NokiMo
藤柵かおる
藤柵かおる

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性知識皆無のお姫様は、ふたなり近衛騎士団長のおまたの疲れをいやしてあげるのが日課です

めっちゃ都合いい感じにコトが進んでいく無知シチュすき。


【登場人物】

『エリリア・ローワ・ミラベリア』

ミランダ王国の第二王女。童顔。髪型はプラチナブロンド。

蝶よ花よと可愛がられて育てられた、汚らわしい知識を一切持たない無垢なお姫様。

王族としての教育は受けているので、顔色を読んだりする能力には長ける。


『シア・カロッサム』

御前試合にて史上最年少で優勝を飾った稀代の天才騎士。

髪型は編み込んだシルバーショートボブ。

女性だが、男性器を持った〝ふたなり〟と呼ばれる体を持つ。

人外の剣術は、女性と男性両方の身体能力を持つことに由来している。

ちなみに性欲も女性と男性両方をあわせ持っている。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 ――かりかりかりっ♡ 


「これで大丈夫ですか?」


 白地に緑のフリルをあしらったドレスを身にまとった少女が、突き出されたモノ――勃起ちんぽに人差し指を添わせる。緊張からか、左手がドレスのすそを、きゅっ、と握りしめていた。


「お゛……っ♡ いっ、いいですエリリア様ッ♡ すごく、すごくイイ、ですっ♡」


 騎士服に身を包んだ女性が、喉を余分に震わせながら、肯定の言葉を口にする。

 二十代半ば、といった風貌の女性は、少女――ミランダ王国第二王女、エリリア・ローワ・ミラベリア殿下付きの女性騎士である。デザインの異なる専用の騎士服に、編み込んだ銀色のショートボブの髪型が、他の騎士とは一線を画した存在感を放つ。


 エリリアは、女騎士の包茎皮に包まれた勃起ちんぽの裏筋をカリカリし続ける。


 光の輝きを閉じ込めたようなプラチナブロンドの髪。

 幼くも精緻な、美術品のように整った顔立ち。

 ぱっちりと開いた、宝石のように深い碧色の瞳。


 統治者の血を引き、王族として育てられてきた者が持つ、上に立つ存在としての威容を放ちつつも――蝶よ花よと可愛がられてきた温室育ちのお姫様、という印象のほうがずっと強い容貌。


 女性騎士は、両膝をくの字に曲げ、腰を落とした〝ガニ股〟のポーズをしつつ、ソファに座る王女の姿を見下ろす。

 刺激を受けて興奮し、グロテスクな見た目となった仮性勃起包茎の裏筋を、すりすり、とイジる王女の瞳にあるのは、グツグツと沸き立つ欲望にまったく気が付いてもいない純粋な視線。


(ヤッベぇぇっ♡ 無知な姫様にマジでちんぽ触らせちゃったっ♡ ああ゛ッ💢 興奮しすぎてのーみそ沸騰しそう゛ッ♡ 姫様のお付きになれてホントよかったっ♡ お母様っ、姫様にちんぽシゴかせられる身体に産んでいただき感謝いたしますっ♡)


 女騎士は燃え盛る欲望の炎に蓋をかぶせつつ、感謝というにはほど遠すぎる、ゲスな言葉を嚙みしめるようにつぶやいた。

 なぜこのようなことになっているのか――その理由を知るためには、少しばかり時間をさかのぼる必要がある。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 エリリア王女の私室へとやってきた女騎士は、息を整えたのち扉を開く。

 王女付きの護衛であるシアは、私室にノックをせずに入ることを許さる数少ない人物の一人である。もっとも、配慮を払うことまで忘れていいわけではない。


「失礼します」


 見慣れた光景とともに、テーブルについた主の姿が目に入る。

 仕える者として主に低頭しようしたところで、呼び止められる。


「わたしの部屋でそんなことしなくていいですよ。さあ、どうぞこちらへ」


 本来、王族であるエリリアと仕えるシアが同じ席につくことなどあってはならない。

 だが、身分の差に関係なく、友人のように接してほしい、という信念を持つエリリアは、こうしたことを頻繁にお願いしてくる。形だけとは言え、主からの命令ともなれば断ることはできず、ほかに誰もいない時に限って、シアは望むような態度を取っている。


「シア・カロッサム。あなたの働きには大変感謝しております」


 席についたところで、エリリアが言った。

 儀式がかった口ぶりに、シアはすっと頭の中を冷めさせていく。


「史上最年少での御前試合の優勝――王国の歴史に残る偉業です――正直なところ、あなたをわたしの護衛という立場に置いておくことはもったいないと思っています」

「そんなことはありません。若輩の身に余る名誉ある職務です」

「……わたしは、その偉業に値する名誉をあなたが受け取っているとは思えません」


 半年前、ミランダ王国では、騎士が己の腕前を競い合う〝御前試合〟が行われた。

 そこでシアは、最も結果を期待される騎士として注目を集めた。

 エリートが多い近衛騎士団のなかでもさらに頭一つ以上抜きんでた実力を持ち、活躍が期待される中――シアは現職の騎士団長を破って優勝を飾り――王国史上最高の天才剣士として大きな話題をさらうこととなった。


 そうなれば、当然、それに見合った名誉を与えずにはいられないのだが、シアはまだ二十代半ば。団長の座を交代、とするには若すぎる。トップが若すぎるといろいろと不都合があるのは世の常というもの。

