半蔵門雪は、窮地に陥っていた。 「(くっ……私としたことが……)」 闇夜に暗躍するツキカゲの任務は、常に危険と隣り合わせだ。任務の失敗は、ツキカゲにとっての死を意味するが、それは生き恥を晒してでも帰還できた場合の話である。 時として彼女たちには、たとえ任務に失敗したとしても、帰らなければならない状況もあるのだ。 今この状況においては、まさにそれが適用される。 ◆ 海岸沿いにあるこの工場地帯は、複数の企業が倉庫を管理し、昼夜を問わず、常に多くの人間が出入りしている。 《木を隠すなら森の中》という言葉があるように、人を隠すためならまさに絶好の場所である。 モウリョウが関与しているとみられるこの工場群の中で、ツキカゲのメンバーは潜入任務を行っていた。 「こちらハンゾウ。これより、内部に侵入し、警備システムをダウンさせる。」 建物二階の窓の外枠から部屋の様子を確認した雪が小さく無線へと声を掛ける。 『了解!』 仲間たちの声が無線越しに聞こえ、各々が与えられたポイントへと跳躍する。 それとほぼ同時に、雪は身の幅だけ開けた窓から最小の動きで工場内部へ潜り込んだ。 事前情報で確認したとおり、内部の構造はある程度正確に調査できているようだ。天井まで届く棚が部屋を仕切り、通路を形成していた。 「(このまま一気に管理室まで進む)」 熟練された動きで、物音一つ立てずに奥へ奥へと進んでいく。 廊下の突き当り。薄暗く照らされた部屋看板の文字を確認する。 「管理室……」 見つけた。 雪の研ぎ澄まされた感覚が、中にはいくつか人間の気配があると告げていた。 しかし、ここに至って雪の敵になるほどの人間などそうはいない。 管理室の扉をすばやく開け放ち。 雪は部屋の中へと切り込み――――。 ―――――意識を失った。 ◆ 気がついたとき、雪は数人の男に囲まれていた。 「っ!」 ただ囲まれているのではない。 「(これは……)」 男たち全員が一糸まとわぬ姿で、仰向けに倒れた雪を取り囲んでいるのだ。 「お、ようやくお目覚めですか、女スパイさん?」 「おいおい、効き目が弱かったんじゃねぇか?」 「何言ってんだ。お前はマグロ女の方が趣味なのかよ」 「ちげーって! ちん◯突っ込んでるときにバタバタ暴れられたらめんどくせーだろ」 少しの間雪は取り乱し、状況を把握することに努めた。 拘束はされていない。 意識はある。 ダメージを受けたようにも思えない。 外傷はないようだが、全く体の自由が効かない。いや、動かせないと言ったほうがいいだろうか。 「(くっ……私としたことが……)」 一体何をされたのか、今の彼女には理解できない。 しかし、薄暗い部屋の中で、全裸の男たちが自分を囲んでいるという状況だけは分かる。 そして、自分が絶体絶命だということも。 何をした――と言葉を発そうとしても、口がうまく動かず声が出ない。 「あ? なんか言おうとしてるぞこの女」 「関係ねーよ、とっととやっちまおうぜ!」 雪の頭側にいた男が右に回り、顔を強引に掴まれる。 自分では動かすことのできない口をゆっくりと開かれ、男の男性器が口内に入り込んでくる。 「んんんんん‼」 声にならない悲鳴が室内に響く。 男性器は地肌のままというわけではなく、ニュルニュルとした液体が肉棒全体を包み込んでいたため、口内をジュボジュボと行き来している。 「あぁ~~~気持ち良いわこれ。媚薬入りのローションとかなんとか言ってたが、いつもより興奮するな」 (媚薬……。そうか。このぼーっとする感覚はその……せいなのね……) 口内を動き回る肉棒の臭いと、媚薬の効果によってまた意識が飛んでしまいそうになりながらも必死に自我を保ち続ける。 