NokiMo
ぷよ
ぷよ

fanbox


絡まって動けない二人【百合緊縛】



相手は私の好きな女の子。

こんなチャンスは2度と無いんじゃないかなぁ。

だから、いいよね?

仕方ないもん。

我慢できないもん。


いや落ち着け夏花(なつか)。

早まるな、こう言う事はもっとじっくり...


「そう言う事は頭の中でやってくれないかなぁ!?」

「ほわぁああああああ!?」










「どうしてこの状況でそんな思考ができるの」

「分かってないなぁ、こんな時だからこそ普段とは違った妄想に浸るの」

「いい加減にしてよ、こっちまで変な気持ちになってくるじゃない」

「吊り橋効果ってやつだね」

「ちょっと意味が違う気がするけど」


言ったはいいものの私も吊り橋効果がどう言うものなのかよく知らない。うーむ、彼女が橋の上でぴょんぴょん跳ねる事でボロい吊り橋が揺れ始め、それが私に伝わって来る、と言う解釈なら正しいのか。



「ねぇ、あんま動かないでよ」

「えっ?ずっとこのままくっついていたいって事?」

「いや、そう言うわけじゃ....」


確かにこの状況を脱するには何かしら行動しなければならない。


私の部屋の扉が開いた。


「......何やってるの?」


私の母が困惑した顔でこちらを見ている。


「いやまぁ、年頃の女の子の戯れってヤツだよ」

「そうなんです、でも非常に困っていて助けーーーー」

『コツン』

「とにかく邪魔しないで出て行ってよ」


「え、あぁそうね、お菓子置いとくから夏花ちゃんゆっくり(?)していってね」


扉が閉まり、母が階段を下る音が聞こえる。



「何で助けてもらわないの!?まさか本当に私と......」

「ちがうよ馬鹿!言えるわけ無いでしょ!ちょっとした怖いもの見たさから2人で縛り合ってたらくっついたまま解けなくなったなんて!」

「でも起き上がれないし....どうしようもなく無い?」

「私達2人のピーーーで電マ挟んでんだよ!?母さんにバレたら家に居られなくなる!」

「乙女だなぁ」


乙女かどうかは置いといて怖いもの見たさで電マなんて使うんじゃ無かった。これでは迂闊に助けも呼べない。


「ねぇ....その......押し付けないでよ」

「いやだって隙間が....無いじゃん?」

「夏花が動くと電マも動くんだから......今!この位置キープして!」

「ココは私がダメ!ちょっとズラす」

「ちょ....だからソコはダメな位置だって!」


実はこの電マしっかり振動してます。お互いに腰を浮かせて逃げようとしてるけどお尻の方までロープがギッチリ巻きついてて離れるに離れられない。












「お互いに同じ振動責め受けてるってなんだか不思議......だよね...?」

「........っっ!!....変な事言わないで!」


夏花の言動に何かと惑わされる。

確かに年頃の女の子2人が抱き合って同じ電マの刺激を共有してたらそう言う関係に見えなくも無い。

というか、そういう関係にしか見えない。


「なんか...ちょっとキモチ良くない...?」

「一応マッサージ機だから」


確実に性的快感であるところの"キモチ良さ"なのだが私は少し見栄を張った。

感じてなんかいませんよ?

みたいな。














「夏花、私........そろそろヤバイかも......」


微弱な振動でも蓄積された快感は消えない。感覚的にはいつ堕ちてもおかしくない状態だった。


「ちょっと待って同時にイキたいから!」

「そうじゃないでしょ!」

『コツン』と頭突きした。


「かなり前にアンタが言ってたナントカ作戦ての教えてよ」

「え、"夏花ちゃんの百合×2電マ脱出作戦"のこと?」

「もう嫌、泣きたい!」



〜以下、夏花の作戦〜


まず転がってても始まらないの。"せーの"で立ち上がる事。呼吸を合わせてね。そしてゆっくりと抱き合ったまま移動して....

机の上にあるって言ってた裁縫箱から裁ち鋏を取り出してロープを切る。脱出成功!









なるほど確かに今のところ絡まったロープを切るしか無いのだから理にかなった策と言える。もうこの方法に縋るしかない。


先ずは起き上がる事!


