「まさかあの時の君がこんなにも変わらない姿であんな場所に現れるとは思いもしなかった。だが、こんなチャンスもあるもんなんだね。おかげで君はもう一生私のものだ」 赤いスーツの男は、馬之助の秘所からローターを引き抜く。 「ん”っぅうっ!」 あの市場から男の家に連れてこられた馬之助は、白を基調とした露出の激しい衣装に着替えさせられた。頭につけられたベールが、この服の意味をより特別なものにしている。馬之助はそれを察しつつもなんとか逃げ出せまいかと隙を伺っていたが、瞬く間にベッドに縛り付けられたことでその期もかなうことはなくなった。 「覚えているかな?私が子供のころ、公園で一人でいたときに君と一緒に遊んだことがあったんだ。私はあのときからずっと君を考えていた。君が欲しくて欲しくてたまらなくて、似た代用品を買っても全然満たされない。あの時見たそのままの君が欲しくて、いろいろな世界を彷徨っていたら………本当にそのままの君が見つかるんだものなあ。運命というのも捨てたものではないらしい」 「っお、覚えてる……あの時の君、悲しそうだった………学校のテストのことで、お父さんに怒られたって言って落ち込んでたから……一緒に……」 「そう!一緒に遊んでくれたんだ!それだけじゃなく話も聞いてくれて励ましてくれて!見ず知らずの私に!」 男は興奮した様子でくるりと周り、スーツのジャケットを勢いよく脱ぎ捨てた。 「これが私の初恋というやつだ。すばらしいだろう。歴史の教科書に永遠に刻んでほしい」 みるみるうちにテンションが上がっていき、それと同時に服を脱いでいく。異様な様子の男を馬之助は困惑した表情で見ていたが、やがて男は全裸になるとベッドに駆け寄り馬之助に覆いかぶさる。 馬之助の大事な園を踏み荒らそうとその雄々しい男性器を携えた。 「あれから30年ほどか。遠く険しい道のりだったが、ようやく私の夢がかなうのだ」 「……立派になったね………でも僕、婚約を交わす気はないよ?」 「まあ、そうだろうね。これは形式的なものさ。君が私のものになるための儀式だよ」 そういって男は馬之助の口にディルドのついた猿轡を押し込む。 「お”っぐぅっ!?」 「私のモノを模したヤツさ。上の口でも嗜むといい。下の口の方は……今から私が………!」 男はそう言うや否や、勢いよく馬之助の膣に自分のモノを押し込んだ。 「ッッごぅっ!!」 馬之助の口からは、おおよそ人のものではない声が漏れる。絶頂したのだ。奴隷市場からこの場所にくるまでずっとローターを入れられていたため、敏感になってしまっていたのだった。 「………素晴らしすぎる!」 男はさらに興奮し、鼻息を荒くして馬之助に何度も腰を打ち付け始めた。いろいろな汁気を帯びた肉がぶつかり合う音がリズミカルに寝室に響く。 その腰使いは自分のことしか考えていないような乱雑なもので、もとより感じやすい体である馬之助でさえも普段の状態では感じることはないだろうと言えるほどのものであった。だが今は、挿入されただけで絶頂へと持っていかれるほど敏感になってしまっている。そのような乱暴な動きでさえ、馬之助の体の中には快感が蓄積されてしまっていた。 やがて男の巨大なモノがビクビクと震えるようになると、それに応えるように馬之助の喘ぎ声が大きくなっていく。絶頂が近い。 「はっ、イきそうなのか!?なら、イけッ!イけ!私とともに!」 男はさらに腰を激しく動かし始める。そのリズムに合わせて、馬之助の体の中に快感をせき止めていた壁にヒビが入っていく。 馬之助は猿轡越しに言葉にならないうめき声を叫んだが、その意味は誰にも知られることはなかった。 「イけ!さあ!私の精で!イくんだ!!」 男は体を大きく震わせ、馬之助の膣内に射精した。濁流かと思えるような精液が勢いよく噴射された勢いで馬之助の快楽を抑えていた壁は決壊し、結果として馬之助と男は同時に絶頂の時を迎えることとなった。 男は大きくため息をつき、自身のモノを馬之助の秘所からゆっくりと引き抜く。絶頂した余韻で細かに体を震わせる馬之助の膣からは、男が放出した精液があふれ出していた。 「いやはや、すばらしい…………間違いなく人生で一番の体験だ………これで君は、もう私のものだ………」 疲弊しきってぐったりとする馬之助の耳に、男の高らかな笑い声が聞こえてきた。馬之助にはこれから、この男の所有物として長い時を過ごす運命が待っているであろう。 (おわり)