※この小説は、FANBOX運営の要請により、一部の表現を削除・変更しています。
2024年8月10日 くろねこ
「未洗◯者の皆さん! 今すぐ投降し、ハイグレ人間へと転向しましょう!」
──テレビもラジオも、町内放送でさえも、ハイグレ人間を賛美する声で溢れていた。川沿いにある廃ホテルに潜伏していた、自衛官の島崎悟史の耳にも、窓の外から聞こえてきた。部下たちとは散り散りになり、今は一人きりだ。おそらくは大半が──
「ちくしょう……」
口髭を蓄えた屈強な自衛官は、自身の不甲斐なさに、さめざめと泣いていた。ハイグレ魔王と名乗る謎の勢力によって、この国は瞬く間に制圧された。ハイレグ水着を身につけ、卑猥なポーズを繰り返すハイグレ人間へと、大半の人間が洗◯されたのだ。先ほど島崎のスマホにも、ハイグレ人間になった妻と息子からビデオメッセージが届いていた。
「あなた! ハイグレは素晴らしいわよ! ハイグレ!」
「親父! 一緒にハイグレ人間になろうぜ! ハイグレ!」
下ネタが嫌いだった妻も。反抗期だった高校生の息子も。二人とも懸命にハイグレポーズをしていた。
(だったら、いっそ……俺も)
島崎はふらふらと廃ホテルを出た。ハイグレ!という声と、未洗◯者だ! という声が周囲から聞こえた。
そして、空の向こうから、オマルに乗ったパンスト兵がやって来た。島崎は両手を上げて、頭の上で組んだ。そしてパンスト兵に呼びかけた。
「降伏する! だから俺も、ハイグレ人間にしてくれ!」
返事の代わりに、ピンク色の怪光線が島崎を直撃した。凝り固まった価値観が洗い流される。島崎がその衝撃から立ち直ると、屈強な中年自衛官の肉体が、派手なピンク色のハイレグ水着に包まれていた。ハイレグ水着フェチへと洗◯された島崎は、涎を垂らしそうな顔を引き締め、男らしく叫んだ。
「ハイグレ! ハイグレ! 島崎悟史は自衛官の職を辞し、ハイグレ人間へと転向致しました! ハイグレ!」
(終)
4月から赴任してきた体育の大塚先生は、見た目からして僕の好みド直球だった。日焼けした肌と、40代半ばでありながら、ポロシャツの上からでもわかる逆三角形の体格。趣味がボディビルらしい。だから、例のアプリは大塚先生に対して使おうと決めていた。
「ホント、大塚先生って筋肉すごいですよね……あ、そうだ。実は一度、大塚先生と腕相撲したいなと思ってたんです」
「俺と?……いいんだな? 先生が必ず勝つぞ」
体育教官室に荷物を運んでいた大塚先生を手伝った後、僕が勝負を持ちかけると、大塚先生は彫りの深い男臭い顔で、ニヤリと笑って勝負に乗ってきた。僕は事前にONに設定しておいた、奇妙なアプリ入りのスマホをポケットに忍ばせている。無人の体育教官室で、適当な机を挟んで向かい合い、手を組む。先生のポロシャツの袖からは、すごい太さの上腕二頭筋が見えていた。
「よーい、はじめッ!」
大塚先生が号令を掛け、腕相撲が始まった。すると、すぐさま異変が起きた。
「んっ?」
大塚先生の腕に盛り上がった力瘤が、縮み始めた。それと反対に、僕の腕に力瘤が盛り上がっていく。先生は脂汗を垂らして必死になっているけれど、腕の太さが完全に逆転すると、あっという間に勝負が付いた。
「はい。僕の勝ちですね」
「あっ、あぁ……」
学生服越しでもわかるほどの逆三角体型になった僕に対し、大塚先生は年齢相応にビール腹のオジサンになっていた。男臭い顔立ちも中性的になり、色白で丸っこくなっている。変化を自覚できない大塚先生は、羨ましそうに言った。
「本当に、中村はすごい筋肉をしているなぁ……俺からしたら羨ましいよ」
「よかったら触ってみます?」
「ああ。うおっ! いいなぁ……」
自分の肉体から盗まれた筋肉を、うっとりと触る大塚先生。僕は優越感を味わいながら、しばらく大塚先生に上腕二頭筋を触らせていた。
(終)
「だ、誰なんだお前!」
振り向くと、この家の父親がこちらを指差していた。しまったな。俺は脱ぎかけていた高校球児の皮を被り直した。ニヤリと笑った俺の顔を見て、父親の顔が青ざめた。
「お、お前……浩介じゃないな?! 浩介はどうしたんだ!」
「ハァ? ここにいるだろ? なに言ってんだよ親父」
俺は高校球児の口調を真似しながら、父親に語りかけた。そのまま、勉強机に置いてある光線銃を手に取り、父親に向けて撃った。光線が直撃した父親はその場に崩れ落ち、ぽんっと音を立てて、父親のそばに「父親の皮」が出現した。俺は高校球児の皮を脱いで近寄った。父親は恐怖で眼を見開いていた。
「『麻痺』に設定して撃ったから、聞こえてるだろ? あんたの息子は、俺が前になってた体育教師になって、幸せな人生を送っているよ。あんたもそうなるんだ。代わりに、あんたには俺がなってやるよ」
俺は父親の服を脱がせると、高校球児の皮を父親に被せ始めた。ややビール腹気味とはいえ、上背もあって逞しい元スポーツマンといった風情の父親の肉体が、引き締まった高校球児の皮に収められていく。皮を着せられて呻いている父親。おそらく、息子の記憶と人格を読み取って混乱しているのだろう。俺は父親の皮を着ながら言った。
「皮を着せられた人間は、皮を着せた人間に絶対服従なんだ。【お前は自分が父親だったことを周囲に隠せ】【お前は元の体に戻りたくない】【お前の幸福は息子として生きていくことだ】わかったな?」
俺が父親の声でそう言うと、高◯球児になってしまった父親は、眼をとろんとさせて頷いた。
