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メリークラスト(小説)

友人が書いてくれました!公開許可を得てるので掲載します。お楽しみあれ!





 今夜はホワイトクリスマス!

 お月さまもニッコリ輝くプレゼント日和!

満月が澄んだ冬空に浮かび、町はすっかりと雪を被って白化粧。

 レンガ造りの家々は砂糖にくるまれたお菓子の家を彷彿とさせる。

 屋根や庭には一面の銀世界が広がり、壁や塀にストリングスライトが織りなすイルミネーションが地上の星空を形作っているのだ。色とりどりの飴甘みたいな電飾が寄り添い合って、凍える景色をあたためていた。


「メリークリスマス!」


 甲高い少女風の声をあげ、青い兎は白い大袋を担ぐ。

 青い長耳をぴょいっと立てて、冴えた空気を突き抜ける。

 冷えた風を吸いあげれば、鼻がピキンと凍ってしまいそう。

 深々と雪が降り積もる空模様でも、彼女の元気は燃えあがる。


「もうひとつおまけに、メリークリスマス!」


 サンタクロースは白い息を出しながら、高らかに微笑んだ。

 青い兎はサンタクロースであるからして、ビキニ姿であった。

正しくはバイトサンタ。毎年、人手不足のサンタに成り代わり、プレゼントを届けるアルバイトをしている。青い兎――クラストはプレゼントの重みを右肩に、背中にあてながら腰を右に左にやっていた。子どもたちの笑顔を想像すると、無性にはしゃぎたくなってしまうのだ。


「やっぱりサンタには、ぼくみたいな兎の一匹でもいなくっちゃね!」


 クラストは腰に片手を当て、ふふん、と真っ白な鼻息をふかしてみせた。

 頭には、真っ赤なサンタ帽がのっている。白いふわふわのポンポンが上下に揺れ、シャンシャンと鳴る鈴にあわせリズムを刻む。帽子の下からは、つやつやと輝く青い毛が頬に沿って覗いている。大きな瞳は前を見据え、しっかりとした凹凸ある両足をソリの上に突き立てた。


「じんぐるべーっる! じんぐるべーっる! すずがーなるー!」


 目をつむり歌い始めるのは、目的地が近く高揚感が止まらないせいだった。

 クラストは耳を入れなければ身長140程度で、長耳は大凡30センチに及ぶ。

 服装はクリスマスとは思えない、少しばかり破廉恥なものであった。両腕には、赤い手袋が肘までを覆っている。手首から先は白いファーで縁取られ、ゴージャス! だとクラストはおもう。


「今回の衣装はかわいいし、主役のサンタ役だし、これはもうメリークリスマス! ぼくにとってもプレゼント♪ とってもうれしいメリークリスマ―っすぅ♪」


 平たい、ちょっとした胸元には、赤と緑の縞模様が鮮やかな紐ビキニを着けている。凍りつく風が吹きすさぶ中、その薄い布地は彼女の体温を守るには心もとないように見えるが、青いの毛皮が十分な保温効果を発揮していて、ちらりと汗が浮いていた。露出部分は割れた腹のみならず、全体の筋肉が引き締まり健康的。力仕事も何のその!


「ぼくのクリスマスだから――ボクスマスー!! へいっ!!」

 

同色の生地で作られた紐パンツで秘所を封印している。脚の付け根から太腿にかけては露わであった。クリスマスソングのリズムをとった体にあわせ強靭な太腿の筋肉が、毛皮の下で隆々とうごめいている。バタバタと耳を旗さながらにはためかせて、強い風を味わった。


「じんぐるべぇぇいる! じんぐぅぅるべーいいる! すっずがーなるぅー!」


 最後に目を引くのは、膝下までを覆う真っ赤なブーツだ。ここのふちにも白いファーが備わっていて、きゅっと太ももを引き締めていた。踊るたびにソリに積もった雪を蹴り上げ、きらきらと月明かりを反射させる。滑って転ぶなんて、兎の脚力ではありえないんだと確信を持って、あっちこっちに移動した。


「今日はァア! たのッッしいいい! クッリッスマスー! へええい!!」


 高々と空に目掛け、拳を突き出しテンションMAX!

