(ぴゅあスマ2)#26
Added 2021-02-17 11:29:18 +0000 UTC#26 「恵理のコースですね? 了解いたしました。では、準備をしてまいりますので私が戻るまでそちらのソファで寛ぎながらお待ちくださいませ♪」 美咲そのように告げてフロントにあなたを残したまま足早に店奥へと引っ込んでいき、何やら道具を持ち出すような音を立てながらプレイルームへと続く廊下へと駆けだしていく音をあなたに聞かせた。 シンと静まり返ったフロントに一人取り残されたあなたは、ふぅと息を1つついて暇つぶしがてらフロントの隅々に視線を運んでお洒落の店内の様子を趣深く観察する。 小奇麗に整頓された腰くらいの高さの本棚には風俗店らしからぬ旅行や写真の大判雑誌がいくつか並んでいたり、編み物や占いの本など実用趣味に関する本も複数置かれていた。 本棚の上には白い小さな花瓶に入った一輪のコスモスが目に留まり欲情を持て余す勢いで来店したあなたの心をほんの少し和ませる。このまま眺めていれば頭の中までお花畑になって性欲すらも薄れてしまいそうだ……と、余計な危機感を抱いたあなたは、花瓶から目を離し穏やかになった心を再び湧き立たせるために先ほど見た“恵理”の顔写真を頭の中で思い浮かべる。 フロントで出迎えてくれた美咲とは正反対で……不愛想で無表情な顔をしながら手を上げて拘束されている恵理の顔写真。 感情表現が下手そうなそんな彼女の表情を見てあなたの責め欲は敏感に反応した。 どんな笑い方をするだろう? くすぐられたらどんな反応を示すだろう? くすぐったがってくれるのか? それとも無表情を貫く感じなのだろうか? 様々な憶測と妄想があなたの頭の中で展開され、花を見て平静を取り戻そうとしていたあなたの性欲は再び燃料がくべられていくかのように燃え上がる。 美人というよりも可愛い寄りの顔で、変化の乏しそうな表情という欠点以外は高いレベルであなたの好みを直撃している。 まるで異世界から来た女性ではないかと思えるほど目は真っ赤に染まり、片方の目を隠している銀髪の前髪と相まって一層ミステリアスな存在感を醸し出していた。 こんな娘がこれから“くすぐり”という行為に晒されるわけなのだが……果たしてその警戒心の強そうなその顔がどのように崩れていくのか……あなたは頭の中ですら彼女の笑顔を想像出来ていない。 早く実際に恵理を責めてみたい…… あなたははやる気持ちを落ち着かせんとするように、美咲に促されたソファへと腰を落そうとする。 すると…… ――ガチャ! あなたが腰を落そうかとしたタイミングを計ってか……プレイルームへと続く扉のドアノブがゆっくり半回転し、少し隙間の空いたドア奥から美咲の可愛らしい目が覗いた。 「あっ! ここにいらっしゃいましたか……チーフ」 美咲はドア陰からあなたを見つける(フリをする)と、開きかけた扉を大きく開きなおし足早にあなたの傍まで駆け寄ってきた。 駆け寄ってきた美咲は先程までのスーツ姿ではなく、丈の長い白衣を羽織った……どこかの研究者の様な格好になって戻ってきた。 あなたはその姿を見て「あぁ……ここからがシチュエーションとやらの演技が始まっているんだな」と悟り、座ろうと曲げた腰を再び伸ばし直して美咲の方に身体を向けた。 「この前お伝えしていた“機密漏洩”の犯人がやっと見つかりました! 今、部下の鈴菜が犯人である彼女の身体を拘束していますので、チーフはすぐに尋問の支度をお願いいたします!」 このシチュエーションではあなたは何処かの研究機関のリーダー的な役職に位置付けられているようで、美咲のあなたを呼ぶ敬称が“お客様”ではなく“チーフ”という言葉に変えられている。 あなたは突然始まったこの即興劇にまだついていけず、美咲に手を引かれるままに足早にプレイルームへと誘導された。 美咲が時間を急くようにプレイルームの扉を勢いよく開くと、部屋の中には美咲と同じく白衣に身を包んだ背の低い青い髪の女性と何やら怪しげな台に拘束されている銀髪の女性の二人が視界に入る。 サイズが合わない白衣を無理やり着せられた様子が伺えるお子様体型のツインテール姿の女性が“鈴菜”で、怪しげな台に足を伸ばした座り姿勢で拘束されている女性が“恵理”である事が写真の記憶から思い出される。 