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ハルカナ
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暴虐王女の国②【被虐の売国姉妹編】

2:児戯 「くっっ! もういいだろっ? こんな悪趣味な拷問なんてやめて妹だけでも解放してやってくれ! 罰は私一人で受けるから!!」  一糸まとわぬ生まれたままの姿で、爪先立ちに万歳の格好を強いられながらも必死に妹の命を守ろうと木製バッド位の太さのある棒を掴んでいる姉のエリィ……。かれこれ1時間以上もこのような恥ずかしい格好を王女とその側近たちに見られ、羞恥の感情は高まれるだけ高められていた。 「ダメに決まっているでしょ? 妹さんだって立派にスパイ活動を行っていたじゃない。他国のつなぎ役と接触していたのを見逃さなかったわよ? 我が国の優秀な秘密警察は……」  手に馴染むような細く握りやすい棒を握っていた訳でなく、手の指が回り込まずしっかりとは握れない……太さのある棒を指の握力だけで握り続けていたものだから、エリィも疲労の色は隠せない。 「い、妹は……私の命令で動いていただけだ! 悪いのは私だ!! だから私だけを裁いたらいいだろう!!」  エリィの掴んでいる棒には鎖が繋がっていて、地下室の天井に備え付けられていた滑車を3つ経由して妹の捕えられた檻へと繋がっている。  檻の中では簡易な椅子が備え付けられていてそれに妹のメルが目隠しに口枷をされた状態で座らされ拘束されている。 「命令したのが貴女だったとしても、それに従ったのならば同罪よ。だから裁いてあげるわ……同時にね♥」  メルを閉じ込めている檻は大きな水槽の中に宙に浮いている形で入れられている。いや、正確には水面の上に浮かんでいる形となっている……と表現を改めておくべきか。 「くっ! やはり悪逆の王の妃だな……。慈悲も何もありはしない!」  エリィが体重をかけて必死に握っている棒が妹の檻をどうにか水中に沈み込むのを防いでいる。だから水面に浮かんでいる形となっているのだ。 「あら、ご挨拶ね……今の言葉は国家侮辱罪っていう罪にも値するわよ? 罰を追加しておきましょう……」  妹は何も見えないし何も喋れない。だから王女と姉の会話だけで今の状況を推察するしかない。  彼女がやった事は姉に頼まれて小さな封筒を黒ずくめの女性に手渡してあげただけ……。捕まって初めてそれが違法行為だと気付かされた。  メルはほとんど何も知らなかった。姉がスパイである事以外……何も……。 「こ、こんな事やって……何が楽しいんだ! ただの見世物じゃないかッ!!」  姉のエリィは心底悔いていた。妹を巻き込んでしまった事を……唯一の家族である彼女をスパイの運び屋にしてしまった事を……。そして捕まってしまった事を。 「フフ♥ ただの見世物じゃないわよ? これからとっても楽しい貴女との我慢比べを行えるんですから……」 「我慢……比べ?」 「あぁ……そうは言っても、我慢するのは貴女の方だけどね? フフフ♥」 「な、何をする気よ!」 「さぁ……何をしてあげましょうか♥ 裸で無防備な貴女に♥」 「……え、エロい事するつもりだな? お前は変態国王の妃だからな……」 「今の発言……国家侮辱罪の上乗せ追加ね♥ もう面倒だからいちいち数えたりはしないけど……あまり自分が不利になるような事はいわない方が良いわよ? なにせ……貴方達の生殺与奪権は私が握っているのだから♥」 「ふん! 殺すなら殺せ! 妹を助けてくれるのだったら私の命など惜しくはない!!」 「あら……威勢だけは良いのね。でもダメよ? 妹ちゃんにも私の恐ろしさを植え付けてあげなくちゃいけないもの♥」 「くっっ! 下衆め……」  エリィは棒を握っている手の感覚が徐々に曖昧になっている事に焦っている。かれこれ一時間も同じ体勢で握り続けてきたのだから握力も弱まり始め気を抜けば手を放してしまいかねない。  だから彼女は何度も自分に言い聞かせる。この手だけは放してはいけない! この手だけは……と。 「さて……それじゃあクイズだけど、私はこれから貴女にある事をします。それは何でしょう?」 「は、はぁ? 何がクイズだ! やりたいんだったら鞭でも蝋燭でも持ってくればいいじゃないか!」 「あ、そうそう! 私がやるんじゃなかったわ……やるのはこの子♥ うちの愛娘……マリリアよ♥」  王妃の身体の後ろからヒョコっと顔を出す幼げな顔。マリリアは警戒心の高い表情をエリィに向けるが、彼女が裸で万歳している格好を見て取ると、自然に顔が綻び笑顔を見せ始める。 