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反撃

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私の通っていた田舎の学校に突如、転校生がやって来ました。


「はじめましてーーーー恵(めぐみ)です.....」


恵は茶色がかった長い髪を手で押さえながら挨拶をしました。

この瞬間は皆んなにとっても衝撃の一言。

彼女はまさに都会女子でした。

私達が総じて憧れる"都会"からやって来た可愛い女の子。



なんとなく彼女の名前が自分の"マナミ"に似ていたので私は勝手に親近感を感じました。


そしてツカツカとまるでモデルさんの様に机の間を縫って歩き、先生に促されるまま私の目の前の席に座りました。

恐らく恵の茶色の髪から発せられているであろう甘い匂いにうっとりしたのを覚えています。


「やっ!」

「!?」


恵は急に私の方を振り返ってニコっと笑いました。

うっとりしていた私は半開きになったアホ顔を見られてしまいました。


「よろしくね」

「ど.........どうも..........」


人見知りだった私は気の利いた返事など出来ず、おどおどしてしまいました。

←どっちが転校生なのか分からない.......









この時(おそらく)中学生。


曖昧になるのはご勘弁を。

なにせ全く同じメンバーがそのまま小中高と上がって行くので昔の話となると周りにいた友達から逆算できないのです。(田舎あるある)


しかしまぁこれから話す遊びの内容を考えれば中学生くらいが妥当な年齢でしょう。





"制裁"


と私達は呼んでいました。

当時は言葉の意味なんて考えていません。

音と響きだけでそう呼んでいました。


友達の舞花(まいか)と奏(かなで)に私を加えた3人組が考案した遊びです。


というかほとんど舞花が一人でやっていたと言っていいでしょう。

私と奏は流されやすいタイプだったので舞花がいつもリーダーでした。


"制裁"

遊びの内容は3人の中の誰かが縛られて森に放置されるという今思うとなかなか危険な遊びでした。

ゲームで負けた人が縛られる役になります。

そのゲームですが...........これは本当にいい加減でジャンケンの時もありました。


だからゲームはおまけ程度で本番は縛られた身体でいかに森の中から脱出するかという事でした。


ちなみに森から脱出できたら自分を縛った2人に仕返しできます。











「恵さん誘お!」

「「.........」」

舞花が元気よく言い出しました。

正直なところ、あまり褒められた遊びでない事は重々承知の上だったので転校ホヤホヤ都会の温室育ちであるところの恵を誘うのは気が引けました。



「恵さん!」

「?」

「ちょっと時間ある?」

「えぇ....」


恵は何故か舞花の後ろでビクビクしている私に目を合わせて来ました。

まるで私が絡んでいる事を確認してから返事をしたかの様にさえ見えました。










〜森の中〜


「ここが私達だけの秘密の場所ってわけ」

舞花が自慢げに話します。


恵が物珍しそうに辺りをキョロキョロと見渡していました。

都会にはこんな深い森なんてないのでしょう。

陽の光が木々の間から差し込み、キラキラと輝く森の中はいつ来ても綺麗でした。


「空気が澄んでる.......」

「でしょ!」


私は恵の表情を見て内心ホッとしました。

無理に連れて来られて怒ってるのではないかと思いましたが、そんな事は無いようで珍しい景色の虜になっていました。


「で.....何をするの?」

「制裁」

「せ、制裁?」


恵の顔が一瞬曇ります。

だけど舞花が詳しく遊びの説明をすると直ぐに安心したように.........むしろ

「楽しそう!」

急に身を乗り出して食い気味で言いました。









「「「................」」」


弱い。

この世には運の悪い人がいるという事を学んだ瞬間でした。

ジャンケンーーーーー3回連続で負けた恵には最早同情する余地がありませんでした。

「いいよ縛って.........」

初めて参加する恵の事を思って2回やり直したジャンケン大会ですが、ワザと負けるのは至難の技で.............