 しかしながらそのままにしておくわけにもいかず、シアの今後をどうするのか、喧々諤々の話し合いが行われ、最終的に第二王女付きの護衛という、王族の最も近くに控える名誉を与えられ――今に至る。


「名誉は大きければよいものではありません。今の私にはこれで十分です」

「でも……あなたは目に見える形での報酬を与えられていないでしょう?」

「報酬ならば、エリリア様にお仕えできることが、何よりの喜びです」


 シアが定型文のような感謝の言葉を継げると、エリリアはぷくっ、とほほを膨らませた。

 さっきまで見せていた王族の雰囲気が、一気に霧散していく。


「わたしは、あなたにずっとお世話になっています。あなたが忠誠を捧げてくれていることも分かっています。だからこそあなたに何かしてあげたい、と思っているのです」

「もったいなきお言葉、ありがとうございます――しかし、忠誠を褒美という形で受け取ってしまっては――」

「そんなこと関係ありません、これはわたしが個人的にしてあげたいと思っていることです。わたしが自分で決めたことなんですっ! 何か……あなたのためにしてあげたいと思っているのです……っ!」


 意地を張るようなエリリアの熱弁。

 シアは気づかれないように小さく嘆息し、どうやって諭したものか、と考える。


「しかし――」


 再びお断りの言葉を繰り返そうとした、その時。

 シアの脳裏にピコン、と閃光がはじけた。


「どうしました? 何かあるのですか?」


 途中で言葉を止めたシアの態度に、何かあると思ったのか、エリリアは机の上から身を乗り出す。大きく見開いた瞳には、興味津々、といった感情がいっぱいに浮かんでいる。

 整った可憐な顔立ちを近くで見せられたシアは、少し身を引きつつ、思案する。

 揺れ動く感情と高鳴る心臓の狭間で考えること数秒――、


「実は……姫様にしてほしいことがあるのですが……」

「分かりました! 何をしてほしいのですか? わたしにできることなら、なんでもしてみせますよ!」


 漏れるような小声のつぶやきを聞いたエリリアは、目をキラキラと輝かせる。

シアは、背筋に緊張と興奮が入り混じった感覚が走るのを感じた。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「実は、最近、どうにも疲れが溜まっているように思うのです」

「そうでしたか。それでは休暇を頂けるように、父上にお願いを――」

「いえ! そうではなくてですね……! その、これは今まで誰にも言ったことがないのですが……」

「誰にも、ですか……」


 深刻さを感じさせる語り口に、エリリアはごくり、と息を飲む。


「もしよろしければ、そのことをエリリア様に、知っていてほしい、と、思っています」

「知っていてほしい……ですか?」

「秘密というものは、一人で抱え込んでいるからこそ秘密となりえますが……誰にも打ち明けることができないまま抱え込んでいる、というのはやはり心に圧となるもの。『信用できる方に、秘密を誰にも漏らさないと信頼できる方に秘密を知っていてもらいたい』――『自分以外知らない秘密を誰かに知っていてほしい』――そう思うものなのです」

「……わたしは、信頼たりえる存在になれるでしょうか」

「エリリア様。失礼を承知で申し上げます。この秘密は、私にとって最大の秘密であり、弱点となりえる部分。もしこの秘密が漏れてしまったならば、私という存在は以前と同じではいられなくなってしまうでしょう……」


 悲痛にも似た面持ちのシアの表情に、かける言葉が見つからない。

 しかし、どれほど大きな感情を抱いているのかは理解できた。


「決して誰にも言ってはならない、二人だけの秘密ということですね……わかりました、その願いを叶えます――あなたの秘密を聞き入れ、決して誰にも漏らさない――ミランダ王国第二王女、エリリア・ローワ・ミラベリアの名において誓います」


 家名を交えた宣誓は、王家の者が使う誓いの口上。

 この口上とともに行った宣誓は、決して破ってはならないとされている。


「ありがとうございますエリー様。それでは失礼いたします」


 最上級の言質――もとい、ありがたいお言葉を賜ったシアは、ズボンのベルトに手をかけ、カチャカチャと音をたてつつはずし始めた。


「シア? どうかしたのですか?」

「しょ、少々お待ちください……っ」


 緊張か、あるいは興奮か。外そうとする手にうまく力が入らない。

 普段ならなんでもないはずの動作に、いくばくかの時間をかけつつベルトを外し終えたシアは。緩んだズボンを下着ごと引き下げる。


 それと同時に、ずろんっ、と抑え込まれていたものが解き放たれるかのような勢いで、何かが飛び出し屹立した姿をさらしていく。

 赤黒い皮に包まれ、ビキビキと浮き上がった血管によって彩られたそれは――15センチほどの長さを持ち、根元に立派な玉袋までブラさげた――包茎勃起ちんぽだった。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 シアは、女性の身でありながら、男性器を持っている。

 男女両方の性を持つ体は〝ふたなり〟と呼ばれ、かつてシアの家系に存在したと伝えられている。

 その人物もまた、女性の身でありながら、剣術に優れており、目まぐるしい活躍を果たし、その功績によって、王の懐刀として活躍した――そんな言い伝えが残っている。

 両親は、シアがそのような身体であると知ってとても喜び、伝説の再来、とばかりに剣術を学ばせ、シアは期待に応えるように、怒涛の勢いで剣の腕前を上達させていった。


 もちろん、上達したのは、シアが並々ならぬ努力を重ねたためであるが、ここまでの才能を発揮したのには、その特殊な体が少なからずかかわっている。


 男女両方の身体を持つふたなりは、身体能力も男女両方を兼ね備えているのだ。

 一般的に男女の身体は、男が筋肉質で、女が柔軟性にすぐれる、と言われているが、シアはその二つを同時に――否、重ね合わせた状態で持っている。


 頑強さとしなやかさ、二つを併せ持つ体は、二つを足し合わせた以上の能力を発揮することとなり、そんな生まれ持った外面の才能と、努力にとって磨かれた内面の才能――二つが合わさったゆえに、稀代の天才剣士が誕生することとなったのである。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


(や、やっぱりマズかった……ッ?!)


