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くろねこのMC小説道場第2回「書きたいことはどうやって決めるの?」

 みなさんこんにちは。あなたの隣の黒い影、くろねこです。前回は、MCホモ小説を書くための5つの流れについてお話しました。    ①「書きたいこと」を決める  ②「始まり」を決める  ③「終わり」を決める  ④「始まり〜書きたいこと」までを書く  ⑤「書きたいこと〜終わり」までを書く     第2回である今回は、①「書きたいことを決める」についてお話しします。   ※     それではさっそく「書きたいこと」を決めましょう。    まずは、自分がが読みたい場面を想像してみます。そこから「誰が」「どんな方法で」洗脳されるのか、細かい設定を決めていくといいでしょう。    うーん……今回はどうしようかな……。なんとなくですが、今ぱっと思いついたのは「教室に入ろうとした体育教師が、入り口でジャージと下着を脱いで、違和感を感じないまま教壇に立つ」という場面でした。今度はそこから細かい設定を決めて行こうと思います。    ひとまず、「誰が」という点は「体育教師」で決まったので、次は「どんな方法で」洗脳されるのかですね。MC小説のジャンルはいくつかあります。主要なものを四つ挙げるなら「催眠」「洗脳」「常識改変」「寄生」……あたりですね。それでは今回は、どのジャンルの洗脳方法が、僕の「書きたいこと」に近いのでしょうか?  「催眠」は、比較的現実的な手段でのMCです。炎や揺れ動くコイン、光の刺激を伴う映像などを使ったMCで、相手を催眠状態に誘導します。対象は一人ずつだったり、少人数であることが多いです。催眠状態に誘導される描写を丁寧に書くことで、リアリティを出すことができます。     「洗脳」は、どちらかと言えば超常的な手段でのMCです。超能力やアプリなどを使って、相手を洗脳します。エロシーンへの導入も手早く行うことができ、対象人数も一人から大人数まで幅が広いです。    「常識改変」は、社会全体の常識を書き換えるMCです。小説で描かれる人物がどれだけ破廉恥な行動をしても、それを「常識」としてしまえば、警察に逮捕されることはありません。そのため、小説の進行を妨げずに、様々な痴態を公衆の面前で晒させることが出来ます。どちらかと言えば、個人よりも集団をターゲットにしたMCの手段です。  「寄生」は、寄生生物が人間の身体に侵入することによって起こるMCです。寄生された人間が、別な人間をさらに寄生させる連鎖堕ちを書くことに適しています。寄生生物の生態によっては、肉体変化を伴う展開を書くこともできます。 ※  それでは今回書きたい場面である「教室に入ろうとした体育教師が、入り口でジャージと下着を脱いで、違和感を感じないまま教壇に立つ」という題材に合っているMC方法は、どれなのか、考えてみましょう。    ひとまず消去法で「催眠」と「寄生」は、除外されます。    それはなぜなのか。そもそも「催眠」は導入への丁寧な描写が必要ですが、僕が書きたい場面である「教室に入ろうとした体育教師が、入り口でジャージと下着を脱いで、違和感を感じないまま教壇に立つ」へは、日常から唐突に異常な行動に出る点が重要であり、異常への導入自体は一瞬で終わって欲しいからです。    そして「寄生」ですが、今回書きたいのは「ジャージと下着を脱ぐ」という場面であり、寄生生物が関与するようなイメージからは離れています。そのため、これも除外します。    となると残ったのは「洗脳」と「常識改変」です。    「洗脳」でも構わないのですが、「違和感を抱かない」という要素を考えると、常識改変が適しているように思います。教室全体に異常を広げる描写をしやすいのもメリットです。  どちらを選ぶのかは完全に好みなのですが、今回は「常識改変」を使って、体育教師をMCしたいと思います。   ※  今回決めた、「書きたいこと」をまとめてみましょう。    僕が書きたいことは「教室に入ろうとした体育教師が、入り口でジャージと下着を脱いで、違和感を感じないまま教壇に立つ」という場面です。そのMCには「常識改変」を用いて、日常から突然に異常な行動をしてしまう、体育教師の様子を書きたいと思いました。     さて、書きたいことも決まったので、今日はこのあたりにしておきましょう。次回はこの題材で、どのように小説が始まるのかを考えて行こうと思います。一人称や三人称を選ぶポイントや、どの登場人物の視点にするのかなどですね。    それでは。


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