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ハルカ
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胡蝶しのぶの幸福な性活

鬼殺隊の隊服を着たひと組の男女が、森の中を駆け抜けていた。 片方は色鮮やかな羽織を纏っており、優しげな笑みを浮かべた美女だ。隊服の上からでも分かる凹凸のハッキリとした肢体を揺らしながら、木刀を振るっている。 もう片方は黒い羽織を纏った青年。鬼のように鋭い目付きに美女の攻撃を見極め、豪剣を振るう姿は修羅と呼ぶに相応しかった。 「いい加減、倒れてくれませんか?」 「生憎だな、倒れるのはしのぶの方だ」 しのぶと呼ばれた女性の笑みに微かな陰りが見えた。怒ったのだろうか。剣尖が鋭くなり、非力ながらも素早い一撃が青年へと襲いかかる。だが青年はギラりと獰猛な笑みを浮かべて脇に構えた木刀を振り抜く。 剣先と刀身がぶつかり合い、大きな音を立ててしのぶの突き出した木刀が砕かれた。 誘い込まれたと理解したときにはもう遅い。衝撃によってよろけた身体を青年に腰から支えられ、首元に刀身を添えられる。試合終了の合図だった。 「……はぁ、参りました。私の負けですね、灰戸さん」 「ああ、今日も俺の勝ちだな」 |灰戸《はいど》と呼ばれた青年がにやりと笑みを浮かべる。名前の通り灰色の髪を逆立てた彼は、しのぶと同じく鬼殺隊の柱に位置する人間だ。灰柱と呼ばれる彼は、煉獄や悲鳴嶼に並ぶ特記戦力の1人であり、この蝶屋敷を守る門番でもある。 「あの、そろそろ離して貰えませんか?」 浮かべた笑顔に僅かな陰りを見せたしのぶが言う。しかし灰戸は手を離すような素振りを見せず、むしろ抱き寄せて首筋に吸い付いてきた。 腰を抱いていた手つきも厭らしく蠢き、木刀を落として空いた手はしのぶの乳肉へと向かっていく。 「ん♡ あん♡ ちょ、っと、なにを、して……ひぅっ♡」 汗に交じって彼女からは藤の花の香りが漂ってくる。それは、彼女が自らの体内に毒を服用し、生成していたからだ。少し前まではもっと強かった。姉の仇である鬼を殺すため、あらゆる手段を使って研究を重ねてきた。 その最中に出会ったのが灰戸だ。自分を追い込み死に急ぐ彼女の傍らに立ち、離れることなく支え続けた彼と男女の関係になるのは、自然な話だった。討ち取った後となっては、仇の名前など覚えていない。 強く気高く、そんな言葉を体現したような彼を信頼し、今ではこうして共にいる。 「あ♡ ふく、のなか、入って♡ ま、って、まってくださいぃ♡」 隊服では隠せないほど実ったしのぶの乳肉を灰戸が揉みたくる。時々、彼は我慢しきれずにしのぶへと手を出してしまうことがあった。穏やかな物腰に優しい声音。儚げな笑みを浮かべながらも艶やかな空気を纏うしのぶと丸一日共にいるのだ。欲求がたまらない方がおかしい。 「外、ですから♡ ちゅ♡ んむぅ♡ れる♡ ちゅぱぁ♡ もう、ダメですってばぁ♡」 背中越しに接吻しながら拒絶の意思を示し、腰をくねらせて逃げようとする。だが非力なしのぶでは、剛剣の使い手である灰戸から逃げることなど出来はしない。彼女も分かっていながら、形だけの抵抗をしているのだ。 