 突き付けたちんぽの向こう側に見えるエリリアの顔。

 大きく見開かれた碧色の瞳には、少なくない驚きが浮かんでいる。

 温室で育てられた箱入りのお花畑っぽい脳みそならば、イケる、と踏んでの行為であったが、普通に考えて今の状況はヤバイ――と、シアの背中に冷たいものが走る。


「ごめんなさい、少し驚いてしまって……その、こんなになっているとは思わなくて……こんなに腫れているのに、気づいてあげられなくてごめんなさい……」

「そうなんです、ここが毎日疲れてしまって大変なんです」


 やがて紡がれたのは、申し訳なささが込められた言葉。

 数秒前の焦りはいずこへ。シアは瞬時に手のひらを返して、ちんぽを手にする。

 握ると同時に竿が根本から、ぴくん、と跳ねる。

 姫の目の前でちんぽを触ってしまった、という興奮が奥からジリジリあがってくる。

 このままがむしゃらに果ててしまいたい、という思いに蓋をし、じっくりコトコト煮詰めるようにゆっくりと竿をシゴく。


「ふっ……ぅん……っ」


 一人でする時とはくらべものにならない興奮が、声を出そうとするのを抑えつつ、   シアはちんぽをシゴいて気持ちよくなっているところを見せつける。

 シゴく動きに合わせて、仮性包茎の皮が剥けていき、亀頭があらわとなる。赤黒い内側が見えた時、エリリアの喉がこくん、と動いたのが見えた。

 ――私のちんぽを見てくれている。

 えもいわれぬ達成感が沸き上がってきて、竿の根元を熱くしていく。


「あの……先ほどから何をしているのですか?」

「これは、いわゆるマッサージです。見ての通り固くなってしまっているので、こうやって擦って血行を良くすることで疲れを取っているんです」


 エリリアは小さく頷き、剥けたり戻ったりする包茎皮の様子を興味深く見つめる。

 視線だけで精嚢をきゅんきゅん、とうずかせているちんぽは、一層張り詰めて充血し、亀頭のテカりを強くしていく。

 ――こんなになってるんだから、はやくなんとかしてほしい。

 そんな訴えを想像したエリリアの胸中に、なんとかしてあげたい、といった思いが生まれる。


「その……触ってみてもいいですか?」


 思わず「よっしゃぁっ!」と叫びそうになってしまいそうになるのを、すんでのところでこらえる。エリリアは、手が離れ、自らの興奮だけで屹立するちんぽに触れるべく、手を伸ばそうとする。


「お待ちください。手袋はお預かりいたします」

「あ、分かりました」


 エリリアは答えると、おずおずと両手を差し出してきた。

 王族というものは基本的に自分で何かをすることはない。

 逆に言えば、自分から触りたい、と言い出すのはかなりの出来事であり――それだけエリリアが、自分なりに何かしてあげようとしている、ということを意味している。


 差し出された手をそっととって、シルクの手袋をゆっくりと外していく。

 手傷や豆といったものとは無縁の、すべすべとした手のひらに、ほっそりとした指。

 これからこの手に何をさせようとしているのか、シアは忠誠心によって形作られた仮面の下で、ひそかに隠し通してきたゲスな考えをかすかに歪ませた。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「それでは、失礼しますね」

「エリリア様自らしていただけて……光栄の極みです」

「よいのです、これはわたしが求めている、あなたに対する褒美なのですから」


 河岸をソファへと移したエリリアの前に、シアが立つ。

 ソファの高さは先ほど座っていた椅子よりも低い。

 シアの背が高さもあって、二人の顔と腰の高さが近づいている。

 実際はまだ少し差はあったが、そこはミアの方が腰を少し落としたりすることで対応する。


「それでは……触ってみてもよろしいでしょうか?」

「はい――ぉ゛ッ……!」


 人差し指の先端が、ちょん、と裏筋に触れる。

 途端に漏れた低く鈍い音に、エリーが手を引っ込める。


「どうしましたか……!? 痛かったですか……?」

「い、いえ、問題ありません……誰かにやってもらうことが、初めてでしたので……」


 ちなみにシアはちんぽを持つ身でありながら、バリバリの童貞である。

 念のため言っておくが、シアがモテない、というわけでは決してない。

 それどころか、普通にモテモテである。

 史上最年少で模擬戦優勝を飾った実力という名誉に加えて、女騎士の鑑のような整った容姿まで備わっているのだから当然である。


 もしシアが自分の持つ魅力を存分に発揮すれば、若い婦女子など入れ食いであったに違いない――しかしそうするわけにはいかない。

 シアの身体にちんぽがついていることは極秘とされているからだ。

 真実を知るのは、本人以外はシアの両親と家の管理を任された家令だけ。


 ゆえに、シアとしてはつらい。

 ちんぽを持つものとして抱く欲望はハッキリと持っているのに、女の子をひっかけて一夜を楽しむことも、金を払って娼館でプロの技巧を味わうことも一切できない。そんな禁欲的な生活が、このような変態的なことをしてしまった――というのは必然か否か。


