使うのは《TFトラップコレクション》の9Pめ。
ほんとはどこかの段階でタイムラプス動画撮ろうと思ったんだけど忘れていたのでこれで代わりに。
当然ですが、まずは下書き(ネーム)があります。
この時点でほぼ確定させておくことは、だいたい次の3つです。
・台詞
・コマ割り、フキダシの位置
・そのキャラの表情
次に、その下書きから線を起こします。
まず枠線から。
そしてフキダシ。
この時点で「フキダシとコマ割り」から個性のようなものが読み取れるかどうかを少し観察します。
このページだと、静寂がどんどんねじ曲がった声に支配されていく感じがします(私は)。
これは漫画をつくる上で大切かどうかという話ではなく、単純な記号や造形が意思を持ってうにょうにょ動いてるように見えるやつに私がフェチを持ってるからです。
次にキャラクターのペン入れをします。
最近は下書きの線のほうが良さそうだったら、そのままコピペして要らない線を消す方式でやっています…が、このページではあまりありません。
ちなみに神父さんが組んでる手はトレス化のフリー素材を部分的に使用しています。
ベタを塗ります。
私はだいたい塗りつぶしてからいろんなブラシの消しゴムモードで形を作っていく方式です。まあデジタルだと大体の人はそうだと思う。
トーンを貼ります。
・神父さんの服(点描グラデ)
・スライムの色付け(グラデ)
・1コマ目の背景(雪っぽいやつ)
・2コマ目の背景(変形グラデっぽいやつ)
ですね。
ペンで描く効果線(動きを表す線)を入れます。
3コマめの集中線と最後の鉛筆っぽいやつですね。
影をつけます。
作業中にはグレーで、あとで色味の調整をするときに全体の色を置き換えています。
この時点で画面全体に淡い色とテクスチャを載せます。
TFコレクションは古い本のオマージュなので、全体的に古びた色合いを心がけています。
また、淡い色は載せた後でハイライトやコマそのものを光らせたいところなどで、部分的に削っています。
影とは別に色を載せていきます。
このときの順番は、
・フキダシの色(どんな色の音かをまず乗せる。色付けはキリがないので、最低これができたらノルマ達成、という設定を自分に課しています)
↓
・肌の赤み、青みなどの感情を生理的に表す色(神父さんの顔がやや青ざめています)
↓
・全体の雰囲気(最後のコマの紫っぽいオーラ)
↓
・あったら良さそうな色を置く(補色、色数の追加など。最後のコマの効果線に緑色が追加されている)
の順で行っています。
向いていないので、あまり現実の光やデッサンを意識した色付けはしないようにしています。共感覚が動いてるときは現実にない色が勝手にバチバチ脳内で光ってて、かなりノイズになっているようです。
飛沫を飛ばし、ホワイトをつけます。
スライムの周囲になんかが飛び、スライム本体にも真っ白なハイライトが追加されています。
全体に色を置くテクスチャを被せます。
これはまあ…趣味です。
水彩画のもやーっと全体がいろんな色に包まれてる感じが好きなんです。
これも部位によってはヘンになったりうるさかったりする部分があるので、ちまちま削ったり、濃さを調整したりします。
これで完成です。以下は完成形から部分的にレイヤーを抜いて遊んでみたもの。
影レイヤーと色レイヤーを抜いてみました。
ベタを抜くとこうなります。
スライムがなんだかぷにぷにして美味しそうな感じですね。
ペン入れ部分を消し、下書きを再表示してみました。
絵コンテって感じですね。
というわけで、ためしにこんな感じでやってみましたが、いかがでしょうか。
今度は忘れずに一度タイムラプス動画も撮ってみたいと思います。
同じ形式でよければ、他にバラバラになった状態を見てみたいページがあれば言ってください。