激の質を送り込んで反応を見て楽しんだ。 「あはっっはっっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うへひはっっはははははははははは、いぐっっくっっふふふふふふふふふふふふふふふふふ、ぶひゃ!? うはひゃっっ!! うはっっははははははははははははははははははははははは、ぎひゃあははははははははははははははははははははははははははははは」 鈴菜は刻一刻と変化していく責めに対応が追い付かず、あなたがどのように腋を弄っても笑いを吐き出し続けた。 鈴菜を責めるに際して有効なのは“予測の出来ない変化”である事は前半の段階で学べたことだ。 目隠しをされ視覚の情報を奪われた鈴菜は彼女の武器である“刺激予測の速さ”を奪われ体も心も完全なる無防備に晒されている。その無防備に輪を掛けてこのような予測不能なくすぐりを展開されては彼女も堪らないだろう。 「あぎはっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ワギもあじの裏もヤバいぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、くひゅぐったいぃぃひひひひひひひひひ、ホントにくすぐったいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひ、ハギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 腋への責めだけでも笑いが止められないくらいに悶えてくれているが、それに加えて美咲による意地の悪いくすぐりが足の裏にも施されている。くすぐりに弱いとされるこの二か所を同時に責められて鈴菜の笑いが収まるはずもなく、彼女は狂ったように笑いを吐き出し続けた。 これだけ笑いに苦しめられているのだからそろそろギブアップの一言でも発していいのではないか? と思うのだが…… 「がひゃははははははははははははは、いひひひひひひひひひひひひ、ではひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、や、やめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、くるひぃぃっっ!! くるひぃぃぃぃっっっ!!」 “やめて”とか“苦しい”などの言葉は零しているのに肝心の言葉はまだ口にしてこない…… 「かはっっっはははははははははははははははははははは、ひぃひぃっ!! うひぃ~ひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、くははははははははははははははは!! ぐるじぃぃひひひひひひひひひひひひひ、いぎがっはっはっはっはっはっは、酸素が吸えなぐでぐるじぃぃぃひひひひひひひひひひ、いっひひひひひひひひひひひひひひ」 「鈴菜様ぁ~? 苦しいんだったらギブしても良いんですよぉ~? ほら、意地なんてはってないで~~♥ 楽になりたいでしょぉ~?」 中々ギブアップしない鈴菜にやきもきし始めたのか攻め手が分からないよう無言でくすぐっていたはずの美咲が思わずそのように促しの言葉を零してしまう。 「はっっがっっはっっははは、や、やっぱりぃぃひひひひひひひひひひ! やっぱり足の裏はあんたが責めてたのねっへへへへへへへへへへへ!! そうだと思ったっっ!!」 その声が足元から聞こえたのを鈴菜は敏感に感じ取り、自分の足裏を責めていたのは美咲だったのだと理解する。 「やっぱりって……どういう意味ですかぁ~? もしかして……私がくすぐってるって気付いていたとか……」 鈴菜の言葉に引っ掛かりを感じた美咲は手の動きを緩め声のトーンを落として彼女へ質問を返す。 「はっ、当たり前じゃないっっひひひっ! あんたみたいなド素人のくすぐりっっ、恵理の責めに比べたら天と地ほどの差があるわ!」 美咲の質問に笑いを混じらせながらも語調を強めてそのように返す鈴菜……美咲はその言葉を聞いてピクリと身体を反応させる。 「私のくすぐりが……下手だと言うのですか? あんなに大笑いしていたのに?」 美咲の目は視線が合うはずもない鈴菜のアイマスク越しの目を睨みつける。 鈴菜はそれに応えるように口元をニヤケさせその言葉に返答を返した。 