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【拘束快楽責め】襲撃されたエルフの女達【SP】

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ーー人間はエルフによって守られているーー



「あ………握手してくださいっ!」

「いいよ」

長い耳をピョコピョコと動かし、飛び跳ねるように喜んだ若い女の子。いつもの事ながらセリアは少しだけ恥ずかしくなった。

透き通る長い白髪にサファイアのように輝く瞳。セリアはエルフ界のスーパースターだった。救出した人類の数は1000を超える前代未聞の活躍をしている。


「あんなに喜んで走って………まったく罪な女だよ」

「うるさいな」

隣でオーディンが茶々を入れる。セリアの幼なじみで彼女もまた強いエルフであったがセリアには遠く及ばない。

静かな森の中でエルフたちの会話は風の音のように通り過ぎていった。













「うっ………うう…………なんでこんな事するの………」

「■■■■■」

「誰か助けて……………ムグっ……んぅううううう!」

たった今、1人の女の子が人類の"天敵"に襲われていた。頭のてっぺんから足の先まで真っ黒で所々に白い線が入っている………これが"敵"だ。

「■■■■■」

「ううううううううう!」

口を塞がれた女の子は担ぎ上げられる。身体をバタつかせるが手足を縛られているので大した抵抗にならない。

「ムグぅううううう!」

このまま運ばれてしまえば一巻の終わり、二度と助からないと学校で教わっている女の子は死に物狂いで暴れた。

「んぐぅうううう!!」

猿轡越しに助けを呼ぼうとする女の子だったが辺りに人の気配はない。暗い路地裏に1人で入ってしまったのが運の尽きである。

「むぅううううう………!」

肩に担がれた女の子は闇に消えていった。












「ん……む…………むう!」

とある工場に連れてこられた女の子は驚いた。自分の他にも捉えられた女性たちが転がっていたのだ。下校中の高校生、退社後のOLさん、…………友達のお姉ちゃんまで……

「んっ………んぐぅうううう!」

全員厳しく緊縛されて文字通り手も足も出ないと言った状態である。

「んぷはぁ!……ちょっと帰しなさいよ!!」

自力で猿轡を外したOLさんが敵に向かって叫ぶ。

「■■■■■」

「何すんの!やめ…………いぎぃいいいい!」

敵に突っかかったOLさんはさらに厳しい縛りを施されてしまった。両手を頭の後ろで組まされて背後で胸の縄と繋げられたらしく、彼女が腕を動かそうとする度に大きなお胸の下を通る縄が引き絞られている。

「く、苦し……んもぉおおおおお!」

さらに敵はOLさんが身につけているスーツのポケットの中からハンカチを取り出すと彼女の口の中に押し込んだ。その上から布をかぶせて蓋をし、あろうことか縄をグルグルと巻きつけてしまった。

「んぐふぅうううううう!!」

完全に口を封じ込められてしまったOLさんはみっともなく地べたを蠢いていた。

それを見た女性たちは抵抗する気も無くなってしまい、大人しくしているのだった。


この場所は例えるなら……………科学者の工場である。

いくつもの得体の知れない緑色の液体が入ったカプセルが並べられている。人がまるまるひとり入れそうな大きさで、ゴポゴポと気味の悪い音を発していた。その間を敵が忙しそうに行き来している。

これからどうなってしまうのだろうか。

「んんんんんんんん!」

相変わらず強気なOLさんは地べたで必死に藻搔いていたが、もはや相手にもされなくなっていた。


「んんんーーーーーっ!!」

女の子の背後でOLさんとは違う種類の呻き声が聞こえてきた。首を捻ってみると制服を着た女子高生が敵に担ぎ上げられていた。スカートがめくり挙げられて下着が丸見えだが、そんなことより…………