「姫様、大丈夫ですから、続けて下さい――ただ、敏感なので優しくお願いします」

「はい、わかりました」


 姫様による、ねぎらいのちんぽ愛撫は、シアの童貞思考に。後戻りすることのできない、とんでもないくさびを打ち込むことになっていくのだった。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「おっ、おおっ♡」

「このくらいの強さで大丈夫ですか」

「い、いいですいいです、そのままお願いしますっ」


 エリリアは言われるがまま、亀頭の根元、裏筋の付け根をカリカリしていく。

 快楽神経が集まっている、射精スイッチポイントを重点的にイジられ、キンタマがピクピクと動く。ぐるぐる、と動く中身が精子をとめどなく作り、濃度を濃くしていく。


(ま、負けるっ♡ 姫の人差し指一本でまけるう゛ッ♡)


 ――このまま射精しちゃいたい……。

 ほのめかしてくる本能を、肛門に力を籠め、PC筋を縮こませることでこらえる。


(ガマンっ♡ まだがまんっ……♡)


 せっかく手にした姫様で気持ちよくなれる絶好のチャンス。

 この機会を逃しちゃダメ。できるかぎり長く楽しまないと。


「いいですか、エリリア様……♡ 今度はもう一か所の方も……やっていただけると……」

「もう一か所、ですか?」

「はい、その根元の袋のようになっているところを……は、ああ……っ♡」


 説明が終わらないうちに、おわんのような形にした手がキンタマを下から支えるように添えられる。さらには、そのままやさしく揉みしだくような動きまで加わってきた。


「も、もうちょっと強く……ですが、強すぎないように……」

「こ、このぐらいですか……?」

「あっあっ、そうですそうです……そのまま、そのままっ……♡」


 シアの言葉の節々から、敬語が抜け始めつつある。

 公式の場であれば、不敬だと突かれるような態度ではあるが、エリリアが気にすることはない。むしろ、敬語をやめつつあるのは、気遣いをしないようにしてくれている、というというところにつながって、期待に応えたい、とばかりに、キンタマに対する奉仕に力がこもる。


(これは、なんでしょうか……)


 中でぐつぐつ、と動く二つのものの存在を感じ取ったエリリアが小首をかしげる。

 赤ちゃんミルク生産工場。

 孕ませザーメンつくるところ。

 濃厚遺伝子汁ヒリ出しタンク。

 そんな単語は、純粋無垢なエリリアの中にはひとかけらたりとも存在しない。

 とはいえ、分からないものを見れば気になってしまうのは人の性。

 親指をくりくり、と動かして表面をなでるように確かめていく。


「あっあ゛ッ……♡」


 その動きが精子をつくる動きをまた一つ加速させていく。

 元々、キンタマは性的快感を感じにくい場所であり、キンタマだけの刺激で射精に至ることはできない。それでも、あまりある快感によって一つの閾値を超えたちんぽは、ひときわ大きな熱い液体を奥からにじませてきた。


「エリリア様、先っぽ、先っぽにお手を添えて……は、はやくっ、で、でますっもうでますからっお早くッ……!」

「えっえっ?」


 切羽詰まったものいいに慌てて手を放しつつも、エリリアはお椀のような手をそのままちんぽの先端に置いていく。


「あっ、あっ、でるっ、でるっ……♡」


 シアは右手で先端の位置を調節したところで――透明な液体があふれでる。

 ごぼっ……♡ とした滲出は、まるで射精のような勢いであるが、白く濁った様子なく、半透明の色合いをしている。裏筋カリカリで高まった興奮と、本気での絶頂まではたどり着けないタマイキが重なった結果。カウパーだけが一気にでてくる、という現象を生み出したのだ


「これは……あったかいですね……」


 どぷどぷ、と、手の中に注がれていく液体を、エリリアは、ほわー、といった様子で見つめる。ほんわか、とした態度とは裏腹に、手の中では、絞りたてほやほやのカウパー汁が湯気を立てている。


「シア、これはいったい何なのですか?」

「ええと、それは……その……疲れが取れてきた印のようなものです」

「なるほど! わかりやすいですね!」


 うまい言い訳が思いつかず、しどろもどろの説明にもかかわらず、エリリアはちゃんと理解してくれる。


「お役に立ててよかったです――」

「ああ、待ってください……まだ終わっておりません。」


 これでおしまい、と思ったのか、立ち上がろうとしたエリリアを制止する。


「今度はそれを使ってイジってください」

「使って、ですか……?」

「そのぬるぬるとしたものをまとわせながら、擦るんです。先ほど私が見せていたのと同じような感じで、やってみてください」

「あ、なるほど……」


 エリリアの脳裏に浮かぶのは、先ほど見せられた皮オナの様子。

 両手で支えているほかほかとした液体と、目の前でイキり立っている肉竿を交互に見比べつつ、たまっているカウパー汁を、竿に塗り付けていく。


「ぉう゛っ♡」

「あ、ごめんなさい……やさしくやりますね……」


 シアの中で巻き起こるのはさっきよりもさらにスゴい感覚。

 直接、亀頭の上を指がすべる感覚は、皮オナとは比べ物にならない衝撃となり、シアの喉からは、すっかり抑えることを忘れた声が漏らすに至った。

 その声に、ドキマギしつつ、エリリアは見よう見まねで指をわっかにして竿に回し、そのまま上下に動かし始めていく。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「おっおぉ゛ッ♡ い、いいですっ♡ すごくいいですエリリア様ぁっ♡」


