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縛られて吊られた少女達【DID】



私の年齢は5才なのだ。


そんな子供がタイトルの通り弄ばれる事はまずいのではと思う人もいる事だろう。慌てないで聞いて欲しい。


この世界には幻の1日がある。地球の公転を調整する2月29日。

私はこの日に生まれた。









"4年に一度しか歳をとらない女"

小柄な私は皆んなから散々イジられる。


「あんたはまだダーメ」

「お酒は20歳になってからよ〜」

「ほら、オレンジジュースあげる」


「もう!私は成人してるから!」


女子4人で部屋に集まってワイワイ騒いでいた。いつもの事ながら私は閏年イジリをされる。


「凄いよね、こんな胸の大きな子供いないよ?」

私は小柄な割に胸には自信が...じゃなくて


「大人だから!」


友達のおふざけ話は嫌いじゃない。ペシっと反論しつつ楽しんでいる。気を使わない仲間と過ごす時間というのは気楽で良いものだ。


「ハル、何してるの?」

「哺乳瓶にジュース入れてるの」


「5才だとしても哺乳瓶では....んぷぅ!!」

口に無理やりねじ込まれてしまった。


「はーい、ちゅっちゅしましょうね〜」

「ん〜////」


お酒は程々にしなくてはならない。後で後悔したくなければ。













真夜中、ハルの家の布団で寝ていた私は野犬の遠吠えの声で目が覚めた。

『ウウウ〜』みたいな。なるほど、ハルの家の近くには野犬が......野犬!?


布団から飛び起きた私は隣に寝ていたはずのハルや、他の2人がいない事に気付いて不安になった。


「...みんな〜...どこ〜?」


真っ暗で何も見えない。

相変わらず『ウウウ〜』という声が聞こえている。このご時世にノラ犬はいない。

恐る恐るスマホの明かりで当たりを照らすと


「うぅううう!!」

「ハル!?」


ハルが天井から逆さ吊りにされていた。身体を走る縄は彼女の女性らしい膨らみをこれでもかと締め上げ、天井の梁に繋げられていた。

よく見ると他の2人も同じ様にぐるぐる巻きにされて動けなくなっていた。全員口を塞がれているらしく、獣の様な唸り声しか出せないようだ。


「何があったの!?」

縄を解きにかかった私に何かを伝えるように全員同時にうめき声を上げ始めた。




「動くな」

「!?」

ギラッと光る刃物が私の動きを止めた。













「友達を救いたければこの家の金をありったけ持ってこい」


どうすればいい。

私1人でこの男を追い払うのは無理だ。たとえ刃物を持っていなかったとしても小さく非力な私では相手にならないだろう。


「俺はついてない。この家は女性の一人暮らしだったはずだが」


大学生のハルは一人暮らしだ。私達が遊びに来ていたのは偶然でこの男からしたら不運な事なのだろう。


「早くしろ!友達の苦しむ顔が見えないのか」


「「「んぅううううう!」」」














「これで全部です」

私は皆んなの鞄から財布を取り出して男の前に置いた。


「「「んぶぅううう!」」」

(皆んなごめん...)


「これっぽっちか、いつにも増してついてないな」



獲物を手にした後。

今が1番無防備だろう。

この瞬間を逃せば反撃のチャンスは二度とやってこない。

後手に隠し持った裁縫用のハサミ。



「どぉりゃああああ!!」


















「助かりたければ名一杯騒げ。朝になれば誰かが気付くだろうよ。じゃあな」












「んぅうう!(アンタ馬鹿なの!?)」

「むぅううう(だってぇ...)」

「んぐぅうう(発想が5歳児なのよ)」

「むぐぅうう(まぁまぁ落ち着いて)」


吊られた状態からは解放されたが、相変わらず厳しい緊縛のせいで床でゴロゴロと転がる事しかできない。ハサミは取り上げられてしまった。現在私は猿轡越しのモゴモゴ声で責められていた。



「んぐぅうう(どうすんのよ!)」

「むふぅう...(縄抜けしてみる...)」

「んごぉう?(コレ結び目どこ?)」

「んんんん...(おトイレ行きたい)」


一晩中うめき声を上げ続けた結果、朝になって私達4人は近所の男性に助けられた。






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