太腿からせり上がってくる灰戸の手が隊服のベルトを外そうとするが、しのぶは寧ろ彼の股間に脂の乗った尻肉をこすりつけている。 「ダメ、ですよ♡ こんなところでしちゃ♡ んちゅ♡ だ、め、ですから、ね♡」 頬を紅潮させ、接吻した合間に甘い吐息を漏らすしのぶ。腰をくねらせて肉棒を刺激する姿に興奮しなければ、男ではない。ボタンを外して、サラシの隙間から直に乳肉へと指を埋める。ビクリと身体を震わせるしのぶのベルトを外し、膣口を愛撫しようとした、その時だ。 「師範、どこですか。アオイがご飯だと呼んでいます」 可愛らしい声が聞こえてきたことで、しのぶは冷静さを取り戻した。継子と呼ばれる彼女の弟子だ。カナヲという少女が近づいてくる。 「は、ん♡ 灰戸、さん、見られちゃいます、から、ね♡」 「……仕方ないよな」 服の中に差し込んでいた手を引き抜き、灰戸はしのぶから離れた。多少の服の乱れはあっても、普段通りに振舞いを取り戻した彼女は、解けた雌の顔ではなく笑顔を浮かべてカナヲの呼びかけに答える。サラシが乱れているせいだろうか、胸囲がいつもより大きく見えている。 「いま行きますよカナヲ。灰戸さんもいますから」 「はい。今日は炭治郎も来てるんですよ」 「まぁ、嬉しそうですね」 つい最近隊士になった少年のことだ。真面目で馬鹿正直。しかしながら優しい心の持ち主の彼には灰戸も好感を持っている。人形のようだったカナヲの心を開かせたのも彼だ。鬼の妹を連れているという相当な変わり者だが、水柱の義勇や鱗滝が責任を持った。産屋敷の当主が認めたのなら、問題は無い。 今度、何かハイカラなものでも奢ってあげようと考えていた灰戸の隣にしのぶが並ぶと、前を歩くカナヲに聞こえない程度の声で囁く。 「もう……外で突然するのはやめてくださいね。恥ずかしいんですから」 とは言っているが、恥じらっている様子は無い。笑顔の裏にあるのは、どちらかと言えば怒りの色だ。張り付けた裏にある本当のしのぶは怒りっぽい苛烈な少女だ。言うとおりにしたほうが良いだろう。 だが一度立ち止まった彼女は、灰戸の耳に顔を寄せて本当に伝えたいことを囁いてくる。 「続きがしたかったら、今夜にでも、私の部屋に来てください♡」 潤んだ瞳に紅潮した頬。緩み舌で舐められた唇の全ては、仮面を被っている時のしのぶでは見れない、本来の彼女が見せてくる雌の顔だった。      ********** 夜が来た。風呂に入り、子供たちを寝かしつければもう深夜だ。朝ごはんの下ごしらえも終わり、起きているのなど年長組である二人だけだろう。 薄手の寝間着に着替え、布団を敷いていたしのぶは、床が軋む音に胸を高鳴らせた。来る。彼が来る。今夜も、この部屋にやってくる。 「……入っても、いいか」 「ええ、どうぞ入ってください♡」 念のための確認に、しのぶはいつも通りの返答をする。襖を開けて入ってきたのは、同じ様に寝間着に着替えた灰戸の姿だった。息を荒げ、股間部を隠すように前かがみになった彼を見たしのぶは、どこか蠱惑的な笑みを浮かべて手招きをしてきた。 「そんなところに立ってないで、来てください♡ せっかく誘ったんですから♡」 「っ、あ、ああ……」 灰戸が素直に部屋に入り、布団の上に腰かける。よく見れば顔も紅潮しているようだ。 彼女は灰戸の異変に気が付いている。いや、それどころか原因すらも知っている。