結局この日縛られて放置されるのは恵に決まりました。


「初めてなのに...........」

「迷ったりしない?」

私と奏が言葉を漏らします。

すると舞花が

「一応縛ったあと、隠れて見張ってよ」

と耳打ちしました。









「んっ.........あ、足も縛るの?」

「まあね」

地面に座らせて手を後ろで縛り終えたあと、足首に縄を掛け始めたところで耐えきれなくなったのか恵はそんな事を言いました。

「うっ.........ふんん!.....動けないや.........」

上半身だけ揺すって縄の強度を確認する恵。

「はい出来上がり」

「わぁ...........」

舞花が恵の足首を縛り終えた瞬間。

きっと初めての体験だったのでしょう。

懸命に手足を動かすも、びくともしない縄に驚いている様でした。


「私はこの森から脱出できれば勝ちなの?」

「うん、自力で縄を解いてもいいし縛られたままでも森から出れば恵の勝ち」

「そうか.........じゃあ先ずは足首の縄を...........」


恵は負けず嫌いな性格だったらしく、すぐに作戦を練り始めました。


「じゃあ私達は森の外で待ってるから」


行こう

と言って舞花は私と奏を連れて恵から離れました。








「うくくくく!.......ぬぅっ!........ふっ....ふぅっ.........うんーーー!.....くぅぅぅ...........ぬふぅぅぅ...........もう解けてよぉ!!」



「「「..............」」」

私達は木の影に隠れて恵を見張っていました。

彼女もまさか見られているとは思っていなかったらしく、人目も気にせず激しく藻搔いていました。


「ふぅん!..........はぁんっ!..........うぎぎぎぎ!.............はぁはぁ...........うっ.......」


それはもうスニーカーやら、洋服やらが土まみれになっても気にせず、恥ずかしい声を上げながら身体をクネらせる恵は


「「「エッチだ......」」」


私の今後の人生に少なくとも影響を与える光景でした。

なんというか..........

オシャレな服を着た、髪からシャンプーのいい香りがする都会女子が森の中で縛られて悶えてるという非日常が私の感性にビビッと来たのかもしれません。


「ぬぅーーーー!」


「なんで解けないのかな?」

舞花が言いました。

たしかにいつも私達は10分くらい必死に暴れれば解いていたので、いつまでも藻搔き続ける恵を不思議に思いました。

「やっぱ初めてだからじゃ........」

「コツとかもあるよね.........」


「きゃあああ!ヘビだぁあああああ!!」


恵はヘビが苦手なんだ.....

今は自分がヘビみたいにしか動けないくせに、すごい怖がってる。


「ギブギブ!誰か助けてぇえ!..........嫌ぁああああ..........来るなぁああああああ!!」


縛られたまま後退りする恵。

迫り来るヘビ。


私的にはもうちょっと泳がせたいところでしたが、舞花が出て行ってヘビを掴んで遠くに投げました。


「いやぁ!いやぁああああああ!!」

この世の終わりみたいな声を出しながら、半狂乱になってうつ伏せで身体を丸めている恵。

縛られたままお尻をこちらに突き出していました。

「刺激しなきゃ襲って来ないのに.......」


恵は『はっ』と顔を上げて舞花の姿を見ると彼女の足元に縋る様に縛られた身体をクネらせました。







「キツかった.......」


縄を解いてやると恵はふらふらと立ち上がって伸びをしました。

「....」

膝にくっきりと残った縄の跡を気にする様子もなく、只々悔しそうに唇を噛み締めていました。

そして私達に背を向けてプルプルと震え始めました。

一瞬泣いているのかと思った私達3人は何と声をかけていいのか分かりませんでした。


しかし


「もっかい.........!」


恵は度を越す負けず嫌いでした。








「え、うそ...............?」

「「「.............」」」


ジャンケンに接待の方法はありません。


「もうヘビは嫌だよぉ.......」


つまり、またしても1人負けをした彼女は腕を後ろに回して....


「.........縛って.....」


森に放置される羽目になりました。








「恵さん....大丈夫かなぁ......」

「わからない.....」


先程は近くで見張っていた私達は森の入り口まで来ていました。

これは恵の要望でした。

"恥ずかしいから森の外で待ってて"

と恵は言いました。

たしかに縄を解こうと藻搔く時にうっかり出てしまう踏ん張り声は顔から火が出るほど恥ずかしい........


