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藤柵かおる
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【読書感想】『嫌われる勇気』

2013年に出版されたベストセラー本『嫌われる勇気』を読みました。

今でも多くの人が語られるほどのベストセラー本なのですが、初めて読んだのは今年の6月のころでした。

今回、あらためて読み直してみたので、自分が感じたことなどをまとめてみたいと思います。


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まずこの本には、僕にとってかなり役に立つ内容が書かれていました。

僕も『他人の期待に答えたいがために何かをする』ということを

かなり意識した生活を送ってきていたからです。僕は小説を書くということをしていますが、

どうして小説を書くということをしようと思ったのか、その原点をたどっていくと、

間違いなく『他人に褒めてもらいたい』『すごいといって貰いたい』という欲求からきています。


それが達成できていないと『なんで誰も読んでくれないんだ……』『なんで上手く書けないんだ……』

といった悩みが出てきて、自己嫌悪上手い人に対する嫉妬やらが出てきます。


はっきりいって僕は嫉妬しまくりの人間です。

感想がいっぱい貰えてる人は羨ましいと思うし、

ブックマークが多くもらえている人はズルいと思います。

…………今、この文章を書いてて、自分自身が心に来そうになってます。

でもとにかく言葉にして『認める』というのも大事なので、続けさせて頂きます。


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で、そんな悩みというものを『嫌われる勇気』ではバッサリ一刀両断しています。

『承認欲求を否定する』この本にはそんなことが書かれています。


これは小説――いえ、創作をしている全ての人にとっては、

『面白い・上手い・綺麗といった評価なんてどうでもいい』

『他人からの感想なんてどうでもいい』

そんなふうに考えるべきということになってしまいます。

しかし、この本ではそうすることを勧めています。


これを小説で例えるとどうなるのか、

恐らく「評価を求めるために、受けそうな小説を書く」ということにつながるはずです。

自分が書きたいものではなく、世の中で売れている物・流行っているものを書く、なぜならそうすれば評価してもらいやすくなるから――誰かが読みたいと思っているものを自分が創り出す。


嫌われる勇気では、『他人の期待を満たすために生きている』と表現しています。

そうじゃなくて、『自分が良いと思っているものを書くのが正しい』、とそう言っています。


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嫌われる勇気を読んで、僕の考えは結構変わったと思います。

以前は、『これならウケそう』という考えが根底にあったはずです。

しかし、この本を読んでからは『自分が読みたい・書きたいと思ったものを書く』という考えの元でやるようになり、その結果、ここまで続けてくることができました。


承認欲求を完全になくすということはできていませんが、書き始めたばかりのころと比べると、ブックマークの増減や、他の人の『ブクマ○○○件突破しました!』といった報告を見ても、一喜一憂するということは減って来たと思います。


思ったほど評価されなくても「書いてるときは楽しかったんだからいいか」と思うことができる心理状態にもなってきていると感じています。


この『嫌われる勇気』は間違いなく、僕にとって価値のある本でした。


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『承認欲求』が大きすぎるというのは、非常につらいです。

しかもこれは、簡単に解決できません。


世の中の全員が承認欲求を求めているとなると、これはもう解決しようがなくなってしまいます。

承認欲求を満たすには『集団の中で一番になる』ということが必要になるので、満たされる人は集団の中でトップの人だけです。そしてトップになれなかった人は認められていないということになってしまいます。


その結果、「自分は認められてない」「他人を認めたら、自分がトップにいけなくなる」「他人は褒めずに自分だけ褒めて欲しい」「自分だけを褒めて欲しい」――そんな状態になってしまいます。


承認欲求をなくすことは、全体としてもいいことになると思っています。


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【最後に】


『嫌われる勇気』で感じたことを書くのはかなり大変でした。

書かれていることが多い上に、心理的な部分が多いので伝えるだけでもとても難しかったです。


まとめかたも自分が思ったことを書くという内容で書かせていただきました。

僕個人が感じたことを読んでいただいて、『自分もそういうことを思ったこともある……』と”共有”することができればいいと思っています。


コメントやら、評価やらをしなくても、(ああ……その気持ち分かるわ……)と無言の共有ができる人が増えていく――それが一番の気負わない関係性だと僕は思っています。


これでも本当に感じたことを説明するには全くいたっていません。

『本を読んで感じたことをまとめる』ということの、難しさをしみじみと感じました。


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それでは、一冊目の読書感想はここまでとさせて頂きます。

ここまで読んで頂いていたならば嬉しいです。


以上、裃左右でした。




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