当たり前だ。彼女がそうなる様に薬を盛ったのだから。 「どうしたんです♡ お顔を真っ赤にして、そんなに期待してたんですか♡」 昼間の意趣返しと言うかのように、今度はしのぶが灰戸の服の隙間へと手を入れる。太腿を撫でさすり、反り上がった肉棒に指を這わせると、硬さと熱さを兼ね備えた幹を扱く。どうやら薬のお陰で敏感になっているようだ。 “すりすり♡ しゅく♡ くちゅ♡ シコシコ♡ カリ♡ カリカリ♡“ 「おちんぽ♡ こんなに硬くして♡ 亀頭もぷっくり膨らんでます♡ いけない人ですね♡」 指で作った輪っかに通し、カリ首のあたりを刺激する。もう何度も交わってきたのだ。灰戸が好きな場所をしのぶは知り尽くしていた。指を這わせて裏筋を撫でたと思えば、幹を握り締めて強く擦り上げる。手慣れた手淫に耐える灰戸を可愛らしく思ったのか、しのぶは舌を出して接吻をしてきた。 「ちゅぞ♡ ちゅぱ♡ んれる♡ 我慢汁、凄いですね♡ 気づいてました? 私が、あなたとアオイの目を盗んで媚薬を入れたの♡ 気づいてましたよね♡ れろぉ♡ どうして、んぁ♡ 受け入れたんですか♡」 灰戸は呟く。それをしのぶが望んでいたからだ、と。彼はしのぶの望まないことはしない。昼間の愛撫も、口では駄目と言いながらも彼女が望んでいたからしたことだ。何倍にも膨れ上がりながら正気を失わない彼に、うっとりとした瞳を向けたしのぶは、寝間着を剥いで、露出した肉棒に舌を這わした。 “ちゅ♡ はむ♡ ちゅぞ♡ れる♡ じゅずず♡ ぢゅるる♡ れろぉ♡“ 「んれぁ♡ もう、あっついですね♡ 我慢しなくていいんですよ♡ じゅぱ♡ 楽にして♡ 私の、口に♡ いぃっぱい、射精してくださいね♡」 亀頭を啜り、幹を細い指で扱き上げる二重の快感は媚薬のせいで何倍にも膨れ上がっている。 腰が引ける。吸い尽くされそうな感覚に耐えきれず、虚空へと手を伸ばす。それが辿り着いたのは、横になったしのぶの巨尻だった。 負けじと薄い寝間着の上から尻たぶを掴み、布越しに膣穴へと指を伸ばす。 「ひぁ♡ もう、乳房の次は、あ♡ お尻、ですか♡ 男の人って、なんでこんなに♡ いぎゅ♡ あからさま、なんですかぁ♡ あん♡」 文句を言うしのぶだが、口元には笑みが浮かんでいる。彼女が灰戸の感じる場所を知っているように、灰戸もしのぶが感じるところを知っているのだ。布越しでも彼の手淫は膣を刺激し、愛液を滴らせて染みを作り出す。もどかしくなったのだろう。隙間から手を差し込み、捲れば下着を履いていない巨尻が露わになった。 “ちゅぷ♡ じゅぽ♡ れるる♡ ぢゅる♡ ちゅば♡ ずる♡ れろぉ♡ ぢゅぅっ♡“ 「んぉ♡ 膣と、一緒にお尻の穴までぇ♡ 襞、引っ掻いちゃ、ん、もう♡ じゅる♡ じゅず♡ あ、イっ♡ きました、イき、ましたぁ♡」 口淫をしていたしのぶの身体がビクビクと震える。媚薬の影響を受けているとはいえ、忍耐力も性技も灰戸の方が上だ。主導権を握ろうとしたのか、たまには趣向を変えようとしたのかは知らないが、これ以上彼女に任せたら朝までかかってしまう。 ぐったりと横になったしのぶの後ろに回った灰戸が尻を持ち上げ、円を描くように揉み回す。 「ん、んぅ♡ もう、お尻や乳房、ばっかり♡ あ♡ それだけで、いいんですか♡」 何を言いたいのかは薄々分かっていた。