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藤柵かおる
藤柵かおる

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常識改変されたエルフ騎士団は、国境にある壁穴ちんぽの襲撃から敬愛する祖国を守るようです【利用者目線】



のおまけ的、利用者目線の内容。

ちょっと短め。二人称の練習も兼ねて。


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 日が高いうちに一仕事終えたあなたは、意気揚々と歩き出す。

 仕事終わりともなれば、まずは景気づけに一杯あたりがありがちだが、ここでは違う。


 大陸中のあらゆる品々が集まり、独自の文化圏を形成する特殊な街――〝南国境砦〟。

 その北側には、エルフの国――エランキラ王国との国境を分ける壁がそびえたっている。

 壁の向こうはエルフの領土であり、入国が許されるのはエルフのみ。不法侵入をしてくる者がいないか、一定間隔で作られた監視塔から、二十四時間エルフたちが見張りの目を光らせている。


 せわしなく行き来する商人の荷馬車にも耐えられるよう整備された石畳の上を歩いて、あなたは国境の壁際までやってくる。

 はじめてこの砦にやってきた男はまずこう考える。

 せっかくなら本物のエルフを見てみたい、できることならお近づきに――。

 そして砦の近くまで足を運ぶ。実際、ここに来れば、昼夜を問わず番についているエルフの騎士の姿を見ることができるのは事実である。


「チッ……」


 だが、彼女たちから向けられるのは、一様にしてわざとこちらに聞こえる大きさの舌打ちと、物理的・心情的に見下すような視線のみ。

 見麗しい容姿のエルフに見とれた瞬間に、好感度マイナスの極致ともいえる態度を取られた男は、すぐさまテンションを急降下させられ、胸に重く痛い感覚を縛り付けられることとなるだろう。


 商人の護衛として幾度となく大陸各地と国境砦を行き来し、顔見知り、という関係を築くに値する程度には足を運んでいる、と自負するあなたも例外ではなく、見張り塔の上から降ってくる視線はひたすらに冷め切っている。


 今までであればその視線に、さめざめとした思いを抱いていたところだが――今は違う。

 冷めた視線を向けられるほどに――あなたの心はメラメラと燃え上がっている。

 たとえ冷めた目つきを向けられたとしても――むしろ感情のこもっていない目つきをしているからこそ美しい、と思えてしまうところがあるのもまた事実。視線に答えるように、あなたはじっと見つめ返す。


 塔の上の女エルフ騎士は、目が合ったことに気づいてほほ笑み返してくれる――なんてことはなく、ゴミを見るような視線が一層強まるだけである。


 視線を向けられ、あなたは心臓がドクン、と跳ねたのを感じた。ゴミを見る目を向けられて喜ぶ――そんな男も世の中にはいるが、あなたにそういう趣味はない。

 胸を高鳴らせるのは愉悦・欣幸・可楽――罠にかかっていることに気づかず、自分が優位に立っていると信じ切っている者に対する優越感。


「チッ……」


 再び降ってきた舌打ちを聞いて、思わず頬が緩んでしまっていたことに気が付く。きっとこの後、壁の向こうでは「キモイ人間がこっちを見てニヤニヤしていた」と、嘲笑するためのネタにされることだろう。


 そんな未来を想像したあなたは――さらなる愉悦が身を震わせるのを感じ、目的地へと向かう足取りをさらに早めていくのだった。


 ◆◆◆


「どうもオニイサン、ご利用で? 今すいてるよ? お先に料金ね。使い方わかる? ――じゃ、8番ね」


 黒いフードで顔をすっぽりと覆い、さらにマスクで顔を隠すという怪しさ満点の男に、あなたは料金を支払う。金額は、これから行う行為における一般的な料金としては決して安くはない。だが、文句を言うつもりはない。それだけの価値がここにはあるからだ。


 目の前に広がるのは、国境の壁から突き出るようにして、人ひとりが入れる程度の小部屋がいくつも並んでいる光景。さながら、公衆便所がいくつも密集して並んでいるようだ――と、思いつつ、あなたは指定された小部屋の中へと入っていく。


 室内は、天井から薄く室内を照らす灯りがあるだけのひどく殺風景なもの。入り口の反対部分のところには、10センチほどの大きさの穴が、ちょうど男の腰のあたりの高さに空いている。


 穴の使い道を理解しているあなたは、ズボンの下で固さを増し始めているモノを、そそくさと取り出していく。そして姿を現した股間を――穴の中へと向かって突き込んでいった。


