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ハルカナ
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足裏が性感帯になってしまった少女は友達にくすぐられる事を夢見ているようです①

1:ひとり遊び  いつからだろう?  こんなにエッチな気分になってしまう様になったのは……。 「んっく……んうぅぅ…………♥」  いつからだろう?  夜な夜な自分で足を弄って……恥ずかしい声を上げるようになったのは……。 「はぅんんっ♥ んん……くふ……」  いつからだろう?  このゾクゾクしてしまう刺激を……もっと欲しいと思うようになったのは……。 「んくぅぅぅぅぅ!! んんふっっ!! ぷひ!? んんんっ!!! はぁ……はぁ……はぁ……」  いつからだろう?  筆やブラシや耳掻きとかで刺激を試すようになってしまったのは……。 「はぁ、はぁ……お化粧用のブラシ…………ちょっと……良いかも♥」  いつからだろう?  この刺激を快感として捉え初めて……自慰をするようになったのは……。 「はぁ……はぁ……はぁ……。でも……足りない……気がする……」  いつからだろう?  自分でやる“その行為”が……段々と物足りなくなってきてしまったのは…………。 「やっぱり……自分だけじゃ……限界……ある……かも……」  いつからだろう?  刺激に飢えている自分に気づき始めたのは……。  いつからだろう?  自分で与える刺激が物足りなくて、じれったく感じ始めたのは……。  いつからだろう?  もっと強い刺激を……。  強い刺激を欲してしまう様に……なったのは……。  いつから……だろう?  私はいつもの“日課”を布団の中に包まって行った。  いつお母さんやパパが入って来ても良いように……。入って来ても寝たふりができるように掛け布団を深々と被って“ソレ”を行うようにしている。  布団の中では生まれる前の胎児のように身体を丸めて、これまた生まれる前の胎児のように服を脱いで……恥ずかしい格好でソレを行っている。  うっかり布団を捲られれば両親が絶句する事間違いはないこの格好……。でも、その“バレるかも?”っていうスリルもまた私を興奮させてくれている。    なんで私はこんなイケナイ女の子に育ってしまったのか……?  なんでこんな“特殊な”性癖に目覚めてしまったのか……?  自分でも分からない。  自分でも……なぜ“足裏”を弄るようになったのか……キッカケをはっきりとは思い出せない。  なんとなく触り始めたら、なんとなくゾクゾクしちゃって……。  このゾクゾクが異様に自分の性感を刺激する様になっちゃって……。  気付けばやめられなくなってしまっていた。  気付けば……もっともっとと求めるようになってしまっていた。  高校2年生にもなって恥ずかしい事なのだけれども……私は自分の足裏に夢中なのだ。  足裏をこそばして刺激を味わうのが……堪らなく好きになってしまったのだ……。 「はぁ……。もっと……刺激……欲しい……なぁ……」  でも最近では刺激に新鮮さが足りないのか……それとも、刺激自体に慣れてきたせいか……満足がいく性感を得る事が出来なくなってしまっていた。  色んな道具、色んな方法や場所をとっかえひっかえして工夫してみるけれど、明らかに最初のような衝撃的な刺激には届かない。  悲しいかなそんな時は自分の股間を弄って……期待通りの刺激が得られなかった事を自分で慰める。  ムラムラと欲の高まった胸の奥を、自慰で無理やり鎮めてしまうより方法がない……。  悲しい……。寂しい……。虚しい……。  もっと刺激が欲しい……。  もっと……。 ―――――― ―――― ―― 「おはよう~恵美(めぐみ)! どうしたぁ? 今日も顔が暗いゾ?」  昨夜の切ない自慰を思い出してトボトボと登校していると、後ろからいきなり背中を平手で叩いて元気の良い挨拶を交わすクラスメイトの声が届いた。 「は、長谷さんっっ!? お、お、おはよう…………ございます……」  私はビクンと身体を震わせて、頭を横に振って恥ずかしい思い出しを頭から消し、クラスメイトの長谷水子(はせ みずこ)さんに顔を真っ赤にさせながら朝の挨拶を返す。  叩かれた背中は思いのほか力が強かったのか、ブレザー越しにもかかわらずヒリヒリと熱い痛みを私に与える。  しかし、私の痛がる表情を見ても長谷さんは明るく笑い飛ばし“朝なのだから元気を出せと”言わんばかりにバシバシと同じ箇所を平手で叩いてくる。 「ほらほらっ! 今日は体育がある日でしょ? 身体動かして気持ちの良い汗を流そうよ♪」  眉を潜ませて小さく「痛いです」と呟く私に、長谷さんはワハハと明るい笑いを飛ばす。  彼女とは中学生の時から同じクラスに度々なっているけれど、その時からこの豪快な笑い方といつも快晴であるかのような明るい表情は変わっていない。 「あ、あの……い、痛いです。その……平手……痛いですぅぅ……」  茶色がかった短めのツンツン髪、男性のように切れ長な眉と目。細身でスレンダーな身体に部活動で適度に日焼けした肌。帰宅部である自分とは比べようがない程に健康的でいかにも高校生活を満喫していると言える見た目だ。  一方の私は人見知りが度を超えすぎていて人との関わりを一切断ち切ってしまう根暗な読書少女……。