あなたが入室するや否や不機嫌そうなジト目をコチラに向け「遅いじゃない、早くこっちに来て手伝いなさいよチーフ!」と、敬意も何も感じられない言葉を放つ鈴菜。彼女は今、恵理の脚を拘束しようと、座椅子型の拘束台の末端に2つ穴の開いた木枠をネジで固定している最中だった。 西洋の処刑描写のある絵画で見た事のあるその穴の開いた木枠……。罪を犯した貴族や王族を処刑するために手や頭を拘束するのに使ったあの木枠を恵理の脚の長さに合わせて固定箇所を決め、そこに木枠が動かないよう裏ネジで固定している。 丁度今その木枠がセットし終えたタイミングであなたは入室したらしく、鈴菜はその木枠の上半分をパカっと上に持ち上げて、「ここに恵理の足首を通せ」と言わんばかりのハンドサインをして見せながら上司(という設定)であるはずのあなたに指示を送る。 あなたはその指示に渋々従って座椅子台に大人しく投げ出された恵理の左足首をソッと掴んで運びその半穴に足首が跨ぐように置いてあげた。 恐らく靴も靴下も脱ぐよう指示されたであろう恵理は、あなたの足持ちに何の抵抗も示さず無感情な表情をあなたに向けていた。まるで起動していないロボットの様な硬化した表情を見せる恵理になにやら寒々しい不気味さを背中に感じるあなただったが、足首に触れたあなたの手にピクリと僅かに脚を震わせる反応を見せたのをあなたは敏感に感じ取り、彼女のにも痛覚や触覚は存在してそうだという事を即座に悟る。 「ほら! この木枠をはめたら、板の裏についてるその“足指輪”もこいつの足指の関節につけて指まで固定しちゃいなさい?」 足首を板の穴半分に置いた事で“言われた仕事は終わった”と勝手に思いこんでいたあなたに鈴菜が追加の指示を偉そうに下す。 板の裏……足裏を晒すように拘束された恵理の足指の横にそれぞれ大きさの異なる金属の半輪がロックが外れた状態でブラブラしている。 鈴菜が“足指輪”と称したのが分かる様に、その半輪は板に埋め込まれた“指輪”のようにも遠目には見える。 これをどう足の指にはめればいいのか一見では理解できないあなたに、鈴菜がお手本を見せるように無言で反対の足の指を拘束して見せる。その拘束は別段難しいものではなく……むしろ単純すぎる程簡単なものだった。 ロックの外れた金属の半輪を指の関節に少し食い込ませるようにあてがって、指の反対側にあらかじめ開けられているネジ穴の中へカチッというまで先端を入れ込むだけ……。ネジ穴の中で何かしらロックを駆ける仕組みがあるのか、一度指を跨いでロックされた輪っかは引っ張っても取れなくなる。あなたはその頑強に指までも固定する足枷にどのような仕組みであるかの追求より先に期待の性欲を高めていく。 恵理はなぜか白衣こそ脱がされていないがズボンや上着は脱がされているため、下半身は薄紫色のパンティしか穿いていないというたいへん挑発的な格好。勿論好き好んでこのような格好をしている訳ではないだろうが……それならば余計に敢えて着せられている白衣がエロティシズムを刺激してやまない。その白衣が最後の防衛ラインだと言わんばかりに主張している。しかし、その肝心の白衣の前面はボタンが留められることなく中の様子を見て貰わんとするように開かれている。そしてその開いた白衣の奥からは、マシュマロの様に柔らかそうでシルクのように色素の薄い恵理の美しい肌が大いに露出している。 上半身を守っているものは彼女の貞操を守るために穿かされた薄紫色の下着のみ……下は小さな蝶の結び目が可愛くついた薄手のパンティ……上はセットで購入したであろう同じ色と柄があしらわれたBカップくらいの大きさのブラ……どちらも目を凝らせば肌の色さえも透けて見える薄手の下着であるため、見ようと思えば胸の肌や陰部の毛の濃さまでも窺い知れてしまう。 このような格好を強いられ普通なら羞恥心が芽生えない筈がない…… しかし、恵理はその恰好に慣れているのか……それとも恥ずかしいという感情をどこかに置き忘れてきたのか……あなたに見られている事を理解しつつも表情一つ変えようとしない。ただただあなたの目をジッと見つめて無表情を一切崩さない。 その片目だけで見つめる赤い目を見ていると……あなたは吸い込まれていくような錯覚に苛まれる。見続けていてはいけない……見続けているとその感情の伴わない視線に意識を引き込まれてしまいそうだ。 