工業団地の片隅に、鉄筋コンクリートの古ぼけた大きな倉庫があった。
意匠からして、おそらく昭和の時代の物だ。その作られた年代のわりに、耐震なども考慮されたのだろう、ひび割れこそ多いが全体的には頑丈そうで、あと数十年はそこに佇んでいられそうだ。
壁にはツタなどの植物がびっしりと張り付き、シャッターもさびつき、使われている気配はない。
閉ざされた鉄門に下がった「管理物件」と書かれた札は、もう何年もそこに張り付けてあるのだろう、文字が日に焼けてかすれ、連絡先などはほとんど読めない。
こういった廃屋まがいの建物は、寂れた工業団地などではよく見かける物件で、最近は珍しくも無い。少し離れた場所にも、似たような倉庫や放置された工場建屋も並んでいる。
日が沈みかけた頃、一台の黒い大型のワンボックスが、いつのまにか建屋の前にとまっていた。
中からは、作業服を着た数人の男たちが出てきて、通用口から内部に入っていった。
彼らのうち、ひときわ屈強な一人は、少し大きめの布袋を肩に背負っていた。
ドアをくぐる直前、その布袋が跳ねるように動いたように見えたが、男は気にせず、そのまま倉庫建屋の中へと消えていった。
それから、約一時間後。
場内の中央部には、照明が灯っていた。
現場作業などで使用する作業灯で、今時めずらしい100ワットの裸電球だが、広い場内を照らすには役不足すぎる。
黄色みがかった光が鉄骨の影や周囲の闇を引き立たせ、むしろ陰鬱な雰囲気を増幅させていた。
その明かりに照らされていたのは、一人の幼い女の子だった。
見た目、年齢は二桁に達していないように見える。
髪を両側で小さく結わえた、可愛らしい子だ。
そんな子供がこんな時間、こんな場所にいること自体問題だが、それ以上に、彼女のおかれた状況は極めて異常だった。
上半身に、薄ピンクのキャミソール一枚。
彼女が身に着けている衣服は、それだけだ。
両手、両足をワイヤーで拘束され、下半身むき出しの状態で、クレーンで吊った金属の板状の物にまたがっている。
板状の物は長さは一メートル以上の長方形で、スチールを溶接して作られている。まるで大きなノコギリのような形状をしており、両端の金具にワイヤーとフックをつなげ、天井の大型クレーンで吊り下げられていた。
どす黒くさび付き、少々いびつな波上に加工された刃が天井を向いて、振り子のようになっている。
あろうことか、彼女がまたがっているのは、その波刃の上であった。
ぷっくりとした、柔らかそうな無毛の性器の谷間に、その鉄の波刃が、ざっくりと深く食い込んでいる。
逃れようにも、彼女が背負っているランドセルには小型のチェーンブロックが押し込まれており、その重みで、自分の腰すら持ち上げられないだろう。
言ってみれば、極薄の三角木馬のようなものだ。
女の子は、拷問のような仕打ちを受けていた。
かろうじて小さな台の上に乗った彼女の片足は、自分の体重を支えるためにピンと伸びているが、ブルブルと震え、今にも態勢を崩しそうに見える。
「う……うっ……んうううっ……」
くぐもった苦鳴が、小さな口から漏れた。
ひとしきり泣きじゃくった後なのか、頬には幾筋もの涙の跡が残っている。今も涙はあふれ続けているが、泣くより態勢を維持することの方が重要なのだろう、バランスをとることに必死になっている。
「いいいっ……い、いたいっ……おろして、おろして……うっ、うっ、ううううっ……んっ! げほっ……おえ……」
不意に、女の子はむせたかと思うと、傍らに嘔吐した。
少量の吐しゃ物が床にボチャッと落ちる。未消化のハムと野菜に混じり、ドロっと白濁した粘液が絡みついている。色や匂いからして、精液だ。
「げほっ……えうぅぅ……も、もうやだ……やだぁぁ……」
「おや、エリちゃん、もう吐いちゃったのかぁ……ダメだっていったよねぇ」
暗闇の中から、男の声が聞こえた。
周囲には、数台のミラーレスカメラが、三脚に載せられて彼女にレンズを向けている。多少の暗がりでもノイズが出ない、最新型の機種だ。
男は、そのうちの一台の調整をしていた。
続いて、他の男の声も聞こえた。
「よし、ぼちぼち始めようかね」
「はい、いつでもいいですよ」
「すぐに壊さないようにね」
「わかってますけど……」
「無茶しすぎないでよ、この子、初めてなんだから」
最初の男は「わかってます」と言うと、明かりの下に出てきた。
屈強な体つきで、頭には目と口だけを開けた布のマスクをかぶり、変色したビニールレザーのエプロンをつけている。
まるで、ホラー映画の殺人鬼のような格好だ。
「さて、エリちゃん……いっしょに遊ぼうね」
「やっ……やぁぁぁ……かえるぅ、もうかえるぅぅ……うぅぅ」