「確かに“並みの奴隷”のくすぐりなんかとは比べ物にならないほどこそばかったわ……でもあんたはその程度までが限界よ。恵理の容赦のない足裏責めはこんな生温い責めは絶対にしない!」 鈴菜の語調の強さに美咲のみならずあなたの手も止まってしまうが、美咲の方は鈴菜の言葉を聞いてすぐまた手を構え直し責めの態勢を整え直す。 「だったら……これはどうです? これでも私のくすぐりは生温いと?」 配置し直された美咲の手は、右手を先程と同じく逆手に構えながら土踏まずに添えられたが左の手は逆手にせず順手のまま彼女の反り返った足指の関節部分に構えられ言葉の語尾を言い終わらないうちにそれらの手を同時に動かし始めた。 ――コチョコチョっ♥ コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ! 土踏まずを責める手は先程同様爪を立てて肌の表皮をこそぐように引っ掻きながらくすぐっているが、足指の関節部分に向かわせた手はその真逆と言える程繊細なタッチで優しく触り彼女の全ての指の関節を愛撫していくように順番に責め立てている。 この“強と弱”相容れない刺激を同時に与えられた鈴菜は強い語調で罵ったにもかかわらず、盛大な吹き出しを最初に上げてしまうとすぐまた笑いの谷底へと突き落される事となった。 「ぶひゃっっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うひぃぃ!!? っっくっははははははははははははははははははははははは、うははははははははははははははははははははははははは!!」 結局大口を叩いてもくすぐったい事には変わりはないらしく、一切我慢できずに笑いを吐き散らしてしまっている鈴菜だが、美咲はその順調に笑ってくれている鈴菜に違和感を感じ始めているのか額に焦りの汗を滲ませ始める。 「ほらっっ! どうですか? くすぐったいでしょう? 私のくすぐりっ!」 笑い狂う姿を見ればくすぐりが効いているのは一目瞭然だが……美咲の顔は晴れない。 笑わせているという実感こそあれど、屈服させるという一点において曇りが掛かり始めたのがあなたの目にも見え始める。 「えがっっはははははははははははははははは、いひぃぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすぐったいっっひひひひひひ!! 確かにくすぐったいけどぉっほほほほほほほほほほほほほほほ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハ、んひ、くひぃぃ!! 絶対あんたにだけは屈服なんてしないわっっ! 絶対よっ!! 絶対ィッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ、うはははははははははははははははははははは!!」 「くっっ!? あ、あなたも! ボーっとしてないで彼女の弱点を責めちゃってくださいっ! もうあまり時間が無いんです! とどめを刺して負けを認めさせましょうっっ!!」 右の責めと左の責めを交互に入れ替えつつ新たな笑いを鈴菜に強いながらも、美咲は手を動かしていなかったあなたにとどめを刺そうと持ち掛ける。 あなたはその言葉にハッとなり、自分が手を止めてしまっていた事を思い出す。 「はひひひひひひひひ、無駄よっっ! いくらそいつのくすぐりが上手くてもっくくくくく……私はもう屈服する気は一切ないんだからっっははははははははははははははは、いぎぃひいっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 弱点を責めろ! 美咲のその言葉に慌てて手を構え直したあなたは、前半の部で唯一手応えのあったあの箇所に手を添えて早速指先をその皮膚に突き立て始める。 「ひぎっっ!!? いひぃぃぃっっ!!? そ、そ、そこっっ! はぎゃああぁぁぁぁああぁぁっっっっ!!」 指を突き立てただけでこの反応……。やはりこの部位は鈴菜にとっての急所である事は明らかだ。 ――モニョモニョモニョモニョモニョ♥ あなたが指を突き立てたその部位は彼女の“脇腹”だった。 柔らかくも反発力と弾力のあるピンと張ったその皮膚に親指以外の指を少しだけ潜り込ませて、凝った箇所をマッサージするかのように一気に揉み解すくすぐりを展開するあなた…… 案の定鈴菜はそのくすぐりに耐えられず、上げてしまった悲鳴の端から早速笑いを吐き出し始めた。 