「むむむぅうううう!!」

女子高生が運ばれた先は例のカプセルだった。緑色の液体は相変わらずゴポゴポと…………まるで女性たちを待ち構えているようで………

「んんんんんんんん!!」

女子高生は必死に暴れる。得体の知れないところへ投げ込まれようとしているのだから当然だ。縛られた彼女はまるで海老のように身体を揺すっていた。

ごめんなさい………

女の子は『ぎゅう』っと目を閉じた。

『ブワァアア』

と風が吹いた。

突風と言っても過言ではないくらい強い風だ。頬に当たるそれはどこか心地よく、女の子は再び目を開けた。

そこには白髪碧眼で鋼のような身体をした女性が立っていた。その姿は駆け巡る走馬灯の中の一つと錯覚するくらいに美しい。

「■■■■■!」

「■■■■■!!」

慌ただしくなった工場内の敵は一目散に逃げていく。


「うんむぅううう!」

「!」

女子高生を担いでいた敵が彼女を『ぽい』っと投げ捨てる、その先は………カプセルーーーーーーーー

『ビュン』と白髪の女性が女子高生の元へ飛ぶ。

この場にいる全員が間に合わないと思った。


「大丈夫か」

「………ん………………」

次の瞬間には白髪の女性が抱きかかえていた。










「あ……あ、ありがとうございます」

「気にするな。私たちの役割なだけだ」

「貴女はいったい………誰なんですか」

「私はエルフだ」

「普段はどこに住んでるんですか」

「秘密だ」

白髪碧眼の女性は群がってくる人間達を『しっしっ』と手で追いやった。

「お名前は………」

女の子がおずおずと聞く。

「私は人間が嫌いだ。だから教えない」

一瞬にして場の空気が凍りついた。



セリアは女の子達を帰らせると工場内を見渡した。

「これは一体なんだ」

エルフとして長く生きているので大抵のことは触れたり匂いを嗅いだりすればわかるのだが、カプセルの内容物は見たこともない物質であった。

「仕方ない、一度森に帰ってから………」

「■■■■■!」

突然、逃げ遅れて隠れていた敵がセリアに突っ込んできた。

「見え見えなんだよ」

「■■■!」

セリアは敵の奇襲をひらりとかわすが…………敵の目的は別にあった。突進した先には……………

『ガシャン!』

全力の突撃を喰らったカプセルは大きな音を立てて割れた。『バシャァ』っと中身が飛び散る。

「っ!汚いなもう!!」

液体を浴びたセリアはイラつきながら敵を片手で粉砕した。












「こちらセリアだ。場所A−29は全員無傷で解決した」

『さすがです、セリア様』

「それより調べてほしい事がある」

『何をですか?』

「ん……帰ってから話そう」

詳しい内容は直接口で話したい。事後報告だけテレパシーで行うとセリアは森の中を歩き始めた。あと5キロほどで自分の里である。

「この辺は気持ちがいいな」

まだ人間に開拓されていない森の中では鳥の鳴き声、葉の揺れる音、差し込む陽の光

…………全てが綺麗に思えた。セリアにとっては庭のようなところである。

「いずれここも人間に侵されて無くなってしまうだろうに」

人類を救うことが自分の故郷を壊すことになるかもしれない。それでもエルフに生まれた以上、使命を果たさなければならない。

「本当に……残念……………だ…………」

歩きながらセリアは自分に起きている"異変"に気が付いた。足が重くなり、うまく前に進めない。息は切れるし……めまいが………………













「…………っ………………おい!」

「?」

「………か!…………………大丈夫か!」

「……!」

誰かと思ったらオーディンではないか。私が眠りこけたことは是非とも秘密にしてほしいぞ親友よ。

