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家の中、久しぶりの1人を満喫していた。
私の両親は仕事の関係でたまに帰って来れない日がある。
お父さんもお母さんも忙しいのだ。
そして2人の”帰って来れない日”が半年に一度くらいの頻度で重なってしまう。
そうすると女子高生のひ弱な私は広い一軒家を持て余しながら寂しい一晩を過ごすことになる。
『知らない人が来ても玄関を開けちゃダメよ』
いや、もう私は大人ですから。
朝のお母さんの言葉を思い出しながら私は『ふふっ』と笑う。
両親の心配性は私が何歳になれば治るのだろうか。
ところで
私は現在オレンジ色のほのかな灯の中、自分の部屋で本を読んでいるのだが………
「?」
何かが変だった。
身体に違和感を感じたのだ。
「なんか………変……」
『かぁああ』っと顔が火照り、息も多少荒くなっていた。
部屋の中はいつもと変わらない。
強いて言うのならば本棚の上に花瓶が置いてあることだが。
「おお!?」
その”違和感”の正体が”発情”だと気づいた時にはもう身体は動いていた。
読みかけの本を置くとすぐにベッドの上に飛び乗り、うつ伏せのまま下着の中に手を滑り込ませて……
「はぁはぁ……はぁ………っ!?」
「ん…………」
何時もよりはやかった。
それにキモチいい。
「なになになに……なんで!?」
達しても止まらない指先。
私はうつ伏せで顔をベッドに押し付けたまま目線を上げて本棚の花瓶を見た。
綺麗な百合の花が生けてある。
この春、新しくできた後輩ちゃんに貰ったものだ。
『絶対に自分の部屋に飾ってくださいね!』
と念を押されたのは記憶に新しい今日の昼の出来事だ。
「きゃふん!!」
1人なのをいいことに喘ぎ声を抑えようともしない。
ベッドの上で喘ぐこと15分、私の鼻は微かに甘い匂いを感知した。
匂いは例の花瓶から来ているようだった。
あの花………………
「あ……れ……?」
唐突に眠気に襲われて私はふっと目を閉じた。
「ん………」
ベッドの上で目が覚めた。
否、目が覚めてもなお視界は真っ暗だった。
珍しく仰向けで寝ていたらしい(いつもはうつ伏せ)
「お………おほぉお……」
身体を起こそうと思っても上手くいかない。
それに何か硬い球のような物を噛まされていた。
「かふっ……おふっ!?」
腹筋に力を入れて強引に起き上がろうと試みたがそれも失敗に終わり、私は次第に焦り出した。
(し、縛られてるんだ……それに目隠し…………口の球は喋れないようにするため…………!?)
動けない!!??
ベッドから起き上がる術がないことに気がついた私はパニックになって暴れ出した。
「かはっ!……………うううう!……………んふぅ!…………おっおっ!」
ベッドがギシギシと揺れる。
同時に縄のミチミチと言う音が聞こえた。
決して私を逃すまいという強い意志を感じる。
「あぇあああ!はふへへぇえええ!!」
口の球は私が叫ぶことを許さず、間抜けな呻き声に変えてしまう。
「あぇはああああ!」
「大丈夫だよ、菜那(なな)」
「おひぃいい!?」
暗闇の中で聞き覚えのある声がした。
春香(はるか)は私の後輩だった。
この春にできたちょっぴり照れ屋な後輩。
背が低くて私の同級生からもよく可愛い可愛いとペットのようにイジられていた。
その時に赤面する姿がこれまた可愛い。
その春香がなぜここに居るのか。
「菜那、あの花瓶ちゃんと部屋に飾ってくれたんだね」
せめて目隠しくらいは取って欲しいと思ったのだが、春香は淡々と語り出してしまった。
「あ、先に言っとくけどその縄、はるかがやったの」
「うふぅぅぅ!?」
「もがいても無駄だから」
「ほぉへえ!」
「何から話そうかな…………………………私、百合なの……」
「おへっ!?」
クエッションマークで返事をしたけど実は何となく分かっていた。
春香は女の子が好きなのだと。
学校での振る舞いを見れば意外とわかるものだ。
特に彼女は嘘や演技が下手だから。
「で、はるかには好きな人がいるの」
「んふぅぅうううううう!!」
私は逃げ出そうともがき始めた。
「あはは、無駄だって言ったのに」
「ふぅっふぅっ!!」
ダメだ、このまま解けなかったら確実に彼女の餌食に......
