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ハイパー掃き溜めマガジン#99「何の話だったっけ?」

こんにちは。絵を優先して1か月以上何にも更新してませんでした。kaLです。

こんなのを描いてるうちに画力がみるみる下がるのでは…と不安でしょうがなくって。

なのでまあ、たまに言いたいことを言う場ということで、ごくたまに更新されてたら「おっ」と思って覗きにいらっしゃってください。


さて、本日8月30日は「仮面ライダーゼロワン」の最終回が放送された日ですね。

僕も早起きして9時に見ましたよ、ええ。

今回は最終回を見て、シリーズ全体の感想なんかを言っていこうと思います。


ネタバレとかはまあしますけど、いいですよね。オンエアされたやつだし。





・何がしたかったのかだけ聞きたい、その口から


いや、ほんとにこれにつきますね。何がしたかったんですか?


とりあえず、本編を振り返ってみましょう。長くなるかもしれないので、テキトーに流し読みで結構です。


いや、放送前はメチャクチャ期待してましたよ。人工知能だって!0と1のデジタル世界を駆け巡るAIライダー!スゲー!「DETROIT: BECOME HUMAN」じゃん!令和ライダー元年!

そして、1話、2話とオンエアされて、Twitterでも大盛り上がり。実際に話も面白いですし、演出も最高です。完璧ですね。これは大成功だと思いましたよ。


したら、3話で寿司職人の話をし始めるんですよ。「社長である或人がヒューマギアが実際に働く職場を回る”お仕事モノライダー”シリーズが始まります」っつって。


人工知能の話ですよね?


言ってたじゃないですか、「0と1のデジタル世界を駆け巡るAIライダー」って。仕事の話しちゃうんですか?

まあ、いいですよ。それまではまあいいです。その次の4話は面白かったんで。

その次の5話から、脚本がサブの人になってお仕事の描写に力が入るようになります。


いや、人工知能の話なんですよね?


仕事に重きを置き始めましたよコイツ。ヒューマギアの掘り下げもまあ一応シンギュラリティに触れたりしてて全くないわけではないですが、作品の象徴であるはずのヒューマギアの存在がすこし薄くなってきてる気がしました。でもまあ、いいですよ。面白ければ。

暗殺ちゃんとか出てきてね。シャイニングホッパーの誕生もすごいよかったです。


そしてシャイニングアサルトホッパーが登場し、敵組織「滅亡迅雷.net」が壊滅して年内の放送は終わり、年明けからZAIAエンタープライズという組織と会社の存続をかけた「お仕事勝負」が始まります。


人工知能は?


番宣で一言も聞いてないんですけど、お仕事ライダーだって。

僕は人工知能をテーマにしたグローバルなライダーだと思ってゼロワンを見始めたんですよ。シームレスにお仕事ライダーにすり替えようとしてもムダですからね。


それに、ヒューマギアの怪人化が「人間の悪意」を感知する無線接続になったことでヒューマギアの欠陥度も上昇し、その「悪意」をもつ人間もレイダーという怪人になって主人公たちに襲い掛かります。


お仕事ライダーなんですよね?


「悪意」をもつ人間っていうのは、「お仕事勝負」で対決する人間のことです。

「悪意」を持っているということを描写するには、ソイツの人間性がどう描写されるかは想像に難くないでしょうね。とびっきりのクズばっかり出てきます。


お仕事を題材にして子どもたちに仕事を教えるようなドラマを作っておいて、そんなクズばっか出してたらお仕事のイメージは悪くなるに決まってるじゃないですか。

まず最初からこっちはお仕事とか興味ないのに、さらにそれを貶めるような描写をして、それをされてもまだ手放しで「おもしれ~」と言えるほどアッパラパーじゃないですよ。子供も。


結果的に「お仕事勝負」はそんな悪意にまみれて、主人公側の敗北で終わります。

1クールかけて。


いい加減にしてくださいよ。


年明けからずっとそんなクズばっか出てきて、モヤモヤを抱いたまま「でもまだ面白くなるかもしれない!」と思って見てきたら、フツーに負けて会社は敵に買収されてしまいました。なんじゃそりゃ。


ストレスって、それを解消できるものがあるから存在が許されてるんですよ。

ストレス解消グッズとかどれをとっても最高じゃないですか。

それと同じで、クソみたいなキャラだったり展開があっても、最終それを発散できるくらい気持ちいい展開だったりがあるから許されてるんです。


でも、ゼロワンにはストレス解消グッズはないんですよ。

「お仕事勝負」編が終わった後も「反撃開始!」みたいなことを言う割には特に状況が一変するわけでもなく、主人公もほぼ無職の自営業みたいな状態のままズルズルと進んでいきます。本当に予告詐欺ばっかり得意だな。