「大丈夫か!人の子よ!」

「?」

セリアはゆっくりと起き上がる。

「人の子とは酷い言いようだな」

「大丈夫そうだな、こんなところでどうしたんだ」

「冗談が過ぎるぞオーディン」

「なぜ私の名前を知っている?」

なんだか会話が噛み合わない。

ここで初めてセリアは自分の体を観察した。プニプニした肌に、ひ弱そうな足。鋼の体はどこへやら、身長も随分と低くなっていた。おまけに特徴の白髪は黒く染まっている。

「…………え?……あ…………はぁあ!?」

「どうした人の子よ」


15分


「だから!私はセリアだ!」

「セリアがこんな貧弱な体なワケないだろ」

「私にも何が起こったかわからん!でも私はセリアだ!」

「まずお前エルフじゃないだろ」

オーディンが髪をベタベタと触り、耳を引っ張る。

「痛いいい!離せぇえ!」

「はいはい、セリアはこんな事じゃ痛がらないよ」

「うぅ………」

セリアはセリアだったが、それを証明することが出来ない。

どうすれば……………

「!」

「ほら、家まで連れて行ってやるよ」

「オーディン……お前はたしか歌が………下手だったな」

「なっ!どうしてそれを!?」

「幼い頃の"カエルの熱唱"の話をしようか」

「や、やめてくれぇえ!」


15分


「なるほど驚いた。まさかセリアが人間になっちまうだなんて」

「動きづらくて叶わん。おぶってくれ」

「は?」

「私は里に帰る途中だったのだ。手伝ってくれ」

小さな視点から両手を高くあげて"おんぶ"を要求するセリアだったが

「待て待て、まさかその格好で帰れないだろう」

「お前が説明してくれ。私がセリアだと」

「それは構わないが……」

「?」

オーディンがしかめっ面をする。

「セリア、お前が人間になったこと………"敵"は知っているのか」

「いや、唯一関わった奴は粉砕した。だから知らないだろう」

「じゃあ徹底的に隠しておくべきだ」

「なぜだ」

「お前、自分が誰だかわかってるのか?」

「私はセリアだ」

「………そう、エルフ界のスーパースターだ。もはや戦闘はお前1人で十分だなんて声もある」

「照れるな」

「そのセリア様が貧弱な人間になったなんて敵に知られてみろ、一気に攻め入れられておしまいだ」

「む…………なるほど」

「だから里には連れて行けない」

「えっ」

「これからは人間に化けて生活するんだ」

「ーーーーーーーー」

木々が揺れ、森は風を受けてかザワザワと慌ただしくなった。








ーーーーーーーーーーー








なにか………なにか手は無いだろうか。

カッター、ハサミ、ガラスの破片………なんでもいいから縄を切れるもの……

「ごふぅううううう!」

その女は緊縛された身体を解放するために必死になっていた。腕をあらゆる方向に動かしたり、束ねられた両脚を伸び縮みさせたり…………

「うううううう!」

「五月蝿いわね!ちょっとアイツを黙らせなさい!」

「■■■■!」

一体の黒い敵が女に近寄ると身体を鞭で叩いた。

『ペシン!』

「うんぬぅうううう!」

鞭の音に合わせるように女は身体をビクつかせ、猿轡の隙間から声を漏らす。

「ふぬぅううううう!(やめなさいよ!)」

負けじと睨みつける女であったがすぐにその視界は塞がれてしまった。

「むぅううううう!」

顔を振り乱して抵抗するも……………

「ううっ!?」

急に身体が逆方向に曲がる。何が起きたかわからない女は自分の意思で

身体を伸ばそうとするが……………………出来ない。どうやら自分の長い"髪の毛"に足首の縄を結びつけられてしまったらしい。脚を伸ばそうとすると首から上が『ぐっ」と引っ張られてしまう。

