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救出劇 【つづき】

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13611034#1

↑前回









「ふざけた事しやがって」

「やめて!触らないで!」

「暴れるんじゃねぇ!」

「はぐっ!?」

「友達と一緒に縛ってやるから大人しくしろ」

「んむむむむむむ!」

「んんぅぅ...」

(優子...ごめん.....)

「お前にもコレを付けてやるよ」

「!?」









「毎日通う高校の近くにこんな廃墟があったとは...」

屋上からはこの町を見渡す事ができた。

厄介な足枷女のせいで俺は今からパンドラの箱を開けようとしていた、否、パンドラの目と言った方がいい。生粋の悪人である親父から受け継いだ能力だ。












「んごごぉおおおお!」

「ハハハハ!もっとのたうち回れ!」

「ボス、最初からいた友達の方が暇そうですよ」

「そうだなぁ」

『カチッ』

「んぐぅぅぅぅうう!」

「んむぅう!(優子!)」

「この娘はもう出来上がってるからな」

「んんんんんんんんっっっ!!」

「また派手にイきましたね」

「まるで獣の様だなぁ!」






「おい」

「...!?」

「...誰だ、今は取り込み中だ」

「見ればわかる、その覆面は無意味だぜ?俺は既にあんたらの顔を見てる」

「んんんん!?」


縛られて転がされたかえでが困惑した様に俺を見ている。やっぱり捕まってるのか、面倒な女め。


「お前も殺されたいのか?」

「やってしまいましょう、ボス」


2人と目が合った。待ち侘びた瞬間だ。

「...っ!」

想像以上の痛さだった。涙か、それとも血か、赤い目から頬を伝うのがわかった。



「ぬぅ...?」

「...体が.....!」


「動かないだろ?金縛りだ。親父ほど強力じゃ無いから目を合わせている間の記憶は消せないがな」


「ぐ....お前は...?」


男達に歩み寄り

「コレは壊させてもらうぞ」

脅しの材料が入っているであろう男達の携帯電話を真っ二つに折った。










『ベリッ』

「かえで、少しは反省したか」

「...いいから....下の...早く止めて.....」

この女は礼の一つでも言ったらどうなんだ。後回しにしてやろう。


「優子.....さん?」

「んんぅ!」

彼女の口のガムテープを外してやり、詰め物を取り出してやった。

「はー...はー...苦しかった...ありがとう」

「君の方は話が分かる人みたいだな」

椅子に縛り付けられた彼女の縄を解き始めた。

「ちょっとアンタ!早くこれ止めて!」

横からギャーギャーうるさい奴だ。順番てものがある。

「優子さんはずっと縛られてたんだ、その点お前は自分から捕まった迷惑女だからな、我慢しろ」

「く〜覚えてろぉ..........あっ......」

「私からもお願い、かえでのローターを...」

「.....」






かえでの携帯を再び借りて妨害電波を消去し、通報した。

「警察が来る頃には徐々に動ける様になるだろうよ」

「てめぇ.....」


俺達は帰らせてもらうとしよう。俺も警察は嫌いだ。






「アンタ何でもっと早く使ってくれないのよ、その目!」

「うるせぇ、強力な力ってのはそれなりの代償があるんだ。俺は明日から1週間くらい学校休むから適当に理由つけとけ」



「...ねぇ......ありがとね、私の事もかえでの事も...」

耳打ちする様に優子さんは感謝の言葉を口にした。そういえば気になっていた、彼女は何故俺のことを知っていたのか。

「優子さん....」

「ん...なんでしょう....?」

「何故俺のことを...」

「アンタ私の携帯画面割れてんだけど!」

思わぬ横槍が入った。

「お前はこれを機にその口を治せ」

「は?」

「そんなだから友達が出来ないんだよ」

「アンタに言われたく無いわよ!」


話が逸れてしまった、取り敢えず重い脚を引きずって病院へ向かうとしよう。







〜その後〜


「優子、本当に無事で良かったよぉ」

「またその話!?」

「今月はそれで持ちきりなのよ」

「かえでも...よくやったねぇ」

「私は別に何も...」


夢の中で視線を感じたが、俺は寝てるのだ。邪魔をしないで欲しい。

だが、彼女に友人CやDが出来たのは素直に喜んでいい事だろう。






〜終〜


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