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全身縛って30分我慢チャレンジ【前半】



「いっくよ~!#全身縛ってチャレンジ、スタート!」



笑顔でピースを決めたのは、

フォロワー3万人の高校生インフルエンサー、さや。



今日の配信企画は――

【全身を自分で縛って、30分間我慢できたら勝ち!】



手首、胸の上下、太もも、足首。

それぞれをしっかりロープで固定して、

30分後にタイマーが鳴ると同時に、「箱の中からハサミが出てきて脱出できる」という仕掛け。



さやは、いつもより少し大胆な私服姿でカメラの前に座った。



「じゃ、やるね。まずは手首から!」



テーブルに用意したロープの輪に手首を通し、ギュッと締める。



「うわー……やっば、これ動けなくなるやつだわ……」



両手を縛ったあと、

胸の上下にもロープを巻き、たっぷり目立つように締め上げる。



「はいっ、いいね押してくれたら、太ももと足首も追加する~」



コメント欄は盛り上がっていた。



《いいね押した!》

《ガチで縛るの草》

《でもちょっと興奮してる俺がいる》

《タイマー信じてるぞ》



すべてのロープを巻き終えたころには、

さやはまるで人形のように完全に固定された状態になっていた。



手首は背中の後ろ、胸は上下からギュウギュウ、

太ももと足首も揃えられて、座ったまま胡座状態で動けない。



「……よし。じゃ、30分、がんばります!」



タイマーをセットする。

スマホの画面には、リアルタイムの残り時間が表示される。



【残り 30:00】



10分後――汗がにじむ。



20分後――太ももがじんじんと痺れてくる。



25分後――背中に力が入らなくなり、身体がぐらぐらと揺れ始める。



「っふ、あああ~……まじで、やばいかも……でも、もうちょい……」



【残り 00:32】



【残り 00:12】



【残り 00:01】



【タイマー終了。】



チーンッ。



「よっし、きたー!出してー!ハサミ~!」



彼女の前に置いてある黒い箱。

タイマーと連動して、仕掛けで上部が開き、ハサミが出てくるはずだった。



だが――



……音がしない。



箱の中で、何かがカチカチと空回りしているような音だけが響く。



「……え?」



「ねぇ……え?」



カメラの前で、彼女は胡座に縛られたまま、

ハサミが出てこない箱をただ見つめる。



箱の上に貼ってあるメモには、こう書かれていた。



「30分後、自動でハサミが出ます(※動作保証外)」



「動作保証外って、なに……冗談でしょ……っ」



足を捩じろうとする。

だが、動かない。

ロープは、配信映えするようにしっかり巻いた。

だからこそ、今、絶対に自力でほどけない。



両手も背中でがっちり固定。

胸は上下を締め付けられ、呼吸が浅くなっていく。



「誰か……コメントで……助け……っ」



だが、コメント欄は盛り上がっている。



《え?罠だった?》

《ハサミ来なくて草》

《これガチで詰んだのでは》

《かわいそうだけど最高……》

《やべぇ……めっちゃドキドキしてる……》



さやは、

胡座に縛られたまま、身動きもできず、

画面越しに笑われながら、

動かないハサミを見つめていた。





「誰か……見てるなら……っ、助けて……」



さやは、胡座に縛られたまま、

止まらない配信カメラを震える瞳で見つめていた。



タイマーが切れてもハサミは出てこず、

手も足も胸も、動かせない。

たったひとつの頼みの綱だった「配信」は、

今――最悪の形で動き続けていた。



【視聴者数:385→572→1032→…】



通知音が鳴る。

「#全身縛ってチャレンジ」が、トレンド入りしていた。



《今この子やばくね?》

《助ける人いないの?》

《てか胸エロすぎん?》

《動けないまま30分以上経ってるぞ……!》

《ライブ止まってないのが逆にリアル》

《え、本当にやばい奴?ガチで興奮してるんだけど》



顔を背けようとしても、

頭すら動かない。



足を閉じようとしても、

