それはまだリップスが仲間となって間もない頃だった。
旅の途中、一行は野宿を余儀なくされ、森の入り口で焚火を囲んで一晩を過ごした。
明け方も近い時刻だった。
仲間たちは寝静まり、夜警をしていたハッサンも木の根元に座り込みうつらうつらと舟を漕いでいた。
眠りに落ちようとするハッサン。
その主と入れ替わるように意気揚々と鎌首をもたげたのはハッサンの巨大な男根だった。
余裕のある下穿きと太腿の隙間から頭をのぞかせたそれはむくっむくっと音が聞こえてくるような早さで成長していく。
やがて育ち切った極太の肉棒は珍しい下反りの威容を現し、その一つ眼で主に変わって周囲を睥睨する。
その時、闇の中で何かが動いた。
小さな異形の存在はゆっくりと、だが確実にハッサンの両脚の間へと這い寄っていく。
やがて下草を掻き分けて進む影絵のごとき黒い輪郭が、雄の棍棒の特徴的なシルエットと一つになる。
「おほぉ……っ!」
微睡みなどとは比べ物にならない心地良さにハッサンが目を覚ます。
覚醒した空色の瞳の前に現れたのは、カタツムリのそれのように飛び出した奇妙な眼球だった。
「っ!」
一瞬の混乱の後、ハッサンは異様な感覚の発生源を確認する。
見下ろせば青筋を浮かべた自身の逸物が大ナメクジの分厚い唇の中にずっぽりと咥え込まれていた。
「なっ、おっ! んんんっ!」
すぐに拒む事は出来なかった。
下手に騒げば仲間が目を覚まし、このとんでもない光景を見られてしまう。
そして、拒絶できない理由はそれだけではなかった。
「すっ、すげえ……っ!」
リップスの口淫はあまりに気持ちが良かった。
ハッサンの極太の男性器が大ナメクジの滑った口をにゅるにゅると出入りする。
根元まで受け入れられる者は少ないであろう巨塊を、柔らかで肉厚な口内粘膜が厳しく締め付ける。
口内には一切の空気が混入せず、人間には到底不可能な密着感が戦士の肉体を中心から蕩かしていく。
リップスの軟体はこの締め付けのまま、腹這いでの激しい往復運動を可能にしていた。
「んんんっ! ち、ちくしょ……っ!」
リップスの飛び出した目の片方が男臭い下穿きの中へ潜り込む。
蒸れた布地の内側ではハッサンのどっしりとした精巣が早くも吊り上がっていく様がまる見えだった。
その上昇に伴い、男の脳裏をいくつもの言い訳が飛び交う。
溜まっていた、不意打ちだった、仲間を起こすわけにはいかない、それから……。
崩れ落ちそうな理性を総動員し、男のプライドを担保できるだけの理由を積み上げたところで激しい葉擦れの音が聞こえ始める。
座ったままの不自由な姿勢でハッサンの腰が動き出していた。
同時にリップスは動きを止め、魔性の口器でもって雄の欲望を受け止める。
「……おっ! いぐっ! 出ちまう……っ!」
テントの入り口から微かに見えるミレーユの髪を盗み見ながら武闘家の肉体が昇り詰める。
大ナメクジの喉に極太肉棒が擦れる悦楽が限界に達する。
「おうっ! 出るっ! くそおっ! おうううううっ!」
夜明け前の闇の中、人知れずハッサンの生殖器官がリップスの口内に白く濁った粘液を放つ。
巨大ナメクジの口淫に屈する快感が筋骨隆々の巨躯を痙攣させる。
気持ち良い。
女を交えた集団行動のせいで溜まりに溜まった雄の快楽汁が男体の中心を貫いていく。
あまりの気持ち良さにハッサンの焦点はぼやけ、さまよい、そして目の前のモンスターに結ばれる。
大ナメクジの奇妙な異相。
その中心に空いた卑猥な穴に男根を責められ、精液を食らわれている。
それも、猛烈な快感と共に。
「ちっ、ちくしょおっ! おおおおおっ!」
ハッサンの分厚い胸の中で急に悔しさが発火し、快感を抑え付けようともがく。
だが、モンスターは男がちっぽけなプライドを守ろうとするのを許さなかった。
「おあっ! や、やめろおっ! ぬあああああっ!」
ハッサンとリップスの結合部から汚らしい吸引音が奏でられる。
精巣ごと吸い出されるような貪欲な吸い込み。
己の子種を激しく求められる男の栄誉にハッサンは抗えなかった。
「ぬおっ! おおおっ! ぬうううううっ!」
ぶびゅうっ、と放精の勢いが増すと同時にハッサンの顔の筋肉が誰にも見せられないような形に歪む。
リップスは片方の眼で雄が堕ちる表情を、もう片方の眼で腰にめり込んだ睾丸をじっと観察する。
それは男が飲精の天国に旅立ったことを確信させるには充分だった。
男性器の律動が止まるまで、大ナメクジはハッサンの精液を飲み続けた。
地平線が微かに白み、森からは小鳥のさえずりが聞こえ始める。
リップスの口内からにゅるりと出てきた巨根は芯を抜かれ、下穿きの隙間でひくひくと震えていた。
「おあ……」
周到に痕跡を消すように、先端の割れ目から溢れた青臭い白汁を大ナメクジがすする。
最後の一滴を飲み干すとリップスはハッサンの下穿きの脇に頭を突っ込み、二つの男の果実を舐めしゃぶる。
「おっ……おうっ……」
放心状態のハッサンはされるがまま、朝日が昇るまでモンスターの口内で睾丸を転がされた。
「……っ」
屈辱の記憶が蘇り、ハッサンは顔をしかめる。
「あいつら遅えな!」
衣服を身に付けると、ハッサンは洞窟へ潜った仲間たちの様子を見に行くと言って立ち去った。
─旅の武闘家と村の英雄は魔物使いに転職した!!(3/6)へ続く──
大人のつみき(レゴ)
2023-03-25 00:03:45 +0000 UTC大人のつみき(レゴ)
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2023-03-24 14:46:16 +0000 UTC