 すっかり抑えることを忘れたシアの声を前に、エリリアが一生懸命に手を動かす。

カウパーで滑りがよくなったすべすべのおてては、摩擦を少なくして、皮が剥けたりする動きをなくしていき、直接、亀頭とカリ首に刺激を与えてはじめている。


「どこか、やってほしいところなどありますか?」

「えっ、そんなことまでッ……!? そ、それでは、そのでっぱりの、くびれているところをしてぅださると非常に……非常にうれしい、のですか……ッ♡」


 メイドに身体を現れている時に「おかゆいところはありませんか?」と言われたことがある――そんな経験からくる言葉に感動し、キャラ崩壊を起こしそうになりつつ、シアは欲望を口にする。


 その言葉の裏にある真意に、もちろん気が付いていないエリリアは言われた通り、輪っかにしたカウパーまみれのネトネト指を使って、カリ首のカサの谷間をくぽくぽくぽ……♡ と、イジくりまわす。


「おぉ゛おお゛お゛っ♡♡♡ そこそこそこっキくキく効くぅう゛ぅうッ💢」

「はわわぁ……」


 くくくくんっ♡ と小刻みに動かされる、段差の裏側にハマった指。

 はたから見ればちょっとした振動程度しかないはずの動きに、シアの背中が反りかえり、全身が突っ張るように固く引き締まる。

 普段のキリッ、とした姿とは似ても似つかない姿を見たエリリアは幻滅――などすることはなく、むしろどことない嬉しさにも似た、じんわりした気持ちを抱く。


「ま、待ってまって、でるっ♡ でちゃうでちゃうッ💢 ちょっと待って待ってっまだダメぇッ♡♡♡」


 まだ射精したくない――という名残惜しさとともに放たれた大きな声に、エリリアの手がぱっ、離される。


「はっ、はぁーっ♡ はぁーッ……♡」

「ど、どうかしましたか?」

「す、すみませんっ、敏感なところなので、休み休みしてもらわないと……」


 このまま射精したら、絶対気持ちいいのは火を見るよりも明らか。

 しかしせっかく王女様を騙して――快いご協力のもと気持ちよくなっているのに、すぐに終わらせるのはもったいなさすぎる――このゾクゾクとした感覚をもっと味わっていたい――。


「わかりました。それでは、辛いときは言ってくださいね、今度はすぐに止めますので」


 シアの欲望に気づいた様子もないエリリアは、少しの休憩ののち指を動かしていく。

ふたたび、シアのカリ首にいい感じに攻めが襲い掛かる。


「お゛ッ♡ お゛っ♡ おぉ゛ッ♡ で、でるっ……あ゛ッあ゛ッ💢 でっッ♡」

「……このぐらいでしょうか?

「ぉお゛オ゛ッ??! んぐぅう゛ッ!!! ンぐぅう゛――ッ💢💢💢」


 そして、高まってきそうになると、これ以上ないタイミングで手が離される。

 性的に無知にもかかわらず、王族として、相対する人たちの顔色をうかがう技術を身に着けたエリリアは、シアの態度からどのくらい〝効いて〟いるのかをあっさりと理解し、超えそうな一線を絶妙に超えない責め方をすでに理解している。


「この辺りはどうですか?」

「ぉはわ゛ぁっ♡ な、なぜっ、そこ……良いと分かって……ッ♡」

「あなたの様子をみていればわかります。ここも凝っているのですね」


 カリ首の根元をくぽくぽするだけでなく、かすかに力を籠めた指わっかでカリ首の段差を超えて、くにっ♡ と行き来するようなことまでやり始める。


 ちんぽの存在すら知らないのに、態度だけで攻めを瞬時に理解してしまう。頭の中、無知無知のお花畑だというのに、あまりにも神がかった理解力が、知らず知らずのうちにシアに怒涛の寸土めオナニーを味わわせていく。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「ぉ゛っお゛ッあぁ゛ッ♡」

「は゛ぁーッ♡ はぁ゛―ッ♡」

「ひぃ゛っ♡ ィう゛っ、いぐっ💢 で、でッぁア゛ッ♡♡♡ んひぃ゛あぁ゛――ッ♡♡♡」


 これ以上ないほど都合がいい展開に持ち込めたシアであったが、だんだんと胸中にはツラい気持ちの方が強くなりはじめていく。

 すぐに射精したくない、射精する前のムズムズした気持ちいい感じをできるだけ長く味わいたい、という気持ちはたしかにある。

 しかし、逆にいえば「はやくしゃせい゛じだい゛💢」「しゃせい゛させろ゛💢」という感覚をずっと味わわされているような状態ということ。


(くそぉっ💢 無知なくせにちんぽイジるのうますぎるんだよぉ゛ッ💢💢💢)


 シアの中に、過剰なまでのチンイラが蓄積されていく。

 ちんぽを持って生まれた者は、しょせん、ちんぽでものごとを考える単純な生き物。チンイラが高まっていけば、その分だけまともな思考はどんどん失われていき、冷静な時では考えもしないような、とんでもない行為をしでかしてしまう。


「え、エリリア様……ッ!」

「え……ひゃぁっ!?」


 エリリアが優しく握る手を振り払うように、シアが一歩前に前進する。ソファに座っているエリリアは後ろに下がれず、必然的に、前からやってくるシアの身体との距離を一歩ぶん近づけることとなった。