太ももに巻いたロープがぴったりとくい込んで、まったく動かない。



「んっ……ぐ……っ……んむぅ……!」



口から漏れたかすれた呻きは、

音声入力のマイクに拾われ、視聴者の耳にそのまま届いていく。



【いいね数:6.2万】

【切り抜き投稿:複数】

【Xにて現在バズ中】



「っ……やだ……見ないで……!」



涙がにじむ。

でもその姿さえ、コメント欄では大好評。



《涙目で縛られてるの可愛すぎ》

《見せるために縛ってる説濃厚》

《この子、自分で縛ったの?ヤバくない?》



配信時間はすでに50分を超えていた。

照明の熱、緊張、呼吸の苦しさで、

さやの額には汗がにじみ、

胸は上下に波打ち、頬は羞恥で紅潮していた。



「……だれか……本当に……助けて……」



震える声はコメント欄にかき消され、

ライブは止まらず、切られず、今も晒され続けている。



スマホ画面の向こうでは、

何万人もの目が、

彼女の無様な姿に釘付けになっていた。





ガチャ。



玄関のドアが、唐突に開いた。



「え……?」



縛られたままのさやの前に現れたのは――

スマホを片手にした、見知らぬ女の子だった。

年齢は同じくらい、制服姿のまま、髪は乱れていないのに、目だけが獣のように光っている。



「……いた。ほんとにいた」



女は、にたりと笑うと、

さやの縛られた姿をぐるりと見回した。



「コメント欄で部屋の背景映ってたでしょ。それ、うちの隣のマンションだったんだよね~。マジで運命感じた」



言葉が耳に届いても、

さやは身体を動かせない。



手は背中、太ももも胸も締め付けられたまま。

「やっと誰か来た……」という安堵は、一瞬で凍りついた。



女は、さやの前にしゃがみこみ、目線を合わせた。



「助けてあげても、いいけどさ。条件、あるよ」



「……!」



「ねえ、次の配信、もっとすごいのやろ?

 動けないだけじゃ、物足りないじゃん。

 今度は――口も塞いで、縄ももっと多くして、60分配信。

 タイマーは、私がセットしてあげる」



「っ……!」



「嫌なら、ここでずっと晒されてて。

 でもさ……フォロワー今、4万人超えてるんだよ?

 きっと今がチャンスだよ?」



女はスマホを見せつけながら、



「さ、言って。“やります”って。

 じゃないと、ハサミは絶対に出してあげない」



さやは、目に涙を浮かべながら――

震える唇で、言葉を絞り出した。



「……つぎ……や、やります……

 60分……口も……全部、言うとおりに……します……っ」



「いい子」



女は微笑み、頬に触れてきた。

さやの身体はまだ縛られたまま。

そしてそのまま、カメラは止まらず、配信は続いている。



「じゃ、次の“チャレンジ”……楽しみにしてるね」













『全身縛って60分チャレンジ ― プロデューサーは彼女』



「はい、告知文も上げた。あとはもう逃げられないね、さやちゃん」



彼女――詩織(しおり)は、さやのスマホを勝手に操作していた。



「#60分拘束チャレンジ #自分で自分を縛る」

「前回大好評につき、第二弾開催決定!」



SNSに投稿されたそのツイートには、既に1万以上のいいねが付いていた。



さやは、ソファの上で体育座りのまま、

不安そうに唇を噛んでいる。



「……本当に、やるの……?60分なんて……動けなくなるし……恥ずかしいし……」



「やるって言ったでしょ?

 “言うとおりにします”って、自分で口にしたんだよ?」



詩織はにっこり笑いながら、

床に並べたロープやアイマスク、猿轡用のスカーフを指さす。



「今回はね、こういう構成にしようと思ってるの」



【配信内容(詩織プレゼン)】

時間:60分固定。途中解除不可。



縛り方:

 - 手首は後ろ手でクロス → ロープ4重固定

 - 太ももと足首は揃えて密着縛り

 - 胸の上下に2本ずつロープを追加してしっかり絞める



追加要素:

 - 猿轡(口内にスカーフ+外から黒のガムテ)

 - アイマスクで視界遮断

 - タイマーが鳴るまで一切解除不可(機械ロック)



「え……目隠しも、口も……?」



「もちろん。それが“チャレンジ”でしょ?