そんな状況になってもなお仕事の描写は頑なにやめないし。それが一番足引っ張ってるんですよ。

仕事の描写ばっかりして、それにかかわるゲストばっかり掘り下げてるせいで、メインキャラの心の内が一切わからないんですよ。コイツはどういう信念を持ってて何がしたいのか~とか。どういう過去があってこれから何がしたいか~とか。


ぶっちゃけ、ゼロワンにお仕事はいらないです。


そして昨今世界をにぎわせている「新型コロナウイルス」とかいうクソみたいな病原菌による撮影中断が入り、それが終わるといよいよ最終章。仮面ライダーアークゼロが登場し、まあ端的に言うと悪意をメッチャラーニングして、人間を超えた人工知能の話を始めます。


仕事してねーじゃねーかよ。


普通に切り捨てて話成り立ってるじゃないですか。何だったんだよこれまでの異常なお仕事推しは。


それに、悪意を持って人間を超えた人工知能って言う割にフィジカルでどうにかしようとするし、液体金属だし。どういうこと?


その人工知能っていうのも元は衛星で、湖に沈んてたんですよ。壊し行けし。


そしてまあ、最終的には主人公や敵サイドも悪意を持つようになり、悪意のぶつかり合いを経て「心、いいよね……」ってなって終わります。何?




長々と本編を振り返りながらツッコミを入れてきましたが、何が言いたいかって言うと「テーマブレすぎ説明なさすぎ」です。


番宣では人工知能って言っておいて、蓋を開けてみればお仕事をし始め、かと思えばだんだん悪意に染まりはじめ、終わるころにはいつの間にか悪意を乗り越えるのがテーマみたいな風になっている。


人工知能と心、という意味では期待と間違ってはいないんですが、お仕事と悪意という2つの巨大なおじゃまぷよがフィールドを埋め尽くして「ばたんきゅ~」になってるんですよ。

様々な仕事を描写することによって毎回ゲストばっかり掘り下げるせいでキャラのこともわからないから心がどうとか言われてもイマイチピンとこないし。


悪意はまだいいです。それを通じてキャラの心情が描けるかもしれませんからね。

でも仕事は確実にいらなかった。誰がライダー見て仕事したいって心を持ちたいって思うんだよ。学活の授業に流れるしょーもないアニメとかじゃねーんだぞ。


登場人物とか設定とかも全然説明がないので、「もっとこう、できただろ!」という気持ちは常に湧くし、感情移入ができないです。キャラクター商売として致命的すぎだろ。




・正月に会う親戚のおじさんかよ


長くなってきたので話題を変えましょう。

ゼロワンにある複数のテーマの中に、「夢」というものがあります。


お仕事勝負編のあとあたりから出てきたワードで、やることがなくなったヒューマギアとかに向けて投げかけられたり登場人物が持ってたりする言葉ですね。


別にいいんですよ、夢。いいですよね、夢。僕にも夢があります。


でも、持ってないならないで別にいいと思うんですよね。

でもなんか、作中では夢を過剰に持たせようとしてる気がします。


夢となるとメインの人たちが結構押してくるので、正月くらいしか会わないうっとおしい親戚のおじさんみたいな感じがしてまいっちゃいますね。


いーだろ別に好きに生きればよ!




・いいところが話にない可能性


話題を変えようにも話について長く言っちゃって引き出しがないし、ちょっとここまで文句ばっかり言ってきたので、いいところも言っていこうかなと。


まあそうですね、演出は全編通して最高だと思います。必殺技の時に文字が出る演出とか新鮮で、最高ですね。

あとガワも好き。正統派にカッコイイと思えばちょっと奇をてらったデザインもあったりして。最強フォームが別のライダーになるっていうのも新しい試みで、令和一発目にふさわしいですね。

システムボイスも最高ですね。英語のかっこいい感じ。ファイズギアが一番好きな僕としては、完全に刺さって最高な気持ちになります。


あと本編はこんなんですけど、映画「令和・ザ・ファースト・ジェネレーション」は普通に面白かったです。本編に不足しがちな心情の描写もしっかりなされており、なおかつアクションや演出も素晴らしかったです。


あ~~~~


どうしてこんなことに………………………




いやまあ、ゼロワンも嫌いじゃないんですけどね。


ただ、制作側がやりたいことを無秩序に盛り込んでもそれはただのゲテモノ料理になるだけだということが身に染みてわかりましたね。


制作側の方たちにも染みたと思うので、とりあえずしばらくはこの世界に帰ってこないでください。それでは。


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