「夏花......いくよ....」

「うん」


「「せーの、ぎゃああああ!」」



私の両手は夏花の背中の後ろ、そして夏花の両手は私のお尻の後ろにある。"せーの"で立ち上がろうとして力が入り互いにギュッと引き寄せる形となり......あとは想像に容易い。


絶対に起き上がれない事だけが分かった。

この策は欠陥だらけだ。いや、最初が欠落しているせいで何も始まらないのだ。



「もう諦めてお母様呼ぼう?ね?」

「ぅぅぅ.......次の作戦!」

「えぇ....」






〜以下、夏花の作戦2〜


そうだね....この電マ、コンセントに繋がってるよね。だからそこから離れて無理矢理でも引っこ抜けば取り敢えず1つ問題は解決するから.....

起き上がれないけど2人で転がって移動する事は出来るんじゃないかな?






「それだ!夏花天才かよ!!」

「あはは照れるなぁ」






私達はさっきまで抱き合ったまま横になって見つめ合う形だった。2人とも床に身体がついている状態だった。だから気付かなかった。





「ぬぁあああ!夏花のばかぁあああ!」

「詰んだ、これは詰んだ、もう諦めてイこう?」


さっきと同じ様に"せーの"で転がり始めて、すぐに失敗に気づいた。それはもう、ひと転がりで。

夏花が私の上に覆いかぶさる様に体重をかける状態となった。その気が無くても夏花の身体は重力に従って私の秘部に電マを『ぎゅうううう』と押し付ける。

しかもこの体勢がかなり安定してしまって次のひと転がり(というか半転がり?)ができないのだ。夏花の両手が私のお尻で押さえつけられてしまっている事もこの事態に拍車をかけている。

懸命に藻搔いても私の上で夏花がゆっさゆっさとその大きな胸ごと揺れるだけだった。


「押し付けないでぇえええ!」


「私だって好きでやってるんじゃないし、それに作用・反作用の法則で私も同じ強さの振動を感じているワケで......」


「ビンカンな私の方が感じてるから!年頃の乙女にこの世の法則は当てはまらないの!!」


「じゃあちょっと身体浮かせて、手が挟まって力が.....」


「夏花が乗ってるから浮かせらんないの!」

















「ふぅ...ふぅ.....」


危なかった。あの状況があと数秒続いてたらイッてた。

結局、乱れた2人の呼吸合わせて振り子の様に勢いをつけてなんとか元の体制に戻った。というか

「やったよ!コンセントから少し離れた!」

「ぅぅ...夏花ぁあああ!」

思わず親友に抱き付きたくなった私だったが生憎(?)既に抱き付いている。

今の要領であと何回か転がれば部屋の端まで行けるだろう。















〜下の階 リビング〜


「お姉ちゃん達何やってるのかなぁ」


『ドタンバタン!』

『ぎゃあああああ!』

『ほわぁああああ!』

『おひぃいいいい!』


「......何してるのかしらねぇ...」

















「あと一回....あと一回で.......ゔっ!」

「耐えて!あと少しだから耐えて!」


2人とも寸前なのは密着しているのでわかる。文字どおり体で。

小刻みに震えているのは私の身体か、夏花の身体か、はたまた電マか。


それにしてもーーーー


顔が近いーーーーーー



それは今さらの感情だった。ずっとこの至近距離だった筈なのに。筈なのに。夏花の歯を食いしばった赤い顔を見ていると恥ずかしかった。照れた。かと言って目を背ける事はできない。視界の8割が夏花なのだ。

出来ることといえば目を瞑る事だが何故か私は食い入る様に夏花の顔を見ていた。


「んんっ!」


夏花の吐息が私の髪を撫でる。

こんな時に何を考えているんだろう.....




「最後、いくよ」


「.......うん....」


「「せーの!」」








"こんな時だからこそーーーーーー"











『ビィィィィィン』


電マは止まらなかった。

私達はその理由を視界の残り2割を使って...


目撃した。


「「延長コード!?」」


忘れてた!...........あっ.............




















「お姉ちゃん達ーーーーー」

『バタン』






「あれ、誰か来た......?」

「んーーーー分かんない」


2人で電マを抱えて1時間ほど。


「あーあ、結局イッちゃったね....」

「まぁ....仕方ないかな...」


2人同時じゃない。

私が先に絶頂を迎えると夏花も緊張を解いたのかすぐにイッた。


「せっかく頑張って考えた作戦がーーーーーーーーんむっ!?」


夏花のお喋りな口をキスで塞いだ。









〜終〜


Related Creators