 今回は、“本当に1時間、もがかずに耐えられるか”ってテーマなんだから」



詩織はロープを手に取り、

さやの後ろに回って、優しくささやいた。



「ちゃんと、自分から“お願いします”って言ってね。じゃないと、手を出せないな~」



「…………お、お願い、します。縛って……ください……」



その瞬間、詩織の表情がゾクッと笑みに変わる。



「いい子」



20分後――

配信開始。



画面には、完全に縛られたさやの姿が映し出されていた。



体育座りのまま、手首は背中で交差され、

足首と太ももはぴったりと揃えられたまま縄に締められている。



胸の上下にはきつくロープが食い込み、

そして、スカーフで口を塞がれた上から黒のガムテ。



目にはアイマスク。



【#60分拘束チャレンジ】

【配信中】

【視聴者数:3.2万人】



《ガチじゃん……!》

《喋れないのエロすぎ》

《もがいてる音だけって最高》

《猿轡リアルすぎる……》

《詩織って子、プロすぎでは?》



詩織は画面の横で、スマホを構えながらさやの無様な姿を見つめていた。



さやは、

1ミリも逃げられない。

声も出せない。

何も見えない。



ただ、画面越しの数万人に、

“縛られた自分”を晒しながら、

60分間、無言で震え続けるしかなかった。







【配信時間:23分経過】

【視聴者数:5.4万人】



画面には、相変わらず、

胡座に縛られたまま、猿轡・アイマスク姿のさやが映し出されている。



手首は背中でクロス、

太ももと足首をぎゅうっと密着させたまま、

胸の上下をロープで押さえられ、

もがき声も塞がれている。



「ふぐぅぅ……っ……んむっ……んんっ……!」



わずかに揺れる肩。

かすかに震える足首。

そのたび、画面越しのコメント欄は爆発する。



《このまま耐えられるの!?》

《動きエロすぎ》

《ロープ緩んでないか確認して》

《これで60分はやばい》



配信の横に座っているのは、プロデューサーの詩織。



スマホを片手に、

視聴者のコメントをにこにこしながら読み上げる。



「“もう少し胸のロープ締めてほしい”だって。……さやちゃん、やる?」



縛られたままのさやは、頭を小さく振る。

だが――



「だめだよ。“従う”って言ったもんね?」



詩織は、さやの胸元に手を伸ばすと、

ロープをぎゅ、っと一巻き強めに絞った。



「んんぅっっ!!!」



胸が跳ね、

ロープがさらに深く食い込む。



詩織は、続ける。



「“ロープの食い込みを正面から見たい”だって。ちょっとカメラ角度、変えよっか」



三脚を傾け、縛られたさやの前からのアングルへ。

胸の上下を締めつける縄のラインが、鮮明に画面へと映し出される。



《これはヤバい……》

《最高すぎる……》

《苦しそうなのがたまらん》

《詩織、神》

コメントは急上昇。



【配信時間:38分経過】

【視聴者数:8.9万人】



「“もうちょっと、足を閉じさせてみて”だって」



詩織は、すぐにロープを追加で取り出し、

太ももと膝の間に新しい縄を通す。



「よいしょ……はい、これで動きゼロ」



さやの全身は、

まるで「展示品」のように微動だにしない状態に固定された。



「んむうぅ……っふ……ふぐっ……!」



呻きながら汗を垂らすさやの姿に、

コメントは止まらない。



《これがガチの“晒し”か……》

《アイマスクしてるのが余計にエロい》

《本人どう思ってるんだろ》

《動けないのに何万人に見られてるの、地獄だな》



詩織は、

さやの涙がこぼれるのを見て、

すっとスマホに目を落としながらつぶやいた。



「あと20分以上……

 さやちゃん、がんばって。

 コメントは、まだまだ増えてるよ?」



さやは――

震えながら、呻きながら、

ただただ動けずに晒され続けた。







【配信時間:46分経過】

【視聴者数:9.2万人】



カメラの中央。

そこに映るのは――

アイマスクをつけ、猿轡で口を塞がれ、

体育座りの姿勢のまま全身を縛り上げられた少女。



さやは、まったく動けないまま、汗をにじませていた。



「んぐっ……ふ、ふぐっ……んんんっ……」



わずかに肩が震え、

足が擦れ合い、

胸が上下に波打つ。



だが――それすら、ほとんど動かせないほど、ロープは強く締められている。



配信の隣で、

スマホを持ったままにこにこしているのは、詩織。



「……ちょっとだけ、見えないところで追加するね」



誰に向かって話しているのか分からない。

でもそれが余計に、画面の向こうの視聴者をゾクゾクさせていた。



詩織は静かに、さやの後ろへ回る。



そして、

さやの太ももに――冷たい金属の先端を、そっと触れさせる。



ブル……

ブゥゥゥゥゥンンンッ……!



