(ぴゅあスマ2)#33
Added 2021-02-17 11:48:05 +0000 UTC#33 あなたの指示を電波の送信によって受け取ったくすぐりマシンは、あなたが選んだ“足の裏”のチェックを行うため恵理のカカトの下に設置された黒い金属製のボックスから2本のマジックハンドを這い出させ、晒すように拘束された彼女の無防備な足裏に向けて手をワキワキさせながらくすぐる振りをして見せる。 手には羽根などの道具は持っておらず、人間の素手と変わらないように指の関節を自由自在にクネクネと動かして刺激を想起させる動きを行っているが、その爪に当たる部分には先端を鋭く尖らせた樹脂製の長い付け爪の様なものが装着されていた。樹脂製であるため尖ってはいても肌を傷つける事はほぼないだろうが、プラスチックのように反発性のあるその爪に足裏を優しく引っ掻かれると想像しただけで鳥肌が立つほどの寒気を感じずにはいられない。 それは恵理も同様に感じているようで、カチカチと爪同士が当たって奏でる音を聞くたびに顔色を青く染め頭を左右に振って嫌がる仕草を見せる。そして小声で「何で? どうしてっ?? 何であの爪が……??」と、爪を付けた手に対して畏怖の言葉を呟き始める。 「フフフ。最初に足裏を選ぶなんて……さすがはチーフですね♥」 くすぐる前のフリを存分に見せつけているマシンの手を見ながら、美咲があなたの最初の選択をゆっくりとした拍手をおくってわざとらしく褒め称える。 「このマシンは……確かに恵理さんがプログラムして作ったマシンなのですけど、作った本人を拷問するのに彼女の意向が乗ったプログラムのまま動かすのはちょっと面白くないと思いまして……この足の裏のプログラムだけ少し弄らせてもらったんです♥」 美咲がそのように零すと、それを聞いた恵理があなたのより先に慌てて言葉を挟んでくる。 「み、美咲……さん! プログラムを……弄ったんですか? このマシン……」 「えぇ……♥ 時間が無かったので足の裏の設定だけですが……でもほら、見て分かるでしょ? チェックの段階で使う道具は本当なら“鳥の羽根”と設定して筈ですが、今装備しているのは拷問用の“くすぐり爪”の方ですし……」 「こ、この爪は……本当に拷問用に設計したやつですから……チェックには使わない様にしてたのに……」 「でしょ? だから書き換えてあげたんです♥ 勿論くすぐり方も多少は書き換えてますので……恵理ちゃんがプログラムした動きはあまりしてくれないと思いますよぉ?」 「そ、そんな……それじゃあ……刺激の予測が出来なくなります!!」 「あらあら……それが普通でしょうに? “くすぐり”っていう行為は刺激の予測が出来ないから感度が増して笑い易くなる……それを最初に提唱したのは貴女でしょう?」 「そ、そ、そう……ですが……」 「だったら……拷問を受けるあなたにも同じことを当てはめないと不公平じゃありませんかぁ~♥」 「べ、別に……不公平だなんて……」 「チェックの段階だから笑わないのが当然……なんて思わないでください? これから行うのは“拷問”なのですから……貴女には存分に“笑い癖”を付けて頂きますよ♥」 美咲の言う“笑い癖”というのが何のことであるのか? という疑問はさておき、焦らす様にくすぐる振りを行っていた機械の手達は、存分に恵理の触られる予期不安を煽り倒すと……足裏に爪先を向けて僅かの間指の動きを止めそれぞれくすぐる部位に狙いを定めるように静かに足裏全体を静観した。 そして、恵理が次の反論の言葉を吐き出そうとするタイミングを見計らって一斉に狙いの箇所へ爪先を突き立てに走った。 「わ、笑い癖って……そんなものっ————ンはっっ!!?」 窪みが平らになるくらいに引き伸ばされた左足の土踏まず、そして反り返る様に曲げられた右足指の付け根の膨らみ……それらの箇所へ同時に樹脂製の乳白所色の爪の先が触れ、恵理は言葉の途中で息を吐き出すような吹き出しを強いられる。 ――コチョ……こちょ……コチョ……こちょ…… 敏感な足裏の表皮に触れたその爪先はそれ以後皮膚の中に爪をめり込まさず、皮の表面を僅かに掠るように上下に動き始め恵理に耐え難いこそばゆさを送り込み始める。 「っっっんはっっ!? はひっ!? あっっ……あっ……あぁっっっ!!」 その突然の刺激に口を閉じる事も忘れてしまっていた恵理は、開いた口をヒクヒクと震わせそこから悲鳴にならない声を断続的に零し始める。 ――コソコソ♥ カリカリカリ……こちょこちょこちょこちょ……コショコショ♥ 最初の刺激こそビックリした表情を作っていた恵理だったが、爪の動きが強くなったり弱くなったり……早くなったり遅くなったりを組み合わせて巧みに足裏をくすぐり始めると、恵理は開いた口の上唇を波形に歪ませ口角を引き攣らせる様に大きく持ち上げ大きく開けた目も目尻を垂らせるように笑みの形を取り“笑い”の顔を形作っていった。 「はっっ……はひ、はっ……はっ……ははっ…………いひはっっ!?」 顎がプルプルと震え、肩も腰も電気を帯びているかのようにビクビクと痙攣しそのくすぐったさが少しずつ恵理を笑いの園へと誘い込んでいく様子が見て取れる。 ――コチョコチョコチョ……こしょこしょ♥ コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥ 上に下に……右に左にと予測できない動きで足裏を蹂躙するくすぐりハンドの攻撃に恵理は思わず顔を天に向かせる様に上げ途切れるような笑いを断続的に上げる。 口を閉じようとしても自分の意思ではもう口も閉じれない……閉じようとしても笑いが喉元から空気を押し出して無理やり開けさせられてしまう。笑う事を口を開けたまま行う事は不可能に近い……だから口を閉じれない恵理はこのように顔を上に向かせて金魚が必死に酸素を吸うかのように口をパクパクさせて笑いを堪えているストレスを少しでも解消する事しかできない。 しかし……そんな行動が次々に押し上がってくる笑いを留める一助になる事などは決してなく……恵理は顔を上に向かせたまま火山を噴火させるかのように溜まっていた笑いを盛大に吐き出してしまう事となる。 「ぷはッっ!!?」 吹き出すきっかけは些細な刺激の変化によるものだった。 笑いを吹き出す寸前まで追い込まれた恵理に慈悲を見せるかのようにマシンのくすぐりが一瞬だけピタリと止まり彼女に安堵を促す隙を提供した。その隙に乗じて吐き出そうとした息を吸い込もうと恵理が肺胞を広げようとすると、機械は意地悪く再び動き出し彼女の油断した心の隙間に強烈なくすぐったさを捻じ込んできた。 「パギャアアァッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、うははははははははははははははははははははははははははははははは、ちょ! ズルひぃぃひいひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、そんなのズルひぃぃぃぃひいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ダハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 火山弾のように飛び散る唾と、土石流のように溢れ出してくる大笑いの濁流が噴火を余儀なくされた活火山のように映り、普段の大人しそうな外見の彼女からは想像も出来ない無様な笑いっぷりにエロティックなギャップを存分に感じ、胸の奥から熱を持つ血潮が生成さるのを大いに感じ取る。 「やっっ、やっっははははははははは、やめてくださいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! あ、あ、足はっっはははははははははははははははははははは、足はダメですっっ!! ホントに足はぁぁぁっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!! イヒィッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!」 頭を縦に振って笑い悶える恵理の仕草も……顔を横に振って必死に嫌がる様子を見せてくる彼女の様子も……どちらもあなたの淫欲を刺激してやまない。 笑いそうにない女性だからこそ笑わせた時のギャップの破壊力はかなりのモノである。それを地で行っているのが恵理である事は間違いない。 あれほど無関心、無表情を貫いていた彼女なのに……少しのイレギュラーが発生しただけで子供のように笑い狂う姿を披露する事となるとは……。拘束以上に“くすぐり”という行為自体が相手の自由を奪っているという事が良く分かる。 表情を選べる自由を剥奪して無理やり笑いを強制する行為であり……言葉を喋りたくないと思っている者の権利さえも奪い去って“笑い”という悲鳴を上げさせ続ける…… くすぐりはそういう強制力のある拷問であると……あなたは改めて理解する。 理解しつつも……その支配力の強い魅力に更に興味を湧かせる事となる。 