「うんむぅううううううう!!」

女は焦りに焦って、芋虫の如く床で『モゴモゴ』と藻搔いている。目隠しをされているので相手の場所がわからず、あさっての方向を向いていた。

『きゅぅぅ……』

「ふごっ!?」

敵に鼻を摘まれてしまった女の呻き声は重くこもったモノに変わった。

「ぅううう………うううううう!!」

猿轡を施されているので鼻でしか息ができない。その小さな穴を塞がれてしまった女にはすぐに限界がくる。

「ぷふっ………すぅーーー…………」

「いい気味だわ。暴れ出したらまた摘むわよ」

「ふぅーーーーー………ふぅすーーーーー………うう!!」

女は"順番待ち"の最後尾に『どさっ』と放り投げられた。


それからすぐにつんざくような悲鳴が建物全体に響き渡った。

「いやぁあああ!ここから出してぇええええ!!」

「■■■■■」

緑色の液体で満たされたカプセルに入れられた女の子が必死に藻搔いていた。

「はっ……うくん!………ひぃいいいいい!」

顔だけは外気に触れている状態なので呼吸をすることはできるのだが………その息遣いは快楽に抵抗しようとする女の独特なモノだった。

「ひぃ!ひゃんん!」

「■■■■」

カプセルの中では無数の触手が女の子を雁字搦めに拘束している。手脚をめちゃくちゃに暴れさせる女の子を大人しくさせようと四肢に絡み付いて締め上げていた。

「きゅあんんんん!」

「そう、もっと浸っておしまい。憎きエルフ討伐のために貴女達の"快楽エネルギー"が必要なのよ」

「ほぉおおおおおおおお!」

触手は女の子の弱いところを細かく執拗に責め立てる。カプセルの中は暴れる女の子と無数の触手で慌ただしくなっていた。

「そのカプセルの中身は濃度MAXの媚薬よ。全身に染み込んでどうしようもなく痒いでしょう」

「ひぐっ……んひぃいいいいいい!」

「………この女も騒がしいわね。口を塞いでおしまい」

「■■■■!」

「ひゃああ…………んむぅうううううゔゔゔゔゔ!!」

玉状の口枷を嵌められてしまった女の子は獣のような呻き声を発し、目を昇天させながら何度も絶頂していた。
















「おはようございます、世里愛さん」

「あ……あぁ」

「ところで昨日の晩ご飯の話なんですが………」

「……」

セリアは人間の女の子達が通う"学校"に入ることになった。必要な手続きは全てオーディンがやってくれたので苦労はしなかった。むしろ女しか居ないエルフの世界で育ったセリアのためにと"女子校"なるものを選んでくれた彼女には感謝するべきだ。

しかし………

「そしたらお庭から大きなカエルが出てきたんです!」

「はぁ……」

どういうことかセリアはとある女の子に懐かれていた。聞いた話によると彼女も転向したてで友達がいなかったのだという。

「どうです!面白く無いですか!?」

「む……聞いてなかった」

「じゃあ最初から!」

「いや遠慮する」

この元気な女の子の名前は紗千香(さちか)というらしい。正直言って苦手なタイプであった。

セリアが話を終わらせると紗千香は『むすぅ』っとした顔になるが10分もすればまた喋りだす。そんな感じの女の子だった。

「そういえば最近、また"敵"が現れたらしいですよ」

「!」

ほとんど全ての雑談はスルーしてしまうセリアだったがこの話だけは別だ。

「どこに出たんだ?」

「B-37の方らしいです」

「あそこは怪しい建物がいくつもある。私も何度か赴いたが既に10体くらいは出くわしているな」

「じゅ、10体!?大丈夫だったんですか!!?」

「ああ、問題ない」

「ひぇええ………」

紗千香は体をのけぞらせて感心するようにセリアを見た。

「いったい"敵"は何のために女の子達を拐うのでしょうか」

「うむ、それについては私も掴めていない。奴らの目的は500年たった今でも闇に紛れている」

「歴史の授業で習いましたね」

「だが………」

セリアは机に肘を置き、両手で顎を押さえながら思い出したように言った。

「もう少しで分かりそうだったんだ……」

先日セリアが壊滅させたA−29地点の工場…………そこに配備されていた複数のカプセル。いったいあの緑色の液体は何だったのだろうか。

「世里愛さん、私のおにぎり一つ食べませんか?」

「いや私は水さえあれば食べなくても生きていける」

「そんなこと言わずに!」

半ば強引におにぎりを食べさせられたセリアだったが

「ん…………おいしいな」

「でしょう!」

その日以降セリアは毎日のように紗千香にお弁当を作ってもらった。














"敵"は1人になった若い女を狙う習性がある。そこに規則性はほとんどなく、完全にランダムと言えた。

だから紗千香が狙われたのは本当に偶然であった。

定められた集団下校のグループ10人の中に紗千香は入っていたが、どうしても家までの最後の5分は1人になってしまう。そこを狙いすましたかのように敵は現れたのだ。

「むぐんっ!?」

(ま、まさか)