「マリリア……皇女? な、何? そんな幼い娘に……何をさせるつもり?」  王女の半分くらいの背丈しかない幼娘を見てエリィはなぜか寒気を感じてしまう。  王女は何を考えているのか? 彼女に何をさせようとしているのか……皆目見当もつかない。でも嫌な予感は過っていた……。本能が震えてしまう程の嫌な予感をその幼子から感じずにいられない。 「当然、娘の精神衛生上……エッチな事はさせないつもりだけど……もう分かるわよね? 何をされるか……」  ヒョコっと顔を出した皇女はそのまま母の隣に可愛く飛び出し、何かを含んだような笑いを口元に浮かべて一歩一歩彼女の下へ近づいていく。後ろ手に何かを隠しながら……。 「わ、わ、分からないって言ってるでしょ! や、やめろ! コッチに来るなっッ!!」  ゆっくり近づいてくる皇女にエリィは嫌がるように片脚を出してシッシと追い返そうとする。しかし皇女はそんな事も気にせず年相応のあどけない笑顔を零し彼女の背後へと回っていった。 「こ、こんな小さい子に……何をさせる気だ! な、なぁ! ちょっとっっ!! 答えなさいよ!!」 「少し考えれば分かるでしょ? ほら……貴女ってば、裸にさせられてるじゃない?」 「は、裸……??」 「そう。そして良い感じに万歳の格好を強いられてるじゃない? そんな格好で……何をされたら一番辛いかしら? 鞭打ち? それとも……蝋燭責め?」 「わ、わ、私は! そんな脅しには屈しないぞ!! 拷問には耐えられるように教育されていたんだから……」 「拷問? とんでもない♥ そんな野蛮な事はさせないわよ? うちの娘に……」 「じゃ、じゃあ……何を……」 「い・た・ず・ら……よ? 子供の悪戯♥」   「い、悪……戯??」 「さぁ、マリリア? このお姉さんはまだ分かんないようだから……やっておあげなさい♥」  マリリアは王女に事前に指示された通りエリィの背後に立ち、その姿を彼女の視界から隠した。  そして両手に1本ずつ渡されていた“モノ”を前に掲げエリィのピンと伸び切った背中にめがけ近づけさせていく。 「ちょっっ! 何? 何をしようとしているの?? ちょっとっ!!」  自分の腰くらいまでしか身長の無い小柄な皇女が何やら自分の背後で何かをユラユラと動かしている気配を悟る。  視界の端にその握ってた物の一部が映った瞬間、エリィはゾゾゾっと更なる寒気を負った。 「は、は、羽根?? 孔雀の……羽根!?」  その一部しか見えなかった羽根の毛先の色でそれが孔雀の羽根なのだと彼女は一瞬で判断する。そしてその孔雀の羽根が掲げられていると言う事は……。 ――コソ♥ コソ……コソ……♥ コソコソコソ♥   「うはひゃっっっ!!? ちょ、ちょっっっ!!」  そう考えが固まった瞬間、弓なりに曲がった背筋の中央にその羽根らしき先端が触れ、小さく上下にコチョコチョと動き回る感触を刺激として受け取る。その刺激が同時に彼女の口から悲鳴にならない悲鳴を絞り出させる。 ――コソコソコソ♥ コソコソコソコソ♥ 「や、やだっっ!? 何するのっっッ!! やめてっっ! 気色悪いっっ!!」  背中の筋を柔らかい羽根先がゾワゾワと撫で回す嫌悪感に、エリィは思わず声を荒げて制止の言葉を吐いてしまう。  しかし、マリリアはそんな彼女の言葉を無視するように2本の羽根を背中の広い範囲に這わし続ける。 ――コソコソコソコソコソコソ♥ コソコソコソコソコソコソコソコソ♥♥ 「あ、あはっ! いははっ!! せ、背中がっっ、か、痒くなるっっ!! んふぁっっひひ! や、やめろっっ!!」  背中の中央付近……背骨が浮き出ている箇所を集中的に摩っていた毛先はその進路を徐々に横に広げ、脇腹や肩甲骨の周辺まで刺激する範囲を広げ始める。 「はひひひひひ! ま、待て!! そ、それ以上先に進むと力が抜けるッッ!! 待ってくれ!! なぁ!!」  ここにきて王女が先程何を言いたかったのか完全に理解したエリィ……彼女が皇女を使ってやらせたかった悪戯とは、この羽根を使ったくすぐり。万歳の格好を崩す事の出来ない自分をくすぐって手を放させようという魂胆なのだ……。  今の自分は衣服をまとっていない裸の格好……言ってみれば“そういう刺激”に過敏になっている状態なのだ。  そういう格好である事を良い事に皇女に孔雀の羽根を持たせそれで悪戯をして来いと命令している……。  なんとも悪趣味で……エリィにとっては屈辱以外の何ものでもない。 「ふ、ふざけるなっっ!! 妹の命が掛かっているんだぞ!! こんな……はひっ!? んはっっっ、く、くそっ!!」  必死に妹の命を守りたい姉に対して、子供に悪戯させてその頑張りを邪魔しようとする王女……。  