「何言ってるの、もう帰るとこ無いよ、お母さんはとっくに逃げちゃったんだから……ああ、可哀そうにねぇ……こんなかわいい子を置いてくとか、ひどいよねぇ」
男はそう言いながら、大きな手でえりの頭をなでた。
それは、泣きじゃくる子供を落ち着かせようとする、優しい愛撫に見える。
「まぁ、でもね、せっかくだから、エリちゃんには頑張ってもらうからね……いやぁ、こういう風になったら良かったなって、本当は僕、エリちゃん見てから、ずっと思ってたんだよねぇ……」
男は足元のバックルケースから、ボトル入りのローションを取り出し、上を向いた波刃の上に塗り付け始めた。
本来なら薄めて使用するような、異様に粘度の高いローションで、むしろスライムに近い。
途中、エリの体を少し持ち上げ、少し赤らんだ性器の内側にもベチャベチャと容赦なく塗り付ける。
「これ塗っとくとね、痛くても、お怪我しなくて済むからねー」
「うっ……やっ、やだ、こわいっ……」
エリは、気持ち悪そうに表情をゆがめて、逃げようと体を動かす。
しかし、身長百九十センチに近い柔道家のような体格の大男と、圧着したワイヤーから逃れられるわけなど無かった。
「よし、こんなもんか……」
鉄製のノコギリ木馬から、糸を引いて滴り落ちるほどにローションを塗り付けると、そのボトルをケースに戻した男は、そっとエリの少し後ろに立った。
「さて、エリちゃん、我慢だよ……」
「や、やだっ……こわい、こわいっ、こわいよぉぉ……」
「大丈夫、こないだね、別の女の子で失敗しちゃったけどね、今日は切れないようにうまくやるから」
「えっ……え?」
いきなり、男は彼女の背負ったランドセルを両側からつかんだかと思うと、波刃に押し付けるようにしながら、前に押し出した。
「よいしょっ」
「んいいいいいいいいいいいっ!? いたいーっ!!」
ズルルルルッと音を立てて、金属の刃を挟み込んだ無毛の性器は、波刃の端まで滑った。
そして、今度は後方に引き戻す。
幼く可愛らしい絶叫が、場内に響き渡った。
「うぎゃっ! いぎゃいいいいいいっ!! いぎゃいぎゃいぎゃーっ!」
後方に引かれると、深い肉の谷間に埋まっていたクリトリスが波刃に掻き出されて露出した。包皮もめくりあがり、豆粒のような小さな肉芽は、荒い地肌の金属に直に接して、こすり上げられている。
ワレメからは尿が流れ出してローションと混じりあい、床面にボタボタと滴り始めた。
多少はローションで滑りが良いし、今のところは流血も無い。
とは言え、敏感な性器の粘膜だ。幼い子供でなくても、快感どころか苦痛しか感じないだろう。
「いたいいいたいいたいぃぃいだだぁーーーーっ!」
男は、何度かそうやってエリを前後に動かし続けると、おもむろに手を放し、近くの鉄骨にかけてあるクレーンの操作ボックスを手にした。
「じゃあ、今度はブランコしようねー……」
男がスイッチを押すと、ガコンッ、という音の直後、ノコギリ木馬がゆっくりと持ち上がった。
しかし、すぐに停止ボタンを押した。
「んぎぃっ⁉」
持ち上がったのは、ほんの数センチだ。
しかし、波刃はその分、確実に彼女の股間に食い込みながら、彼女の腰を持ち上げている。
エリの右足の指先は、まだかろうじて踏み台の上に乗っている。それだけでも無いよりはずっとマシだ、股間への負担を減らすには、それなりに効果はあるだろう。
しかし、男はその最後の望みを、あっけなく除去した。
「ああ、これはもういいか」
男はそう言うなり、踏み台を蹴飛ばした。
直後、エリの体がガクッと落ちた。
「んっぎゃっっ⁉」
分厚い金属が食い込んだ性器の谷間から、ブシャッと尿が噴出する。波刃の食い込みは膀胱もゆがめていた。
足場を失ったエリの足が、空をむなしく搔く。
これで本当に切れていないのかと疑いたくなるほどに、波刃が彼女の股間に食い込んでいた。
その状態で、男は波刃ごと、振り子のように前後に揺らし始めた。
「ほら、エリちゃん、おもしろい、おもしろいよねぇ!」
「んぎゃあぁぁぁーっ! いぎぃぃぃーーーーっ!!」
……とまぁ、こんな感じの話とか……どうなんでしょうねぇ。
すいません、つい長々と書いてしまいました💦
追伸:途中、文章的に微妙な部分を修正しました……真夜中に文章書くと、勢いは有るのですが……
ぐま:Guma・F2
2022-12-13 15:02:39 +0000 UTCsn2zn
2022-12-13 11:33:29 +0000 UTCぐま:Guma・F2
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2022-12-11 00:01:26 +0000 UTC