 ソリにつけられた鈴が、しゃんしゃん、しゃんしゃん、と愉快に踊る。

青い兎のバイトクロースは、無論のこと、空飛ぶソリに突っ立っていた。

 口やかましく叫び歌い周りを白けさせようとも、たっぷりとエンジョイした。


「みんなも楽しいよねッ! おつとめありがとう!」

 

 呼びかけられたのはクリスマスに定番のソリを引くトナカイたち。

 みな二足歩行であり、マラソン選手さながらに一定のリズムを手足で刻んだ。

 トナカイの一団が口や腰を赤い紐にて繋がれ、疲れ知らずに宙空を踏み続ける。

 彼らは二足歩行で、筋骨隆々とした体から力強さが感じられた。先頭に立つのは、りりしい顔立ちの男性トナカイ。物静かそうで両眼を毛に隠していて神秘的、クラストは彼とは少し顔なじみだが、言葉を交わした経験はなかった。メカクレと勝手に呼んでいた。

 メカクレの後ろに付き従うかのように、男のトナカイたちが列を成す。


「進めぇ大空の彼方まで~♪」

 

 メカクレの右には細身の女性トナカイが並んでいた。

 男はパンツスタイルで女はクラストと同じ衣装をつけている。


「ぼくはサンタクロースの役をもらったからね、すごく気分がいい! それに子どもたちにプレゼントを配るって大好き!」 


 トナカイたちは息を合わせ黙々と進む。


「みんなが楽しいと、いっぱいの笑顔がこみあげちゃうんだもんね!」

 

 バイトクロースの言葉へ耳を傾けるものは皆無であった。

 兎は騒いでいても仕事をこなしてくれるが、体力は尽きない。

 延々と延々と、はるか彼方の空の向こうから、騒ぎっぱなしだ。

 構っていてはスタミナが切れると以前の失敗から学びを得ていた。

 やがてバイトクロースは一件、また一件と手早くプレゼントを配った。

 クラストは重そうな大きな袋を背負って、次なる家の屋根に跳躍した。

 ドサリ、と重みのある音を立てて雪の上に降り立つと、大きく息を吸い込んだ。

 頬を撫でる冷たい風が、なんとも心地良い。体の汗が洗われていく感覚があった。


「さて、今夜はどんな子供たちに会えるかな」

 

 そう呟きながら、クラストは袋の口を開けた。

 中には、カラフルな包装紙に包まれたプレゼントがぎっしりと詰まっている。

 彼女は袋を大事そうに抱え、屋根の上を歩き始めた。ブーツの下で雪がきしみ、 三角帽子のポンポンに長耳が風と戯れた。

 目的の煙突を見つけると、片手で赤い帽子を持ち、穴をのぞき込む。

 真っ暗な煙突の奥底には、まだ消え残った薪の火が小さく揺らめいている。


「メリークリスマス」


 小さく呟くと、煙突の中へと身を躍らせた。

 長い脚を伸ばし、片手で煙突の内壁を 押さえながら、するすると体を滑り降りていく。

 途中、袋が煙突に引っかかりそうになるも、器用に体を捻って危機をかわした。降り切ったところで、暖炉の中にするりと着地する。

 忍び足で、リビングへと忍び込む。ツリーの下に、プレゼントを一つ一つを丁寧に並べていく。ここは兄弟が多いらしくって羨ましい。再び煙突を駆け上がり、袋を背負い直すのだった。


「さぁ、次の家にいこう!」


 メリークリスマスな冒険と不法侵入は、まだまだ続く。

 それからもクラストは、寝ている子どもたちの部屋にするりと入っては枕元・モミの木の下・暖炉やベッドにつるされた靴下の中に目掛け、ぎゅうぎゅうと包装された箱をねじ込んであげた。


「おや?」


 名残惜しいが最後の一件に差し掛かったところ。

 配達用のメモを見つめていた。日めくりカレンダーみたいに、一枚一枚を千切っていく形式で、覚えなくていいのが楽ちんなので気に入っていたのだが。


【要注意人物宅】

【サンタ捕獲・過激派】

【被害報告、毎年あり】

【単独の業務は禁止】

【注意されたし】

【無視してもよい】



 とても無視できない、イルミネーション風のラメが入った蛍光色のメモには注意書きがびっしり!だ。隅付き括弧ひとつにつき、数行の注意事項などが刻まれていて、白い息をふきかけるクラストであったが、メモを袋に投げ捨てた。


「ふふん♪ 兎サンタをつかまえられるかな?」


 クラストは可愛い悪戯っ子を想像していた。

 だが現実は違った。サンタ捕獲・過激派の文言に偽りなし!