 ――ぴとっ♡


 一歩分の距離は、ほっぺたと亀頭の間にあった数センチの境を完全にゼロにした。

と、同時に奥から湧き出した新しい先走りがほっぺたの上に、ぴゅっ♡ と打ち付けられる。


「し、シア……どうしたのですか……?」


 ほっぺたに熱い温度を打ち付けられたエリリアが、心配そうに見上げてくる。


「あ、いや……ええと……」


 やりすぎてしまった、という事実に、シアの頭の仲が一気に温度を失う。

 どうすればごまかせるか、ということを考え――手にカウパー汁を出したことを思い出し、そこから強引に話をつなげていく。


「これお肌にもいいんですよ」

「お肌……ですか……?」

「そうです――お肌に潤いを与えて、こう……いいんです」

「なるほど、確かにこれならばお肌もすべすべになりそうですね。ではおねがいします」


 どう考えても苦しい言い訳を聞いたエリリアは、そのまま目を閉じる。


「……エリリア様?」

「どうかしましたか? 塗ってくれるのではないのですか?」

「え……あ、そ、そうですっ、そうですっ、で、では姫様、失礼いたします!」


 シアは、右手で触れたままのちんぽを握り、ほっぺたの上を滑らせている。


(おぉ~ッ♡ ほォ゛~ッ♡)


 美しくたおやかなエリリアの顔に、ちんぽという下劣な部分をこすりつけている。

主の尊厳をめちゃくちゃに踏みにじる、従者として最低愛悪の不徳義極まりない行為。


 念のために言っておくがシアの持っている忠誠心は本物であり、自分に対して心を置いてくれているエリリアの信頼を決して裏切ってはならない思いはしっかりと持ち続けている。


 それはそれとして、信頼を裏切ってしまったという背徳感が、シアの股間を熱くたぎらせているのもまた事実であり――〝まだバレてないからセーフ〟という言い訳が、増長の片棒を担がせる。


「ふ、ん……ッ♡ んんん……ぅ♡ はぁ……っ♡ ふぅぅう……♡」


 円を描くように腰を動かしながら、ほっぺたに押し付けていく。

 ぬるぬるがなくても滑りのいい、すべすべとした白い肌。芸術品のように綺麗すぎる顔とちんぽが近距離にある光景だけでも興奮しすぎておかしくなりそうなのに、今回はさらにそこに肌が触れ合う感触まで積みあがっている。


 もはやシアの興奮は完全に行き過ぎるところまでいっており――そうなってしまえば、ちんぽによって浸食された脳みそは、行き過ぎた行為を躊躇なく行ってしまうというもの。


(も、もうちょっと下……♡)


 ほっぺたから、鼻すじ――さらにその下へと移動していく先端。

 途中で迷ったように、動きが遅くなったが、そのまま通過。あごのラインまで降りてきたところでいったん離れたのち、口元に先端が向けられる。


 しっかりと手入れがされた、薔薇の花びらのような薄く小さい唇。

 そのすぐ先に、突き付けたでろでろとした欲望の先兵を垂れ流す銃口。

 シアの喉がごくり、と音を立てる。


「エリリア様。少しデリケートな部分のお手入れをさせていただいてもよろしいでしょうか」

「デリケートな部分ですか?」

「唇の、お手入れです」

「はい、わかりました」


 緊張を漂わせたシアの言葉に反して、返事はあっさりとしたもの。

 元々、メイドたちの手による身支度の中に、特殊なクリームやオイルなどを使った唇のケアは含まれている。


 エリリアは何も気がつくことはなく、目を閉じたまま、唇を少し突き出し、顎をかるくあげていく。さながら、口づけを交わすときのようだ。


「は、あ……ッ」


 シアの心臓がどくん、と跳ねる。


「ッ……はぁ……ッ」


 衝撃を受けたのは一瞬にも満たないはずなのに、脳が酸素を求めて激しく酩酊する。

 ドキドキという鼓動が耳の奥深くでなり、外界と外側の境界があいまいに感じられる。

 模擬戦のときでさえ、これほど緊張したことはなかった。


「そ、それでは、いきます…………」


 固く怒張した己のモノを手で確かめ、二つの間の距離を近づけていく。

 シアの脳裏に、エリリアに仕えるようになってからの記憶が走馬灯のように一気に流れる。

 エリリアの手によって、剣を拝借した時。

 自分に信頼を向けてくれている表情。

 身分の差などなく感謝を向けてくれる態度。

 数秒間の間に流れる忠誠心が織りなす記憶。

 その直後、ちんぽの先端にやわらかい感触が降り注いだ。


「……ッ……ぁ♡ は、ぁッ……♡」


 過去の記憶が作り出した忠誠心と、目の前にある現在の光景の齟齬が、心臓に発作を起こしかねないほどの衝撃を与えてくる。

 性欲にまみれたちんぽと、王女様の唇が触れてしまっている。

 エリリアに将来を約束するような存在がいないのは、従者として知っている。

 色事についての知識がないのはさんざん言ってきた。

 エリリアの唇は未だに純潔そのもの――だった。ついさっきまでは。

 すでに純潔は失われた。

 ほかでもない王女殿下に最も近い、一番心を許している者の裏切りによって。


「は、は……ッ♡ ッ、う、く……ッ♡」


 人間、あまりにも衝撃が大きすぎると反応ができなくなってしまうらしい。

 呼吸すら忘れるような心持ちの中、シアはゆっくりとちんぽを動かしていく。

 リップクリームを塗るかのように繊細な動きを持って、ちんぽからヒリ漏れでたネトネト汁を塗りたくる。唇と尿道の間に、糸が引き、ちんぽ汁で唇がコーティングされていく。


(や、やばい……これ、ヤバイ……ッ♡)


