「ぅおぅ……ッ! 待て、三玖……やばいって……それ……」
「ちゃんと綺麗にしてる、偉い」
豊かな乳に肉棒を挟み込んだ三玖は、目の前でヒクヒクと動く男の肛門の周りをペロペロと舐め始めた。
射精したばかりで感覚が過敏になっている牡根を締め付ける乳圧で口元が緩んでしまい、唾液を床に垂らしながら這いつくばる男を襲うアナルへの強烈な刺激。
姿こそ見えないが、三玖という美少女が自分の肛門を舐めているであろう光景は、少し思い浮かべるだけで欲棒に勃起を促す効果がある。
「おちんち◯って本当に熱いね、おっぱいの中汗かいちゃった」
「一旦休ませて……くれっ!」
「だめ、すぐ逃げようとするなんて許せない」
「俺……頭の中……めちゃくちゃに……っ」
「じゃあもっとめちゃくちゃにしてあげる」
男性器を逃さないように、肉房を片腕でぎゅっと持ち上げた三玖は、もう片方の手を男の乳首へと伸ばした。
唾液ですっかり艷やかに濡れた肛門を舐めながら、手探りで男の胸板をまさぐっていき、固く隆起した小さな蕾をきゅっと摘んだ。
「あぁッ! あっ、アッ……!」
「こんなことされてるのに、乳首まで固くなってる……触ってもらえるの期待してた?」
「ち……がっ……ん、んっ、んんッ!」
性器、肛門、乳首、男が敏感な場所を知り尽くしているかのように、三玖の苛烈な陵辱は続いた。
◇
男は全身を襲う脱力感でぐったりと床に倒れ込み、残った力でなんとか身体を仰向けにひっくり返した。勃起した肉棒は、出したばかりの精液と三玖の汗でぐっちょりと覆われ、天井に向かって反り返っていた。
「まだできる?」
三玖の問いかけに、男は小さく首を横に振ることしかできなかった。
実際に今すぐ男性器を刺激されたとしても、もう射精できるような体力は残っていない。
それどころか、全裸で倒れている自分の姿を三玖に見下されているだけで羞恥心でいっぱいだ。懸命に保とうとしていた男としての小さなプライドすらも、消えてなくなってしまいそうなほどに。
「……じゃあ仕方ない。今日のところはこれくらいにしてあげる」
やっと終わった、と男は思った。だが、それと同時に、まだ犯され続けると思い込んでいた自分の感情が、不思議と不快になっていないことも分かっていた。
だがそれを心の奥で明確に認識する前に、三玖の顔が近付いてきていることに気が付いた。
「顔見せて?」
「え……」
目元を隠していた男の腕を三玖は優しく握り、男は蕩けきった表情を美少女に晒して目を瞑った。思わず目を閉じたのは、僅かに残ったプライドが男の心を守ろうとしたからかもしれない。
「可愛い」
目を閉じている男は、三玖が今どのような表情なのか確認することはできない。しかし、柔らかく頬を撫でる三玖の髪の毛と、瞼越しに感じる照明を遮る影で、どれほど近い場所に三玖がいるのかということだけは分かった。
細い指先がむにっと唇を圧迫し、今度は、暖かく柔らかい感触が口に触れる。自分の唇と同じ感触、頬に感じる柔らかい呼吸。
小さく目を開けて目に映ったのは、ぼんやりとした三玖の顔。
初めてぴったりと重なったふたつの唇に意識を吸い取られ、男はゆっくりと眠りに落ちた。
◇
自分の上にのしかかる温かい人肌の感触で、男は目を覚ました。
「三玖?」
「ん…………」
部屋の照明は点いているが、寝ぼけたまま体重を遠慮なく押し付ける三玖のせいで時刻を確認することができない。
「おい、風邪引くぞ」
「……うん」
タオルケットに包まれていた二人の身体は温かいものの、三玖はいつの間にか全裸になっていた。
男は自分の下半身周りを確認するが、睡眠前に吐き出した精液は綺麗になくなっており、三玖の頭からはシャンプーの柔らかい香りがしている。
「風呂入ったのか?」
「ん……寝る前に入った」
ようやく覚醒してきた様子の三玖から逃げるように起き上がろうとした男だったが、離れないようにしっかりと男にしがみついている少女の身体を解くことができない。
男としても強引に振りほどくつもりはないので、何とか壁掛け時計を見る程度に視界を確保して動くのをやめた。
「おい、もう九時だぞ? 真っ暗になっちゃったけど大丈夫か?」
「もう友達の家に泊まるって連絡した」
「泊まるのか……」
「もしかして嫌?」
「い、嫌じゃないよ」
三玖は最初から、帰宅するつもりなどなかった。
男の家で衣服を洗濯するなどということは強引に取り付けた約束のきっかけに過ぎず、宿泊するつもりで男の家に上がり込んでいたのだ。
「っていうか、もしかして三玖が綺麗にしてくれたのか?」
「そう、どろどろで大変だった。褒めてくれても良い」
実に四時間ほど男は寝てしまったようだが、その間に事後処理をしてくれていた三玖に多少の労いがあってもいいだろう。
「ありがとな」
男は自分にしがみつく三玖の頭を撫でながら、優しく抱きしめた。
「うん。勝手に洗濯機も使っちゃった。あなたの着てた服も一緒に」
「そっか、じゃあ今度は俺が風呂に入ってくるよ。今度は床じゃなくてベッドで横になろうな?」
「……女子をベッドに誘うとか無神経」
「お前、あんだけのことしといてそりゃないだろ……」
「ふふ……冗談。明日休みで良かった」
「そうだな、お前にいじめられて疲れちゃったよ……」
「ダメって言ったのに、我慢できなかったあなたが悪い。私のせいじゃない」
「結構強引だな……」
大胆な立ち回りで、無事男の家に泊まることが決まった三玖は、安堵の溜息をついた。
もしも断られてしまったら、この暗闇の中を帰宅する勇気はない。
入浴のため男が出ていった部屋は、三玖にとって奇妙な空間だった。
初めて来る同級生の男子部屋。
タオルケットを身体に巻いて机の上の物を何となく見ていると、男の携帯電話が振動して通知音が鳴った。
決して見ようと思ったわけではない。
本当にたまたま、画面が見えてしまっただけだった。
「……中野?」
メッセージ内容は、この画面で見ることはできない。
差出人の名字だけが映っていた通知画面が再び暗くなり、スリープ状態に戻った。
「違う……よね?」
中野という名字は決して珍しいものではない。現に同じ学年にも同じ名字の生徒は何人か在籍しており、その中には男子生徒も含まれている。三玖の姉妹であるなどという証拠は今のところ何もないのだ。
三玖はスマートフォンのロックボタンをもう一度押すかどうか数瞬悩み、伸ばしかけていた手を止めた。
「誰だろ」
男が入浴から戻ってきて、食事をしながら二人で他愛のない話をしているうちに、三玖はそのことをぼんやりと忘れてしまった。
【Side:S 三女-ゴブンノイチ- つづく】
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次回:2/6(日)18:00公開予定
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どじょう
2022-01-23 12:48:28 +0000 UTC