 煙突をくぐり抜けていくと複数の隔壁が、煙の通り道をロック!

 床を踏めば落とし穴。電気網が張り巡らされ、身をひねって移動。

 兎じゃなかったらやられるところだった! 思いながら任務を続行。

 布団をかぶった子供のベッドにかけられた靴下に――贈り物をダンク!

 ゲームセット! クラストは窓の鍵を力付くで開け、身を乗り出したとき。

 ばさっと布団がもちあがる、窓ガラスに映るのは子供を模した人形であった。


――――サンタ・トナカイ捕獲ガスボム、着火!


 チュドーン!


「!?」


 閃光と炸裂音に背中とお尻を、そして、ふわふわテールを焼かれた気分だった。

 毛から汗が雨粒みたいに飛び散り、俯いた耳がバタバタと鳴って帽子が伸び切る。

 レンガ製の壁が砕け散り、生活感のないリビングなどを確かに目撃したのだった。

 家全体がダミー! いいやトラップ。サンタとトナカイを捕獲するための仕掛け。

 背中に衝撃を浴びた影響だろう、半端に両手をあげ、両足を前方にぽーんっと突き飛ばしてしまった。


 ぶちぶちぶちっ!

 

 ウサ耳に届いたのは、衝撃に耐えかねたビキニ紐の断末魔であった。

 視線をさげれば赤と緑のカーテンから、可愛い乳首が挨拶をしていた。

 右足のブーツは明後日の方角にすっ飛んで、雪の山に足跡をつくった。

 パンツの方も紐の耐久値が限界を突破してしまう。紫の両眼が、ぐるぐると混乱の糸を渦巻かせた。

 不意に感じるのは、背中に対しての温かさであった。

 柔らかな毛並みにゴツゴツとした隆起した肉。湿った鼻息に、運動で流れ出た湯気。

 後ろから、栗毛の壁に包みこまれていた。どうやら外に押し出されたとき、屋根からメカクレが飛びつき、庇ってくれたらしい。



「ちょっと驚いちゃったし、プレゼントは燃えちゃってるかもだけど……任務は果たしたから大丈夫だよね」


 まさか爆発物を使うとは夢にも思わず、安堵の溜め息をついていた。

 クラストは、背後からメカクレの逞しい腕に包み込まれ、その大きな手に胸を揉まれていた。筋肉質だが貧相な胸は、大きな手では、ほとんどつかみきれない。申し訳程度に盛りあがった乳脂肪を、メカクレは執拗に握っている。どうやら布地が落ちないよう両手で支え、パンツの方も脱げないよう支えてくれているみたいだった。

 クラストはといえば、吹っ飛んだ拍子の姿勢で硬直してしまっている。

 硬化ガスだったのか両足を投げ出し両手をあげ、まったく動かせない。

 彼の両手に胸をこねくりまわされて、股の間も熱く支えられたままだ。

 こんな騒ぎになっても誰も起きてこないのは、さすがクリスマスのメルヘン効果といったところか。


「くすぐったいよ、鼻息フンガーフンガーしてる、疲れてるのかな?」


 クラストは、身をよじりながら言う。

 帰るまでがサンタクロースと思って動こうとしていた。


「ねえ。遠足もプレゼント配りも、帰るまでがってシオリに書いてあったからさ、御暇しようよ? どうして、ボクのおっぱいをもみもみしてるのかな」


 ひゃっと声をあげてしまう、布地をこすりつけられて、摩擦熱が起きた。

 クラストはメスらしい声をあげてしまい、頬が赤らみ口を開けてしまった。


「ね、ねぇ、ってば」


 彼は反応を愉しむみたいに、胸を揉み続けた。熱心で欲求に溢れた指使い。

 布地に乳首を浮き立たせるみたいに押しつけられる。そして、摘まんでは転がし、軽く引っ張ったり、性感帯を刺激するイヤラシイ愛撫そのもの。


「柔らかくて気持ちいい……小さいのも、好きかもしれない」


 メカクレは、言いながら、クラストの耳元に顔をうずめ、深く吸い込んだ。熱い吐息が、クラストの耳周りをくすぐって、変なポーズのまま微かに震える。


「えー? どうしちゃったの? アルバイトも結構やってきたけど、君がボクに触れてくれるのも喋りかけてくれるのも初めてだけど、ちょっとスキンシップが過激になっちゃってないかな?」