あなたは動物的本能からそのように悟り、恵理の顔から視線を離す。 「何ボサっとしてんの! さっさと指を拘束しなさい! 私達に許された尋問の時間は60分少々しかないのよ? 1分1秒だって無駄に出来ないんだから……キリキリ動きなさい!」 視線を背けた先で視界に入った鈴菜があなたの顔を見るなり怒声を上げる。どうやら、今回のシチュエーションは時間制限的な概念があるようだ……機密情報を漏らした疑いという名目で拘束されている恵理に対して60分だけ尋問の時間が設けられている……という設定なのだろう。鈴菜は怒声を上げながらもあなたにシチュエーションのルールをさりげなく伝えているようで、あなたは徐々に理解しつつあるその設定に従うように恵理の足指の拘束を手早く行った。 恵理の足は普通サイズの大きさではあるのだが……足指は柔らかく、触れる度に彼女の体温が直に伝わってくる。 あなたはそんな恵理の可愛らしい足指を1本ずつ摘まんで拘束板に少しの力を加えて押し付けて、金属の細い半輪をその足指の関節部分にあてがって板のネジ穴に入れ込み固定をしていく。 1本2本と順番に足の指が板の裏面に磔になっていく様は、徐々に奪われる自由を段階的に見ているようで胸の奥が無性にザワつく。ただ足を拘束するだけに留まらず、まさか足の指までも拘束するとは思わず、その徹底した不自由の強制はあなたを大いに期待させてしまう。これからこの不自由にされた足裏を責められると考えると尚更である。 「小指まで固定したわね? オッケーよ美咲! いつでも始められるわ♪」 あなたが足指の拘束を最後まで終わらせると、鈴菜はそれを美咲へ報告し指示を仰ぐ。美咲は腕を組んで恵理の上半身から下半身までの姿を改めて見直し、鈴菜の言葉に頷きを返す。 「さぁ~て、恵理ちゃん? なぜこんな風に拘束されているか……頭の良い貴女なら予想はついているでしょう?」 全身を舐め回すように見定めた美咲はコホンと咳払いを1つつき、人形のようにただ前だけを見続けている恵理に顔を近づけてそのように語りかける。 「……………………」 美咲の言葉に恵理は眉ひとつ動かさず微動だにせず、彼女の意地悪な語りかけにも無反応を決め込んでいる。 「うちの組織は非合法の拷問器具の製造を任されているから、特に守秘義務にはうるさくしてきたつもりなんだけど……恵理ちゃんは、大事な情報を売り飛ばしちゃったのよね? 小銭欲しさに……」 目を細めて恵理の耳元へ口を近づけそのように囁きを入れる美咲の細い声に、恵理は片方の眉をピクリと反応させ赤い目を僅かに横にいる美咲の顔の方を見る。 「恵理ちゃんがが情報を売ったという事と何処に売ったのかは調査で分かっているんだけど……肝心の“動機”がまだ分かっていないわ。なぜあなたみたいに真面目で優秀な研究員がそんなつまらない小銭稼ぎに走ったのか……しかも、ワザとバレるように仕向けていた痕跡も見て取れたそうよ? 一体なんでそうするに至ったのか……上層部はそれを知りたがっているわ」 美咲は恵理の反応を伺いつつ彼女の白衣の前裾を軽く摘み、あなたにもその白衣の奥が見えるようにと左右に大きく開いいて、恵理の下着しか着けていない可愛らしい胸元を露出させて見せる。今まではどちらかというと閉じ気味にあった白衣だったが、美咲の手によりその白衣の前面は完全に左右に開かれ恵理の透き通った柔らかそうな腹部の肌や、薄紫色のブラからはみ出た上胸の弾力のありそうな美肉……くっきりと形づいた鎖骨の部位などを改めてあなたの目の前に露出させた。 胸の部位も勿論魅力的にあなたの目には映るが、それよりも今まで白衣に隠されていて見れなかったあの箇所が露出しあなたの興奮を更に高める一因を作る。 指先まで動きを封じられた恵理の足拘束にあなたの意識は奪われていたが、上半身の拘束もそれに負けず劣らずしっかりしている。 座椅子型の拘束台に足を伸ばして尻をクッションに置いている恵理は、その椅子の背もたれにあたる円柱の柱にしっかりと背を付けて姿勢正しく座らされている。足は前述のとおり足指さえも動かせないよう完全に拘束されているが、上半身にも彼女の自由を奪う拘束が施されている。 天井まで伸びた背もたれの円柱は恵理の頭上遥か上に革製の拘束用手枷が備え付けられていて、その枷に手首がギリギリ届くよう恵理に無理やり万歳の格好を強いて腕を上げさせた状態でその枷に手首を拘束させてある。 