乳肉に尻たぶを弄っても、はげしい手淫や口淫をしても灰戸は射精していない。媚薬の効果も強力だ。そんな状態で満足できるならば問題ないのだが、世の中は上手く事を運んでくれない。 「おちんぽ♡ 硬くして♡ お尻の穴に擦り付けて、でも足りないですよね♡ もっと、気持ちいい所に入れたいですよね♡」 尻を上げ、擦り付けてくるしのぶの誘惑は美しく、淫靡で、遊郭にいる女郎ですら相手にならないほど男を誘う雌の香りを放っていた。だが灰戸は動かない。彼女自身から、一体どうしてほしいのかを宣言してほしいのだ。 「私に言わせたいんですね♡ いいですよ♡」 それにはしのぶも気が付いた。薄く淫らな笑みを浮かべると、尻肉を掴んで肉棒を挟むと、上下に扱く。 「隊士たちが横目で見るこのおっきいお尻も、戦うのに邪魔な乳房も、全て灰戸さんのものです♡ 男を誘うのに特化した雌の身体♡ ずっしり溜まった精液吐き出すために、あなたの絶倫おちんぽ様満足させるために、好きなだけ使ってくださいね♡」 灰戸の口元にニヤリとした笑みが浮かびあがると、胸と尻に比べてホッソリとしたしのぶの括れを掴み、亀頭を膣穴へと宛がった。だがそれだけでゆっくり入れようと焦らしてくる。それをしのぶは許さなかった。自分から腰を振り、肉棒を膣内へ迎え入れた。 “くちゅ♡ じゅぷ♡ ずちゅ♡ ずりゅりゅりゅ♡“ 「は、あ゛ぁ♡ お、ふぅ♡ おちんぽ、いい♡ んぉ♡ ぴったり、吸い付いてきたぁ♡」 膣肉が肉棒に纏わりつき、ギチギチ♡と締め上げる。 赤子の腕ほどの太さの幹に、淫水焼けした亀頭を持つそれを苦もなく咥え込むのは至難の業だが、しのぶの腟内は既に彼専用のものへと作り替えられていた。 痛みなどない。あるのはただ、自分を快楽へと堕としてくれる肉棒への感謝だけだ。 “ずぷぅっ♡ ごり♡ ぞり♡ ずりずりぃ♡ パンパン♡ ぬぷ♡ ぼちゅぼちゅ♡“ 「あ♡ 子宮、押し込まれて♡ 抉られてぇ♡ 孕ませる気、満々の♡ お゛おぉ♡ つよつよ、せ~し、受け入れる準備、できてますぅ♡」 寝間着を脱ぎさり、傷一つ無い美しい肢体を晒したしのぶを突き上げれば、乳房が大きくゆれ尻肉が波打つ。これで戦うために鍛えているというのだから興奮してしまう。灰戸の前では、鍛えたという事実すらも肉棒をきつく締め上げるためのものへと変換されてしまう。 “ぐちゅ♡ ぐりゅりゅりゅ♡ ずちゅん♡ ずちゅん♡ パンパン♡ ぐりゅ♡ ぐりゅりゅりゅ♡“ 「イっ……たぁ♡ イきま、したぁ♡ 深いの、何回も♡ きててぇ♡ んぉふぅ♡ これいじょう、は、イき癖、ついちゃいま、すぅ♡ んむ♡ ちゅぱ♡ ちゅぞ♡ じゅぱ♡」 背中を反らせたしのぶの顔に手を添えると、再び背中越しに深い接吻をする。灰戸もしのぶもこの瞬間が一番好きだった。上と下で深くつながり合い、淫水を垂らしながら交わる瞬間は、二人が一つになったかのように錯覚を起こしてしまう。 愛した相手と深くつながり合えることが、二人は何よりもうれしかった。 抱きしめ、肉棒を深く子宮口に叩きつけ、押し込んだ時、亀頭から溜まりに溜まっていた精液が吐き出された。 “どぼびゅっっ♡ びゅるるる♡ びゅく♡ びゅく♡ どく♡ どく♡“ 「あ゛あぁ♡ ほぉ♡ あ、ひぅ♡ 膣内、満たして……♡ ふ、ぅん♡ お゛♡ まだ、逞しいまま、なんですね♡ んちゅ♡ あ♡ 接吻、好きですよね♡ ちゅず♡ れろぉ♡」 射精を終えた倦怠感も媚薬のせいか直ぐに消え去る。