 クラストは、照れくさそうに言うが手足は余り動いてくれなかった。

 ふと見下ろす。彼の両手はピッタリと布地を押しつけられ空いていない。

 ならば紐パンツを密着させてくれているのは……太ももに、ぺたっと音がした。

 一度ではない。ぺた、ぺた、とクラストの足やパンツに触れたものが動いている。

 それは硬く、そして熱い、棒状のもの。クラストは何かすぐに理解した。自分の腕ほどもある肉棒だった。


「ちょっとぉ?」

 

 クラストは、思わず体を硬くした。

 雄の象徴は大きく、そして太い。よく見れば自分の手首よりふたまわりはある。

 先の方は、キノコのように膨らんでいる。表面は根みたいな血管が浮き出ており、今にも破裂しそうなほど血を詰めパンパンに張っていた。心臓にあわせピクリとして、毛並みにペタッ、ペタッ、と跳ね出す。


「ねぇ動けない乙女に、何をしちゃうつもり、なのかなぁ?」


 冗談めかしに問いかけてみれば、突き出した両足の境目。パンツの布地に何度も何度も棒をこすりつけられてしまう。先端の張り出した部分が、割れ目に往復する。

 びりっ、とバイトクロースの衣装が欠陥品になってしまう。

 辛うじて残っていた紐も、その摩擦で草みたいに千切られてしまった。


「おひょっ」

 

 クラストは、素っ頓狂な声をあげる。聖夜と似つかわしくないイチモツを見つめる以外になかった。メカクレは、クラストの視線を追い、そして、自分の股間を見て、ニヤリと笑った。


「あ、ちょっとぉ、借り物なんだから、バイト代からひかれちゃうよぅ!」


 脚の間から突き出されたグロテスクな肉棒に、力と一層の熱が籠もった。数千キロを軽々と横断する筋肉から成る逞しい脈動。両足をぴょーんと突き出し両手をあげっぱなしのクラストの重量を支え、胸が円を描くように揉まれ、こねくりまわされてしまう。

 にちゅ、にちゅ、と赤と緑のストライプに如何わしい摩擦音が混ざる。

 ホワイトクリスマスを衝くトナカイの雄肉は、先走りをのぞかせていた。

 ぐるぐると混乱する両眼は、雪積もるお菓子みたいな家をじっと眺める。

 聖歌や温かな談笑が聞こえてきそうな空間。色彩のあるイルミネーション。

 そこで、トナカイに交尾されそうになっている。


 ちょっとばかり異常事態!


 思っているのだが、ガスの影響で全く動けないし、トナカイの様子も変!

 兎の耳に届くのは生々しい息遣い。複数の喘ぎ声にフンガーという鼻息だ。

 ソリを引っ張るトナカイたちも発情し、屋根の上で大人の遊びに耽っている。

 どうやらそういう成分を混ぜられたガスらしい。硬直させて捕らえてよし、硬直されなかったらエッチな気分でそれどころじゃなくなる第二の効果を備えられていて、ちっとも可愛くない悪戯であった。


「あ、あのねぇ、ちょっと君さぁ、こればっかりはプロ意識とかトナカイの意識とかなくなちゃってるんじゃないかな? こういうの全然イヤじゃないし、終わったらいくらだって相手してあげるよ? だから今はその、子どもの時間だから、メルヘンなまま帰りたいなぁって、思うわけなんだけど」


