「我が校の新たな校風は【融合】とします」
私立T高校の新任校長の挨拶とともに、体育館にいる全校生徒および教職員は、喘ぎ声を漏らしながら、様々な組み合わせで融合した。
だが、彼らは融合した事実を認識しても、その異常性を認識することはなかった。全校集会を終えて教室に戻った2年3組の担任教師、酒井孝三は、角刈りだった自身の髪が派手な金髪になり、むくつけき顔にギャルメイクをし、乳房で膨らんだTシャツを揺らすことに何の疑問も覚えることなく、口を開いた。
「おーっし、いいかお前ら。融合して新しい体になったからといって、羽目を外しすぎるなよ。学生の本分はあくまでも勉強だ。【2人分の性欲が学業の妨げとならないよう、適度なオナニーとセックスで性欲を発散しておくこと】が大切だと、校長先生もおっしゃっていたように──」
生徒を律する酒井の言葉も異様なものだったが、彼はその異常性に気づかず、Tシャツに浮かび上がるツンと勃った女の乳首をコリコリと弄りつつ話していた。鼻息が荒くなり、ジャージの股間は明らかに勃起している。
生徒たちもまた、思い思いの方法でオナニーに耽りながら酒井の話を聞いていた。野球部の熊谷雄一と、剣道部の佐伯尚紀の2人──今では1人だが──もそうだ。
(んっ……俺っ……雄ちゃんだし、尚紀だし……マジでっ……ヤバっ……!)
親友同士だった雄一と尚紀。互いの記憶も心も体も共有するのは、セックスにおける忘我の境地そのものであり、互いにノンケだった男子高校生同士は、互いへの愛情で勃起が止まらなくなっていた。坊主頭に浅黒い肌で芋臭い顔立ちだった雄一と、スポーツ刈りで色白だが凜々しい男前な風貌だった尚紀。2人の特徴が混じった、芋臭さがありつつも男前な男子高校生は、股ぐらに生えた包茎チンポと太ましいチンポの2本をまとめて扱きながら、一心同体となった悦びに耽り続けていた。
(終)
「アァ? ンだと熊谷ッ! もっぺん言ってみろッ!」
「あ? 一度じゃわかんねえのか? 確かに松井には難しかったかもな!」
男子校の廊下で、二人の不良が一触即発の状態だった。金髪のリーゼントの不良、松井と、ツーブロックで浅黒く日焼けした不良、熊谷。松井は柔道の、熊谷は空手の経験があり、共に逞しい体躯をしている。犬猿の仲であり、喧嘩はしょっちゅうだった。松井が、熊谷の学ランの胸ぐらを掴む。
【改変完了】
【敵意を愛情へ置換】
松井は熊谷を睨んだまま顔を近づけ──ぶちゅっとキスをした。熊谷の目が見開かれ──そして、快楽でとろんととろけた。松井が舌を熊谷の口腔内にねじりこみ、くちゅくちゅと舌を絡ませる。二人は固くなった股間を擦りつけあった。
「んくっ……」
「はぁっ……」
唇を離すと、二人の不良は肩で息をしていた。キスされた熊谷が顔を真っ赤にして口を開く。
「テメッ……いきなりなにしやがるッ!」
「へへっ……つーか熊谷。もうイッちまったのか? キスだけでイクとか、早すぎんだろ」
「テメエのキスが上手すぎんだよ! 畜生ッ!」
熊谷の学ランの股間に、精液染みがじんわりと広がっていた。熊谷が悔しそうに言葉を続けた。
「だいたいテメエは、顔も男前だし、リーゼントもすげーイカすし、ガタイもエロすぎだし……喧嘩の前に俺を惚れさせやがってッ! 卑怯だぞ!」
「へへへ……それを言うなら、熊谷のツーブロックもすげー男臭ぇし、日焼けした肌もエロいし、マジで俺好みなんだよ……俺もおまえに惚れちまってんだ」
「なんだよ……この喧嘩、引き分けだな」
互いに告白しあう熊谷と松井。再び唇を重ね合わせ、愛情たっぷりのねっとりとしたキスを行う。
「なぁ……場所移そうぜ」
「んっ……そうだな」
二人の厳つい不良は恋人繋ぎで手を繋ぐと、人気のない体育倉庫へと歩いていった。
(終)
「えっ……何かの撮影ですか?」
体育教官室の扉を開けた教育実習生の須藤亮一は、業務用のビデオカメラや機材を担いだ男たちがいて困惑した。須藤は自分の傍らにいる体育教師、柴崎幸雄に尋ねた。
「あの……柴崎先生は何かご存じですか?」
「ん~……」