「んふぅ!……………んふう!!」
「まずは筆責めから」
「んんーーーーっ!!」
結局縄が解ける事はなかった。
目隠しをされているので定かでは無いけど、後ろ手に回された手首が縄から引き抜けないのは胸にかかる縄のせいらしい。
上半身をキュッとしめる縄は腕を外に開くという動作を封じていた。
それに下半身に至っては一本の棒のように纏められている。
その上春香は私の全身を縄でベッドに巻き付けたらしい。
「かほっ!おおおおお!?」
「う〜ん、仕上がってるね」
毛先の柔らかい筆が首筋を『すりぃぃいい』と撫でた。
「おくぅうう!ふううう!」
怒りの感情を表に出し、止めるように後輩に命令したつもりだがそれは逆効果で
「いい反応!」
彼女の声がワントーン上がった。
たっぷりと首筋を這いずり回った筆はそのまま上に上がって来て右耳の中を『くるくる』と素早くほじった。
『シャコシャコ』と至近距離で筆のカサカサ音が聞こえる。
「んぉぉぉお!」
「分かってると思うけど菜那は下着姿だから」
「うぅ……ふふふっ!!」
まるで予想できない筆の細かい動きは私を翻弄した。
「んふーーーんふぅーーー……」
「あはは、耐えてる耐えてる」
下着の上から筆で股間をくすぐられていた。
優しく撫でるように何回も……何回も………
下半身まで縛られている私はきゅうううううっと太腿を閉めて抵抗する事しか出来ない。
「んふぅーーーーふぶぅーーー…」
「足ピーンってなってるよ」
「んんぅう!!」
「ふふ、怒らないでよ」
「ふくぅーーー……んぐぅーーーー……」
荒くなった息は口枷を通り、間抜けなうねり声となって口の外に出て行く。
「そろそろ私も限界かも」
「んんぅ?」
「実は菜那にあげた例の花瓶の中、揮発性の高い媚薬でいっぱいなの、この部屋すでにヤバイ濃度になってる」
「んんぅううううっ!?」
「私、いったん休憩するわ」
「んへぇええ!?ほおいへええ!!」
春香は私からスッと筆を離した。
「おほぉぉい!はえっへほぉいい!!」
そのままパタパタと歩いて行く音がしてーーーーー
『バタン』
と扉が閉まる音が聞こえた。
「ふぉ!?おもぉぉぉぉおお!!」
秘部のあたりが………集中的に熱く…………
どうやらあの筆にも何か仕込まれていたらしく、『きゅんきゅん』とした疼きが止まらなくなってしまった。
「うんうん!うぐぅぅぅうううう!!」
頭がおかしくなる!
めちゃくちゃに弄り回したい!逝きたい!
「うごぉぉ!!」
逝きたくても手が封じられてどうしようもなく、ベッドの上で藻搔くしかない生殺しのような状態だった。
「ううううう!くぅううううう!!」
肩を寄せ、胸を突き出し、身体を左右に捻った。『ギチギチ』と音が鳴る。
その度に私を拘束する縄の存在感は確かなものとなっていった。
(きつい………動けない………)
「ふーーーふーーーー!」
そんな事をしているうちにも部屋の甘い匂いは濃くなって行く。
すでに媚薬の虜になってしまった私の鼻は匂いを求めて呼吸してしまう。
「ふーーーーふーーーーーゔゔっ!?」
身体の疼きは止まらない。
それどころかどんどん…………
「こひゅーーー………くふぅーーーー………」
縛られたまま太腿をすり合わせる。
当然の如く快感など得られるはずも無い。
「むふぅーーー…………」
それでも無意識に身体をクネらせる。大きく身を捩ると乳房が引き絞られた。
一体どんな仕組みなんだろう……………
足掻けば足掻くほど縄が連動して身体を締め付ける。
「んん…………」
それが分かっていても媚薬のせいでじっとして居られない。
「はふはぁあ…………ひひほぉ………」
ベッドに仰向けに縛られて、ただ春香が帰ってくるのを待つだけの時間は長かった。
この緊縛から抜け出すにはもう春香に頼るしか無いのだ。
「はふはぁ………かほっっ!」
真っ暗な視界の中気を逸らすために噛まされたボールを『はむはむ』と唇で挟んでいた時。
『バタン』
と
扉の開く音。
「はふはぁあ!ほぉいへぇえ!!」
助けを乞うように音のした方へ首を傾けて呻き声を上げた。
後輩にへりくだる惨めな先輩の姿がそこにはあった。
「んぅうううう!!」
ーーーーしかし春香も呻き声で返事をしたのだった。
「?」
目隠しをされていて状況が理解できない私を思ってか幼い彼女はーーーーー
「あたし、参上」
と声高に宣言した。
「誰!誰なの!?」
「全くこの家は許せない、ぜんぜん計画通りに行かないんだから」
口枷を外された私は暗闇の中で聞こえる幼い声に向かって喋りかける。
「はるかは、春香はどこなの!?」
「リビングに居た女の人なら今は床に転がって藻搔いてる」
「んぅうううう!!」
そんなまさか……………
「家主は貴女で間違いない?」
