こんばんは。裃左右です。
今回は『スライムテイマーの女の子が、ふたなりの国でスライムオナホを作って売って大儲けする話』を無事に完結することが出来たので、振り返りをしてみようと思います。
『本文』
https://www.pixiv.net/novel/series/1382319
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『目次』
1.【良かった部分】
2.【作業過程】
3.【テンプレへの流し込み】
4.【反省点】
5.【総評】
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1.【良かった部分】
今回の執筆は『プロットをしっかりと立ててから執筆を行う』というところから始めました。今まで長編は何度か書いてきましたが、ほとんど途中で投げ出してしまうことの繰り返しだったのが本当にトラウマというか……これ改善しないとダメだろ……と大きなしこりみたいになってたので。
というわけで『脚本執筆の本』を参考にして、最初から最後までプロットを綿密に立て、その通りに執筆を行う、という作業をやってみました。その結果、見事、最初に立てたプロット通りにブレることなく最後まで書ききることができました。ここが上手くいっただけで今回の執筆は“良かった”と言えます。
参考にしたのは『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 』という本です。
この本に書かれている『ボードでのシーンの組み合わせ』を実際にやってみました。
――結構めんどくさくはあれど、テンプレートがしっかり作られているので、これの通りにシーンを考えて、当てはめてみて、どうすれば違和感がなくなるか3日ほどかけてじっくりと考えて『プロット』を完成させました。
このテンプレートは、ハリウッド映画の2時間映画で使われてる奴で【くすぶってた主人公が自分の役目を思い出す】とか【夢を追いかける主人公が夢を叶える話】みたいな王道を行く物語の基本となってる流れみたいです。
このテンプレートに当てはめて考えることで『スライムテイマー』は、ストーリーとして見ても“意味不明”ではない、流れのある話を作れたと思います。
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2.【作業過程】
まずこの小説の始まりは『スライムでオナホ作る』と『スライムをテイマーする女の子』の二つのネタからでした。ふたなりが入って来るのは、まぁ作者自身の好みなのでここでは割愛します。
ストーリーというのは『キャラが成長し変化する話』です。
つまり物語が始まった時は『成長する前の姿』からスタートします。
スライムテイマーで言うと、主人公のクララは“スライムテイマーの才能を活かすことができていない”という状態からスタートし“スライムテイマーの才能を活かせるようになった”と変化することでストーリーは終わります。
まずはここから考え始め『オナホが暴走的なことを起こして、スライムテイマーとしての力を使ってその暴走を食い止める』というシーンを思いつきました。
そしてここからテンプレートを埋めていく作業が始まります。
本に書いてあったテンプレは、
1『オープニング・イメージ』
2『テーマの提示』
3『セットアップ』
4『きっかけ』
5『悩みのとき』
6『第一ターニング・ポイント』
7『サブプロット』
8『お楽しみ』
9『ミッド・ポイント』
10『迫りくる悪い奴ら』
11『すべてを失って』
12『心の暗闇』
13『第二ターニング・ポイント』
14『フィナーレ』
15『ファイナル・イメージ』
――なかなか面倒な感じですが、書かれている通りに当てはめていきます。
これを全部埋めてからようやく執筆作業へと入りました。確かに作るのは大変でしたが、おかげで『展開が出て来なくて書けない』ことがなくなると実感できました。
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3.【テンプレへの流し込み】
1『オープニング・イメージ』
主人公の紹介と世界観の軽い設定などを見せる。
・主人公クララの容姿とモンスターが普通にいる世界であることを示す。
・スライムテイマーは微妙な存在であることを示す。
2『テーマの提示』
主人公の成長する前の姿を見せる。
・クララは“スライムを使って大儲けしたい”という野望を持っている。
3『セットアップ』