 後頭部を盛りついた鼻息で温められる。耳の後ろをアイスみたいに舐められる。

 ガスで動けないまま、硬い雄々しさにクリトリスを撫でられた。メカクレの掌が胸をいっぱいにする。乳首や子宮がささやかながら、ざわめいた。


「ちょっとぉ、今日のボクは、サンタさんなんだよ?」


 言葉を塞ぐみたいに、乳首をつねりあげられる。

 無意識に視線が手元や股間部に引き寄せられていけば、メカクレはしてやったりと笑っていた。


「ちょ、ちょ……ちょっとぉ……あつ、いって……」


 毛並みが、つけ根から熱を溜めてしまう。

 メカクレの生臭い先走りが冴えた空気に生々しく、股間の布地は彼のものとクラストの腺液がぬめっていた。


「あぁぁ……はぁ……こっちのほうじゃないことに元気つかいたいのにぃ」


 頬を赤らめ、子どもに見せちゃいけない格好で、両手と胸板、そして勃起で宙ぶらりんの体。可愛いパンツは完全に濡れて、紐以外はびっしょりだ。割れ目がくっきりと浮かぶばかりか、反り返った肉棒の背を押しつけられている。表面がこすられまくったせいで色褪せるほど、くたびれてしまっていた。


 クリトリスと膣の縦線が、肉棒に往復されては熱が滾って、メスの疼きに耳を揺らす。


 トナカイは細い首筋を強烈に吸いあげると、欲望だらけの吐息をつく。

 彼からはクラストの知る寡黙さ、使命感といったものが抜け落ち、野性味たっぷりの征服欲なるものが放たれていた。


「ぬひゃぁぁんっ」


ぬるっとした。

 股間部が、コレ以上ないくらい、ローションまみれの布巾で、陰唇と陰核をまとめてこすられたみたいだった。


「ひゃぅぅっ」


 クラストの全身が、雪にダイブしたみたいに震えあがった。

 脚の指がひろがって汗をちらつかせ、耳から尾までが竦んだ。

 布にあてがわれる乳首は卑猥な愛撫に反応し、最大まで尖った。

 今夜はサンタクロースでいたい。なのに股間の汁気が甘く溢れる。


「だめだったらぁ……今日のぼくは」


 紅白のアームウォーマーは蒸れだす。腋の下に耳の底に汗が垂れている。


「サンタクロースで、主役なんだよ……」


 もみもみと自在に形の変わる乳脂肪に悦びをみいだし、乳首の芯を確かめるみたいに摘みあげられてしまう。ひとたび指に挟まれると、内側の血がピクピクとして、神経はジリジリと炙られてしまっているみたいだった。


「んぅうぅ」


 乳腺の奥にまで響くジングルベルが、性感帯を突き抜けてしまう。

 クリスマスの熱に浮かされた精神は盛りつくケモノに弄ばれる。

 硬さを十分に研ぎ澄ませ、加速していく脈動に湯気がたった。

 他所様の家。その玄関は目と鼻の先にあるが、止まらない。


「はぁ、はぁ、んっ」


 軽く達してしまったクラストは、耳が左右に広がっていた。

 ちょっとだけ脱力したせいであり、すぐ、定位置に戻る。

 脚の指は一度。めいいっぱいに曲げられて、脱力した。


「あっ、だめっ」


 いつの間にか下着が取り払われてしまっていた。

 というか、腰を引いた拍子に自由落下したのだろう。

 クラストの兎穴に、栗色の肉棒が押し当てられ、野太い出っ張りをすりつけられていた。

 全体的に小ぶりな見た目にそぐわず、クラストのそこは慣れているが、隙間が目立たない。ある程度の恥毛があって、青色の谷からはピンク色の渓谷が確かにあった。


「んっ!」


 柔らかく窮屈そうな巣穴の上側にあるのは、包皮に包まれた薄色のクリトリス。それが電飾を浴び、陰液に濡れ光ってイルミネーションの仲間入りをしているみたいだ。

 軽くとはいえ達したばかり、それも変なガスを浴び、吸ってしまった状態となればクラストは甘い吐息をこぼし、ワイルドなイチモツは愛液に濡らされる。糸を引き水飴をこねるみたいに白っぽくなった兎汁が、トナカイ棒の背に塗りたくられていた。

