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くろねこ@9605
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800字小説チャレンジ「ゲイカップルの幽霊」+「パワーリフティング部監督選手の肉体乗っ取り同化」、「吉岡亮平&中学生野球部」+「性器交換」、「融合」+「常識改変」、「不良デブ先輩と新入生」+「糞便移植」

「ゲイカップルの幽霊」+「パワーリフティング部監督選手の肉体乗っ取り同化」


「だいぶ仕上がってきたな、室井。今日はもうその辺にしておいたらどうだ?」


「うす」


 12月25日。N大学パワーリフティング部監督の角野俊雄は、遅くまで残っていた部員の室井哲也に声を掛けた。坊主頭で精悍な風貌の室井は、僧帽筋と大胸筋が発達した見事な逆三角形の体格を、黒地に赤のラインのシングレットで包んでいた。


 一方の角野監督は、ソフトモヒカンで浅黒く日焼けした40代後半の男で、骨太で筋肉質な体型をしていた──ただし、年齢相応に腹が出始めているのが悩みだった。


 二人は知らなかった。「N大学ではなぜかクリスマスを境に、毎年必ず男同士のカップルが生まれる」──そんなジンクスの真相が「ゲイカップルの幽霊が12月25日の夜に現れて憑依するから」であり、今まさに、角野監督と室井の肉体に憑依したことに。


「んあっ!?」


「うおっ!?」


 角野監督の厳ついオヤジ顔が、室井の精悍な顔が、急にデレッと緩んだ。二人はとろんとした目つきで、自分の肉体を触り始めた。


「あぁ……今年はこんなオヤジの体かぁ……先輩よりも年上になっちゃいましたね。えへへ」


(お、俺は室井を相手に……何を……い、いや……でも俺は室井と付き合ってるし……あれっ!?)


 角野監督はまるで自分が室井よりも年下であるかのように話し、甘えた口調で室井に抱きついていた。内心、自分の言動に驚いているのだが、しかし自分の本心のようにも思えた。


「おう。俺の方が年下ってのも面白いよな。えーっと……角野監督? だったか? これからよろしくな」


(な、なんだ? なんで俺、監督と初対面みたいに……! ヤベッ! 監督で勃起止まんねえッ!)


 監督と選手は、恋人同士のように舌を絡ませる濃厚なキスを始めた。戸惑う元の人格と愛し合うゲイカップルの人格が混ざり合っていく。一年後に憑依が終わってもなお、二人の愛は終わらなかった。


(終)


「吉岡亮平&中学生野球部」+「性器交換」


──ご乗車の皆さまには、お客様同士での「性器交換」にご協力をお願い致します。


(なんなんだよ、これっ!?)


 朝の満員電車に乗っていた吉岡亮平は、電車のアナウンスに耳を疑った。さらに乗客たちが一斉に──亮平も含めて「早く他人と性器を交換したい」という衝動に駆られ始めた。


「うおっ!?」


「あぁ……!」


 性器を露出させた乗客たちが、男同士で、女同士で、あるいは男と女で抱き合って股間を重ねあい、性器を交換し合っていた。亮平はいつのまにかうっとりとした顔で、乗客たちの性器の品定めをしていた。


(うおぉ……あの中年オヤジのチンポ、淫水焼けした亀頭がエロいな……おっ! あっちの女子高生のまんこ、結構キレイな色合いじゃないか……って、何を考えてるんだ俺は!)


「あのー、お兄さん」


 亮平に声を掛けてきたのは、近くにいた学ラン姿の男子中学生だった。坊主頭で、浅黒く日焼けしたイモ臭い顔立ちをしている──おそらく野球部なのだろう。


「おっ、おれとチンポ……交換してくださいッ!」


 男子中学生はそう言って学ランのズボンを下ろすと、可愛らしい短小包茎のチンポを露出させた。そのいじらしい申し出に亮平も興奮してしまい、スラックスの股間をデカマラで盛り上げながら言った。


「あ、ああ! もちろんだ! さっそく交換するぞ!」


 亮平はガニ股になって男子中学生と股間の位置を合わせると、反り返ったデカマラと粗チンを重ねあわせた。


「うひっ」


「ああっ!」


 吉岡亮平の精悍な顔が、粗チンになる悦びでデレッと緩む。次の瞬間には、ジムで鍛えた亮平の筋肉質な肉体に、短小包茎の粗チンが生えていた。亮平は鼻息を荒げながら、さっきまで自分のものだったデカマラを生やした男子中学生を抱きしめ、そのままチンポ同士を擦り続けた。


(んあぁ……粗チンたまんねえ! もうこのチンポは俺のもんだッ!)