腕が伸びきる程に上げた状態で拘束しているものだから、当然恵理の腰や尻は座椅子の座面から浮き少しでも手枷の拘束に余裕を持たせようと試みただろうが、太腿に巻かれたベルトがその尻浮かせさえも抑止してしまっている。 恵理の控えめに肉付きした左右の太腿にそれぞれ巻かれた革製のベルト……それらが座面横にある金具に繋げられ彼女の下半身を座面に停留するよう押さえつけている。そのベルトがあるお陰で恵理は腰を浮かせることも許されず、手を限界まで万歳させられ無理な態勢を強いられ続けている。 そんな引っ張ってさえいるかのようにキツく拘束された両腕は一切の余裕もなく背もたれ代わりの金属製の円柱に沿うように真っすぐ上げさせられているものだから、白衣の隙間から露わになった彼女の“腋”の部位も緊張するように引き伸ばされ、生々しいエロティシズムを漂わせながらあなたの責め欲を大いに煽っている。 「本来なら、機密を漏らした人間は動機の有無を問わず消されるって言うのが慣例になっているんだけど……恵理ちゃんはこの“くすぐりマシン”の開発者でもあるし……消えて貰っては困るという立場にあるわ。だから、あなたの事を殺したりは決してしない。命は取らないけど……もう二度と裏切らないよう何日もかけて調教し直すっていう方針らしいわ。まぁ、その調教自体は死んだほうがマシと言えるほど過酷なものになるでしょうから……生きていてラッキーなのかどうかは微妙なところですね……」 美咲の言葉に無表情だった恵理の眉が僅かに怒りを孕む傾斜に傾く。感情を表に出すタイプではない彼女のあれが精いっぱいの感情表現なのだろう……美咲を見る目にも心なしか無言の圧を感じる。 「さて……今正直に動機を話せば、少なくともそれを聞き出すための“拷問”は受けなくて済むけど……どうします? 喋っちゃいますか?」 美咲の誘いに恵理は首を縦には振らない……代わりに美咲を見る目力を強くする。 「フフ……相変わらず恵理ちゃんは私や鈴菜には反抗的でよねぇ? そこに居るチーフには可愛い目を向けるというのに……」 美咲の言葉に鈴菜もフンとわざとらしく鼻から息を吐き不機嫌さを露わにする。話を聞く限りどうやらこのシチュエーションでの恵理は二人に対して心を開いていない様子だ。美咲も鈴菜もそんな彼女の態度が気に入らないという態度であるのが見て取れる。 「まぁ良いです……どうせこれから行う拷問はそこに居るチーフ主導で行いますので、少しは素直に喋ってもらえるでしょう……」 美咲の言葉に恵理は目をあなたの方に向けなおして驚く様な表情を作って「チーフが……主導っ!?」と小さな声ながら驚いたような声を零した。 「そうですよぉ? あなたが大好きなチーフに虐めて貰えるんですから……嬉しいでしょう?」 美咲の言葉に悪意を感じたのか恵理はすぐさま美咲の方を向き直して睨み目を向けなおす。 「私の事……知っていて……わざとチーフを呼びましたね?」 恵理は唇を震わせながら美咲を問い詰める。その言葉に美咲はフフフと笑みを零して「さぁ……どうでしょうね?」とはぐらかす言葉を返す。その言葉に恵理の目つきは一層鋭くなっていく。 「だったら尚更……絶対に……喋りません! チーフに知られるくらいなら……私は死んでも喋りません!」 恵理が何を隠していて何に必死になっているのかはあなたには分からないが、無口な彼女が敵意を剥き出しに語気を強める様子を見て……あなたは写真で見た可憐で大人しそうな彼女とのギャップを感じ、より一層彼女の魅力が底上げされていく感覚を覚える。怒っている恵理の姿も……可愛い…… 「フフ……どうでしょうね? 喋らずに耐えきれるでしょうか……あなたに……」 「……………………?」 「ルールは簡単です。これからチーフにはあなたの“弱点”を探してもらい、見つけた弱点を責めてあなたを無理やり喋らそうと思います……」 「じゃ……弱点?」 「喋らなければまた別の日に聞き出すまでですし、弱点を見つけられなくても日を跨いでまた弱点を探す作業を行います。聞き出すまでは延々とそれを繰り返すつもりですので……自白するなら早目の方が長く苦しまなくて済みますよ?」 「苦しむって……どういう事ですか? これから……私に……何を?」 「あれあれぇ~? 頭の良い貴女が……こんな風に拘束されてこれから何をヤられるか分からない……と? 