「■■■■」

「っ!?」

口にザラザラのタオルを当てられた紗千香はできる限りの声を発する。

「むんーーーーー!(助けてーーーーー!)」

ほんの1分前に別れたクラスメイトが気付いてくれるかもしれないと、その小さな身体を懸命に動かしてピンチを伝えるべく藻搔く。

「■■■■」

「んうううううう!」

『グっ』とタオルで口を押さえ付けられ、大きな声が出せない紗千香はザラザラのタオルから逃れようと必死だった。腕は抑えられてしまっているので『バタバタ』と脚を乱暴に動かして敵に蹴りを入れる。

「■■■■■」

「むんんんんん!?」

彼女の抵抗を見てかもう一体の敵が影から現れる。すると直ぐにスニーカーを履いた紗千香の両足首を纏めて押さえつけて縄で縛ってしまった。

「んんんんんんんん!!」

首を左右に振り乱し、助けを求めようとするも時既に遅し。タオルに染み込んでいた睡眠薬が紗千香の鼻を『ツーン』と突いた。

「うう…………ぅ………」

次第に力が抜けていくのを悟った敵は紗千香の両手首をも縛り上げ、肩に担いだ。








ーーーーーーーーーーーーーー









「紗千香よ、今日のご飯は………なんだまだ来てないのか」

珍しくセリアの方が早く学校に着いた。いつもなら埋まっているはずの席はすっからかんで何だか寂しい。

「ねぇ聞いた、紗千香さんのこと」

「クラスメイトがなんて………遂に迫ってきた感じ……」

「!」

遠くで行われている女子達のヒソヒソ話を耳にしたセリアは猛スピードで彼女達のもとへ突っ込む。

「詳しく聞かせ願う!」

「え、あ……はじめまして…………世里愛さん………?」

「紗千香がどうしたって?」

2人の女の子は顔を見合わせてから言った。

「…………敵に……………………」

セリアは青ざめる。












「はぁはぁ…………本当にこの体は…………酷すぎるぞ…………」

息も絶え絶えにやってきたのは森の中、セリアの故郷だった。オーディンにはできる限り帰ってくるなと言われているが緊急事態だ。人間の体になってからテレパシーすら使えない。全く不便であった。

「オーディィィイイーーーーンン!!どこだぁあ!」

口に手を当てて叫ぶ。

エルフの住む"集落"までは入らない。あくまで手前の森でオーディンを探す。

「オーディーーーーーー…………」

「大きな声出すな!!」

気付くと背後に巨大なエルフが立っていた………いうまでもなくセリアが小さくなっているだけなのだが。

「大変なんだ、敵が現れた!」

「落ち着けセリア。場所と数は」

「Y−15近辺で数はわからない」

「何人さらわれた」

「……」

痛いところを突かれたセリアは少し控えめな口調になった。

「私の知るところでは……1人だ……」

「………それで…………どうしろと?」

「誰か向かわせてくれ………」

既にセリアの声はかすれるほど小さくなっていた。

「ダメだ、わかってるだろ。セリアが消えてから敵の出現頻度は桁違いに上がってる。おまけにお前が抜けた大きな穴を実戦経験の少ないエルフ達が埋めているんだ」

「私の友達なんだ………」

「友達?」

オーディンは顔をしかめる。

「人間嫌いのセリア様がいったいどうしたんだ?」

「それは……」

「人間に化けているうちに情がうつったか。悪いことは言わない、やめておけ」

「………」















「う……………ん……………」

朦朧とした意識の中、紗千香の頭は次第にはっきりとしてきた。

「…………なんですかこれは!」

身体を4方向に目一杯伸ばした大の字の姿勢で紗千香は拘束されていた。両手首、両足首、ともに鉄の枷に嵌められてしまっている。

「う!うぅ!………動けない………」

試しに身体を起こそうと腹筋に力を入れてみるが、首から上だけが『グッグッ』と虚しく小移動するだけだった。

「やっと起きたのね」

「誰!?」

天井しか写っていなかった紗千香の視界の隅に長身の女性が入り込んできた。

「名前ならハデスよ。でもあなたが知りたいのはそんな事じゃないわよね」

ハデスと名乗る女は紗千香を見下ろしながら話した。

「人間を誘拐する"しもべ"…………あなた達が"敵"と呼ぶ生き物を作り出した女ってところね」

「……!?」

紗千香は驚いたように長身女性を見た。

(こいつが人間界500年の………親玉!)