(終)


「融合」+「常識改変」


 刑事である飯田昭雄は、裁判所から発行された奇妙な令状を刑事部長から手渡された。


「ゆ、融合令状……とは、なんですかッ!?」


「見てのとおりだ。君にはこれから、逃亡中の秋山の交際相手と融合し、その身辺を探ってもらう」


 飯田の気づかない間に「融合」はこの世界の常識の一つとして組み込まれていた──



「ったく! なんなの! うっさいわね!」


 宮島早紀は、水商売をしている派手めの20代の女性だった。これから自分が、本当にこの女と融合するのか──? 白髪交じりの角刈りで、55歳の敏腕刑事である飯田は、半信半疑ながらも「融合令状」を宮島早紀に突きつけた。


「あー、宮島早紀だな。『融合令状』に基づき、これから俺と融合してもらう」


「本ッ当! 最悪! なんでこんなオヤジと融合しないといけないわけ!?」


(ンオッ!?)


 融合自体は、一瞬で終わった。「融合令状」は刑事側が融合後の主導権を握りやすいようになっているため、融合後の意識と肉体は、飯田がベースになっていた。毛深く逞しい両腕と両足を、出勤前の宮島早紀が着ていた露出度の高いドレスからにょっきりと突き出し、角刈りだった髪はセミロングの茶髪に変わっている。ムッと男臭い加齢臭に混じって、若い女の甘い体臭が鼻孔をくすぐった。そして、股間に生えたイチモツと金玉の下には、湿り気のある女性器の気配があり──飯田は固太り気味だった毛深い両胸が、むっちりとした乳房に変わっているのを見下ろし、思わず鼻息が荒くなった。厳ついオヤジ顔に派手なメイクをした飯田は、肩で息をしながら、ラメ入りのネイルをしたゴツい指をドレスの裾に忍び込ませた。


(ああぁ……い、いかん。秋山とのセックスを思い出して……はうぅ!)


 宮島早紀の記憶を共有した飯田は、愛しい被疑者とのセックスを思い出しながら、アパートの扉を閉めてまんこに指を抜き差しし始めた。


(終)


「不良デブ先輩と新入生」+「糞便移植」


「な、何の用ですか? 横倉先輩……」


 一年生の高橋直紀は、体育倉庫の奥にいる横倉剛一に呼びかけた。金髪に染めた髪に、脂ぎった強面。筋肉に脂肪がガッツリついた横倉は、見るからに不良だった。


「おう。お前が高橋だな。最近入れたアプリの実験すっから、ちょっと付き合えよ」


「えっ、な、何を……」


「へへへ……そう怖がんなって」


 剛一はスマホをタップすると続けた。


「【これからお前に、俺のうんこを移植しようと思う】んだが──どうだ?」


 剛一は特殊な行為の宣言をした──のだが、スマホの「常識改変アプリ」によって、この高校内の常識は改変されていた。


「……ッ! す、すっごく嬉しいですっ!」


 怯えていたはずの直紀が、剛一に尊敬の眼差しを向けた。【糞便移植に誘われるのは、とても栄誉なこと】であると、常識が改変されていたからだ。


「おう。じゃあさっそく脱げや」


「はいッ!」


 直紀は学ランのズボンを下着ごと脱ぐと、近くにあったマットレスの上にうつ伏せになった。その尻の上に、同じくズボンを脱いだ剛一が毛深い尻を乗せて跨った。


「うっし、じゃあ行くぞッ! ぬおっ……!」


 汚らしい音と共に、太い糞が剛一の尻からひりだされていく。【糞便移植を行う際、糞便は自動的に相手の尻穴に入る】ため、それは生き物のように直紀の肛門に侵入した。


「あっ! んあぁぁっ! ぬ゛ぁぁッ!」


 次第に直紀の声が野太く、雄臭くなっていく。【糞便移植されると、身も心も相手と似てしまう】ためだ。あっという間に、直紀は剛一そっくりのデブった不良になってしまった。髪も元々染めていたことに改変され、金髪になってしまった。


「どんな気分だ? 高橋」


「押忍! 尊敬する横倉先輩の舎弟になれて、マジ感激っす!」


 直紀は脂ぎった厳つい顔を恍惚とさせ、太短くなったチンポを勃起させて答えた。


(終)



──────────


 お題を元に800字で小説を書いていくチャレンジ。今回は、

「ゲイカップルの幽霊」+「パワーリフティング部監督選手の肉体乗っ取り同化」

「吉岡亮平&中学生野球部」+「性器交換」

「融合」+「常識改変」

「不良デブ先輩と新入生」+「糞便移植」

の4本でした。


 今回の小説の中でちょっといつもと違うのが「吉岡亮平&中学生野球部」+「性器交換」ですね。これは以前書いた800字小説で登場した、吉岡亮平という人物を出して欲しいというリクエストだったためです。ちなみにそのときの小説がこちらのページにある「イケメンメガネサラリーマン」+「デブハゲおじさん好き」です。まだ読んでいない方はぜひ。

https://kuro96neko05.fanbox.cc/posts/4149426


 800字小説のお題のリクエストは、基本的には「2つの単語」までOKです。具体的には「洗脳」+「レスリング部員」などですね。ただ、入れ替わりや立場交換の場合は、単語2つだけだとリクエストの幅が狭くなってしまうので、交換したい組み合わせまで書いて大丈夫ですよ。例:「入れ替わり」+「野球部監督と変質者」