意外ですねぇ~~てっきりもう気付いているものと……」 「拘束? この……拘束?」 「そうですよぉ? しっかり拘束されてあるでしょ? 足も……腕も……太腿も……」 「足………………腕…………?」 「ワザワザ足の指まで動けなくするために拘束してあげたんですから……もう分るでしょう? 何をされるかぐらい……」 「…………………………」 「あなたも……この研究に携わってきたはずですよぉ? その為のマシンでしょ? それ……」 「……っっ!? ま、まさか……」 「証拠を残さない拷問器具の開発……上からそんなオーダーが降りてあなたは頭を捻らせて作ってきたんでしょう? それを……」 「わ、私の事を……くすぐる気ですか? 身動きを取れなくして……」 「身動きが取れないよう拘束して刺激に弱いワキや足の裏をこしょぐって笑わせ続けるのがあなたの研究してた“くすぐり拷問”なんでしょ? 丁度いいじゃないですか♥ あなたが被検体第一号でこの拷問に有用性があるのかしっかりレポートできるんですから♪」 「くすぐりは……長く続けたら精神に異常をきたす危険な拷問です! あなたも一緒に研究していたのだからそれくらい理解しているでしょう?」 「えぇ……勿論知っていますよ? だからヤるんじゃないですかぁ~♥ 実験も兼ねて……」 「私でサンプルを取ろうという算段ですか……下衆な考えですね……」 「一石二鳥って言ってくださる? 臨床試験も出来て更に拷問の成果もレポート出来て……良いこと尽くめなんですから♥」 「私は……吐きませんよ? どんなに責められても……」 「チーフに責められても?」 「…………っ!? と、当然です……」 「まぁ、喋らなくても良いですよ? それだけ長く苦しむだけなので……」 「……くっっ!!」 自分にどんな拷問が施されるか理解した時から無口というキャラを忘れてしまったかのように言葉を返し始める恵理……。その焦りが伺える態度の変化を見て美咲はニヤリと笑みを零しあなたの方へ顔を向けなおす。 「さぁ~て……それじゃあ、チーフ? ここからの尋問はチーフの手腕を振るってもらうつもりでこのように拘束をしましたが……彼女が今座っている拘束台は先程伝えた通り彼女の造った“拷問マシン”としても使用することが出来ます。直接手でくすぐって責めても問題ありませんが……折角ですので性能のモニタリングも兼ねて最初はこのマシンで弱点を探してもらいたいと思ってます♪」 あなたの顔を見て微笑みなおした美咲は、あなたの前まで歩み寄り手に持っていた機械のリモコンをあなたの手に託した。 テレビのリモコンのように1から10までの押しボタンがそれには備わっていて、数字の下にはカッコ書きで“足の裏”や“腋”など、責める部位を示しているであろう補足特記がされてあるのが見て取れる。そして選んだ箇所の責めをスタートさせるための他のボタンよりも大きめな“開始”と書かれたボタンが下の方に付属し、その横に申し訳程度の大きさで“停止”のボタンも存在感を消すかのように添えられていた。 「このようなプロジェクトに携わっているチーフでしたら言われなくても理解しているとは思いますが、くすぐりにて拷問を行う場合の鉄則としてまず被験者の“弱点”を探すのが最初の目標となります」 手に持ったリモコンをまじまじと見つめながらどのような機械が出てくるのかの妄想を膨らませ始めたあなたに、美咲がプレイのルールをシチュエーションに合わせて説明し始める。 「触られたら思わず笑ってしまう……そのような弱点を探して責めないと被験者を苦しめるどころか笑わせる事も困難です。くすぐりの拷問は笑わせることが出来て始めてスタートラインに立つと言っても過言ではありませんから、ここからの弱点チェックはチーフの読みとくすぐりの技術にかかっておりますので気合を入れて探し当ててくださいね?」 弱点チェック……それは最初の説明で聞いていた通り、コンパニオンの腋か脇腹か足の裏の内の“2か所”を道具を使って触りながら反応を見て弱点かそうじゃないかを判断し、笑わせられると判断できた箇所を最後に直接手でくすぐって笑わせられたら次のプレイに進む……そういうルールだった。この“道具でチェックする”という部分が今回はくすぐりマシンを使ってチェックするというルールとなっている。 