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憧れの先輩と縄【水泳部】

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夕暮れ時、私と先輩以外は誰もいない放課後の教室で行われた..........


昔の話をしようと思う。








当時私は高校生で水泳部に入っていた。


「ぶくぶくぶく......」

「先輩!また溺れてます!」


「おっと大変!」


バシャッと水の音が聞こえたかと思うと気付いた時には先輩の両腕に抱え込まれるようにして水の中をス~ッと運ばれていた。この瞬間はなんだかとても気持ちよくて、まるで先輩というより優しいお姉ちゃんに包まれているような...........なんとも安心する..........

そんな感覚だった。


「だいじょーぶ?」

「ん................」

プールから無事に陸地まで運ばれた私は先輩の腕に包まれながら、膝枕の要領で頭を太腿に乗せられて顔を覗き込まれていた。

「うぅ........」

今だから打ち明けるけれども、この時すでに意識ははっきりしていたのだが、もう少しだけこの幸せな時間を味わっていたくてワザと苦しそうな顔を作っていた。

「私とこの子ちょっと休憩するからーーーーーー」

頭上で先輩の声が聞こえた。





水泳部に入ったは良いものの、私はまるで泳げなかった。

「マナミーーー!今日も残って練習するでしょーーー!」

「は、はい!お願いします!」

そんなカナヅチな私が部活を続けていられるのはひとえにこの先輩のおかげだった。


先輩..........まぁ名前は別に出さなくてもいいだろう。

彼女は凄い人だった。

この学校は進学校だったので、部活は勉強の邪魔になるという理由で疎遠しがちな生徒が多かったのだが、彼女は違った。

文武両道を体現する学校の代表。

水泳部部長にして全国大会の常連。期末テストは不動の学年1位。背が高くて美人なうえに胸が大きい。


まぁ、これは世間一般から見た彼女の"凄い"と思われる所をピックアップしたものだ。


「マナミーーー!今日冷たいから特に気を付けて!」

「は、はひぃーーー!」


彼女は誰よりも"優しい"のだ。










「ホントにすみません.........」

「全然いいけど?」

いざプールに入ろうとした時にゴーグルがない事に気付いた私は水着のまま先輩を連れて『てくてく』と自分の教室に向かっていた。夕暮れ時の放課後、この学校には生徒がほとんど居ない。故に怖い男子生徒とかと鉢合わせる事はまず無いので、水着のまま着替えることなく、廊下を歩いているのだ。

それでも臆病な私は何となく胸を隠しながら歩いているのだが、先輩は堂々としたものだった。やっぱり大きいからかな...........?

「わぁ、ここ私の居たクラスだよ」

「そ、そうなんですか!?」

教室に入るなり先輩が懐かしそうに中を見渡していた。

「ここ!私のラクガキの跡が残ってるでしょ!」

「先輩だったんですね.................」

このクラスでちょっとした話題になっている"呪われた熊"。まさか犯人がうちの部活の部長だったなんて。

全てにおいて一流に見えても、弱点はあるもんだ。

「マナミの机どこなの?」

「あ、ちょうど今先輩がいるところでーーーーーー!?」

私は凍り付いた。

完全に忘れてた。

「先輩ちょっと待っーーー!!」


「あ........ごめん.........」


先輩の手によって開かれた私の机の中には、しっかりと手入れされた麻縄とエッチなビデオでしか出てこない赤いボールタイプの猿轡、それに目隠しが所狭しと詰め込まれていた。









「私、自分の部屋が無くて、家の中でこんなもの見つかったらお母さんに怒られちゃうので...おかしな趣味だって自分でも分かってるんですけど、誰もいない教室でこっそり口に嵌めてみたり、自分で手を縛ったり...」


水着のまましどろもどろで話す私


「どっちなの」

「はい?」


先輩が真剣な目つきで私を見た。


「縛るか、縛られるか」

「え.......?」


先輩は私から視線を逸らすことなく続けた。


「SかMか」

「えーと..........」


困ってしまった。

何でこんなに『グイグイ』と聞いてくるのだろうか。


「私、たぶん明確にSとかMとか無いんです、ただ縛ったり縛られたりするシチュエーションが好きと言いますか.......」

「う~む.......」


腕を組んで考え込む先輩。

その立ち姿も絵になっていた。


「ねぇマナミ、私が縛ってあげようか?」

「ほぇ?」


この日これから起こる事を私は一生忘れないだろうと直感的に思った。









「手首は後ろがいいかな?」

「そ、そうですね.......」

自分では身体の前でしか縛ったことが無く、多少の怖さはあったが、せっかくの機会なので初挑戦することにした。

「こんな感じでしょうか........」

手を後ろに回す私。必然的に胸を突き出す姿勢になる。

「もっと上げて」

「うっ」

『グイッ』と腕を持ち上げられた瞬間、私の身体は戦慄した。あの"先輩"にこれから縛られるのだという憧れにも似た気持ち。期待と恐怖と恥辱がごちゃ混ぜになったような変な感覚だった。

「せ、先輩、これ以上は痛いです......」

「硬いな、溺れるわけだ」

限界までねじ上げられた手首に縄が掛かり始める。その手際のよさに驚かされた。

「先輩........もしかして..........?」

「たぶん正解」

そう言いながら、彼女はギュッと縄止めをした。

縄が結ばれる瞬間に私の方が『グッ』と動いてしまうような力強い縛り方だった。

それなのに...........