私だって縛られ役の時は縄抜けの過程を他人に見られるのは嫌だったので共感できました。




「またヘビが出たらーーーーー」


心配性の私がそんなを話していた時。

森の中からタッタッと軽い足取りで恵がやって来ました。


「「「!?」」」


驚愕しました。

私達が森の入り口に来てから5分と経たずに彼女はやって来たのです。

1回戦目のヘタなもがきっぷりを見るに縄抜けにはたっぷりと時間が必要だったはずでした。



「あんなにキツく縛ったのに...」

「あ、足が速いのかな?」 

「それにしてもでしょ!」


「やった!私の勝ちぃいいいい!」


恵は今日一番の笑顔で勝利宣言をしました。

土だらけになった洋服や肌にできた縄の跡は恵が森の中で奮闘した様子を物語っていました。


「凄いよ、恵さん!」

「いひひ!ありがと!」

本当に嬉しそうな顔をする恵。

転校初日でこんなにも仲良くなれるとは思いませんでした。

「よーし、じゃあ今日はこの辺で.......」

「ちょい待ち」

舞花が締めに入ろうとした時、恵がはっきりとした声で言いました。

「私が勝ったんだから3人とも大人しく縛られてね?」

「「「..................」」」











"反撃"


と呼んでいました。

森の中から見事に脱出した1人は自分を縛り上げた相手に仕返しできるのです。


あれから4人で舞花の家にお邪魔する事になりました。

舞花にはお姉ちゃんがいたのですがこの時は部活があったらしく家にはいませんでした。

舞花の両親も遠くまで働きに出ているので家には私達4人だけという状況です。


「お手洗い借りるね」

「いいよ〜!じゃ私達は先に.......」


私は舞花の家に何度も来た事があったのでトイレの場所は把握しています。

私以外の3人は舞花の部屋に向かいました。








〜トイレの中〜


「はぁはぁ..............」


し.......縛られた恵さ......んっ.............ぃっ!

エロ........すぎっ.............っ!!


「はぁ.............うっ...........」


早く済ませないと.......

『クチュクチュ........!』


この時私は縛られた恵の姿が忘れられなくて全力でオナってました。

人の家では.........まぁ.............初めてでした。


「うくっ.......っ!」

『ビクンッ』










「すーーーーはーーーーー......」

なるべく自然に.........

私は舞花の部屋の前で呼吸を整えていました。

「すーーーはーーーー.......」

ゆっくりと深呼吸してから

「おまたせ」

いつもと変わらない調子で舞花の部屋に入りました。


「「んんぅうううううう!!」」

「あ、遅かったね」


「えっ?」

思わず声が漏れました。


「舞花と奏はすでに縛り終わったから」


「んぉおおお!」

「ふぐぅううう!」


「最後は............マナミだけだね」


縄をビシッと両手に握る恵はイキイキとしていましたが同時になんだか怖くて........

色々な感情が入り混じった結末、私の身体は鳥肌を立てるという反応を示しました。


「んんっ!んんんぅうううう!!」

舞花が縄で纏められた脚を使って恵を蹴ろうとしました。

「危ないなぁ」

「んぐぐぐぐぐぐぅ!」

「悪い子はもっと厳重にしちゃおうかな」

「んんぅ!?」


恵は手早く舞花を転げ回し、足首に縄を結び付け.........後頭部の方へ『ギュウッ』と引っ張りました。

「んんんんーーーーーーー!!」

悲痛な声を上げながら顔をしかめる舞花。

足首から伸びる縄はそのまま背中の縄に結び付けられてしまいました。

あっという間に逆海老縛りの完成です。

「うんぐぅぅぅっっ!!」

「これでもう蹴れないね」

舞花はギッタンバッコンとシーソーのように藻搔き、息を荒くしながらどうにもならない緊縛と闘っていました。


「んううぅ......」

奏はそれを見てすぐに大人しくなりました。抵抗すれば自分もやられると思ったのでしょう。


私はというと....

一歩も動けませんでした。

一言も喋れませんでした。

2人のように縛られて猿轡を噛まされている訳でもないのに。

身体が止まっていました。


まるで.........

ヘビに睨まれたカエルのように。


「マナミ......抵抗しないでね?」

「あ......」


気が付けば背後に回り込んだ恵に両腕を掴まれていました。

逃げようとすれば逃げられたし少なからず抵抗する事は出来たはずなのに、私はじっとしていました。


遊びのルールは絶対で守らなければなりません。

私達は負けたのだから大人しく縛られなければ。


否、それはただの口実に過ぎず........


