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無断欠席なんてありえない。
天然でどこか危なっかしい所があるが何の連絡もなしに学校を休むような子じゃない。
「先生!何かあったら遅いんです!」
「しかしなぁ...」
昼休みに担任の教師に突っかかる私だったが結論から言って説得する事は出来なかった。
躍起になった私は学校を飛び出し、花蓮(かれん)の家に向かって走り出した。
事件。
最悪の事態が脳裏に浮かぶ。
全力で走る事で頭から追い出した。
何も無いならそれでいい。
花蓮の家で花蓮がいつも通り座っていてくれたらそれでいい。
最短ルートを通るために裏道に入った。
「何あれ...?」
私の身長と同じくらいの真っ黒なモヤが宙に浮かんでいた。
「!」
思わず息を飲んだ。
脳が危険信号を出す。
黒いモヤの前に落ちていたのは花蓮のスマホだった。
「んんぅ.....」
小人達が執拗にアソコを槍で突く。痛くは無いが、むず痒く、敏感な場所であるが故にどうしても反応してしまう。
「んぐぅっ!?」
縛られた身体が火照り、涙が溢れ出た。
弄ばれている間も縄から抜け出そうと必死に藻搔いたが統率のとれた小人達の動きに邪魔されて大人しくさせられてしまう。
「んんんぅ...」
猿轡の隙間から涎が垂れるのがわかった。
「...ここは.......?」
初めて見る景色だった。緑生い茂る草原。はるか遠くには街があるようだ。
「こんな所あったっけ...?」
しかし私の足元をせかせかと通る者を見た途端、私はここが別世界である事を確信した。
通りすがったのはわずか数センチの小人だったのだ。
あの裏道は普段は使わない。
小さい頃に通った記憶があるような...
振り返るとそこには真っ黒なモヤ。
私が通って来た暗闇だ。
あのモヤが私達の街と小人の世界を繋ぐゲートなのだろう。
そして花蓮のスマホが落ちていた場所を考慮すると...
「花蓮はこの世界にいる...!」
どうやって探し出そうか。
はるか遠くに見える街まで行けば何か情報が得られるかもしれない。
私は歩き出した。
「んんぅうう!」
股を閉じる事はできない。開くように縛られているのだから。女の子としてこれ以上の屈辱はない。さも自分からおねだりするようにアソコを突き出す姿勢を強要されている。
「兵士長!」
「なんだ」
「またしても巨大な人間が現れました!」
「またか!?」
「しかも今度のはコイツより少し大きいみたいで...」
「...」
「如何いたしましょう?」
「あの捕縛装置を使え!何としてでも生捕りにするのだ!」
「ハッ!」
「んぐぅううう....」
小人達の会話中にも込み上げてくるゾクゾクと闘っていた。
もうイキたくない...
身体中から汁という汁が溢れ出していた。
「なんだよお前ら!どけ!」
仕掛けて来たのは向こうだ。私にはこの小人達を踏みつぶす大義名分がある。しかし一寸の虫にもなんとやら、私は戦う事を躊躇った。
小人を潰さないように左足を上げた。その瞬間、上げた足にシュルッと糸が巻きついた。
「うわぁ!」
糸が引っ張られてバランスを崩してしまった。ドシンと尻もちをついた私は頭に血が上っていた。
「お前らいい加減にしろぉ!」
私はこんな所で止まってられない、この間にも花蓮が何をされているか分かったもんじゃない。
『パチンッ!』
指で近くの小人が持っていた槍を弾き飛ばした。それを見たその他大勢の小人達が身震いするのがわかった。
当たり前だ。たった1本の人差し指で装備が破壊されてしまったのだから。
その一瞬のスキに立ち上がった。
この戦場から離脱してあの街まで行こう。
この小人達は問答無用で攻撃して来た。もしかしたら花蓮は好戦的なコイツらに捕まってしまったのかもしれない。
監禁されているとしたらあの天井が丸い大きな建物だろう。私達、人間でも仕舞い込めそうなサイズの建物はあれしかない。
「!?」
走り出そうとした私の足は糸に引っ張られた。
最初に左足に巻きついた糸はそのまま拘束を続けていたのだ。
「くそぉ!面倒な....」
両手で強引に引き千切ろうとしたが予想以上に糸は固かった。
焦っている時ほど冷静な判断はできないもので、糸の結び目は私の手によってどんどん固くなる。
『打てえぇえええええ!!』
微かな声が聞こえた。小人達からすれば大声だったのだろう。