「くぅうう!!」

勇敢にも紗千香は暴れ出した。もしも身体が自由だったら飛びついていたかもしれない。そんな勢いで藻搔き始めた。

「あらぁ、急にどうしたのかしら」

「お前……をっ!………倒すっ………っ!」

「倒す?………あははははははは!」

ハデスは高らかに笑う。

「その拘束された状況で!しかも人間なんかが!?」

「うぬぬ………!」

相変わらず紗千香は全身に力を込めているが拘束は外れない。

「私、あなたが気に入ったわ。本当なら直ぐにカプセルに入れてしまうのだけど、あなただけは特別待遇よ」

そういうとハデスは右手をぐっと握る。そして開けると同時に一本の筆が現れた。

「っ!?」

紗千香は精巧な手品を見ているようだった。

「はい、このお目々はお休みしましょうね」

「うわっ!!」

息をふっとかけられた紗千香のまぶたは『ぎゅうっ』と重くなり、そのまま開けることができなくなった。

「何をしたの!!」

目を瞑りながら眉間にシワを寄せて紗千香は叫んだ。

「いっかい逝け」

「ぬぶぅうっ!?」

身体の奥の方を掌握されたような感覚が紗千香を襲い、あろうことか全身を使って波打つように達してしまった。

「ふにゅぅうううう………!」

達した後も余韻が残る紗千香のお腹の奥底は『ひくひく』と小刻みに動いている。「まだまだこれからよ」

「ひくっ!?」

服がめくり上げられ、紗千香のお腹を柔らかい筆先が通り過ぎた。筆はくるくると紗千香のお腹を滑り、おへその中をほじる。

「ひぃいいいいいんんんん!!」

「そんなに腰浮かしちゃって、よっぽど気持ちいいのね」

「違っ!おほぉおおおおおおお!」

筆は下着の中に侵入してきて紗千香の敏感なところを撫で回した。『キュルキュル』と筆を回すように絡めとられてしまった蕾は最初に逝ってしまったせいか大きくなっている。

「いぎゃんんんんんん!やめてえええ!」

下唇を噛み、お腹を力ませて抵抗する。鉄の枷が『ガチャガチャ』と唸った。

「やめてほしい?」

「はひぃいいいいいひひひひひひひ!!」

「いい感じに仕上がってきたわね」

紗千香の様子を見たハデスはいよいよ本題に入るといった感じで紗千香の乳首を優しく筆で撫で回しながら話し始めた。

「あなたの友達を3人、ここに連れてきて頂戴」

「!!?」

相変わらず乳首責めを受けている紗千香は目を瞑ったまま顔が火照っている。

「たったの3人よ。ま、その3人が次の3人を連れてくる。効率よく獲物を集める古典的な方法ね」

「うくんっ!!」

悪魔のような言葉を耳にした紗千香は絶対にハデスに従わないと心に誓い、唇を噛んだまま『プルプル』と首を横に振った。

「そう……………残念ね」

「?」

てっきり激しい筆のお仕置きが待っているものだと思っていたが柔らかい毛先は紗千香の柔肌を離れた。




30分後


「はっ……はっ…………ふーーーーーー…………」


紗千香は全身を駆け巡る"疼き"と戦っていた。股間をいじくり回したい欲求に駆られたが、掌は大の字で遥か遠くに拘束されている。開かれた脚では太腿を擦り合わせることも出来ない。

「はうん……………ふっ……ふっ……」

ハデスにかけられた魔法のせいで開けられない目を『ぎゅー』っと瞑る。完全に"焦らしプレイ"に翻弄されていた。

「ふぇ……むぅぅぅぅ……」

痺れを切らした紗千香は口を『モゴモゴ』とさせる。鼻の上まで覆うように布を被せられてしまっているので上手く声が出せない。

「おへぇ!……んふぇえ!」

腰を突き出しながら筆をねだる様に身体をくねらせる。

「んひゅうううううう!!」

どうしようもなく痒くなってしまった蕾を弄られたいと…………耐えられなくなった紗千香は四つの鉄枷を『ガチャガチャ』と鳴らして藻搔いた。






【後編につづく】

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