「痛くない?」

「ちょうどいいです........」

縛られてるのに関節と筋肉がほどよく伸びる気持ち良ささえある。例えるなら目一杯ストレッチしてる時みたいな。

「ちょっと藻掻いてみてよ」

「えぇっ!?」

露骨な要求に『たじたじ』してしまう私。

「いいじゃん誰も見てないし」

「うぅ.......」

他でもない憧れの先輩が見ている事について指摘できるほど私は勇気がないので、言われた通り小さく藻掻いて見せた。

「もう自分じゃ解けないね」

「はぅっ!?」

水着の上から胸を撫でられてしまった。

考えて見ればとんでもなくイケナイ事をしてるような.......

「寒い?」

「それは大丈夫ですけど.......」

「うつ伏せになって」

「え?床にですかーーーーひゃあっ!?」

先輩に抱えられながら私は教室の床にうつ伏せになった。手首を後ろで縛られているので下半身、お腹、顎にいたるまで『ペタッ』と床とくっ付く姿勢になった。もし私にも先輩のような胸があったら『ペタッ』では無かったかもしれない。貧乳は辛いなぁ。

それより

「先輩.....重いです」

「失礼な子だな」

先輩はうつ伏せになった私の上に馬乗りになって来た。グッと押し付けられ床の冷たさが水着を通して肌に伝わる。

「足縛るから」

「冗談ですよね?」









「いやだぁあ!」

「こらっ、暴れない!」

先輩はうつ伏せのまま『バタバタ』と藻掻く私の足首を捕まえた。

「こりゃあバタ足から指導しなきゃだな...」

「先輩!見つかったらやばいですからっ!」

私の言葉は完全に無視されてシュルシュルと足首に縄が通っていく。


「縛らないでぇ!」

「もう終わったよ?」

相変わらず手際が良かった。

そして力強い。

私は足首を一纏めにされた後も反射的に藻掻いていた。

「うっ.....うっ......くっ.....」

「下手なドルフィンキック見てる気分だ」

必死に解こうと手足を動かしていた。







「さてと」

ここから先輩は急変した。

いつも笑顔で優しい先輩はどこかに行ってしまった。


「うぐっ!?」

なんと先輩は椅子に座ったままうつ伏せで抵抗できない私の顔を『ぐりぐり』と踏みつけ始めたのだ。

「にゃ、にゃにを......うんぉ!」

「マナミは大人しい子のフリをした変態だったわけだ」

「!?...ちがっ.....あぐぅ!」

「違くないよ、今の状況観てみなよ」

「うぅ........」

「水着のまま縛られて床に転がされて.....同じ部活の先輩に素足で踏まれてんだよ?」

「くふぅ.....ゔっ.....」

「興奮しちゃってるし」

矢継ぎ早に言葉責めをしてくる先輩。

その間もずっと『ぐりぐり』と足で踏みつけられる。

「普通ならイライラするとこ、ドキドキしちゃうなんてね」

「そ、それは先輩だってーーーもがぁあ!?」

先輩の足の指が口の中に滑り込んできた。それが『ぐちゅぐちゅ』と私の口内をかき回す。

「ぉおおんぉおおお!」

「先輩だって何?」

先輩は起用に両足を使って口を封じてきた。左足で頭を押さえ付けられているので顔の向きは変えられない。故に口に突っ込まれた右足の指から逃れる事ができないのだ。

「んおぇ!」

足の指で舌をつままれた。嗚咽のような呻き声が漏れる。

「ちょっとやりすぎか」

「はぁはぁーーーいい加減にしないと人を呼びますよ」

「呼べるの?」

「!?............呼べます.......」

それは完全にハッタリだった。こんな姿は誰にも見られたくない。私は助けを呼べないのだ。しかしこのハッタリは裏目に出た。

「じゃあ、誰も呼べないようにしようかな」

その言葉を皮切りに、先輩はスッと屈んで私の腰に縄を巻き始めた。そうでなくても地力の差は歴然なのに今は縛られている。大した抵抗もできなかった。

「.......卑怯者ぉ......」

「口の利き方に気を付けようね」

腰に結び付けた縄が『キュッ』とおまたの割れ目に食い込んできた。そのまま手首に結び付けられてしまい、私は藻掻く事すらままならない身体になってしまった。その縄は本当に短くて、息をするためにお腹を膨らませるだけで『キュン』と感じてしまうほどだった。