「びぎゃああああぁぁっっははははははははははははははははははははは、いぎゃはははははははははははははははははははははは、脇腹ぁぁッっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、わぎばらやめろぉぉほほほほほほほほほほほほ、いぎっっひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ダヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 足裏のくすぐりと相まって弱点である脇腹までも責められている鈴菜はおよそ女子が上げてはならないであろう大爆笑を部屋中に響くように上げてしまう。 その声量たるや先程までの比ではなく、もはや悲鳴なのか怒声なのか分からないレベルの絶笑具合であった。 「ほらっ! 苦しいでしょう? 死ぬほど苦しいでしょ? このまま続ければ確実に鈴菜様は笑い死にしてしまいますよ? 嫌でしょ? それは嫌でしょ? だったら……ギブアップしてはいかがです? ギブアップすれば少しの間は楽になれますよ?」 「ギャ~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、うははははははははははははは、い、嫌よっ! 絶対に嫌っっはははははははははは、恵理だったらともかく奴隷のあんたに屈服するのだけは絶対に嫌っっ!! 死んでもギブアップなんてしないぃぃひひひひひひひひひひひひひひ、絶対しないぃィっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「だったら……殺しますよ? 息が出来なくなるまでくすぐり倒して……笑い死にさせてしまいますよ? 良いんですか?」 「はっっはははははははははははははははは、ヤれるものならヤってみなさいよぉぉほほほほほほほほほ、私は耐えて見せるっっふふふふふふふふふふ!! 意地でも耐えてみせるんだからぁぁッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、くははははははははははははははははは!!」 「ご、強情すぎるっ!! こ、このっっ!! これならどうですか? ほらっ! こ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~~っっ!!」 「はがっっははははははははははは、ゲホゲホっ!! いぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、手を早く動かせばくすぐったくなるってもんじゃないわよっ! くすぐりが雑になって逆効果なのが分からないのかしらっははははははははははははは、いへへへへへへへへへへへへへへ!」 「だ、だったらなんで笑ってるんですか! 効いてないんだったら笑うのも抑えれば良いでしょう?」 「あぎっっひひひひひひひひひひひ、いひひひひひひひひひ! これはっっはっはっは、脇腹のっっほほほほほほほほほほ、くすぐりに負けて笑ってんのよっ! こいつのくすぐりっっひひひひひひひひひひひひひひひ、私のツボをいちいち突いてきてうざいのっっよっっほほほほほほほ、くぅはははははははははははははははははははは、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「くぅっっ!! だったらこれはどうです? ほらっっ!! カカトも足の甲もっっ!! 足の指も土踏まずも全部こしょぐってやりますっっ!! ほらっっっ!!」 ――ガシッ! 何が何でもギブアップを取ってやると前のめりに責めを展開しようとした美咲だったが、その手は恵理の手によって待ったが掛けられてしまう。 なぜ良い所で止めに入ったのか! と美咲が恵理の顔を見て問い詰めようとするが、その答えは恵理が言葉を発する前に先程から鳴り響いていた“あの音”で得てしまう。 ――ピピピピピピピピピピピ…… 鈴菜の絶叫のような笑いに掻き消され鳴っていたにもかかわらず意識の中に入ってこなかった終了を合図するアラーム音……恵理が止めに入らなければこの音は責めに集中しきっていたあなたの耳にも届いてはいなかっただろう。 