私の目の前には大砲が用意されていた。足元に夢中になっていた私はそれに気付かなかったのだ。
「ここから出せぇ!!」
ネットの中で藻搔く私を小人達は満悦した顔で見ていた。
白いネットは私に纏わりついて見事に動きを封じていた。
「くそぉお!」
どうやらネットは先程の糸と同じ素材でできているらしく、歯で噛み切る事も出来なかった。両手は腰に当てられ気をつけの姿勢、両足は伸ばしたまま1つに纏められてしまっている。もはやネットの中で芋虫のようにクネクネと藻搔く事しか出来なかった。
「あっ!?....やめてーーーー!」
200人ほどの小人達にネットごと転がされ、どんどん動きを制限されていく。
身を捩って抜け出そうとするも既に私は無力だった。
「くっ...」
遂に私は車輪のついた木製の板に乗せられてゴロゴロと運ばれ始めていた。
辿り着いたのは丸い天井の大きな建物だった。予想通り私の監禁場所はここになるらしい。
移動中、何度も逃げ出そうと身体をひねって板から降りようとしたがネットの端を板に固定されていたらしく回転する事が出来なかった。
「お願い......私はあなた達を傷つける気はないの...」
語りかけるだけ無駄なのは既に分かっていたが、それでも私は交渉を続ける。
「私は...花蓮を....女の子の友達を探しに来ただけなの。だから...」
『んぎぃいいいいい!』
「!?」
耳を疑った。
そんなまさか
想定していなかった訳じゃない。
それでも
嘘であって欲しい。
怖い夢であって欲しい。
しかし聞き飽きるほど聞いた友達の声だ。聞き間違える訳がない。
それは確かに花蓮の呻き声だった。
「んぅううううう!」
「花蓮を離せぇええええ!!」
私はネットの中で血相を変えて暴れ始めた。乗せられた板が音を立てる。同時に窮屈に私を縛るネットもミチミチと千切れそうな感触があった。
見るも無残な花蓮の姿を見た私は激怒して顔を真っ赤にしていた。小人達を葬ってやりたかった。
「うぐぉおおおお!」
気をつけの姿勢で上手く力が入らない。しかし身体全体のエネルギーは確かにネットに伝わっていた。周りにいる小人達も怯えているようだった。
『ビキッ』
(あと少し...)
「ふぅゔゔゔゔゔゔ!」
花蓮の呻き声が私の動きを一瞬止めた。目に入ったのは彼女の泣き顔。そして...首に当てられた小さな針だった。
『大人しくしろ!毒針だ!』
「んむぅううう!?」
毒針.....?
あまりに唐突な出来事に理解が追いつかない。だが絶望的な状況だと理解させられた。
『動けばこの女に刺す』
「やめて...」
『なら大人しく我々に屈服してもらおう』
「.....」
「あ.....んあっ....」
「ふぅーー、んふぅーーーー...」
「......やめて.....あぁ...........もぅ!どうして同じトコばっかり突くのよ!」
花蓮と同じように股を開くように縄で縛り直された私は秘部を弄ばれていた。目隠しをされているので詳しくはわからないがあの小さな槍を使っているのだろう。同じトコを永遠に弱い刺激が襲う。
「くぅ!いい加減にしてぇ!」
言葉に力が入っていないのが自分でも分かる。徐々に身体が快感に浸かって来ているのだ。
身体を仰向けにひっくり返されて足先は頭の上にある。閉じられないように縄で引っ張られた足がビクビクと痙攣していた。
「んんんんんんんん!」
「花蓮ーーーーーもごぉおおお!」
隣では花蓮が同じ責めを受けているのだろう。悲痛な声が聞こえるが、口を塞がれてしまった私は声をかけて花蓮を慰める事も出来なくなってしまった。
「んふぅうーーーー、ふむぅうーーーー...」
『何故こんな事をするのかという顔だな』
「んふぅううううう!?」
目隠しをされた私の耳元で小人の声が聞こえる。不意打ちを喰らった私は声が跳ねた。
『涙をはじめとする君たちが出す液体は重要な資源なのだ、この国は常に水不足だからな』
「んぐぅうう!?」
『そして、その水はココを刺激してやると沢山溢れ出る。隣の娘が証明してくれたよ』
「ふぐっっ!!?」
ピンポイントで秘部を突かれた。
「兵士長!この者たちの軍事利用の計画ですが....」
「順調のようだな、女王様もお喜びだろう」
「んむぉおおおお!」
『資源として、さらには片方を人質に取れば軍事としても使える便利な娘達だ』
「んぅぅ...」
『最高の戦闘力を持つお前達の敗因は躊躇った事だ。多勢に無勢という言葉を知らないのか』
〜終〜