「水着だから濡れたらすぐにわかるよ」

「もうやめて........」

「可哀想な顔に蓋をするか」

「あぁ..................」

私は愛用の目隠しを付けられてしまった。









目隠しの効果は絶大だった。視界が塞がれた事で神経がどうしても秘部の縄へと行ってしまう。濡れないように何とか耐えていた。

「マナミ、私のこと好きでしょ?」

「はひぃっ!?」

唐突な言葉に私はとんでもない声が出てしまった。

「やっぱりか」

「ぅぅぅ........」

真っ暗な視界のまま顔を赤くする私。

「そんな好きな人のおっぱいが目の前にあるとしたら?」

「はいっ!?」

「頑張って舌を伸ばせば届くよ」

「...........」

罠だ。

絶対罠だ。

分かってるのに。

止めなさい。

私のばか。

『にゅっ』とだらしなく舌を出して必死に伸ばした。さぞ間抜けな絵面だったはずだ。

『ガポッ!』

「むぐぅうううう!」

「引っ掛かったね」

大きく開かれた私の口にボールタイプの猿轡が嵌められた。











「うぐうぐぅ.......」

「マナミ、似合ってる」

「おんんんぅぅ!」

「自分で選んで買ったなら当たり前か」

「おぉぅ.....」

歯で噛んでみたり、舌や口を使って外そうとしたが、枷から自由になる事はないと知っていた。

「そのボールギャグはマナミのためだから」

「んぉお?」

「先輩はこれから二つ上の階の自分のクラスに行ってくるので」

「んん!?」

「静かに待ってるように」

「ぉぉおおおおうううう!」

私が大きな呻き声を上げたその時、先輩は目隠しの上に手を置いて私を大人しくする呪文を唱えた。


ーーー見つかっちゃうよ?ーーー










「んっ...ふぉ...」

(早く帰って来て..........!)

言われた通りに大人しくするしかなかった。

水着を着たまま縛られて目隠しをされた挙句ボールギャグを咥えた変態。

そんな女の子が一人で放課後の教室に転がっている。


男子生徒はもちろん女子、はたまた教師に見つかっても一巻の終わりだ。


「うぉっ...ふごぉっ....」


分かっていても快感から気を逸らすために藻掻く事を止められない。

それが逆効果であると知っていてもじっとしてる方が苦痛なのだ。



「うっ...うっ...うっ............んんっ.......」


時間が経つのが本当に長かった。

一生の中で一番長い時間。


外から

待ちわびた足音が聞こえたのだ。

『コツコツ』と

この教室に向かっている。


「へんふぁいっ!!」

思わずボールギャグ越しに叫んだ私。


「誰!?」

聞こえた声の主はクラスの女子だった。

目隠しをされた今、聴覚は敏感で聞き間違いはない。


終わったーーーーーー


教室のドアが開けられた瞬間。


「おっと、確か君はーーーー」

「ツグミ先輩!?」

「ごめんごめん、この教室プールから近くて着替えに使わせてもらってんだ」

「そうでしたか!すみません!」




「ふぅ危ない.....てあれ.......マナミ..........イってるじゃん..........」

私は『ビクビク』と痙攣しながら水着に大きなシミを作っていた。











あれから私は先輩が持って来てくれた制服に着替えた。

今はすっかり遅くなった夜道を二人で歩いている。


「股縄のコブはまだ早かったか」

「それ以前の問題ですよ!?」

「その水着、私が洗濯しておくよ」

「...」

ジトーっと先輩を見つめる。

「何?」

「変なこと考えてません?」

あははっと思い切り笑う先輩。

その態度はいつもの優しい先輩だった。


「考えてるかもね」

「や、やっぱり...」


この人はまったく...

酷い目に遭った一日。

しかしたった一日で急速に仲良くなれたのも事実だった。

秘密の趣味である"縄"が私たちを結んだとでも言っておくか。


「今度はマナミが私を縛ってよ」

「お、恐れ多いですけどね...」

「私の身体は縄が映えると思うんだけどなぁ......ムネとか」

「.......嫌味ですか?」

今度はくふふっと悪戯っぽく笑った先輩。



「マナミは泳げるようになるよ」

「い、いきなり何ですか!?」

「真面目だもん、それに他でも無い私が付いてんだから」

「普通の日に聞きたかったです.......」

なんて言うか、せっかくの有難い言葉が勿体ない気分だった。


「それで、本当に大丈夫なの。お母さんとか心配しない?」

「それは大丈夫です」

「じゃあ、気合入れてくか」

「私が縛る側なんですよね!?」


ねぇ先輩!私が縛る側なんですよね!?

ホントに攻守交替なんですよね!?


ねぇ!ねぇ!?


と念を押しながら先輩の家にお邪魔した。










〜終〜

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