NokiMo
ハルカナ
ハルカナ

fanbox


(ぴゅあスマ2)#27

#27  あなたがリモコンのスイッチをオンにすると、恵理の手を拘束し背もたれの代わりにもなっている円柱状の柱から物々しい機械音が鳴り響き始める。そしてその音が鳴り始めてすぐに、円柱の左右横に開けられた“いかにも”な穴から人間の手を模した機械の手が“鳥の羽根”を器用に指で摘まんで持ちながらウネウネと這い出し、空中を漂うように恵理の身体の横サイドへと移動すると、早速と言わんばかりに指先を怪しくくねらせながら彼女の“腋”の部位にそれを近づけていく。  親指と人差し指で羽根の芯の部分を摘まんで持つその様子だけを見ていると、それが機械の手であるという事を一瞬忘れてしまう。  手の部分には白い手袋が装着されてあり、メカメカしいであろう手の甲や手のひらの様子を外目には見せないよう工夫がなされてある。しかし腕に当たる部分はそういう配慮を忘れてしまったのか……それともただ面倒なだけだったのか、チューブ状の細いケーブルが剥き出しのまま腕として機能しており、そこを見れば“この手はやっぱり機械で出来ているのだ”と嫌でも理解させられる。  とはいえ……くすぐり拷問用に作られたマシンという事もあり、羽根を持つ指先の動きや他の指達の些細な動きは完全に人間のそれでありそこだけ見ればやはり判断できない。手を注視して見ているとその部分だけは人間の手で作っているのではないだろうかとあり得ない疑問を浮かべてしまう。 ――コソッ♥  そんな事を考えている間にも機械の手は“待つ”という行為など一切行わず、命令された事だけを真っ当にこなそうと恵理の腋の窪みに羽根の先端だけをゆっくり触らせ、その先端部分で腋の表皮を意地悪くなぞらせる動きを取り始める。 「んっっ!? くっっっ!!」  ピンと張り詰める程に伸びきったワキ表皮をソワリソワリと小さく上下になぞる羽根先の鋭い刺激に、恵理は身体を思わずビクつかせ顔を俯かせてそのむず痒さに声を出してしまわない様にと必死に我慢する。 左右両方の腋を一寸の狂いもなく同じ距離感でコソコソと撫で回す羽根先のこそばゆさは、それを実際に受けた事がない人間でも刺激が容易に想像できてしまう。  きっと背筋が震える程のゾクゾクしたむず痒さが羽根先から発せられ、思わず笑ってしまいそうになる反応を強要されてしまう事だろう……特に腋の窪みなど、そういう刺激に極端に弱い部位なのだから、いかに機械のように表情を殺してしまっている恵理であれど、その笑いを強要する刺激から逃れる事など出来ない。  笑いそうになっている顔を見せないよう下を向いて顔を隠しているが、時折漏れてくる「くっくっ……」という笑い声と頭の震えがそれを物語っている。  出来ればその“我慢している顔”も見てみたいところだが、最初のチェックでは彼女の身体に直接触れることは許されないので顔を上げさせる事も出来ない。想像だけで補うしかない……可愛らしく涙目で笑いたいのを我慢している恵理の顔を…… ――コソコソ~~♥ コソコソコソコソ~~♥ コチョコチョコチョ♥  頭を小刻みに震わせながら必死に笑いの衝動を耐える恵理に、機械の手は容赦をしない。流石は“拷問用”と謳っているだけはあり中々声を出して笑おうとしない彼女をどうにか笑わせてしまおうとあの手この手と責め方を変えながら新たな刺激を加えていく。  腋の窪みをコチョコチョっと羽根先でこそぐったかと思うと今度は腕の付け根付近間まで羽根先を登らせてツツ~っと撫でおろすような刺激を送ってみたり、そうかと思えば胸の横まで羽根の先端を移動させ腋の少し下の部位をシャカシャカと素早く掃いてくすぐったり……優しく触ったり、素早く引っ掻いたり、羽根先を寝かせる程当て込んで強めに上下させたり……我慢強い恵理を意地でも笑わそうと機械の手は多種多様な攻め手を披露して見せる。 ――コチョコチョ……コショコショ~~♥ ソワソワソワ~~♥ コチョコチョ♥ コチョコチョコチョ……  普通の人間がこんな責めをされたらとっくに笑い転げてしまっているであろう責めだが、恵理はそれでも必死に笑いを吐き出さないようにと我慢する。余程笑っている姿を見られたくないのか……それとも余程の負けず嫌いなのか……下を向いてプルプルと震えながら耐える彼女の姿には意地でも笑わないゾと言わんとするような覚悟が見え隠れしている。  そんな必死に耐えている彼女の姿を見ていると……あなたはこれまでにない程の支配欲が腹の底に芽生え始める。  笑いたくないと思っている彼女を……無理やり笑わせてみたい。笑うまいと必死に耐えようとする彼女を滅茶苦茶にくすぐり回してその我慢を砕いてしまいたい……そのような欲が沸々と湧き上がってくる。恵理の笑っている顔を想像するだけで下腹部に熱い血が集まってきて……責め欲が我慢できなくなる。  もっとくすぐりたい! もっと色んな箇所をくすぐって、恵理を無様に笑わせてしまいたい!   我慢なんてさせないくらいハードなくすぐりを施して恵理を笑い狂わせてみたい……  悶々とそのような欲を膨らませ続けるあなただったが、その妄想も鈴菜の声掛けによって中断を余儀なくされる。 「はい、ストップよ。開始から14分経ったから一旦腋のチェックは終わりになさい?」  ピピピっという電子音を響かせるストップウォッチの音……。それを持ってタイムキーパー役をやっていた鈴菜があなたに最初のチェックが終了したというアナウンスを伝える。  あんたはその言葉に妄想の世界から現実へと引き戻され、慌てて拷問マシンの停止スイッチを連打し恵理の腋を責めていた機械の手を引っ込ませる。  あわよくば……妄想を深めながらもう少し恵理の悶えている様子を見ていたかった……というのが本音だが、時間が来たのならしょうがない。切り替えて“次のチェック”に進まなければならない。 「フフ……チーフ? いかがでしたか? 恵理ちゃんのワ・キ♥ 中々可愛らしく悶えてくれて……それを見てるだけでも興奮できたんじゃありませんか?」  あなたの火照る顔を見て美咲がそのように茶化しを入れる。あなたはその言葉に返答をせず、図星を言われた恥ずかしさに横を向いて視線を外す。 「さぁ、次は何処を責めて悶えて貰いましょっかぁ? 足裏? 脇腹? 迷いますよねぇ~? フフフ……」  美咲の言葉にあなたは再び恵理の方に視線を移す。  下を向いたままハァハァと荒い呼吸を繰り返す彼女の姿を見る限り、ワキへの刺激はかなり効いたのではないだろうかと想像できる。これが演技である可能性も無いことはないが……演技だとしてもあの疲弊の仕方は少なからず彼女の忍耐力を削ったのだと判断が出来る。  次は腋以外でのチェックになるが……果たしてどっちを責めてみようか……  ピクピクと小さく痙攣を起こしている脇腹か……  それとも足指に力を込めて指の拘束から逃げようとしている足の裏か……  あなたはそれらの部位を見ながら次に責めるべき場所のスイッチを押した。  再びあのけたたましい機械音が鳴り響き、あなたの選んだ部位のマシンが稼働を始める。  あなたが次に選んだ責め場所は…… A:震えの収まらない脇腹だった。→#28へ B:嫌そうにジタバタしようとしている足の裏だった。→#29へ


Related Creators