「ふぐっっっ!?んんんっっっ!!!」



突然始まった振動。

それがどこから来ているのか、

目も塞がれたさやには、まったく分からない。



太ももに食い込む感触。

肌に伝わるビリビリした刺激。

身体が勝手に跳ねてしまう。



「大丈夫。こわくないよ」



詩織は、背中越しにそう囁きながら、

もう片手でさやのわき腹にそっと指を滑らせた。



「目が見えないと、なにされてるか分かんなくて、余計に感じるでしょ?」



爪先が、肋骨の隙間をなぞる。



「んむぅぅぅぅっっっ!!ふぐっ……ふぐぅぅっっっ!!!」



電マは振動を強め、

わき腹を撫でる指は、くすぐるように、やさしくやさしく。



「ふふ。くすぐったい? それとも、苦しいのかな?」



さやの喉から、くぐもったうめき声が漏れる。



猿轡がなければ、きっと悲鳴が上がっていた。



カメラには、

縛られて逃げられない少女が、無言のまま悶えている姿が映っている。



《電マきた!!》

《わき腹責めとか詩織天才すぎ》

《声じゃなくて体の震えで伝わってくるのが逆にエロい》

《ガチで泣いてる…最高》

コメント欄は、過熱していた。



詩織は、もう一度さやの耳元に口を近づける。



「配信、止まってないからね。

 あと15分……このまま、全部見せよう?」



さやは、

何も言えず、

何も見えず、

ただ全身を震わせながら、

無様に晒され続けた。







【配信時間:56:48】

【視聴者数:11.3万人】



カメラの前。

胡座に縛られ、猿轡を噛まされ、

アイマスクをつけたまま、

震えるさやの姿が映し出されていた。



手首は背中で固定されたまま。

胸は上下にきつく締められ、汗がロープを濡らして光っている。

太ももと足首はぴったりと揃えられ、

わずかに揺れる足の筋肉が、彼女の限界を物語っていた。



「んむぅぅ……っふ……ぐぐっ……っ……!」



呻き声は、もはや声になっていなかった。

息は荒く、喉が鳴るだけ。

涙はアイマスクの下からこぼれ、

頬を伝って、胸元まで滴り落ちる。



振動は止まらず、

わき腹に残ったくすぐりの余韻も、

彼女の神経をじわじわと焼き続けていた。



タイマーが、残り3分を示す。



【57:00 → 58:00 → 59:00】



視聴者数は、最高潮。



《これは伝説になる》

《60分達成、ガチで泣いた》

《詩織女神》

《さや壊れそうで最高》

画面のコメントは、歓声と絶賛で埋め尽くされていた。



【59:57】

【59:58】

【59:59】



【60:00】



チン――



小さく、タイマーが鳴る。



詩織はスマホを見て、笑った。



「……はい。60分、達成おめでとう、さやちゃん」



さやの身体は、ピクリとも動かない。

顔を伏せたまま、汗まみれでぐったりしていた。



詩織はゆっくりと、アイマスクを外す。

そして、猿轡に手をかけて、スカーフとガムテープをはがす。



だが――ロープは、そのまま。



さやは、視界を取り戻して、ぼんやりと詩織の顔を見た。



詩織は微笑む。



「泣いてる顔、ちゃんと映ったね。

 ……次は、“ライブ中に絶頂させちゃうチャレンジ”とか、どう?」



さやの瞳が、恐怖に揺れる。



でも――何も言えなかった。



ただ、

縛られたまま、

震える胸で呼吸を繰り返し、

画面越しの観客に晒された自分を、

目の当たりにするしかなかった。



詩織はカメラに向かって、手を振る。



「みんな、見てくれてありがとう。

 次回も――期待しててね?」











『全身縛って60分チャレンジ 2nd ― えびぞりホッグタイ地獄』



「じゃあ、さやちゃん。準備――いいよね?」



部屋の中には、前回のときより明らかに多いロープと道具が並べられていた。



さやは、前回の配信以降、SNSで“縛られたアイドル”のように扱われ、

学校でも何人かに声をかけられていた。

詩織がそれをすべて把握していることが、余計に逆らえない空気を作っていた。



詩織はスマホを片手に、笑顔でカメラをセットする。



「前回大好評だった“さやちゃんの無様チャレンジ”、第2弾!

 今回は――さらに本格的な“縛りチャレンジ”です!」



さやは、もはや口に出して嫌とは言えなかった。

ただ静かにうつむいて、詩織が手に取ったロープを見つめていた。



【拘束構成(第2弾仕様)】

手首:背中側でクロス縛り



胸:上下に2本ずつ、食い込むようにロープ固定



太もも:前面からぐるぐると巻き付け、しっかり密着



膝上・膝下:上下を別々にロックし、曲げられないようにする



足首:揃えて縛り、さらにそこから背中の手首ロープへ連結=“えびぞり姿勢”