「あがっっはははははははははははははははははははははははははは、も、も、もうやめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、無理ですっっふふふふふふふふふふふ!! ホントに無理なんですからぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、くひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ……」 出来ればこのまま恵理の笑い狂う姿を眺めていたい……あなたはそのように頬に熱を携えて見入っていたが、その天国の様な光景には一時的な中断が挟まれる事となってしまう。 ――ピピピピピピピピピ! タイムキーパーを任されていた鈴菜が持っていたストップウォッチがその音を鳴り響かせた瞬間、彼女の言葉によってこの中身の濃い最初のチェック時間が終わりを迎えのだった。 「そこまでよ。機械を止めて?」 鈴菜の声にハッと現実に戻されたあなたは、慌ててリモコンのストップのボタンを押し指示通り恵理の足裏をくすぐっていたマシンの責めを止めさせボックスの中へ戻るよう指示を与えた。 それによりあの忌々しいくすぐりの刺激からようやく解放された恵理だったが、足裏への余韻が強烈に残っているのか……くすぐりが終わってもなお引き摺る様な笑いを涎と共に口端から零し焦点の合わない目を救いを求めるようにあなたに向ける。 「あらあらあら……まだ最初のチェックの段階だというのに、恵理ちゃんったら涎まで垂らして笑い悶えちゃって……こんなんじゃこの先が思いやられますねぇ~? ウフフ♥」 そのように煽りながらも恵理の口端に垂れた涎を指で拭ってあげる優しさを見せる美咲だが、その拭った涎をペロリと舐め上げて至福そうな顔を浮かべる顔を見るにつけ彼女の狂気を孕んだ笑みが一層怖く感じるようになる。 「さぁ、チーフ……今がチャンスですよ♥ 今恵理ちゃんは足裏のくすぐりに笑わされて“くすぐり”の刺激に敏感になっている筈です。きっと今なら……弱点じゃない箇所でも笑ってしまうんじゃないでしょうか?」 美咲のその言葉に、恵理は顔を真っ青に染めて首を横に振り嫌がる様子を見せる。 「や、やめて……くだ……さい! い、今は……ダメです! 休憩を……少しで良いので……」 恵理は首を振りながらもあなたに懇願する……今の状態が自分にとってかなりマズい状態である事を悟っているからこそ、休憩を挟んでくれと必死になっている。 「くすぐった~い刺激に一度でも屈して笑ってしまえば、その人はしばらく“笑い癖”が付くようになります……その笑い癖が効いてる間は何処を触られてもくすぐったく感じて笑わずにはいられなくなるはずです♪ 是非……この笑い癖を持続させるように攻め箇所を選んで彼女を笑わせてみてください♥」 最初に彼女の言っていた“笑い癖”という言葉の意味がようやく理解できたような気がした…… 確かに……自分の経験で当てはめても想像は出来る。腋をくすぐられて笑ってしまうと……その後どんなくすぐられ方をされても笑い続けてしまうあの現象と同じだろう。普段は笑う程でもない首や背中への刺激でさえも無性にこそばゆく感じて思わず笑ってしまう……アレが彼女の言う“笑い癖”なるものなのだろう…… 「はぁ……はぁ……はぁ……はひぃ……はぁ……はぁ……」 その笑い癖というのが本当に効果があるのなら……恵理が笑わなそうな箇所でも笑わせる事が可能になるのだろう。 とはいえ、まだ触れてもいない腋や脇腹のうちどっちが笑わないかなど……想像がつくはずもない。 一体どっちを責めるのが正解なのか? どっちを責めれば“笑い癖”を持続させられるのか……? あなたは恵理の上半身を見定めながらも2番目のチェック場所をどちらにしようか悩んだ。 悩んでも答えなどでないのは当然なのだが、自分が恵理だったらと置き換えてどちらを責められるのが嫌かを出来る限り想像してみた。 足裏に距離的に近い脇腹をくすぐられるのが効くのか……それとも、距離は遠いが先程から横目にチラチラ気にしている様子を見せている腋を狙うのが良いのか…… 明確な判断材料などない……だから、勘で選んでも問題は無いと思うが…… あなたはしばし想像を膨らましどちらの箇所を責めるのが効率的なのかを時間いっぱいまで考え抜いた。 そしてその考え抜いた箇所を、促しに入ろうとした美咲に告げ次のチェックへと移る事となった。 あなたは美咲に…… A:“腋”を責めさせたい! と告げ、次のチェック部位を腋に選んだ。→#34へ B“脇腹”をくすぐらせたい! と告げ、次のチェック部位を脇腹に選んだ。→#35へ