彼女が休み時間中に他のクラスメイトと楽しいお喋りをしている間、私は読書をして人の目を遮って自分一人の世界に浸り込んでいる。  明朗怪傑な長谷さんとは真逆の性格ではあるのだけど、近寄りがたいオーラを自ら出している私に彼女だけはちょっかいを出してくれる。  有り余る元気を分けようとしてくれているのか……それとも大人しい私の反応を見るのを楽しんでいるのか……過剰なまでのスキンシップをほぼ毎朝私に取ってくれる。 「アハハハハ! ごめんごめん! 恵美の背中は叩き易いからさっ♥」  低血圧な私にはどうしても彼女の朝のテンションについていけない……。  なぜこんなに朝から元気が漲っているのか……私には理解できない。  でも、嫌いではない。  むしろ人見知りな癖に結構寂しがり屋な私の事を構ってくれる……貴重な存在だ。 「長谷さんは……力加減を覚えてくださいぃ……」   私は涙目に苦笑いを零して、そのスキンシップはまんざらではないと言う事を暗に長谷さんに伝える。  すると長谷さんはそれを感じ取ったのかニカっと太陽よりも明るい笑顔をしてまた私にちょっかいを出してくれる。 「おっ! 恵美の可愛い笑顔、頂きっ♥ ほら、朝なんだからもっと元気に笑って笑って~♥」  長谷さんは私の背中にキュッと抱き付くと、そのまま手を私の脇腹に添えてコチョコチョとくすぐり始めた。 「ちょっっ!! んはははははははははははははは!! く、くすぐったいですぅぅぅ!! いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  突然抱き付かれてくすぐられた私はビックリしてしまい、普段上げる事の無い笑い声を閑静な住宅街で朝っぱらから上げてしまう。  脇腹のくすぐったさに力が抜けた私はその場に座り込んでしまうけれど、長谷さんはそんな私に身体を預けながら実に楽しそうにくすぐり続けている。 「やはははははははははははははははははは!! こ、これ以上はダメですぅぅぅふふふふふふふふ!! もう勘弁してくださいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひ!!」  朝から叫ぶような笑いを上げさせられた私は恥ずかしさに顔を真っ赤にさせ、身体を左右に振って嫌がるように抵抗する。  でも、長谷さんはまだくすぐりを止めてはくれない。悪戯にしてはやり過ぎなくらいに長々と私の事をくすぐり回している。 「……恵美の笑顔……可愛い……」  私がゲラゲラとあられもない笑いを零していると、長谷さんが背中越しにソッとその様に呟いた。  余裕がない私はその言葉のニュアンスに意味があった事には気付けなかったけれど、彼女はどうやらその言葉を無意識で零してしまったようで……。  元気な悪戯顔の彼女が何故かうっとりとした切なそうな顔に変わっていた事を私は見逃さなかった。 「はっ! あ、アハハハハ……ご、ごめんごめん! やり過ぎちゃった……アハハ……」  私がその顔を見ていた事にハッとなって気付いた長谷さんは、今度は恥ずかしそうに顔を赤らめてパッと私の脇腹から手を放す。そこでようやく私を笑わせていた刺激を止めてくれたのだった。 「はぁ、はぁ、はぁ……も、もぅ! く、苦しかったんですからね!」  私はゼェゼェと息を荒げ、座り込みながらもジットリした目で長谷さんを睨んであげた。すると彼女はギクリと顔を固めて私に平謝りを続ける。 「ゴメンってば……ついつい楽しくなっちゃってさぁ……エヘヘ♥」  私は、不機嫌な風を装って制服をパンパンと手で叩きゆっくり起き上がる。そしてプイッと顔を背けて学校への通学路を何事もなかったかのように歩き始める。   「悪かったよぉ~~機嫌直してってばぁ~~今度ケーキ奢るからさ♪」 「むっ……。ケーキ……ですか?」 「そう! 駅前に新しく出来た美味しいケーキ屋さんの苺ショート! 私の家で食べよ? ね?」 「……むぅ~~~。私はモンブランが好きです……」 「オッケ♥ モンブランも買うからさ♪ ね? 機嫌直して?」 「……仕方がないですね……。ホントに……長谷さんは……」  私は別に機嫌が悪い訳ではない。むしろ嬉しかった。  友達のいない私に「家に来ないか?」と誘って貰えたことが……とても嬉しかった。 「じゃあさ、今度の日曜日♥ 部活もないし親もいないから、一緒にスイーツパーティしちゃおう♪」  その時私はケーキの事よりもむしろ……長谷さんにくすぐられた事の方が気に留まってしまっていた。  あの容赦のない脇腹へのくすぐり……。アレを足裏にされたら……どうなってしまうのだろう?  その想像を過らせると、もう頭の中はその事で一杯になってしまう。  ウズウズと胸の奥が疼き始めてしまう。 「ほら! くずくずしてたら学校に遅れちゃうよ! 走った走った♪」  そう言って私の手を引っ張る彼女に一瞬ドキリとしてしまう。  つい今しがた私をくすぐったあの手に再び触れてしまった……そう頭の中で思ってしまうと心臓の鼓動が不整脈かと思うくらいに早くなってしまう。 「ま、待ってくださいぃぃ! 引っ張らないで~~っっ!!」  私は顔を真っ赤に染めながら通学路を長谷さんと走り抜ける。  嬉しいような恥ずかしいような不思議な思いを巡らせて……。


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