「そ、そんな……。時間……切れ??」 改めてストップウォッチの0分00秒という数字を見てペタリとその場に尻をついて座り込んでしまう美咲……彼女の顔は呆然自失と言わんばかりに青ざめてしまっていた。 「はぁはぁはぁ……はぁはひ、ケホ、ケホ! っは、はぁはぁ……はぁ……」 鈴菜は大量の汗と涎を顎に垂れさせ、全身の力が抜けきったかのように頭を項垂れさせながら荒い呼吸を繰り返すも、自分のプライドと意地を貫き通せたという自信に満ちた笑みを口元に浮かべている。 「残念ですが……鈴菜は最後まで屈服はしませんでしたね……。中々にあっぱれな強情さでした……」 鈴菜の脇腹から手を離し彼女の疲弊具合を正面から見ようと回り込んだあなたへ恵理がボソリと呟きを零した。 確かに……あれほどの責め苦を受けながら“意地でも屈しない”と強気に振舞えたのは彼女の強情さやプライドの高さに他ならないのだろう。しかし……途中何度も呼吸が止まりかけるくらいの苦しみを受けたにもかかわらず屈服しないのであれば、どのように責めても彼女を堕とす事は不可能じゃないだろうかとも思えてしまう。 それほどにあなたは攻め手を緩めなかった。美咲もそうだろう……彼女も精一杯責め立てた……。 それなのに意志の力だけで耐えられてしまっては……もはや無敵なのではないかと思わざるを得ない。 そうであるなら……彼女の攻略は不可能となってしまうが…… 「彼女が屈服しなかったのは、あなた方のテクニックが未熟だった……という訳ではないというのはお気付きでしたか?」 鈴菜に対して鉄壁のイメージが付きつつあったあなたに恵理が助け舟を出すかのような助言を鈴菜の姿を一緒に見ながら零す。 「今回の敗因は彼女に“頑張れる理由を与え過ぎてしまった”という事に他なりません……」 頑張れる理由を与え過ぎたとは……どういう意味なのか? あなたはジッと鈴菜の方を真っすぐ見ている恵理の横顔に首をひねって言葉の意味を教えてくれと無言で訴えかける。 「まぁ、これはあなたのせいではなく、美咲さんのミスではあるのですが……」 「えっ? わ、私の……ミス?」 思わぬ恵理の言葉に呆然と座り込んでいた美咲が意識を取り戻すように言葉を返す。 「まず……鈴菜はプライドが高いというのは見ていて分かっていたでしょう?」 美咲とあなたはその言葉に深く頷きを入れる。 「そんなプライドが高い彼女が……自分が虐めてきた奴隷たちに屈服を認めるなんてするでしょうか?」 その言葉に美咲はハッと目を見開く。 中々ギブアップをしない鈴菜に対して痺れを切らし途中で責め言葉を吐いてしまったのは美咲だった……それまでは足裏を誰がくすぐっていたかなんて知りもしなかった鈴菜に……この責め言葉を発した本人が足裏を責めているのだと気付くのは当然だ。 攻め手が分かった事で“この二人だけには意地でも屈しない”という精神に火をつけてしまったのだろし、その心理は冷静に考えればごく当然の事だと理解できる。 設定では……鈴菜は調教と称して徹底的にあなたや美咲をイジメ抜いてきたと言うのだから…… そんなイジメていた二人に屈服させられるなど彼女にとって死ぬよりも恥ずかしい事……と意識付いている事だろう。 「そしてこれが……致命的だったのですが……」 鈴菜の思考が読み解けたことで納得しかけたあなただったが、恵理は更にそこから“致命的だった”と思える箇所があると主張する。 「“残り時間が少ない”という情報を彼女に与えてしまった事……それこそが最後まで耐えきれた最大の要因です……」 “残り時間が少ない”などと……言った覚えも聞いた覚えもないが……と、一瞬あなたは戸惑うが、それも美咲の言動の中にミスがあったことを彼女自身が思い出してしまう。 「あ、あの時……追い込みをかけようとこの方に言ったあのセリフが……致命的だったという事ですか……」 彼女がそこまで呟いた瞬間、あなたはあの言葉を思い出す。 脇腹を責める直前……手を止めて呆けていたあなたに美咲が出した指示…… 「そう。あの時“もうあまり時間がありません”“弱点をついてトドメを刺しちゃいましょう”といったそのセリフ……アレで鈴菜は“責めの時間も後少しなのだ”と、恐らく悟ってしまいました。時間があと少しで終わるのなら……ギブアップなんて……しませんよね?」 確かに……その通りである。 