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↑の続きです。
身長も低く手足も細い。
目の前の相手は確実に私より非力だろう。
ドロボウとして幾度となく強敵を出し抜いてきた経験からも分かる。
それだけは確かな事であり、確かな事であるが故に悔しいのだが。
「.........解け!」
「お姉さんが誰なのかどんな理由でお嬢様の屋敷に居るのか私の知るところではありません。しかし彼女に手を出したという事実だけで私の動く理由は十分なのです」
「ごちゃごちゃと..........うぐぅうう.....」
私は縄を解こうと藻搔き始めた。
「くぅぅううう!.....ぬぅううううう!」
あれこれ縄抜けの策を考えれば考えるほどに絶望感が襲ってくる。
何だこの緊縛は。
縄抜けには自信があった。
私はドロボウでありこの道のプロである。
捕まった時の事だって想定して入念な準備のもとに行動する。
その私が自分では解けないと確信してしまい、藻搔くのをやめてしまう程に強力な縛めだった。
「.......私はドロボウだ。こんな縛り直ぐに脱出してやるからな?」
「ご自由にどうぞ、ただし幾分か厳しく縛ってあるので藻搔けば藻搔くほど食い込みますし体力の消耗も激しくなります」
「.......」
虚勢
嘘の勢いで言ってしまった言葉は戻らない。
素直に解いて下さいと懇願すれば助かるのだろうか。
何もしなくても自重で縄が身体に食い込んでくる。
天井の梁は丈夫で私の重みにビクともしていない。
片足だけ地面についた状態。
厳しすぎる体勢に身体は早くも悲鳴を上げていた。
「抜け出したら一番にお前に噛み付いてやる!」
「あまり煩いとその下品な口も塞いでやりますよ。貴女がお嬢様にやったように」
唯一の希望は私の服の中にある。
いざと言う時のために仕込んであるナイフ。
だが
「ぅぅぅぅ......くそぉ!」
捩じ上げられた両手首が腰の所に仕込んであるナイフに届く事はなかった。
「ふんっ............ぅぅ.........くっ........」
「んぐぐぐ......うぐっ.........はぁはぁ....」
それは突然の出来事だった。
小さな手、しかし強い力で口を塞がれた。
「うむっ!?」
「お嬢様は隣の部屋で寝ています。あまり大きな声を出されては困るので........」
「.........これは私が普段着用している下着です。お姉さんが必死に縄抜けしようとしてる姿を見ていたら.......」
私の目の前に可愛らしい下着が持ってこられる。ただ事ではない雰囲気だった。
「いや違う........お嬢様がせっかく就寝されたのに起こしてしまったら申し訳ないので......つまり私にそういう気があるわけでは....」
私を縛り上げた女の子は小さな声でブツブツと何やら呟いていた様だが全てを聞き取ることは出来なかった。
「失礼」
「んんん!?」
力強い手で鼻を摘まれてしまった。
「ぷはっ.............んもぁあああああ!」
呼吸のために開かれた私の口内にぐいぐいと詰め物は押し込まれた。
ドロボウでも女の子の下着を詰め込まれるのは初めてである。
慣れた手つきで猿轡を噛まされてしまった私は全ての抵抗の術を失った。
「お嬢様にしか施した事のない私の緊縛.....年上の女性も悪くないのですね......いや違う.....違うの......お嬢様の敵を完膚なきまで叩き潰すのが私に与えられた役目.......」
「んむぅうううううう!」
「あぁ猿轡越しの声凄くエロい。やばいエロい。やはり年上というのが雰囲気に拍車をかけている。それより私の下着咥えさせられてどんな気持ちなんだろう」
「んぐぅううゔゔゔゔ!!」
「悔しそうな声........そそる........いや違くて........そういえば私の下着はお嬢様が用意してくれたものだった。しまった、勢いとは言えトンデモナイ事をしてしまった。しかしこの悪い事をしているという背徳感が.........」
なんだこの娘!!
考えてる事が全部言葉になってる!?
結構やばいよコレ!!
もう分かったからこれ以上聞かせないで!
いろんなトコロが痒くなる!!
「んふぅうううううううう!!」
「ちょっと待ってて下さい」
ここを逃したらチャンスは無い。
どうにかしてナイフを手にしなければ脱出は不可能になる。
「うぐぐぐぐぐぅぅ......」
不自由な後手で腰のあたりに手を伸ばす。
高い位置で固定されているためギリギリ届かないのだ。
「ふんぐぅぅぅぅ.....」
もどかしさから声が漏れてしまう。
あと少しなのに.........
「お待たせしました」
「んんーーーーー!!」
結果から言って私が縄から解放される事はなかった。
それどころか彼女が持ってきたアイテムを見て私は驚愕した。
「いつかお嬢様に使おうと前々から準備していたモノですが........貴女が妖艶な声を出して欲しがるのがイケナイんです。よって私に罪を問う事が間違っており......そもそも.........」
「んんぅうーー!(欲しがって無い!)」
「嘘を付かないでください。私のぱんつを咥えさせられて興奮しているのでしょう。この変態ゲス野郎め」
「んぐぅう!(助けてぇ!)」
「今更命乞いですか、年下の少女相手にみっともないです。声を出そうとして無駄な涎で私の下着を汚さないで下さい」
「んんぅぅぅ.....」
『ビィィィィィン...............』
「んっ........んっ...........んっ..........!」
「一般的な女性ならばこのくらいの刺激でイッてしまいますが.........普段こういうモノを使っているのでしょうか、耐えますね」
屈しない.......こんな少女に...........ダメ...........
身体に纏わり付く縄を軋ませる事で神経が秘部に集中するのを防ごうとした。
いうならば現実逃避の身じろぎと言ったところだ。
『ギューーーーーッ!』
「んひぃっっっっ!?」
ローターを押し付けるように股縄を引っ張る少女。元々股に通された縄で固定されたローターが私の秘部に押し付けられて否が応でも感じてしまう。
「んぉおおおおおお!?」
『ビィィィィィン!!』
「んんんんんんんんん!?」
そこに畳み掛けるような振動の調整。
いきなり強烈な刺激が私の身体を走った。
「んふぅうううううううう!!」
「いい声で鳴きますねお姉さん。下もいい感じに濡れてます。私の大切な縄にお姉さんの愛液が染み込んで来てますよ。片足吊られてますからね、疲れで縄に身を任せるとローターに秘部を押し付ける仕様です」
「んぶぅぅぅゔゔゔ!(解説しないで!)」
あぁ...........イクぅぅぅうううううううう!
「んむっ....ふぅーーー......ふぅーーー...」
「次はどうしましょうか」
「ふぅーーーー......ふぅーーーー.....」
目を輝かせて獲物を責め立てる少女。
白目を剥いて少女の責めに屈する泥棒。
その光景を扉の隙間からこっそりと嫉妬深い目で見つめる者がひとり.......
〜終〜