 ヤバイ、という言葉にどれほどの意味が含まれているのか。

 バレたらヤバイのは言うまでもない。

 気持ち良すぎてヤバイというのも言うまでもない。

 だけど一番ヤバイのは――主を裏切る、という騎士にとっての最低最悪の行為をしてしまっていて――しかもそれがめちゃくちゃ興奮する、ということ。


(す、すみません、エリリア様ッ……私は、なんということを……ッ)


 耐え切れなくなった忠誠心が、胸中であらん限りの謝罪の言葉を紡ぎだす。

 滂沱の涙を流す心とは裏腹に、ちんぽは先走り汁を垂れ流して、唇を汚染していく。

 今この時、シアは背徳的な興奮を完全に理解した。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「はぁ……ふぁぁ……♡」


 ぷにぷにとした唇の上を、敏感な粘膜が行ったり来たりする。

 やっちゃいけないことしてる感じも含めて、この感覚はあまりにも良すぎる。

 ――一生この感覚を味わっていたい。

 と、カウパーぬりぬりを続けていた、その時、


 ――ぴぇろっ♡


「ぉごぉ゛ほ゛オ゛ッ!!?!?♡♡♡」


 突然、裏筋に走った強烈な感覚に、シアは背筋を反り返らせて舌をまろび出し、あられもないオホ声をブチあげた。


「ご、ごめんなさい……っ、何かまずかったでしょうかっ……ちょ、ちょっとくすぐったくて……」


 細く目を開いたエリリアは、すぐ近くにあるイツモツの存在感に気おされそうになりつつ、か細い声をあげる。

 口元になんども塗りたくられたせいでくすぐったくなってしまい、その感覚を払うために唇をペロン、と舐めたのだが――その時に舌の先端部分が、裏筋のところに触れて、無意識のベロ肉奉仕をしてしまっていたのだ。


「い、いえっ、大丈夫っ、大丈夫ですエリリア様っ、ですから今のをっ、もう一度やりましょうっ♡ エリリア様っ!」

「もう一度ですか……?」

「そうですっ、さあ舌を出してください……ッ♡」


 しかし、そこで止まるシアではない。

 というかここまで高ぶってしまったらもう止まることは不可能である。

 興奮によってイキすぎた思考は、とどまることは知らず、乗るしかないこのビッグウェーブに、と言わんばかりにつき進んでいく。


「お肌の調子を整えるには、こうやって塗ることもいいですけど、筋肉を動かすことも必要なんですよ。もっと舌を出してください――口を開けるというより、舌だけを伸ばすような感じで……そうですそうです……♡」


 そもそもどういう道筋でこんな状況になったのか。すっかり忘れてしまいそうな中で、シアは次にさせようとしている行為にうまく誘導するためのルートを構築していく。

 エリリアの純粋っぷりも板についたもので、開いた目が、突き付けられたギンギンに突っ立ったオスの象徴を前にしているにも関わらず、ほんわかとした視線は全くくずれていない。

 純粋そうな目で、精一杯お口をあけて、ぬらっとした唾液で光った舌を一生懸命伸ばしている――こんなの見せられたら、己のすべてをちんぽに捧げる以外ありえない。


「最初に指で触ったところを覚えていますか? 同じところを舌の先を使って小刻みにぺろぺろ、としてみてください、ゆっくりで大丈夫ですからね――――あ゛ッ💢💢💢」


 舌先が先端に触れた途端、シアの脳みそが危うくふっとびそうになった。

 もともとその場所は、指でカリカリされただけで射精しかねない、ちんぽの弱点ポイント。

 あったかくてネトネトぬるぬるした唾液まみれの舌でそこを重点的にされれば、あっという間に射精感がムズムズしてくる。


「べろっ、ぬりゅちゅぷぇろぇろべろべろぇろん……♡」


 シアの反応からどうやらこれも〝効く〟ということを理解したエリリアは舌先を全力で動かしていく。

 尿道口のすぐ裏。陰茎小帯の付け根のところをちろちろと左右に動く舌先。

 それ以外のところは全く刺激されていない、フェラにすらなっていない行為。

 ただ、ちんぽの弱点だけが的確に責められる。


「ひ、姫様ッ、いいですっ、すごくいいですっ、効いてますっ、効いてますぅっ♡ 今度はそのままっそのまま続けてくださいっ、ちょっと、声が、出てしまいますがッ、気にしないでつづけてっ……そのまま続けてください゛ィ゛っ♡♡♡」


 エリリアが舌を動かしたままこくんと頷く。

 献身的な態度に、シアは頭の奥がずぐんっ、と重くなったのを感じる。


(あ゛ッ……やっ……も、射精゛ッ……💢)


 両手が無意識に動き、何かをつかもうとする。

 もしここですべてを投げうって本能のみとなっていたら、エリリアの頭をつかんで、奥までちんぽをぶちこみ、ロイヤルのどまんこを使うだけの存在になっていたことだろう。


 だが、なけなしの忠誠心は、敬愛する主たる一国の姫君をちんぽを扱くためのモノ扱いする、という行為を前に踏みとどまらせる。結果として、両肘をまげて、虚空で何かをつかむような情けない恰好をさらしてしまうことになってしまったが、もうそれを取り繕う余裕はない。