なんと卑劣で卑怯な事を考える王女なのかっ! と、罵る言葉を吐いてやりたかったが、皇女の操る長い2本の羽根がいよいよ背中の横端にまで迫り、そのむず痒さが頂点まで達したことでエリィはその言葉を飲み込まずるを得なくなった。  羽根先のチロチロした刺激がこそばゆくて堪らない! 口を開いていればこんな場面で笑いが出てしまうかもしれない。そう危機感を覚えた彼女は口元を固く噤んで笑いが外に漏れないようにと我慢した。 「はぐぐぐぐっっ!! んくぅぅぅぅ……うぅ……」  笑ってはいけない。  妹が命の危機にさらされているのに笑ってしまっていいはずがない!  笑ってしまえば力が抜けてしまうだろう……。折角支えきっていた妹の命が脅かされてしまうことになる。  それだけは避けなくてはならない! 妹の命は自分が守ってあげんくちゃいけないっ!!  そう心に誓っているのだけれど…… 「あひっ!? ちょっっ待っへ!! わ、ワキにっっっ、んぐふっ!! あ、当たり始めてるっっふふふふ!!」   皇女の操る羽根が徐々に際どい箇所へと触れ始める。  背中の横端……腋の窪みの僅か数センチ手前……。  もう一本は脇腹のくびれ付近。脇腹までほんの僅かの距離まで迫っている。  コチョコチョとその近辺を撫で回す羽根の柔らかくて鋭い刺激。毛先は柔らかくくねるが毛の根元はしっかりと羽根の筋から生えているので抵抗感もある。だから優しいむず痒い刺激と根元のしっかりした引っ掻く様な刺激を同時に与えられ、しっかりとこそばゆさを感じてしまっている。  この刺激が……この伸び切った腋の窪みを襲ったらどうなるのか?  この羽根先が脇腹の敏感な皮膚を撫で始めたらどんな刺激を与えられてしまうのか?  想像できるが……想像したくはない。  きっと想像以上の刺激になるのだろうから……想像するのは無意味な気がする。  でも想像せざるを得ない。この焦らす様な位置でこそぐる羽根たちに想像を掻き立てられるのだから。 「ひ、卑怯よ!! こんな……子供にっっふふっ!! こんな事……させて……っっく!?」  強制的な笑いたい欲が腹の底から湧き上がってくる。  刺激を受ける度にどうしようもない可笑しさが喉元を圧迫し始める。 「あら? どうして? 貴女は拷問を受けても構わないんでしょ? だったら良いじゃない……娘に遊ばせてあげても……」  手が震えている。足先も冷えている訳でもないのに震えが止まらない。この後の刺激を想像して……身体が助けを求めているようだ。これ以上やらせてはいけない……と。  しかし、手は降ろせない。足も体重の一部を預けているから大きくは動かせない。身体を逃がす事も抵抗する事も出来ない。この小さな子供の悪戯に対して何も出来ないのである……無防備なエリィは……。 「子供にくすぐらせるなんて……悪趣味の極みだっ!! もっと真面目に……っふっっ!!?」 「私は真面目よ? これも立派な拷問ですもの♥」 「な、何を言って……はふっ!? んくぅぅぅぅぅ!!」 「バンザイさせられているワキをくすぐられればどうなるかくらい……分かるでしょ? 今のそんな格好してる貴女なら……」 「うぅっ!! くふっ……ふふふっっふ!!」 「でも貴女は我慢しなくちゃならない……妹さんの命はその棒を握っていないと消えちゃうんですもの♥」 「んぐぅぅぅぅっっっ!! くふっ!!」 「どんなにくすぐったくても貴女はその棒を放さずにジッと耐える事しか出来ない。くすぐったい刺激なんかに負けて手を放したら……妹ちゃんが可愛そうだものね? そんな子供の悪戯に殺されたんだ私……って恨まれるわよ? あの世でね……ククク♥」 「ふ、ふざけっっ……んくっ!? くふふっっ!! んぐふっ!!!」 「それが嫌だったら耐えてみせなさい♥ 貴女の大事な妹を自分の手で守ってあげなさいな……必死に我慢して……ね」 「はひひっ! や、やめろっっっ!! これ以上……進むなぁぁぁ!!」 「さぁ、マリリア? このお姉さんは私達の国を裏切ったイケナイ人なの……。悪い事をした人には何をしたらいいか……分かるわよね?」 「うん♥ イケナイ事した人には“罰”を与えるんだよね?」 「そうよ……良い子ね。だったらその罰を与えてあげましょう♥ その羽根で……」 「や、や、やめろっ!! おい、やめろったら!! だ、ダメだ!! 前に動かしちゃ……ダメっっッ!! んくぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」 「マリリア……その悪いお姉さんの無防備なワキ……。たっぷりお仕置きしてあげなさい♥」 「はぁ~~~~い♥」


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