 簡易的なリクエストとして、思いついたものがあればコメントしてみてください。リクエストしたいお題は、今まで通り800字小説のコメント欄にどうぞ。


 それと、どんなリクエストしたのか他の人に知られたくないときは、どうしたらいいですか?という問い合わせも頂きました。その場合は、TwitterのDMやpixivのメッセージでリクエストを下さい。それ以外の通常のリクエストは、今まで通り800字小説のコメント欄にコメントを下さい。


※リクエストする際のお題を「2つの単語」に絞っているのは、複雑な内容を文章でリクエストされても、800字という文字数では対応できないためです。ご了承下さい。

800字小説チャレンジ「ゲイカップルの幽霊」+「パワーリフティング部監督選手の肉体乗っ取り同化」、「吉岡亮平&中学生野球部」+「性器交換」、「融合」+「常識改変」、「不良デブ先輩と新入生」+「糞便移植」

Comments

遅くなりましたが、「ゲイカップルの幽霊」というものを書き上げました。 もしよろしければ、よろしくお願いします。

フジトモ

こちらこそ、リクエストありがとうございました。 前回と似ているお題なのでどう差別化しようかな〜と考えたところ、常識改変アプリを使う形になりました。気に入って頂けたようで嬉しいです。 新しいリクエストについても了解しました。しばしお待ち下さいませ。

くろねこ@9605

リクエストにお応えいただきありがとうございます!!個人的に過去最高レベルでめちゃくちゃツボでした! 結果的に前回リクエストさせていただいた際と似たようなお題になってしまいましたが、前作以上に攻めた描写でありながら、『常識改変アプリ』が効果的に作用していてリアリティを感じられました。状況描写も毎度ながら素晴らしいなと思いました! 次作のリクエストもさせていただけるようでしたら、「放屁処理奴隷化」+「巨漢の犯罪者と変身前の青年ヒーロー」をお願いできたらと思います。

ブウ

感想ありがとうございます。カップルが憑依するのは色んな可能性があって、書いてて面白かったです。 リクエストについても了解しました。しばしお待ち下さいませ。

くろねこ@9605

こちらこそ、リクエストありがとうございました。ゲイカップルが憑依するというのはまだ書いたことなかったので、僕自身が好きな関係性の逆転の要素も盛り込みつつ書いてみました。パワーリフティングについても初めて調べましたが、選手の体格もユニフォームもかなり好みですね……! フジトモさんも「ゲイカップルの憑依」で作品を書いているとのことで、そちらも楽しみにさせて頂きます……!

くろねこ@9605

「ゲイカップルの幽霊」+「パワーリフティング部監督選手の肉体乗っ取り同化」をリクエストしたものです。 ありがとうございました。 リクエストするものは二つの単語とされつつも設定てんこ盛りでお願いしてしまいましたが、800字の短文の中に全て入れてもらって、嬉しいと共に凄いなと思いました。 「ゲイカップルの憑依」というテーマはリクエストをお願いしつつも、自分の作品でもチャレンジ中でしたので、とてもいい刺激になりました。自分の作品でお返し出来たらと思っております。

フジトモ

今回も面白いテーマいっぱいご馳走様でした! 憑依カップルって色んなタイプのカップルが見れる可能性で、電車内の性器交換もとても興味が湧いちゃう! 今回は「町の親子イベント」と「入れ替えパーティー」のリクエストでお願いします。

黒竜Leo

うっ、私の理想の展開……!それをお聞きできただけでオカズ力が数倍にブーストアップされちゃいました!!

羊谷 日辻(ひつじたにひつじ)

こちらこそ、リクエストありがとうございました。800字には収まらなかったのですが、捜査に有利になるように、立場上は融合相手として扱われる感じですね。 容疑者も融合を使った捜査があることは知っているので「早紀……お前、刑事に融合されてねえだろうな?」と体を確認するのですが「このぶっといチンポもオヤジ臭い体臭も……間違いなく早紀だな。ったくエロい体しやがって」と融合後の姿と元の姿の認識が混ざってしまう感じで考えています。

くろねこ@9605

リクエストに応えてくださってありがとうございます。限られた字数の中、ツボを押さえた融合直後の描写がとてもよかったです。ここからどんな捜査が始まるのかとか、容疑者くんとの関係はどうなるのかとか、とってもワクワクした気分になります!最高!

羊谷 日辻(ひつじたにひつじ)


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