ある日の夜、隆志の自室。 今日の隆志は、光沢のあるライトグレーのスーツを着ていた。 きっちりと締めていたブルーネクタイをゆるめながら椅子の前に立つ。 椅子の座面には10匹の人間が並べられていた。 人間達は、自分達を連れ去った張本人を前にすっかり怯えて、顔を真っ青にして震えている。 そんな人間達を見下ろしながら、隆志はある考え事をしていた。 普段よりももっと自分自身をじらしながら、ゆっくりと快感を高める方法はないものかと頭を巡らせる。すると、ふと一つのアイデアが浮かんだ。 「そうだな……今日はカウントダウンでもして、じっくり楽しませてもらうとするかな」 口元には楽しげな笑みが浮かべる隆志。 顔を座面へと寄せて、人間達に語りかける。 「今から10から0まで数えながら、徐々にお前らの上に座り込んでやる。そして0になった瞬間――お前らは俺のケツの下で潰れるってわけだ」 隆志の言葉に、「そんな!」「や、やめてくれ!!」「嫌だあああ!」と人間達は絶望の絶叫を上げる。 期待通りの反応に満足した隆志は、大きく股を開いて座る体勢に入り、容赦なくカウントダウンを開始した。 「さて行くぞ。10……」 隆志の巨大な尻がゆっくりと降下を始める。まだ距離があるものの、その圧倒的な質量に、体が竦んで動けなくなる人間達。 「9……」 隆志は微笑を浮かべながら、更に腰を落としていく。スラックスが張り詰め、臀部の形状が少しずつ際立っていく。 「8……」 人間達は視界を覆い尽くす巨大な尻の接近に、「ぎゃあああ!」「うわあああ!」と再び声をあげる者も出始めた。その反応に、隆志は小さく笑いを漏らしながらさらに腰を落とす。 「7……ははっ、どうだ。お前らがどれだけ矮小で、俺がどれだけ強大か、よーく分かるだろ?」 隆志は、人間の弱さを貶める言葉、また自らの優位性を誇示する言葉を吐くことで、自らの興奮を高めていく。スラックスの前部分は、如実に大きさと硬さを増していた。 「6……」 もうすぐ触れるという距離まで近づいてきた巨大なケツを、人間達はどうすることもできず受け入れるしかない。そんな無様な姿は、隆志の目には滑稽に映った。 「5……」 ついにスラックス越しの尻が、座面の人間にぴとっと触れ始める。 それを感じ取った瞬間、隆志の中にゾクゾクとした快感がこみ上げ、あえて動きを止め、間をとる。 「んっっ……いいねぇ。やっぱこの瞬間、この感触、たまんねぇな」 恍惚の表情を浮かべて快感に浸る隆志。それとは対照的に、座面の人間達は、どうにか支えようと両腕で受け止め、うめき声をあげながら何とか必死でこらえていた。 隆志にとってはまだまだほんのわずかな重さのつもりだが、人間達にはそれだけでも強烈な重圧だった。 「4……ほぉら、どんどんいくぞ。もっと楽しませてくれよ」 さらに体重を込めると、人間達の必死のもがきがより明確になる。 全身を強大な重圧に晒され、絶望する彼らの様子が隆志にとってさらなる興奮を呼び起こしていく。 尻の下で蠢く人間達の気配を感じ取りながら、ゆっくりじっくりと重さを乗せていった。 「3……哀れなもんだよなぁ。こんなに必死になっても、俺のケツ一つ押し返せないんだから。なんて弱っちいんだろうなぁ人間ってのは?」 人間達を嘲る間にも、最早人間達が途轍もない重圧により立っていられなくなって倒れ伏していくのをスラックス越しに感じる。それが隆志の嗜虐心をますます煽っていく。 「くくく……2……」 隆志は尻筋を緊張させながらさらなる圧をかけていく。 もはや人間達のうめき声も途切れ途切れになり、彼らが完全に力尽きる一歩手前であるのを感じる。 「1……それじゃあ、そろそろ終わりにしようか。さぁ、覚悟しろよ……!」 最後の一押しとばかりに、全体重を一気に解放する。 「0!」 ズッズウウウウウウゥゥゥゥゥ~~~ンン……!!! その瞬間、骨が砕け肉が潰れるその生々しい感触によって、隆志の身体は強烈な快感に貫かれた。 「ア゛アァッ!イ、イクゥッッ!!」 部屋には隆志の叫び声が響き渡り、隆志は全身を痙攣させながら絶頂に達した。 スーツの中はたちまち白濁液であふれ、じわぁっと表面まで染み出していく。 「ア゛アッ!アァッ……ああ……ふぅ……」 荒かった呼吸が次第に落ち着いてくると、隆志は余韻に浸るようにして椅子に座り込んだままじっとしていた。 そしてため息混じりに、しみじみといった口調で呟く。 「……はぁ、やっぱ人間って、雑魚だなぁ……」 その言葉には、彼の中にある優越感と満足感がにじみ出ていた。 しばらくしてようやく隆志は椅子からゆっくりと立ち上がると、スラックスの尻部分を見下ろした。そこには、つい先程まで生きていた10匹の人間がいた痕跡が、まるで一夜の狂宴を物語るかのように残されていた。