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雪降らないかな
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あとがき_2022年4月

For translation: [P1] 春ですね。みなさま今月のご支援ありがとうございました。 今月はですね、情緒が成長した甲斐あって、いいことがわかったんですよ。 なんとですね… 人間って、悩みを形にして共有すると、脳の負荷が軽くなるんですよ。 *うん、知ってるけど…という読者の声を拾っている* まあ話を続けましょう。前回のあとがきで情緒の話をしました。 なにかに対して「近付く」「離れる」という肉体の反応が一定の規則で表れたとき、それに辞書的な意味を与えて解釈したのが「情緒」であると、前のあとがきではとりあえずそんな感じのことを言いました。 [P2] その続き、私が今月獲得した情緒機能の話ですが、 文章の中に同じ言葉が何度も出ると覚えるように、同じパターンの情緒が何度も発生すると、それもまた脳は覚えます。 何度も見るくらいよく使う言葉なら、その言葉だけで色々考えれるようにしといたほうがいいですよね? 情緒も同じです。何度も同じこと考える機会が発生するなら、「そのことを考える人格」にしたほうが便がいい。 こうしてある反応がパッケージングされ、ひとまとまりの「悩み」になります。 さてこうして、脳の中に「悩み」が生まれました。「悩み」はどうするのがよいでしょう? [P3] 『「悩み」を解消しよう』と思ったあなたは、「悩み」の視点に立ててません。 だって「悩み」は、ある物事を考え続けるために生まれた人格なんです。もし考えることがなくなってしまったら、「悩み」は死んでしまう。 だから「悩み」としては、永遠に悩み続けたい。できれば解決なんてしてほしくない。 ところがそうは問屋が卸さない。「悩み」の作戦を邪魔したいやつがすぐそばにいます。 誰あろう、脳と身体そのものです。 脳には「間違った認識は訂正して消去したい」「肉体のストレスの原因を取り除きたい」という根本的な欲求があります。 肉体的にも認知リソース的にも使える資源は有限だからです。 [P4] しかし「悩み」側も、自分が消されてはたまらないので、頭のリソースをかき集めて自分の存在を強めようとします。これでさらに全体の負荷が重くなる。 これを解決するには ・「悩み」の人格が維持される環境を作る ・脳のリソース取り合いを防ぐ の両方を満たす必要があります。 その解法の一つがつまり、『「悩み」を形にして他人に見える場所に置く』になるわけです。 という頭の働きが動きつつあるなと感じたので、今月はそれを出力することに集中しました。 「よわきな魔王」は絵を描くことに対する悩みを。 「ドラゴンの呪いを受けた魔法使い」は「共感覚でゴリ押して漫画に見せかけてる」という悩みを。 [P5] 「パーティグッズの怪」は、「共感覚は外部から見たら存在しないこと」の悩みと、「動物系の仮装を見るとむずむずする」ことについての悩み。 「サキュバスのペット(以下略)」は、「TFシチュを性的に感じる」こと自体への悩み。 というのが、それぞれ今回対応していた悩みの形だと思います。 いやあ、「この作品はこういう悩みを表したものです」って解説するとか、我ながらずいぶん挙動が人間っぽくなりましたね。 それではみなさままた来月。

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