※
「あっあっあっ、おっオレッ、親父だったのにっ! 浩介になっちまってっ! ああっ! マジで、最高ッ!!」
数日後、俺が息子の部屋を覗くと、浩介は新しい自分を気に入ったらしく、オナニーに余念がなかった。よしよし。それでこそ俺の息子だ。
(終)
「おい、美沙緒。年頃の娘がそんな格好で歩くもんじゃ……」
「えー? 別にいいじゃん、家なんだし」
磯村源造は、風呂上がりの娘を注意した。中◯生の娘、美沙緒の体は、タオルも巻かずに全裸で、しかも──股間には淫水焼けしたチンポがぶら下がっていた。源造は不満そうに続けた。
「なあ、美沙緒。そろそろ父ちゃんのチンポ、返してくれねえか?」
「あれ? もう生理終わったの?」
「昨日、終わったって言ったじゃねえか」
「うーん……もうちょっと借りたくて……うわっ、あの女優ヤバ……エロくない?」
テレビに映った女優の姿を見て、鼻息を荒くする美沙緒。その股間も、ぐっと固く勃ち始めていた。
漁師である磯村源造の船が、不思議な光に巻き込まれて港に帰ると、少し違う世界に──皆が生殖器を気軽に交換する世界に来てしまっていた。娘の美沙緒も、生理になると父親に女性器を押し付けてくる。これはどこの家庭でもよくあることのようだった。
源造はため息を吐くと、自室にしている和室に戻った。早く男に戻りたい。でないと……。
(ま、また──妙な気分になっちまう)
源造の鼻息が荒くなる。性器を交換すると、性格の一部や性的嗜好も入れ替わる。現在の源造は、男子中◯生に性的に興奮する中年男だ。娘の部屋のアルバムから撮った写真を、スマホに表示する。野球部の男子中◯生の写真に、厚い胸板が高鳴る。
(ちくしょう……なんで俺が、こんな坊主の写真でッ……!)
源造がいくら頭で否定しても、美沙緒の膣は正直だった。女子中◯生の性欲に駆られた屈強な中年漁師は、節くれだった指を膣内に出し入れした。熟練した中年男の指先が、男慣れしていない膣を絶頂に導く。女の快感が、男のプライドを甘く溶かすと、源造の厳つい顔がデレッと崩れた。
「ハァン……いい……」
甘ったるい声を漏らしながら、源造は乳首も弄り始めた。
(終)
──────────
お題を元に800字で小説を書いていくチャレンジ。今回は「洗◯志願」、「ボディービルダー」+「筋肉吸収」、「皮モノ」+「正体バレ」、「男女の性器交換」+「父娘」の4本でした。
800字小説のお題のリクエストは「2つの単語」までOKです。例えば「催◯」「家庭訪問」とリクエストすると、家庭訪問に来た先生が催◯を掛けられる小説になりますし、「立場交換」「教師」とリクエストすると、教師と誰か(おそらく生徒?)が立場交換する話になります。
簡易的なリクエストとして、どうぞ気軽にコメントしてみてください。リクエストしたいお題は、今まで通り800字小説のコメント欄にどうぞ。
くろねこ@9605
2021-06-08 14:35:40 +0000 UTCkeeely
2021-06-08 11:24:42 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-07 14:20:12 +0000 UTCTon爆To
2021-06-06 09:51:40 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-05 08:10:06 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-05 08:07:49 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-05 08:04:45 +0000 UTC小葉
2021-06-04 13:04:08 +0000 UTCKeita
2021-06-04 02:26:56 +0000 UTC仮面ライダ
2021-06-04 00:55:19 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-03 17:21:11 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-03 17:16:14 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-03 17:13:35 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-03 17:12:06 +0000 UTCWill
2021-06-03 05:29:20 +0000 UTC仮面ライダ
2021-06-02 13:23:51 +0000 UTC小葉
2021-06-02 11:32:42 +0000 UTCフカヒロ
2021-06-02 09:24:37 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-02 03:50:53 +0000 UTC黒竜Leo
2021-06-01 23:09:38 +0000 UTCくろねこ@9605
2021-06-01 15:13:49 +0000 UTC思兼
2021-06-01 14:54:47 +0000 UTC