時間が測れない鈴菜にとって一体いつまで責めに耐えれば解放されるのか? という心理は闇の先にゴールを見ているようで不安と焦りが生まれる要因にもなるのに、その闇に“あと少しで終わる”という希望の光が差せばそれを頼りに頑張れてしまう…… どんなに苦しくても“あと少し頑張れば終わる”と考えれば意思も挫けないし、負けられないとさえ思えてしまう。この二つの情報は鈴菜にとって責めを耐えうる大きな寄木になったのは言うまでもない。 恐らくそれだけが敗因だったのだろう…… そうでなければ、あのような責め苦で最後まで耐えられる理由が他に見当たらないのだから…… 「私が……言葉を出したばっかりに……失敗した……。私が……」 虚空を見つめるような絶望の表情を浮かべた美咲に恵理がそっと手を出し彼女が立ち上がるのを促す。 その手を縋る様に握り返した美咲に恵理は優しく声をかけ直す。 「貴女の責めは見事でしたよ? 足裏が効かない筈の鈴菜をあれだけ笑わせられたのですから……」 恵理の言葉に美咲は顔を横に逃がしてボソリと言葉を返す。 「でも……それは……目隠しがあったからなのでしょう?」 「それもありますが、やはり鈴菜はプライドが高い故に効かないと豪語している足裏で笑うのを嫌っています……だから、相当我慢しようとしたはずです。でもそれでも貴女は彼女を笑わせられた……それは凄い事だと私は思いますよ?」 「……そう、かもしれませんが……でも……やっぱり私のミスの方が大きすぎて……」 「誰も“彼女の心情まで計算に入れて責めろ”なんて教えませんでしたからね……それは仕方のない事です。その点は……それを知り尽くしてる鈴菜の方が一枚上手だったというだけの話……」 「まさか……くすぐり責めがそこまで奥が深いものだったなんて……」 「今学べば良いだけの話です……。それに……」 「……それに?」 「いえ、貴女の責めを見る限り……貴女が本当に責めたかったのは……上半身だったのではありませんか?」 「っっ!? な、何でそこまでっ!?」 「いえ……何となく……そのように感じただけですが……やはりそうでしたか……」 「は……い……。私は……その……鈴菜様に責められてきた中で……ワキが特に苦手だったのですが……」 「苦手に思っていたからこそ、そこを責めてみたいとも思っていた……そういう事ですか?」 「うぅ……まぁ……はい……」 「だったら、次はそっちに配置してもらえるようこの方に頼んでみてはいかがですか?」 「えっ!? つ、次が……まだ私にも……有るんですか?」 「えぇ……拘束の期間はまだまだ有りますので……何度でも機会は訪れます」 「だ、だ、だったら……私……」 最初こそ深く沈んだ表情で絶望を顔に宿らせていた美咲だったが、恵理との会話の果てにその顔は晴天のように晴れ渡りあの美しい笑顔を前髪の隙間から覗かせ始めた。 そしてあなたを振り返り見ると、手を胸の前で組んで潤んだ瞳を見せながら…… 「次こそは! 次に私を選んでくだされば、今度こそ彼女を屈服させて見せます! ですから……もしよろしければ……その……」 声を震わせながら頭を下げ…… 「パートナーにして頂いたときは……上半身の方を……私に……責めさせてくださいっ!」 と、あなたに懇願を行った。 それを見てクスリと笑った恵理の方もこちらを振り返り…… 「別に……美咲さんだけをパートナーに選んでくださらなくても……私だってちゃんと仕事はしますよ?」 と、あなたにウインクをして見せ唇から舌をチラッと見せると、恥ずかしがるようにまたクルリと反対側を向き直してしまった。 あなたは二人の言葉を受け、どちらに返事を返すわけでもなくコクリと頷きを入れもう一度拘束された鈴菜の身体を見直した。 あまりにも疲弊が激しくて言葉一つ発する事も出来ずに項垂れながら呼吸を繰り返す鈴菜…… あなたはそんな彼女の顔を見つつ、心の中で“次こそは必ず屈服させてやる”と呟いて部屋を後にした。 店の外へと出ると、外はすでに夕日が沈みかける時間帯になっていた。 あなたは今日の事を思い返しながら裏路地の狭い道を歩いていく…… 恵理の言う通り、まだまだ鈴菜を屈服するための機会は何度でもある。何度でも挑戦していつか屈服させてやればいいのだ! 一度は沈みかけた闘志をあなたはそのように燃やし直しながら……次のプレイを楽しみに思いつつ帰路へとつくのだった。 『鈴菜ルート失敗④……【心理的要因で辛くも敗北】エンド……完』