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縛られたOL爆弾ピンチ【前半】

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どこにでもある平凡な会社に新入社員として就職することができた。

大変な就職活動を終えてやっと入れたので暫くは勤め上げるつもりだったのだが...


不穏な空気が流れ始めていた。

3人の女性新入社員が次々と辞めていったのだ。

社会人一年目の私にはよく分からないがこういう時は送別会とかをするものなのでは?

そういったお別れの会すら無しに急に、ある日を境に会社に来なくなったのだ。


時代といえば時代なのかもしれないが、同期に声もかけずに辞めるなんて.............ドライだなぁと私は思う。










ある日、私は残業で夜遅くなってしまった。

時計の針は12時を回ろうとしていて会社には誰も残っていない。


「もう今日は帰ろう」

半分躍起になって帰り支度をし、まるで泥棒のように駆け足で退社すると.........


「うーわっ.........」

こういう日に限って"忘れもの"をしてしまった。デスクにスマホを置きっぱなしにして来た。

現代人の私は一日でもスマホが無いのは耐えられない。

最寄り駅の改札まで来てしまったが180度体を反転させて戻る。


時刻は午前1時になろうとしていた。

田舎のほうに住んでいたので都会の夜中の明るさに驚く。

すれ違う人達もどことなく急いでいるような感じがした。


疲れ切った足を何とか動かして歩き続けること15分、目的のビルに辿り着いた。

「また来ちゃったよ」

一日に二度このビルに通勤することになろうとは......なんだか社会人の洗礼を受けたような気がした。

エレベーターを待ち目的の階につくとすでに真っ暗になったオフィスの明かりをつけた。

すると私を待っていたのは、久々の再会であった。

「のどかさん...........?」

辞めていった3人のうち1人が私のデスクを漁っていたのだ。

「あ..........あ............」

口をぱくぱくさせながら戸惑う彼女は突然私に襲いかかって来た。

「むぐっっ!」

口をハンカチで押さえられてしまう。

「ダメだよ...........見られちゃったよ...........」

「んーーー!!んーーー!!」

バタバタと暴れる私だったが、ハンカチには薬が染み込まされていたらしく........

「ん............」

次第に私の意識は遠のいて行った。




つづき

縛られたOL【爆弾ピンチ】








縛られたOL爆弾ピンチ【前半】

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