最終姿勢:体育座りから仰向けに強制反らされ、完全なホッグタイ固定



「んんっ……くっ……!」



さやの口には、再びスカーフ+ガムテの猿轡。

アイマスクで目隠しされ、

ロープの締め付けで身体がピクリとも動かない。



そして――

詩織は、ロープの最後の一手を締めた。



足首からのロープを引っ張り上げ、背中の手首ロープに結びつける。



「ふんっ――よし、はい、えびぞり、完成っと」



ギシッ……と、縄がきしむ音。

その瞬間、さやの上半身がぐい、と仰向けに引き上げられる。



腰は反り、胸は強調され、足首は背中に縛り付けられて完全に浮いた状態。

“もがける自由”すら奪われた姿で、彼女の配信が始まった。



【ライブ配信開始】

【#さや縛りチャレンジ第2弾】

【視聴者数:初動2.7万人 → 爆発的上昇中】



《これが本気の縛り配信か……》

《姿勢エグすぎ》

《胸やば……》

《えびぞりにされてるってエロすぎだろ》

《詩織のロープワーク職人かよ》

コメント欄は騒然。



さやは――

目も見えず、声も出せず、身体を捩じることすらできず。



ただ、汗と羞恥を全身から溢れさせながら、

反らされたままの姿勢で、何万人にも晒され続けていた。









【配信時間:11分経過】

【視聴者数:6.7万人】



さやの身体は――まるで縛られた芸術品だった。



手首は背中でクロス、

胸は上下からロープが食い込み、

太もも、膝、足首は動かせないほどがっちりと固定。

そして、足首の縄は背中の縄に結ばれており、無理やり身体を仰け反らされた“えびぞり”状態。



口にはスカーフが詰められ、その上から黒いガムテープが貼られ、

目元はアイマスクで覆われている。



何も見えず、何も言えず、何もできない。



「ふむぅ……んんっ……!」



わずかに喉から洩れる声。

だが、それもマイクには拾われず、画面越しには震える身体だけが“無言で”訴えかけていた。



コメント欄が騒ぎ出す。



《これ、何分耐えられるの?》

《反った姿勢で1時間ってマジ?》

《胸の食い込み角度が芸術》

《もっと見せて!》

《責めていいかアンケ取って!》



詩織は、それをにっこり見ながら、小さくつぶやく。



「じゃ、ちょっとだけ、リクエストに応えよっか」



無言で取り出したのは――電マ。



音を鳴らさず、コードレスで静かに震える本体を持ち、

詩織はえびぞりになったさやの太もも、ロープの内側へゆっくり差し込んだ。



ブル……

ブゥゥゥゥンンン……!



「んんんっっっ!!!ふむうううっっ!!」



身体が跳ねる。

だが縛られている。

反らされたまま、逃げられない。



汗が額を伝い、ロープの隙間に滴る。



コメント欄はさらに盛り上がる。



《きたああああ電マ責め!!》

《反り状態で責めとか詩織プロすぎ》

《さやの涙やば……》

《もっと責めろ!》



詩織はもう一つ、羽根のような小道具を取り出す。

えびぞりのまま、さらけ出されたわき腹に、軽く撫でる。



「くすぐったい? それとも、怖い?」



「んんんぅぅぅっっっ……!!ふぐっ……んむぅぅぅ……!」



涙を流しながら、

震えるだけの少女の姿が、画面いっぱいに映し出される。



【配信時間:27分経過】



突然、詩織が言う。



「じゃあ、今日のチャレンジルール発表~」



「この状態で、10分以内に縄を1ヶ所でも解けたら、解放してあげます。

 でも、できなかったら……

 “次回は2時間縛りコース”ね」



コメント欄爆発。



《マジで?》

《無理ゲーすぎ》

《逃げられるわけないじゃんww》

《最高にエグい》

《詩織ほんと鬼畜》



詩織はタイマーをセットする。



【チャレンジ残り 10:00】



さやは、反ったまま、視界もなく、何が起きたかも分からない。



だが、うめきながら――

わずかに指を、膝を、足を動かそうと、必死にもがく。



「んぐぅぅっ……!ふむっ……んんっっ……!!」



縄がきしむ音が、部屋に響く。



だが――

太ももも胸も、まったく緩まない。

足首のロープは、むしろ背中に引かれて動かせない。



【残り 3:32】

【残り 1:01】

【残り 0:10】



配信は、ずっと止まらず。

コメントは、止まるどころか熱狂の嵐。



【チャレンジ失敗】



詩織は、肩をすくめて笑う。



「じゃあ、決まりだね。次回は――2時間コース」



「んむぅぅぅぅっっっ!!!ふぐっ……ふぐぅぅぅっっ!!!」



さやの震えは、

恐怖か羞恥か、あるいは……もっと別のものか。



反らされたままの少女は、

今日もまた――逃げられないまま、次の地獄を予約されていた。




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