「はい! ワン、ツー! ワン、ツー! ここで大きく足を上げて!」
スポーツジムのインストラクターをしている柴田健史は、その日もエアロビクスの指導をしていた。体育大卒の屈強な体躯。顎髭を生やした男らしい顔立ち。30代前半の男盛りで、女性の利用者からの人気も高かった。日焼けした柴田の逞しい肉体には、白い無地のTシャツと紺の半ズボンという、シンプルな服が良く映えている。柴田がエアロビクスの指導を終えてタオルで汗を拭っていると、一人の女性利用者が近づいてきた。
「柴田先生、ちょっといいですか?」
「はい、なんでしょうか」
宮内紗苗という女性利用者だった。女性向けのピンク色のノースリーブのトップスを着て、下半身はぴっちりとしたロングタイプのレギンスを履いている。
宮内は20代前半で、会社帰りにこのジムに立ち寄っている。宮内は、名刺大のカードのようなものを差し出してきた。
「柴田先生、こういうのご興味あるかと思って」
「ん? これは……」
宮内が差し出してきたカードを、受け取ってしまった柴田。その瞬間、柴田の背筋に鋭い快感が走った。精悍な顔が情けなく崩れ、唇の端から涎が垂れてしまう。太腿の筋肉が痙攣し、固いケツがキュッと引き締まった。
「んあぁ……」
柴田の服装が、みるみる変化し始めた。白いTシャツが、女性向けのピンク色のトップスに変わる。先ほどまで宮内が着ていたものとそっくりだ。その内側に黒いスポーツブラが現れ、柴田の厚い胸板を包み込んだ。紺の半ズボンの形状と材質も変わっていき、ぴっちりとしたロングタイプのレギンスに変化した。股間にはチンポの形がしっかりと浮かび上がっており、ヒクヒクと痙攣していた。
変化は一瞬で終わった。しかし柴田の肉体の芯には、甘い疼きが残り続けており、彼は瞳を潤ませて荒い息を吐き続けていた。
「そのカードについてお話したいので、ちょっと場所を変えましょうか」
柴田は顔を上げた。そこにいたのは、先ほどまで柴田が着ていたTシャツと半ズボンを履いた、宮内紗苗だった。
※
「ど、どういうことなんだ? 宮内さん。何で俺たちの服が、入れ替わってるんだ?」
場所を改めて、医務室に入ると、柴田は混乱しながら宮内を問い詰めた。
「その紙を見てください」
「紙?」
柴田は、宮内に渡された紙を改めてよく見た。紙には「立場交換カード」と書かれている。
「立場……交換?」
「そうです。身体ではなく、私たちの立場が入れ替わったんです。今日から私が柴田先生で、柴田先生がが宮内紗苗になるってことですよ」
「そ、そんなことあるわけないだろう!」
「でも、医務室に来るまでどうでした?」
そう言われて、柴田は医務室に来るまでのことを思い返してみた。他の利用者やインストラクターとすれ違ったが、柴田と宮内の服装が逆になっていることを、誰も疑問に思っていないようだった。それどころか、同僚たちは宮内に対して柴田と呼びかけていたような……。
「私、次に生まれ変わったら男になりたいなって思ってたんですよ。で、そんなときにこの立場交換カードを手に入れたんです。身体は変わらないけど、男の立場と、人生が私のモノになる。このジムに体験入会したとき、柴田先生のことを見つけて、ずっと狙っていたんです」
宮内がギラギラした目つきで、柴田に近寄ってきた。柴田は、自分よりもずっと小柄な女性であるはずの宮内に近寄られて、思わず怯えた声を漏らした。
「こ、来ないでくれ……人を呼ぶぞ!」
「へえ、そうなったら困るのは柴田先生ですよ。今の私は柴田先生なんですから、警察に捕まるのは柴田先生なんです。そうなったら、捕まった後に立場を戻してあげますよ」
「ううっ……」
柴田は悔しげな声を出しながら目を伏せた。荒唐無稽な話だが、なぜか直感的に、宮内が話していることが真実なのだとわかってしまう。宮内は柴田に、服を脱ぐように命じた。渋々柴田がレギンスを脱ぐと、履いた覚えのない女性向けスパッツが股間を包んでいた。先ほど快感を感じたときに、先走りが漏れてしまったのか、じっとりと湿っている。スパッツがもっこりと男性器で膨らんでいることに、柴田は言いようもない恥ずかしさを感じた。
「さあ、スパッツも脱いでくださいね」
「わかった……うおっ!」
脱ぎ終わると、半勃ちしたチンポが、ぶるんと跳ねながら外に出てきた。柴田は思わず両手でチンポを抑え、恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら口を開いた。
「な、なんで俺の身体に、チンポが生えてるんだ?!」
いつの間にか、立場交換がさらに一段階、進行していた。柴田の自己認識は「自分は柴田健史である」というものから「自分は宮内紗苗である」というものに、すり替わっていた。しかし、記憶も性格も肉体も、柴田健史のままだ。柴田は自分の股ぐらに屹立するチンポで、オナニーや男としてのSEXをした記憶もあるのだが、しかし自分が男の肉体と記憶を持っていることに、どうしようもないほどの倒錯感を覚えていた。柴田のチンポはみるみるうちに完全に勃起し、彼は濃い眉を悩ましげに歪め、男の肉体がもたらす情欲に翻弄されていた。
「さあ、そろそろ仕上げといこうか。柴田先生。あんたを女にしてやるよ」
宮内が、まるで柴田のような口調で囁いた。柴田はというと、湧き上がるような男の性欲と、柴田健史としての記憶に興奮し、ろくに抵抗できないでいた。今までの人生を思い出すだけで、チンポの付け根にじんわりとした快感が広がる。自分自身が「憧れの異性」になってしまった今、柴田は夢中で自分の脇の匂いを嗅ぎ、その三十路男の体臭に酔いしれていた。
「お、俺から柴田先生の匂いがプンプンする……たまらん……ああ、なんでもっと早く気づかなかったんだ」
「ほら、挿れるぞ」
「あっ、んあぁぁぁ……!!」
騎乗位で、宮内が柴田のイチモツを膣に咥え込み始めた。
(未完)
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スポーツジムを舞台にした立場交換なのですが、スポーツジムならではの要素を入れたいと思いつつ、未完になっています。追加するとしたら、男女の体力の違いとか、あるいはこの女性客の彼氏とのセックス辺りですかね……?
くろねこ@9605
2020-05-31 13:53:26 +0000 UTC黒竜Leo
2020-05-31 13:36:28 +0000 UTC