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ハルカナ
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(ぴゅあスマ2)#34

#34  あなたが“腋の部位を責める”と宣言すると、横を向いて自分の腋の様子を窺うようにしていた恵理がハッと驚く様な表情をコチラに向けイヤダイヤダと言わんばかりに首を振って拒否感を示した。  その仕草を見なかった訳ではないがあなたの指はすでにリモコンのスタートのボタンに掛かっており、責めるという宣言をした直後にはそのボタンも深く押し込んでしまっていた。  何かに怯えるように嫌がる恵理を尻目に命令を受諾したくすぐりマシンは、彼女が背もたれの代わりとして背を付けている金属の円柱から機械の駆動音を立て始め、予め開けられていた手のひらくらいのサイズの丸い穴から左右1本ずつくすぐりハンドを這い出させる。  機械のフレームを見せないように配慮してか手の部分には人間が付けるであろう白い手袋が装着されており、手の部分だけを見ると人間のそれと遜色ない作りが成されているのを見て取ることが出来る。  現れたくすぐりハンド達はそれぞれ白地に茶色い毛の混じった20cm程の長さの鳥の羽根を摘まんでおり、これからソレで敏感な腋を触ってやるぞと言わんばかりに毛先をくねらせ恵理の顔の前で不安を煽るかのような威嚇を始めている。 「ひっっ!? い、今は……わ、腋…………ダメ…………」  羽根のくねりを目の前で見せつけられている恵理は、まだその羽根が触れてもいないのに上半身を右に左にと捻って嫌がる仕草を取り、あなたに懇願の眼差しを向けてそのように震える言葉を零す。  そのように怯えられても、責めのスイッチはオンになってしまった後なのだからもはや止めようが無い。  機械の手は恵理の怯えを無視するように左右に広がって、白衣の隙間から覗いている彼女の美しい腋の曲線ラインに羽根先をゆっくり近づけさせていく。  空中をコチョコチョとくすぐるように羽根の毛先を遊ばせながらゆっくり近づいてくる2本のくすぐりハンド達に触られた時の刺激を想像してしまったのか、恵理の身体がビクビクっと寒気を催すように震えを起こす。  そして、羽根が触れるのを見ていられなくなり固く目を瞑って刺激に備える恵理だったが……先程の足裏への責めの余韻が相当残ってしまっていたのか、羽根先がほんの少し腋の窪みへ触っただけで身体が雷にでも打たれたかのようにビクリと大きく反応を示す。 「はっひぃぃぃぃっっ!!?」  悲鳴かと思う程の甲高い声が部屋中に響き、目を瞑っていた恵理は再び目を見開いて刺激に驚いた表情をあなたに向ける。  その悲鳴を聞いてか聞かずか……くすぐりマシン達はその声をスタートの合図とするかのように腋の皮膚にチョコンと乗せた羽根先をクネクネっと躍らせるように動かし、恵理の腋の極々小さな範囲を優しくくすぐり始める。 「んはっっ!? かはっっっはは……はひっっ!? やだっっははははははははははははははははははははははははははははははは、いはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、く、く、くすぐったいぃぃっっ!!」  腋の上に僅かに被さっている白衣の裾のラインに沿うようにチョロチョロと毛先を遊ばせてくすぐる刺激に、恵理は目を見開いたまま口だけを笑いの形に歪ませ、足裏を責められた時の続きを再生するかのように大きな笑い声を吐き出し始める。  白衣の裾の歪んだラインを跨ぎながら腋の下の部位まで毛先をコチョコチョさせながらくすぐり下ろした機械の手達は胸の横付近まで羽根先を降ろすと、今度は今辿った道を戻っていくかのように同じコースをくすぐりながら戻っていく。   「かっはっっひっっぃぃぃ!!? ん゛あぁあぁぁぁぁぁっっ!! ぞ、ぞ、ゾクゾクしますぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、や、やめでぇぇぇ!! そのなぞり方はやめてっっへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  腋の部位を晒すように万歳の格好を強いられている恵理に機械の手の責めは容赦がない。  ただでさえ触られれば強烈な寒気とむず痒さを感じてしまう神経が走っている部位なのに、その神経を逆撫でするかのように羽根の毛羽立った先端で撫で上げられるものだから恵理が悲鳴を上げながら笑ってしまうのも無理はない。  見ているだけでゾクゾクと寒気が腹の底から湧き上がってくるほどなのだから、実際にくすぐられている恵理は相当なこそばゆさを与えられているに違いない。  せめて白衣の前裾のボタンが開けられず閉じられていればこのような悶絶はしなくて済んだであろうが、今の彼女が着させられている白衣は前が大きく開かされておりワキはおろか胸や腹……腰のくびれに至るまでその白衣の前裾から零れて晒されている。  そうであれば白衣など着ていても着ていなくても同じじゃないか? と思うかもしれないが、この白衣……実は敢えて彼女に“着させている”のである。  