「それじゃあ縛って行くね」

「はい........」


恵に緊縛されたかっただけでした。










「うくっ.............ぁっ.........」

「感じてるね」

「へぇっ!?」

私の上半身を縛り終えたところで恵が唐突に言いました。

「特別に教えてあげる、ほらあの2人を見て」

そう言って恵は既に縛り終えた2人を指さしました。

「「んんぅううう!」」

「舞花はもうあの縄から絶対に抜け出せない、あの逆海老縛りはどんなに力持ちな人でも解けない」

「うん......」

実際にそうだと思った。

あんなにのけ反った姿勢では力むだけ無駄だ。

「奏は舞花よりはマシな体勢だけど縄抜けは無理、どうしてだと思う?」

「わからない.....」

奏は胸の上下に巻き付けられた縄を解こうと身体を揺すっていましたが.........その緊縛は解けそうにありません。


「正解は.........」

『シュルシュル.........ギュッ!』

「ふぁっ!?」

私を縛る縄がまるで魔法に掛けられたように急に頑丈になったのです。

思わず声が出てしまいました。


「閂って言うんだけどね」

恵は止まる事なく喋り続けます。

「腕と胴の間に縄を噛ませるの、すると縄が緩まなくなる」

「......うっ...」

『ギチギチ』

試しに胸を揺すって見ましたがビクともしません。

これでは上半身だけでなく太ももから下までもビッチリと縛られて床に転がってる2人は縄抜けなんて絶対に出来ないと、肌で分かりました。



「じゃあ.........」

「何?」

ずっと気になっていた事がありました。

「森の中で必死に藻搔いてたのは.........」

「見られてるって気付いたから演技したの、ヘビは本当に嫌いだけどね」


納得しました。

こんなに緊縛に詳しい恵が素人の私達の縛りから抜け出せないはずが無いのです。

それに2回戦目の異常なまでの縄抜けの速さは私達が"見ていなかったから"。

緊縛に関してここまで長けた姿を仮に私達が見ていたら"反撃"は行われなかったでしょう。


「マナミは特別に布団を使ってみようか」

「布団?」

クルクルと丸められて筒状になった舞花の布団が置いてありました。

何回かお泊まりした事があったので私も寝たことのある........布団。


「しゃがんで足を開いて」

「.......こう?」

「その足でコレを抱えて」

差し出された布団を足で抱えるとなんとも恥ずかしいガニ股の姿勢になってしまいました。

そして私の足は筒状の布団を抱えたまま縛られてしまいました。

「股、閉じれないでしょ」

「あっ.........」

寝そべってガニ股になったまま足を閉じようとしましたが抱えた布団が邪魔で閉じられませんでした。

仕上げとばかりに上半身もその布団に縛り付けられて.......

「うわぁ.............」

とんでもなく恥ずかしい格好のまま動けなくなってしまいました。




てっきりこのあとは舞花や奏と同じように猿轡を噛まされてしまうのだと思ってましたが、塞がれたのは私の視界でした。

『キュッ』と後頭部で結ばれた目隠しは顔を『ぶんぶん』と振っても外れません。

もちろん縛られた両手では取ることは出来ないので次の恵の行動を待ちました。







しかし........


15分くらいでしょうか........何もなかったのです。

身体の自由を奪われ、目隠しまでされた状態の15分は気が遠くなるほどの長さです。


「恵ちゃん.........?」

「んぅお!うぅおおおお!」

「どこ........?」

「うううううううう!」

舞花と奏の呻き声しか聞こえません。

それ以外は物音一つせず、静まり返っていました。

「まさか...........帰っちゃった!?」

「「んもぉううう!ふぉううう!」」

舞花と奏が一生懸命私に何かを伝えようとしているのは分かりましたがその内容までは伝わりませんでした。

「やだ!怖い怖いぃぃいいい!!」

『ギチィイイッ』と縄を鳴らしながら身体をくねらせて藻搔きました。

脚で布団を挟んでいるので動きがかなり制限されてしまいます。

横に転がる事さえ出来ませんでした。

「誰かぁああ!」

「「おぉうううう!!」」

髪を振り乱しながら暴れました。

「助けてぇええ!」

「はむっ」

「ひっ!?」

温かくしっとりとした"なにか"が私の右耳を捕らえました。

「ちゅるるるる......」

「あ........ひゃあっ...........んっ!」

それは私の耳の中を『クリクリ』と滑り........