柴崎は濃い眉根を寄せて怪訝そうな表情をした──校内に部外者がいたことではなく、須藤からその質問が出たことに対して。
「そりゃあ、須藤の【ホモビ撮影】のためだろうが。おまえさん、【ホモビ出演】がまだなんだろ? 義務化されてるんだから、ちゃんと【ホモビに出演しないと、教員免許は取得できないぞ】」
「あっ!」
須藤の後頭部に、ガツンと衝撃が走った。
「す、すみません。失念していました」
「まあ、義務化されたのは最近だし、俺の頃はなかったからな。ああ……監督。こちらが須藤です。今日はよろしくお願いします」
※
「っふーっ! フーッ! い、いいぞっ! 須藤ッ!!」
柴崎の荒い息が響く。40代後半だが逞しい体躯の柴崎が、ちんぐり返しの体位になった須藤の肛門に男根を挿入し、腰を動かしていた。
「あっあっあっ! 柴崎っ……先生っ!」
須藤は精悍な顔をとろけさせながら悶える。やがて、柴崎の雄叫びとともに、須藤の肛門内に、熱く、粘つく液体が放たれるのを感じた。須藤の前立腺も激しく刺激され、イってしまう。
二人の体育会系の男たちは、体育教官室のソファの上で快感の余韻に浸っていた。やがて監督がカットを告げる。これで撮影は終了だという。
「いや~、やはりホモセックスは男同士の信頼関係を深めるのに最適ですな! 私も今後は、男子生徒の指導に活かしていこうと思います!」
快活に笑う柴崎。その太い腕は、自分のモノだと示すように須藤の肩を抱き寄せていた。須藤は柴崎の加齢臭に酔いしれながら、逞しい中年男の肉体にもたれかかった。
(終)
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お題を元に800字で小説を書いていくチャレンジ。今回は、
①「融合」+「親友(野球部と剣道部)」
②「犬猿の仲のマッチョ」+「ラブラブゲイカップル洗脳」
③「教育実習生」+「ホモビ出演の義務化」
の3本でした。
800字小説のお題のリクエストは、基本的には「2つの単語」までOKです。具体的には「洗脳」+「宅配便」などですね。ただ、入れ替わりや立場交換の場合は、単語2つだけだとリクエストの幅が狭くなってしまうので、交換したい組み合わせまで書いて大丈夫ですよ。例:「立場交換」+「体育教師と変質者」
簡易的なリクエストとして、思いついたものがあればコメントしてみてください。リクエストしたいお題は、今まで通り800字小説のコメント欄にどうぞ。
それと、どんなリクエストしたのか他の人に知られたくないときは、どうしたらいいですか?という問い合わせも頂きました。その場合は、TwitterのDMやpixivのメッセージでリクエストを下さい。それ以外の通常のリクエストは、今まで通り800字小説のコメント欄にコメントを下さい。
※リクエストする際のお題を「2つの単語」に絞っているのは、複雑な内容を文章でリクエストされても、800字という文字数では対応できないためです。ご了承下さい。
くろねこ@9605
2024-05-02 13:45:50 +0000 UTC樹
2024-05-02 06:37:05 +0000 UTCくろねこ@9605
2024-01-21 09:05:30 +0000 UTCゆきの
2024-01-16 13:58:02 +0000 UTCくろねこ@9605
2024-01-06 13:30:34 +0000 UTCくろねこ@9605
2024-01-06 12:53:16 +0000 UTCtasat0818
2024-01-04 18:24:57 +0000 UTCtaguuuuu
2024-01-04 02:12:31 +0000 UTCくろねこ@9605
2024-01-03 03:00:38 +0000 UTCくろねこ@9605
2024-01-03 02:54:38 +0000 UTCTon爆To
2023-12-31 17:26:22 +0000 UTCのすけ
2023-12-31 14:42:38 +0000 UTC