 ぶちあがってきたモノが、裏筋のそこからあがってくる。

 膨らむ尿道がちんぽの上に浮かび上がり、めこっ♡ と膨らむ。

 煮詰まったザーメンが尿道を押し開いていき、快感が、シアの身体を収縮させる。

 中途半端な位置の腕のまま、肩がぎゅっ、とあがり、首がのけ反る。肩甲骨周りの筋肉がつりそうになる格好を見せながら、シアは絶頂の瞬間――射精することが確定した感覚を全身で〝理解〟した


「あ゛あ゛ぁ゛あ゛~~~~ッ💢💢💢💢💢」


 射精することが確定したちんぽが、ずぐんっ、と跳ね上がり、舌から離れる。

 突然の動きにエリーがぽかんとした顔をする。

 数瞬後に訪れるであろう未来を、未だに理解していない無垢な表情――――その上に、先端から出てきた濃厚な精子がぶっかかっていく。


「ひ゛ゃっ――――。」


 エリリアの悲鳴が、ぶっかけられた濃密な白濁によってふさがれ、わずかに漏れてきた声も、シアのオホ声によって塗りつぶされる。

 シアは射精の本流が未だ放たれ続ける中、ちんぽを握りしめ、セルフシゴき始める。その顔はすっかりみだらとなり、快楽に染まり切った、女として終わったモノになっているが、エリリアの視界は精液によってふさがれてしまっているので露呈することはない。


 本能のおもむくままにシゴかれたちんぽは、つづけて二度目三度目の射精を放ち、エリリアの顔射待機顔に、おもいっきりぶっかけていく。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「はぁッ……ハ……ぁ゛ッ……はぁ……♡」


 本流が収まったところで、シアは射精の余韻に浸ったため息をついた。

 目の前にはすっかり顔面ザーメン便所となったエリリアの顔。


「おかおが……重いれすぅ……」


 静まり返った室内に、精子の隙間からこぼれたエリリアのつぶやきが聞こえてくる。

 シアはハッ、となって慌てて懐からハンカチを取り出し、ぬぐっていく。

 重すぎてゼリー状になった精子は、ハンカチ程度では意味をなさず、生地でつかんで中に押し込めるようなにして強引に処理していく。


「どうしましたか、大丈夫でしたか?」

「ええ、ありがとうございました」


 エリリアが精液の残渣を残した顔でちんぽを見上げる。

 一発出したちんぽは、興奮をおさめ、おとなしい姿となっており、エリリア安心したように息をついた。


「それにしても最後のものはなんだったのですか?」

「あれは……仕上げの化粧水です。あれで塗ったものを整えていくのです」

「そうなのですか、それならば言ってください……驚いてしまいました」

「すみませんでした……」

「次からは言ってくださいね」

「はい――――はい?」


 シアは「今なんて言った?」とばかりの、間の抜けた顔つきを浮かべた。


「これからは私もあなたの役に立ちたいのです。あんなものを見せられて主として黙ってはいられません。これからも疲れてしまった時には私にいってください。もちろんほかの人には絶対に秘密にしておきますから安心してください。あなたの信頼を裏切るようなことは、王家の名にかけて決してありません」

「は、は……っ」


 シアは、ドキマギしつつ頷くと、もう一度丹念にエリリアの顔をふき取ったのち、退室していった。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆


(やっべぇぇ……ッ、なんかいろいろヤベェことしちゃったよアタシぃ!?)


 廊下にでたところで、シアは頭をかかえた。

 ちなみにシアのプライベートでは自分のことを〝アタシ〟と言っている。


(ヤベェことしちゃったよねマジで……でも、興奮やばかったぁ……って、そういうことじゃないでしょ!? もしバレたらどーすんのコレ……ッ??!)


 性欲があるときにはとんでもない蛮勇をふるうことができても、一発射精した瞬間に、過去の自分の行為を思い出して、冷や汗ものになる。その辺もまたちんぽを持つものの宿命である。


(ひ、ひとまず今日はセーフだった……ってことにしておいて、あとはバレないようにうまくやれば多分、大丈夫……大丈夫なはず……)


 ふところにあるハンカチで冷や汗を拭こうとしたところで、自分のザーメンまみれだったと思い出す。いくらエリリアのお顔が受け止めてくれたものとは言え、オナニーを受け止めたハンカチであることに変わりはない


 仕方なくポケットにもう一度押し込んだのち――何の気なしに反対側のポケットに手を入れ――そこに入っているモノの正体に気が付いた。


(これ……エリリア様の……)


 広げられたのは姫がつけていたシルクの手袋。

 姫の細くたおやかな指を包む、手触りの良い生地が手の中で広がっている。


(これでシコればエリリア様に間接手コキしてもらっているということで……ッ♡ い、いや、それどころか、アタシの精子がしみこんだ手袋をつけて、王女様としての業務を果たすということに……っ♡ アタシの分身がいつも姫様のおてての中に包まれて……ッ)


 一瞬で性欲を戻していったシアは、小走りで自室へと戻っていく。

 姫と騎士の関係に巻き起こったとんでもない変化――小さくない悩みの種と、巨大すぎる欲望の種を見に植え付けてしまったシアは、これから四六時中その思いの間で悩まされ続けることになるだろう。


 だが、今は手の中にある小さな布に己のすべてをぶつけることで頭をいっぱいにしていた。



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