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レンタル緊縛師【短編】






「こんちわーーー!」


若い、絶対に年下だ。

ネットで話題になっている"レンタル緊縛師"なるものを呼んでみたのだが


「おねーさんでオケ?」

「はい………」


服装や喋り方、どれをとっても女の子って感じだ。

大人の女性や女王様をイメージしていた私は面食らう。


「お邪魔しまーす」


一人暮らしの私がこの女の子を無警戒に招き入れたのが運の尽きだった。







ーーーーーーーーー






「んんん…………」

依頼した縛り方よりはるかに厳しくて縄の量も多い…………

「うむんっ!」

前手で縛られているのでその気になれば口を塞ぐガムテープを外すことはできるのだがせっかくなのでもう少し………

「似合ってるね」

「ううう………」

顔から火が出そうだった。

太ももを女の子に擽られた私は咄嗟に身体を捩る。

「これは胡座縛り。ぜんぜん動けないでしょ?」

「むふぅ……」

両脚をクロスする様に固定され、胡座の姿勢を強要されている。折り曲げた太ももにも縄が巻きついていて擽られる度に私が動くと縄が『ギチ』っと鳴る。

おまけに胡座をかかされた右足首から左腕に、左足首から右腕に縄が伸びている。腕を動かすと足首が一緒に持ち上がってしまった。

(何これ………恥ずかし…………っ!)

予想をはるかに超える厳重な緊縛にあたふたしていた私だが、根っからのドM気質なことも手伝って窮屈な縄に快感を感じていた。













「さぁて、報酬をいただきましょう」

「むむん!ううっうっ……(テーブルの上に置いて……)」

ガムテープで口を塞がれているので顎を『くいくい』とテーブルに向かって動かす。しかし女の子はワンルームの私の部屋を物色し始めた。

「んんっ!んっ!(ちょ、何を勝手に………!)」

「お財布はここかな」

「んーーーーーっ!」

流石におかしいと思った私は前手で縛られた手首を使ってクロスさせられた脚の縄を解こうとした。

その時

「おっと、それはダーメ」

「んんんんんんん!?」

私の行動を察知した女の子が『スス』っとやって来て手首を掴んだ。そしてあろう事か掴んだ手首を私の頭の後ろに捻じ上げたのだ。

「むぅうううううう!!」

「はーい大人しくしようねぇ」

「うぐぅうううううううう!」

女の子は私の手首の縄を背中の縄と繋げてしまった。これでもう私は手を使って脚の縄を解くことが出来ないし、口のガムテープを自分で剥がすことすら叶わない。

「むぅううううう!」

怒った私は女の子を睨みつけながら呻き声を上げる。

「やっと状況が分かった?」

「んむむ?」

「一人暮らしのドMの女性をターゲットにしてるんだ」

「!?」

「そう、ネットで話題になってる"レンタル緊縛師"の正体は悪い女の子の強盗でした」

ほっぺに手を当ててふざけている女の子。

「ふぶぅうううううううう!!」

「そんなに藻搔いても絶対に解けないように縛ってあんの」

「うくううううううう!」

「そのまま暴れさせるのも可哀想だから……」

「むううううう(触んな………っ!?)」

「これは女子なら全員が気持ちよーくなっちゃう魔法の縄」

女の子は私の秘部を厳しく割るように"股縄"を施してしまった。しかも頭の後ろにまわされた手首の縄と連結したらしく藻搔く度に『ぐいぐい』と食い込んでくる。

(くぅ!ご丁寧に瘤まで………………んっ////)

「んじゃ、これは貰ってくね」

「んんんーーーーーーーっ!!」

女の子は財布を『ひらひら』と私に見せびらかすと玄関から出て行ってしまった。












「んっ!ふぅううっ!」

身体をひねる度にどこかしらの縄が『ぎゅう』っと肌に食い込んでしまう。胡座縛りのため移動することはほとんど不可能で、ましてや電話をとって助けを呼ぶことなど出来るはずもない。

「んんん/////」

窮屈な体勢を変えようとしても股縄に邪魔をされて上手く行かない。ドMという性格がさらに事態を悪化させる。

「むぅううううーーーーーーーっ!!」

………私はとうとう縄に絞りあげられた身体でイってしまった。そんなことをしてる場合じゃないのに快感に逆らうことが出来ない。

「うう……うう………(誰か助け…………っ////)」

ガムテープの隙間から温かい吐息を漏らしながら助けが来るまでイき続けるしかないのであった。








〜終〜

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