「何を………!?」
久しぶりに視界が開けたかと思うと果たしてそこに居たのは予想通りーーーーーー
あどけない女の子だった。
薄暗いオレンジ色の光を浴びたその顔は艶々だ。
「よし、斎藤菜那で間違いないね。しかし女1人の家に押し入るつもりがまさか2人居たとは、まぁ片方は最初から縛られていたからプラマイゼロって感じかな」
「……は?」
黒髪ツインテールの女の子、その外見を見る限りではまるで危険を感じない。
だがーーーーー
「さて置き、どうして家主は縛られてる?そしてこの部屋の異常な甘ったるい匂い……………さては……………………ははーん、そういう事か………」
「むうううううう!」
『ギチィィイイ!』
部屋のフローリングから春香の呻き声が聞こえた。
春香の様子はベッドの上からでは見えない。
「友達のおねーさん、早く解かないと家主はあたしが襲っちゃうよ?」
「むぅうううううう!?」
『ドタンバタン』と春香がフローリングで暴れ出したであろう音が聞こえる。
女の子は立ち上がり、満足そうな顔でそれを見下ろしていた。
「ねぇもうやめて、お嬢ちゃん……」
「あと10分くらいで出てくよ、でないと……」
「?」
「あたしもこの匂いにやられそうだから」
彼女はニタっと笑って言った。
「こちょこちょ……」
「ゔっ………むふひぅ!!」
ベッドの上で仰向けで縛られたまま、再び口枷をはめられてしまった私は涙目で自分のおへそを見ていた。
「うわぁ……ビンカンすぎ」
「おんごぉおお!!」
首を思い切り起こしてお腹を見る。
女の子がさっき春香から没収したらしい筆で『くりくり』と私のおへそを擽っているのだ。
「逝きたい?ねぇ、逝きたいよねぇ?」
「ふぅんふぅん!」
頷く私
「ダーメ」
筆がスッと離れる。
「んふううううう!!」
焦らされ続けて身体がいうことを聞かない。
勝手に腰が『ヒクヒク』となってしまう。
「ハレンチなお姉さん」
「ううううううう!!」
「そんなに逝きたいなら自分でヤりなよ」
「ふぐぅうううう!(できるわけ無いでしょ!)」
「アソコ縛ってあげるから」
「んふぅ?」
女の子は縄を取り出してーーーーー
「くふんっ!?」
『キュッ』と私の股の間に通した。
「んっんっんっんぅうううう!!」
「くふふ、そんなに腰振っちゃて……かわいい…」
私が身を捩ると縛られたアソコの縄が連動して擦れる。
私はもがく事で快感を得た。
「んんんんんぉぉっ!!」
『ずりずり』と縄は擦れて下着の上から私を責める。
媚薬で火照る身体はもう寸前だ。
「頑張れ頑張れ!」
「んくぅっんくぅっ!!」
足先まで『ビンっ』と伸びて全身に力が入るのがわかった。
顔にシワを寄せて目をぎゅううっと瞑る。
「んんんんんんっっっ!!」
瞬間、脱力して行くのを感じた。
「あーあ、逝っちゃったね」
ーーーーーーーーーーーーー
齋藤菜那はーーーーーーーー
彼女の後輩である春香にベッドに縛り付けられた。
その春香はなんと侵入して来た強盗少女に緊縛されてしまった。
春香とて自分が床に転がっているこの状況をよく思っていない。
「うほぉお!むぅぐぅう!」
必死に縄抜けを試みるも、自分が仕掛けた媚薬に翻弄されて冷静さを失っている。
「んんんっっっ!」
おまけに彼女も股に縄を掛けられている。
女の子の割れ目に『ビシッ』と食い込んだ股縄は徐々に春香に快感を与えていった。
「春香、何やってんのさ!這いつくばってでもリビングからカッター持って来て!!」
齋藤菜那はガクガクとなった口を必死に動かして後輩に命令していた。
幾度となく行われた口枷の出し入れにより疲労が溜まっている。元の口の形がうまく再現できず声が上ずっていた。
「怒るよ!」
「むぅうう!」
菜那からすれば事の発端は春香でありベッドの上で緊縛に悶えるしかない事態に焦り、イラつくのは当然である。
ましてや強盗少女に洗いざらい持っていかれてしまったのだから。
「うぉおお!むごぉおお!!」
「言い訳なら後で聞くから!向こうの部屋のテーブルの上!!」
ベッドの上……………菜那の位置からは春香の事は見えない。
故にわかるはずも無い。
春香は逆海老縛りを施されていた。
彼女には”這いつくばる自由”すら与えられていないのだ。
「おふぅううううう!!」
仮に逆海老のまま時間をかけてゆっくりと進んだとしても、この部屋のドアノブには絶対に届かない。
強盗少女はそこまで計算済みだ。
こうする事で2人は脱出できない。さらに彼女達には扉を開ける術がなく、密閉された部屋で媚薬の濃度は上がり続ける。
「あ………やだ……腰が勝手に……………!?」
「ゔゔゔゔぅぅ……うほぉおお!」
縛られて放置された彼女達の災難はつづく。
〜終〜