「ちゅぱっ........」

「んはぁっ!」

「すっごい声.......」

「恵ちゃん!?」


恵の声でした。

放置されたのかと思いましたが、それは単に"責め"の一環だったのです。


「ちゅるるるるるる.......」

「やめ..........あっ......」

執拗に私の耳を舐める恵。

縛られていては逃げる事も出来ません。

「あっ.....あっ........あぁっ!」

至近距離で『ちゅるちゅる』と舌のねっとりとした音を聞かされた私は物凄くビンカンになっていました。

「やだ.....」

「ちゅぱっ........耳弱いんだね」

「はいぃ........」

首を右に傾けながら返事をする私。

「ねぇマナミ」

「な、なんでしょう?」

「私でオナッてたでしょ?」

「!?」

「声......聞こえてたよ」


顔がカァァっと熱くなり、言い逃れの術は無いと分かっているのに咄嗟に出た言葉は


「聞き間違い.......じゃないかな......?」

「そう.....じゃあなんで.......」

「!?」

「こんなに濡れてるのかな?」


恵はスルッと指先を下着の中に滑らせて股の間を触りながら耳舐めを再開しました。

「ちゅるるる......ちゅる......」

「はぁん!.....うっ......」

まるで本当の事を言うまで続けるという風に恵の舌は『ぐりぐり』と耳の奥を突きます。

「はっ.......んぁっっ........」

「観念しなさい」

「んっ...........ぅぅ......................はい..........シテました........」

「よく言えました」

目隠しが解かれ恵の姿が目に入って来ました。

いっその事ずっと目隠しで塞いでほしいと思いましたが恥辱まみれの真っ赤な顔は完全に晒されてしまいました。

「最後に言いたい事、ある?」

恵はハンカチを手に持ちながら口を塞ぐ準備をしています。

「......いつまで......続けるの?」

「んーー助けが来るまでかな」

「えっ?.......もぐぅううう!!」

「私のハンカチ汚さないでね」

「んむぅうううう!?(そんな無茶な!)」

口に突っ込まれたハンカチは上から布を噛ませられた瞬間に自力では吐き出せない物となってしまいました。

「んむんむ.....ふむぅううう!」

(ぜんぜん....喋れない.......!?)

「じゃあ今度は本当に帰るから」

「んぉう?」

「また学校でね」

「んぐぅううううううううう!!」











「んぉおおおおおおお!!」

「ふぅ.....ふぅ........」

「おぐぅううう!」


舞花、奏、私の3人は今度こそ縛られたまま放置されてしまいました。

見ると舞花は逆海老縛りのまま未だに暴れていました。髪の毛が顔にべったりとへばり付いています。

縛りの構造上その場からまるで動けないので空回りする一方です。

流石に限界だったようでのけ反った体勢のまま巻きつく縄に身体を任せて項垂れました。

それは同時に緊縛に屈した瞬間でもありました。


解いてあげたいのは山々ですが私は脚で重い布団を抱えさせられているので移動は不可能です。


「んふぅううう!」

「うっ......ふぅっ!」

この中では一番機動力の残されている奏に全てを託して情けない呻き声で必死に呼びました。


「んぐっ........うっ......ふっっ!」

奏もそれを分かってのことか這いつくばりながら舞花の元へ..........!?

私は気付いてしまいました。

奏の足首から伸びた縄が.........部屋の隅にある机に結び付けられている事に。


『ビンッ!』

「んんん!?」

進めなくなった奏はようやく自分の置かれた状況を理解したようで..........

「うぉおおお!?ふぅおおおおお!!」

バタバタと波打ち際の魚のように藻搔きました。


誰も他の2人の縄を解く事ができない状況でした。













「ただいまーーー!舞花、友達来てるのーーーーーー?」

「「「んぅうううううう!」」」

部活から帰って来た舞花のお姉ちゃんに助けられて一先ずこの話は終わります。


しかし、恵に関する私の思い出はまだまだ沢山あるとだけ言っておきましょう。







〜終〜

反撃 反撃

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