白衣の様な厚手の生地の上着を着ていれば普通に着ていれば腋や脇腹の部位は白衣の下に位置し守られている形となる。普段から白衣を着ている女性であるならその“守られている”という安心感を無意識化で身体が感じている筈なのだが、しかし、今の恵理のように前を開けて着せられればどのような服を纏っていてもくすぐりに対して防御など出来ない。白衣を着ているのにくすぐりから逃れられないという状況がどれだけもどかしい事なのか……想像に難くないだろう。もう少し白衣の裾が腋を隠してくれればくすぐったくないのに! もう少し白衣の前を閉じてくれれば……と、白衣も巻き込んでくすぐりを意識させられる事となる。守れるはずの部位を僅かな差で守ってもらえないこのもどかさしさは、くすぐったさに相乗効果をもたらし、余計にじれったく……くすぐったく感じてしまう。  美咲はそれを見越して恵理に“敢えて”白衣を着せたまま拘束をしたのだ。 「あがっはっっっはひひひひひひひひひひひひひひ、やだっっはははははははははははははははははははははは、ゾクゾクしますぅぅふふふふふふふふふふふ、いつもより腋が敏感になってしまってますぅぅ!!」  その白衣の効果もさることながら、今は足裏を責めた時の“笑い癖”が乗っている状態である。二つも三つも笑い易くなる要素が合わさっているこの状況で恵理が笑いを我慢できるはずがない。  意地悪に責めるマジックハンドの羽根くすぐりに恵理は上半身を大袈裟に振り乱して笑い悶えようとする。  振り乱して笑おうとするが、手首を拘束している枷と太腿に巻かれたベルトによって身体が固定されている為恵理はあまり大きな動きを取る事も出来ない。それもじれったさを加速させ、彼女のくすぐったさを感じる感度を割り増しで高めていく。 「ひゃあぁ~っはっはははははははははははははははははははははははは、いへひひひひひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、わ、腋でこんなに笑うなんてっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、こんなの嘘ですぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、こんなの私じゃないぃィぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、はぎゃぁぁっははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  手の枷を引き千切らんばかりの暴れっぷりに加え、上半身を反らせるだけ反らして円柱の背もたれにバタンバタンと背中を打ち付けて笑い悶える恵理の姿に、あなたは指の毛細血管の隅々にまで行き渡る程の熱い淫熱を帯びた血の流れを体中に感じた。  無軌道で無秩序に拘束されただけの彼女をただ責めていただけという感覚で考えていたあなたに、実は彼女を笑わせる為の仕掛けが服の着せ方から責め言葉の一端に至るまで……様々な箇所に散りばめられていたという事に気付き、あなたは驚愕と共に驚いた勢いと同じだけの淫欲を改めて高めてしまう。  別に気付かなくてもプレイに支障はないが……気付いたら気付いたでプレイの質も変わるというものだ。 「くはっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、いひぃ、はひぃ!! ウハハハハハハハハハハ、ひひひひひひひひひひひひひひ、んへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! く、くるひぃっ!! 笑うの……苦ひぃっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、んあっははははははははははははははははははははははははははは!!」  白衣の袖へ僅かに羽根の一部を乗せながらも腋の皮膚をそのラインに沿って撫でる刺激を行っていた羽根は、ある程度恵理を笑わせたと判断すると今度は羽根先を裾の裏側に忍び込ませて白衣の内側の皮膚をくすぐり始める。  小指を立てて裾の部分を僅かに浮かせるように持ち上げ、その空いた隙間に羽根を潜り込ませて羽根を上下に動かしくすぐる様子は、人間の手で行う動きと遜色なく手際が良くて正確だ。その責め方を見ていると、この羽根を持つ手が本当に機械で動いている手なのかと疑問を持つほどに人間臭い動きをして見せている。  この動きをプログラムしたのは恵理だとさっきは言っていたが……ここまで特殊な責めを行えるプログラムをどういう顔をして打ち込んでいたのか気になってしまう。きっと責めている様子を頭に思い描きながら打っていたんだろうな……と、あなたは笑い狂う恵理を見ながら勝手な妄想を広げた。 ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥   「はひゃあぁぁっっははははははははははははははははははははははははは、は、白衣の内側に羽根を入れないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ、それホントにくすぐったいですってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! かはっっははははははははははははははははははははははは、んひぃ~~っっひひひひひひひひひひひひひひひひひっひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  白衣の内側に入り込んでしまった羽根の先端がどんな動きをしているかを目で追うことは出来ないが、くすぐりハンドの動きを見る事で何となく想像はつく。  腋の端の方にある敏感な神経をくすぐるために白衣の奥へと忍び込んで羽根先がコソコソ動き回っている様子を白衣越しに想像していると、直接見ているよりも想像力が働き普通の何倍もの興奮をあなたに働きかける。  あの白衣の下では羽根がどんな動きをして恵理のどんな部分をくすぐっているのか……見てみたい。……白衣を捲って見てしまいたい……。見たい! そのような欲求が募りに募って辛抱出来ないほどに膨れ上がったと同時に、鈴菜が目を落していたストップウォッチから甲高い電子音が鳴り響いてしまう。 ――ピピピピピピピピピピッ!  聞き覚えのある電子音……そして1度目と同じように落ち着いたトーンで発せられる鈴菜の「時間よ……止めなさい」の声。  あなたはその声を聞いて「もう少しこのくすぐりを見ていたかった……」という後ろ髪を引く思いに抗いつつ、渋々停止のスイッチを押してあげた。  機械に指示を送ると、白衣の中に羽根を潜らせていたくすぐりハンドは直ちに羽根を白衣の隙間から抜き出し、まるで潮が引くかのように定位置である背もたれ代わりの円柱の穴の中に戻っていった。 「かはっ……はっ……はっ……はっ……はぁ……はぁ……」  舌を出し涎に糸を引かせて口から垂らせるという無様な顔を晒しながらも、恵理は肩を上下に大きく揺らしながら荒い呼吸を繰り返している。  冷静そうに見えた恵理の像を壊してしまうかのようなその切羽詰まった呼吸の取り方に、あなたはドクンと大きな心音を一つ胸の奥から鳴り響かせる。 「チーフ、いかがです? いつも顔を合わせてもほとんど喋らない彼女がこんなにも笑い狂うなんて……意外だったでしょ?」  あなたは恵理の疲弊した顔を見ながらウンウンと何度も頷きを返す。 「次は、チーフの手で彼女を笑わせることが出来るんですよぉ~? 楽しみでしょう?」  美咲の言葉にあなたは首を縦に振る事しかできない。実際楽しみなのだから……  機械に責めさせるのをじっと眺めるのも悪くはないが、やはり自分の手で笑わせてこそ達成感というものは湧いてくる。あなたはそれも味わいに来たはずなのだから……自分の手で笑わせるというくすぐりフェチの夢を実現するために……。 「最初の足裏で笑い癖がついて、次の腋責めでその笑い癖が更に強くなってしまって……もはや今の恵理ちゃんは何処をくすぐられても笑う……笑い人形と化してしまってます♥ 今なら足裏や腋に限らずまだチェックされていない“脇腹”なんかも笑わせることが可能かもしれません……そこが弱点かどうかは分かりませんが、例えそうじゃなくても笑い癖の付いた彼女なら簡単に笑わせる事が可能でしょう……」  美咲の言葉に誘導されるようにあなたは恵理の脇腹に視線を移す。胸の横からスッと綺麗にくびれを形作って見た目にも柔らかそうな印象を与える恵理の脇腹……。項垂れるように顔を下に向けながら、大袈裟な動きで胸奥に酸素を取り込む仕草をしているその動きの具合によって僅かに皺が寄ったり伸びたりを見せるその部位は、遠目に見ても肌が柔らかそうで思わず触りたくなってしまう衝動が沸々と湧いてくる。しかし、その箇所はまだチェックをしていない箇所であるためくすぐりに対する反応がどの程度のものなのか想像もつかない。ワキも足裏も笑いを誘えたのだから……もしかしたら脇腹のくすぐりには耐性があるかもしれない……あなたの脳裏にはその恐れがチラついている。  今までの“笑わせた”という実績も、次の責めで笑わせる事が出来なければ無に帰してしまう。プレイが終わってしまうのだ……それだけは避けたい!  今笑わせた腋の部位なら手でくすぐっても笑ってくれるかもしれない……  足の裏の反応も最初から良かったのだからそこを責めて笑わせられるかもしれない……  しかし脇腹は……未知数が過ぎる。リスクの大きい賭けになる気がしてならない。  美咲が言ったように“笑い癖”というものが本当に存在するのであれば脇腹を試すのもありだとは思うが……ここで失敗するのは一番に萎える行為だと自覚している。  さてどうするべきか? 今笑わせた“腋”をくすぐるか……それとも反応の良かった“足裏”を責めてやるか……はたまた視界に入っているあの魅力的な“脇腹”を思い切ってくすぐってみるか……  あなたはしばしの間考えを巡らせ、様々な責めのシミュレーションを脳内で繰り広げ……そして一つの場所に考えをまとめた。  あなたは最終的に…… A:恵理の“腋”をくすぐって笑わせる事に決めた! →#37へ B:視界に映っている“脇腹”を責め場所として選んだ。→#40へ C反応の良かった“足の裏”を責めて確実に笑わせてやると宣言した。→#42へ


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