 ぷんっとした自分の臭い。そして彼とあわさる淫乱な香りに鼻が反応する。

 エリンギみたいな先端が、入口に接触。力任せに押し込まれていってしまう。


「あんっ!」


 こじ開けられる。瞬く間に数センチと挿入されて、両足を伸ばした身体の体重が棒状のそれにのしかかった。見知った仕事仲間のものが侵入していく様子と、電飾輝く聖夜の時間は何とも言えない気分になる。


「あっ、ふぅ、んっ」


 肉が割り開かれていき、粘液同士が吸いあう音を聞き届けた。

 トナカイたちが腰をふる拍子に、しゃん、しゃん、とソリの鈴が鳴っていた。

 一気に。腰を叩きつけられる。大口を開けたピンクの兎穴に、トナカイのソーセージを窮屈なまでに詰め込められた。さながら肉詰め料理みたいだとクラストは思うが、垂れる涎は膣ばかり。そこは味わい深い雄を愉しむみたいに伸縮を繰り返す。


 ぱさっと


 汗や匂いを染み込ませた紐ビキニが、大通りに詰まれた雪へと放られる。

 無意識に膣を締めあげていた。やがて、トナカイは了承もなしに腰を引いた。

 ぐちゅりと兎穴を歌わせる。子宮の奥に粘りを感じ、重い一撃に殴打される。

 それからすぐに、鈴にあわせた腰使い。擦過傷になりそうで、膣から頬にいじられた乳首までが、マッチを吸ったみたいにシュボッと熱を帯びた。


「あっ! あぁっ! あんっ! 今日は、たのしい、くりす、ますなのにぃっ」


 両手を半端にあげて、両足をこれでもかと突き出した格好は、トナカイにとって格好の餌食。ヒップに自らを打ちつけ、膣の粘りを楽しみ、陰嚢の中に渦巻く子種を存分に注ぎ込むのだと、巣穴をホワイトクリスマスに染めてやると勇んでいた。

 兎穴は大口を開け、絶頂に縮みあがった、火を通した生肉みたいにギュッとした。

 キノコの頭を思わせる先端で、兎の壁を何度も何度も、小突きあげては汁を飛ばす。

 クラストは口から唾液を飛ばして、降る雪を頬張るように口をひらき、痙攣を起こす。


「ひあああっ!」

 

 自らの全体重を勃起に込められてしまう。腹筋がプルプルとした。

 乳首を乳輪ごとしごきあげられる。足腰が極端に力み、脚と両手の指を締めあげた。

 トナカイに貫かれたまま、鈴の音色を耳にして、怒涛のごとく汁を噴き出してしまう。

 子宮を粘らせる先走りを押しのけるように特攻され、肉棒がぴったりと停止。睾丸から汁状の種を、蛇口を捻ったみたいに撃ちあげるのだった。


 びゅうう! ビュウウ! ドブブブッ! ビュウウウ!!


「ひゃっ、おひゅっ!? やぁっ! じんぐるべる、なのにッ!」


 トナカイの贈り物が解き放たれる。

 煮詰めたミルクみたいに熱く粘っこいものが、所狭しと壁にへばった。

 クラストは脱力し、まだ動けずにいるものの…………メカクレは動き出す。

 非常に気まずそうな様子から、ちょっと落ち着いてきたらしいが、また腰を動かし始めている。


「あんっ、ソリに、乗って、どうするの?」


 屋根にひとっ飛びで着地したメカクレは、手綱を握って、軽く振った。

 案の定。左右の男女が繋がりあって、もはやサンタのソリらしくない。

 それなのに浮かびだす。運動が動力になるなら何でもいいとばかりに。


「こ、こんなので、とんじゃうわけないよ! イっちゃうだけ、だよ~!」

 

クラストは言うが、ソリは雪を浴び高く高く舞い上がっていった。

 サンタクロースの代わりに腰掛けたメカクレが、腰を突き上げだした。


「は、はしらなくて、いいの? はしんなきゃ、うごかないでしょ?」

 

 だが、男女の腰が激しさを帯びるほど、ソリの速度はますます上昇する。

 大事な衣装をめちゃくちゃにして、可愛いソリをニチャニチャにする羞恥心。


「こんなの、メリークリスマスじゃ、ないよぉぉッ」

 

 困った顔をいっそうに赤らめ、脚をぴーんとさせながら、鈴の音色と絶頂をした。 

 

 

 













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