あなたは筆や羽根を持って直接くすぐることが出来ると思っていた分そこは機械任せになるという残念感は持つが、機械による責めがどのように行われるかという未知の好奇心が改めて湧き直しリモコンを持つ手にも力がこもる。 「そのリモコンに書いてあります通り、1のボタンを押せば彼女の“腋”の反応チェックを行えます。2のボタンは脇腹……3のボタンは足裏とそれぞれ書いてあると思いますので、チーフは何処をまずチェックするかを決めてそこに対応するボタンを押してください」 リモコンの責めメニューを見つつ恵理の拘束台に目をやると、背もたれの円柱の横にいかにもな丸い穴が開けられていたり、座面の裏に怪しげな穴の開いた黒いボックスが設置されていたり……拘束された足の下の方にも“何か”が納められているかのような怪しい黒ボックスが設置されているのが見える。 きっとあの穴からくすぐる機械が這い出てくるのだろう……あなたは丁度人間の手の大きさ程に開いているその穴を見て妄想を膨らませていく。 「このマシンはバッテリーがまだまだ貧弱で連続で稼働できるのは15分程度です。1か所のチェックの所要時間は約7分程度なので、つまりはこのマシンで反応をチェックできる箇所は3か所の内2か所までとなります。2か所のチェックが終わりましたらマシンはしばらく充電させようと思いますので、最後は弱点と思わしき場所をチーフの手で直接くすぐって笑わせてやってください。見事に笑わせる事に成功しましたら次の拷問に移れますが、笑わせることが出来なければマシンのチェックも兼ねて後日再挑戦する形となりますので……しっかり弱点を把握して責めてみてくださいね?」 マシンのバッテリーという概念が登場してはいるが、要は2回機械でチェックして弱点が分かったら最後に自分の手でくすぐって笑わせられれば次のプレイへ進め、笑わせられなければプレイ終了となる……ただそれだけの事だ。 「これからチェックする場所を選んでもらいますが……弱点だと分かっていてもそこをチェックの段階で敢えて触らず焦らしておくという戦略もありだと思いますし、本番の直前に責めておいて感度を上げておくという責め方もありだと思います。恵理ちゃんがどのような効き方をするかは試してみないと分かりませんが“チェックする順番”も大事だという事を頭に入れて選んでみてくださいね?」 美咲にそのように補足説明されあなたは改めてこのチェックが実は単純じゃないプレイなのだと思い直させられる。 責める順番で反応が変わる……それすなわち、弱点じゃない部位でもチェックの仕方次第では笑わせる事も不可能じゃなくなる……そういう捉え方も出来る。 しかし、それも一種の賭けの様なものになる事は間違いない。弱点が分かっていれば弱点を最後に責めるのが良いに決まっている……なんせ笑わせなければプレイ自体が終わるのだから。 しかし、弱点じゃない箇所で無様に笑ってしまっている恵理の顔も見てみたい……あなたは揺れる二つの気持ちを取り纏めることが出来ず悶々としながらも恵理の足側へと歩を進め改めて彼女を正面から見据えた。 こちらに晒されるように広げられて拘束された足裏…… 無理に引っ張られているかのように肌が突っ張ってしまっている脇腹…… 肩と胸の体肉が交じり合ってなんとも淫靡な窪みを形作っている腋…… 足元から見ればそれら三か所の姿形を余すことなく見ることが出来る。 あなたを真っすぐに見つめる恵理の赤い瞳……その仕込まれそうになるくらい大きな瞳を見てあなたは何かを決断したかのような頷きを1つ入れる。 「……最初のチェック場所……もうお決めになられましたか?」 美咲の問いかけにあなたは再び大きな頷きをして見せる。 そして、美咲に促されるままにリモコンのボタンに目を落とし、あなたは自分の決めた責め箇所のボタンに親指を軽く乗せ静かに力を込めていく。 静かに押されたリモコンのボタン……そしてすかさず開始のボタンもオンにしたあなたは、突然稼働し始めた機械の音の発生元に目を向けそこから出てくるであろう“責め手”に注視する。 あなたが最初に選んだ身体の部位……その場所は…… A:恵理の妖艶に窪みを見せている腋の部位だった→#27へ B:恵理の緊張するように伸びきった脇腹の部位だった→#30へ C:恵理の指まで拘束された足裏の部位だった→#33へ