主人公の現状また登場人物はここまでに全て登場するか存在をほのめかす。
また、のちに効いてくる設定や伏線などはここに仕込む。
・女騎士、王室魔法使い、王女様などの存在をパレードの中で見せる。
・この国の住民は全員ふたなりであるという設定を見せる。
・ふたなりは魔力によって生まれた存在であるとほのめかす(伏線)
4『きっかけ』
主人公の人生を大きく変えるような出来事が起こる。
・ずっと完成しなかったスライムオナホがついに完成する。
5『悩みのとき』
上手くいった主人公の前に疑問や新しい壁が立ちはだかる。
・オナホを売る方法を考えていなかった。
6『第一ターニング・ポイント』
明確な何かが起きる。物語が動き始める最初の地点。超重要。
・クララが女騎士ジェニファーに『モンスターを隠して、テロを企んでいるのか?』と勘違いされる。
・身の潔白を証明するために、ジェニファーにオナホを使ってもらうことにする。
7『サブプロット』
ターニングポイントを通して主人公の世界が代わり、全く別の生活や、新しい人との出会いなどが起きる。
・オナホの存在が知られるようになり、お金儲けに成功し始める。
・憧れの王室魔法使いエルシーと知り合い、協力することでさらに成功の道を進む。
・スライムと魔力の関係を示す(伏線)
8『お楽しみ』
物語の中で一番おいしいところ。純粋なエロパート。
・ふたなり達がオナホを使い、快感を知っていく。
9『ミッド・ポイント』
主人公が〈絶好調〉か〈絶不調〉になる。
・王女様ソフィアにもオナホが認められ、オナホも売れて大金持ちになる。
10『迫りくる悪い奴ら』
うまくいっていた流れが急に悪い方向へと進んでいく。
・スライムオナホが『暴走』を始め国中がパニックになる。
・まるでテロが起こったみたいな騒ぎになる。
11『すべてを失って』
主人公は失意のどん底に落ちる。
・住民のほとんどがスライムに飲み込まれ、生き残ったのは4人だけ。
・主人公は自分のせいでこうなってしまった、とパニック寸前になる。
12『心の暗闇』
失意の中で主人公は、自分の本当に重要な教訓を悟り、解決策を見つける。
・女騎士、魔法使い、王女様による言葉を受けて、主人公は自分は『スライムテイマー』としての力を持った人間であると理解し、成すべきことをすると心に決める。
13『第二ターニング・ポイント』
大きな敵を倒すべく、主人公はひたすら行動する。
・スライムを封印するべく、主人公は解決のために行動していく。
14『フィナーレ』
全ては解決し、主人公は新しい道を見つける。
・事件は無事に解決する。
・主人公は『スライムと心を通わせる』ということを理解する。
15『ファイナル・イメージ』
主人公の成長した後の姿を見せる。
・クララは“ふたなりのためにオナホを広めたい”と思うようになった。
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4.【反省点】
逆に言えば『プロット』をしっかり書けた以外の部分ではまだまだ足りない部分が多いと思います。
文字数は7万字弱。一般的に長編に必要と言われる10万字にとどいていません。キャラクターの背景についても全然書けていません。中心となる4人が『昔はどんな風に暮らしていたのか、何を思って今の地位についたのか』といったことも全然書いていません。
本当の長編ならば「クララの身に昔起こった、自分の才能は求められていないんだ」ということを知る事件、と言ったものが必要なのでしょうが、今回はそれを書くことができませんでした。
長編としてはまだまだレベルの低いものであると自覚する必要はあると思います。
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5.【総評】
ですが『実力を身に着けるための土台の一つ』としてはかなりうまくいったと思います。「プロットを立てて、その通りに書く」を目標にしてその通りに進めることができた、これだけでも十分に良い経験が出来ました。
“作品を1つ書き上げるごとに経験値が1入る”とするならば、今回の執筆は自分の中では2以上の経験値として蓄積されたと感じます。
一つ書いてダメだったら、次を書く、それもダメだったらまた次を書く。
それを繰り返せばいつかは名作が生まれると信じて書く。
この作品もそんな過程の一つとして、これからも精進していきます。
藤柵かおる
2020-11-18 12:59:26 +0000 UTCどどろき
2020-11-17 13:49:41 +0000 UTC