『我こそエランキラ王国騎士、アナトリア・シラルシア! いざ尋常に勝負!』


 ちんぽが視界から見えなくなると同時に、壁の向こうから耳に心地よい声が聞こえてくる。

 同時に、あなたの目の前の壁に、半透明の画面が出現する。

 そこに映っているのは、キリッ、とした目つきをした、赤く燃えるような髪を称えた女性の上半身の画像。その下には、アナトリア・シラルシアという名前や、エランキラ王国第二師団所属――といった肩書きが記されている。


 これは室内に備えられた音声を読み取る魔道具が、壁の向こうから放たれた声から記録媒体に保存された当該人物の顔写真と情報を目の前に映し出す、という仕組みを発動させた結果によるもの。


 壁穴ラッキーホール風俗にあるまじき、豪華な魔道具――先ほど支払った、決して安くはない金額がしっかりと設備投資に使用されている、と考えれば決して高いものではない――むしろ安すぎる、とさえ評価できてしまう――と、あなたは思う。


『すんっすんすん……っ♡ くっさ……なんて臭さ……こんなモノをエルフの領土に持ち込むなんて……タダじゃ済まさないんだから……! くっさぁ……♡』


 壁ごしに聞こえてくる声を聞きながら、あなたは肉棒に一層血流が流れ込むのを感じる。

 目の前の顔写真が示す、すっきりと通った鼻腔から繰り返される吐息が押し付けられ、やけどしそうなほどの熱さを痛いほどにまで張り詰めた亀頭で感じる。


 目の前に鎮座する、エルフと人間を遮る絶対的な差を示すがごとく壁。その存在があるゆえに、壁のすぐ向こうにいるであろうエルフの女性の顔を、直接見ることはできず――見ることができるのは、変わることのない被写体を映しただけの画像だけ。


 だからこそ、キリッとした表情を浮かべているエルフ女性の、壁穴の向こうの姿が、脳裏で色を添えて描き出される。

 壁ごしに聞こえてくるじゅぷじゅぷ、という水気の混じった音と、その音が生み出す下半身を包み込んでくる温い温度とねちっこい柔肉の感覚。

 それが目の前にある整ったエルフ女性が行っている、という想像が脳内でギャップを生み出し、興奮を加速させていく。


『じゅぷッ♡ じゅりゅるっ♡ じゅぷりゅじゅんっ♡』


 あなたが思わず声を漏らすと、壁の向こうの舌の動きが変化した。

ぐるぐると周囲を回転させるような動きに思わず腰が引けてしまいそうになり――すぐさま、ちんぽを逃がさないとばかりに、唇が追いかけてくる。

 下をのぞくと、穴からブザマににゅちゅ~♡ と伸びた唇と、そのわきから垂れている燃えるような赤い髪の片鱗が見える。


 この手の風俗は、対面式では客を取れないような最底辺の娼婦が行うようなものが大抵だが、どうやら本当にちんぽをしゃぶっているのは、この凛々しい騎士様らしい。


 普通にスンっ、としているだけでも引く手あまた――愛を得るために何でもする男をいくらでも引き寄せることができる美貌を持ったエルフが、下等な人間のために奉仕している――改めてその事実を実感したところで、あなたの興奮は一気にピークへと昇っていき、


――どぴゅっ♡ どぴゅっ♡ ぶぴゅっ♡


 突き出した唇が、射精したちんぽに吸い付いてじゅるじゅる、とすすってくる。

 射精という解放の快感を、さらに加速させてくる動きに、あなたは危うく腰を抜かしそうになる。


『んむ……くちゅくちゅくちゅ……んくっ、んぐっ……ごくっ……♡』


 包んできていた熱がちんぽから離れ、余韻にひたるあなたの耳に、ぐちゅぐちゅとした咀嚼音が聞こえてくる。己が吐き出したタンパク質がエルフの口内で咀嚼され、胃の中に落ちていく様子が脳裏に描き出されていく。


『私の力を思い知った? これにこりたらエルフの土地を汚そうなんて、甘い考えはやめることね!』


 やがて聞こえてくる、勝ち誇ったような声。

 すぐさまあなたの下半身は勢いを取り戻していき、穴の中にもう一度分身を滑り込ませていく。


『何? まだやる気なの? なんどやっても私が勝つに決まってるじゃない!』


 ぺろり、と舌なめずりする音を聞きながら、再び咥えこまれる感触を受けたあなたは、高揚感とともに腰を浮き上がらせていくのだった。


 自分が催眠にかかっていることに気づいていないバカなエルフを使った『催眠壁穴風俗』――一度この快感を知ったが最後、二度と逃れることはできない。




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