熱いままの肉棒を精液で満たされた子宮に擦り付ける。彼女の膣内から子種を逃がさないように、太腿と乳房を掴み、密着する。尻肉の感触が腰に伝われば、更に肉棒の硬さが増した。 “ずちゅ♡ ぐりゅっ♡ ばちゅ♡ ぎちゅ♡ ぐりゅりゅりゅ♡“ 「んれぁ♡ ちゅう♡ そんなに、擦り付けなくっても、何処にもいきませんよ♡ あ♡ おく、ぐりぐりされるの、イい……♡」 腰が抜けたのか、うつ伏せになったしのぶを灰戸が責め立てる。深い喘ぎ声をあげ、甘い吐息を部屋の中に敷き詰める淫猥な宴は、きっと朝まで終わることは無いだろう。      ********** 初めて会ったのは、姉の死を灰戸がしのぶに伝えたときだった。無神経に真っすぐ事実を伝えてくる彼を疎ましく思った。蝶屋敷に入りびたり、孤児たちと仲良くなるのも気に喰わなかった。 姉の真似をし始めたしのぶを不気味に思わなかったのも嫌だった。美人なのが増したな、などと歯が浮きそうなセリフを吐いたときには馴れない笑顔のまま殴っていた。 毒の研究に本腰を入れ始めた頃、灰戸との会話は生活の一部になり、彼を治療することも生活の一部になっていた。灰の呼吸と言う彼が編み出した型は、肉体の消耗が激しかった。自分の身を削る彼に、ふつふつと苛立ちが沸いていた。 ふとした時に、毒の調合を間違えて媚薬に苛まれてしまったしのぶに、灰戸は手を出さなかった。嫌がることをしない、望まないことはしないと言った彼と、初めて関係を持ったのはこの時だ。 「本当に……色々なことがありましたね……」 朝日が昇るかどうかといった時間。肌寒さを薄手の寝間着を羽織り誤魔化したしのぶは、精液が残って重くなった下腹部を撫でる。その隣には、疲れて眠ってしまった灰戸の姿があった。ふと思い出すのは、数日前に彼が放った一言。仇である上弦の鬼を討ち、高ぶったまま性交を終えた灰戸は、申し訳なさげに言ったのだ。 「胡蝶カナエは生きている。今は療養しているだけだ」 しのぶはそれを聞いて烈火のごとく怒り狂った。なぜ早くそれを言わなかったのか、どうして嘘を吐いたのか、知っていて自分を抱いたのか。刃傷沙汰にならなかったのが奇跡だ。 何をしていいのか分からない彼女の傍に、灰戸はずっといてくれた。考えることが出来るまで、ずっといた。そしてついに、日が昇れば決めていた日がきてしまう。 「眠った方がいいぞ。列車とはいえ、そこそこ長旅だ」 「あら、起きていたんですね。意地悪な人」 寒そうに身を捩ったしのぶを灰戸が抱きしめる。二人は日が昇ったら、共にカナエが療養している屋敷へと足を運ぶことになっている。約一年ぶりの再会を手放しで喜べるほど、しのぶは子供では無かった。 幼いあの日から変わってしまった自分を姉はどう思うだろうか。姉と灰戸の関係は? 不安に飲まれそうになった思考の中で、彼女は灰戸の頬へと小さく接吻をする。 「愛してます、あなたのことを」 応えは言葉にされることは無かった。ただ彼女の笑みを浮かべた口元に、深い接吻がされただけだ。 それだけで、胡蝶しのぶには十分だった。


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