「いいな俺も口に突っ込めばよかったぜ」 そう言って左の男は、雪の左手を持ち上げて強引に男性器を握らせる。自分の手と雪の柔らかい手をオナホール代わりにし、媚薬入りローションをたっぷりと塗りたくってしごきだした。 「さて、それじゃあ俺もそろそろ……」 足側にいる男が、ゆっくりと雪の両足を持ち上げた。 Mの字に広げられた両足を抑えられ、今まで味わったことのない恥辱的な感覚が雪を襲った。 (嫌……このままでは……私は……) 犯される、と理解している。 だが、身体はまるで言うことを聞かない。 「はっ……んぁ……っ」 「さぁ一緒に気持ちよくなろうぜ‼」 スカートを捲りあげられ、黒いショーツが露わになる。媚薬の影響か、それとも他の影響かは判断できないが、ぐっしょりと濡れたショーツを横にずらし、ギンギンと勃起した陰茎を雪の女性器に向け、男が挿入の体勢に入った。 「んっ! んっ!」 精一杯、声を漏らしながら必死に抵抗を試みる。それが無駄なあがきだと分かりつつ、雪の女の部分が挿入に抗おうとしている。 亀頭が雪の陰唇に触れ、クチュクチュと音をたてる。裏雁を勃起したクリトリスにコリコリと当て――――、 「おらっ! 俺の極太チンポでイカせてやるよ‼」 男が咆哮し、ついに男の亀頭が、陰茎全体が雪の膣内へとじゅぶじゅぶと入り込んだ! 「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”‼‼‼‼」 悲痛な叫びが空気を震わせ、雪の意識は今度こそ飛びそうになった。 「くぅーー‼ きんもちいぜこいつのマ◯コ! 今まで使ってきたどれよりもキツキツであったぇ~~~‼」 「まじかよ! 早く次変わってくれ!」 「まぁそう焦んな! 時間はたっぷりあんだからよ!」 激しく前後に腰を打ち付けられる『パン!』『パン!』という音と、性器が絡み合う『じゅぼ』『じゅぼ』という卑猥な音、そして雪の声にならない悲鳴だけが聞こえる室内。 「こいつよく見ると結構いい乳してんな」 ぷるんぷるん揺れる乳房に目をつけた男が、上着を剥き、ブラジャーを下にずりおろした。 「うおっ、こいつ犯されてんのに乳首ビンビンに勃起してんぞ!」 「綺麗なピンク色じゃねーか! とんだ変態スパイだな!」 男たちが乳房を乱暴に揉みしだき、乳首をコリコリとこねくり回す。 ギュッとつままれ、指でカリカリと弾かれ、雪の脳内はショート寸前だった。 「あぁ~そろそろイクぜぇ~」 クリトリスをコリコリと弄りながら膣内を暴れる男性器。男のピストンが激しくなり、雪の膣内で膨張していく。 (ダメ……! 膣内には出さないで……!) 射精の兆候。 口内を犯すペニスも、手で無理矢理しごかされているペニスも、同じタイミングでビクンと膨張し始める。 「や”……め”……」 一瞬聞こえかけた雪の悲痛な声は、最後まで届くことなく、男たちの声にかき消される。 「おらっ‼ 中出しぶっかけだ‼」 ビュルルルルル‼ ドピュ‼ ドクン!と、同時に男たちは雪の身体の隅々を犯し尽くすべく射精した。 身体の中も外も、文字通り全身に大量の精液を浴び、ドロドロに汚されていく。精液特有の臭いと、媚薬の甘い匂いが充満した室内で、雪はぐったりと動かなくなる。 「ふぅ~! 気持ちよかったぜ~~!」 「次俺! この女絶対孕ませるぜ!」 「おいおい順番だぜ! 他の連中も呼んできてやるか!」 「ドスケベスパイさんよ、俺達の肉便器として一生使い倒してやるからありがたく思えよ‼」 また次の男が膣内にドロドロのチンポを挿入し、口も手も、乳首もクリトリスも次々と犯されていく。 混濁する意識の中で、雪は最後に呟いた。 (助けて……みんな……) 師匠の特別任務03 -了-