●「深い森のモイラさん」 この話はイギリス辺りをイメージして作られていますが実際の国とは何の関係もありません けれど「深い森」はロシアとかにありそうな感じで考えてみました とにかく人を寄せ付けない独自の生物と生態系で出来上がっています ●「狼」(モイラさん達) 東洋ファンタジーや東洋レトロ物をいつも描いていたので他の世界描いて読者を驚かせたい…とかいう軽い気持ちで描き始めました …どうせならいかにもファンタジーとか童話のようなものにしようということでモイラさん達のような「獣人」「妖精」そして「人」と分けました モイラさん達は妖精と狼のハーフから派生した「獣人」です 長は「狼」最初のハーフです 初めに長と他の狼、村から来た「人」等との掛け合わせを繰り返しモイラさん達のような「獣人」が広がります ●「長」(オサ) 前述のように長は「狼」最初のハーフです 妖精の血が濃いので他のものには無い力があります 長寿であることや長い髪(銀糸)を地中に張り巡らせて動物や植物の動きを感じ取っています 生まれつき視力が弱く肉体は「狼」に守られて暮らしています そして「長」の力を信仰するように「狼」達も暮らしています 母親の妖精が消滅した際に「長」の体に自分と自分の見てきた森の記憶を移します それを時々思い出しながら独りで長い時間を生きています ●「深い森」 森は広く深い…過去に何度も「人」は領土拡大の意味で「狼」と争います そして多くの「人」が森で迷い、「狼」と戦い多くの命を落とします けれど「獣人」側も無傷ではありません例えばモイラさんの友達のアルダさんの両親は「人」に殺されています 古い戦いでは「長」の母親も「人」に消滅させられました その時の規模が大きく「人」の間で「深い森」の詩(「深い森のモイラさん」1巻参照)が継がれることになります モイラさんが大きくなった頃には「深い森」の戦いも収まり一部の「人」との交流もありますが…森へ近づくものには制裁が加えられると暗黙裡になっています ●衣類や食料 「狼」は手先が器用には出来ていないので「人」に頼んで衣類を手に入れます 「深い森」の近くに住む「狼」を理解してくれる村や…時には略奪することもあります いづれの場合も森の物(木の実や果実、薬草、「なり損ない」等)を代わりに置いていきます 交配が重ねられていくうちに「獣人」は環境に適応しやすくなったのか「雑食」になります 木の実や果実も食べますし「なり損ない」の肉も食べます 村で交換した「人」の食べ物もちょっと変わった味?とか思いながら食べます ●「なり損ない」 「長」と交尾したものがすべて「獣人」になるわけではありません 父親の血が濃く狼であったり妖精であったり…そうした者を皮肉を込めて「なり損ない」と呼んでいたのですが…時代と共に「獣人」以外の獣を「なり損ない」と認識するようになりました ●「妖精の輪」or「菌環」(「深い森のモイラさん 労役するということ」より) 胞子で増えるきのこはときに地面に環状に発生する、それは「菌環」と呼ばれています その不思議な発生を「妖精の輪」と呼び満月の夜に祈りを捧げずに輪に踏み込むと「非礼を働いた」として妖精の国に連れて行かれ労働を強いられるという話があります モイラさんは旦那さまを探して月の光の届かない「深い森」でうっかり足を踏み入れてしまったので… これは私の創作ではなくヨーロッパ妖精伝承のある国に伝わる話です ●「妖精の取り換え子」(「深い森のモイラさん 労役するということ」より) 人間の子どもが連れ去られたとき、その子のかわりに置き去りにされる妖精の子のことを示します 取り換えた人間の子供を召使いにしたい、人間の子を可愛がりたいという望み、また悪意であると… 旦那さまは「妖精」として不完全だった為に「妖精の取り換え子」に出され「人」としても不完全だった為に森に逃げ暮らす事になります これも私の創作ではなくヨーロッパ妖精伝承のある国に伝わる話です ●妖精の輪をくぐった先の世界(「深い森のモイラさん バラバラのこども」より) 白雪姫の物語の7人の小人は元は奇形の子供を森に捨ててそこで生き残れた比較的生命力の強い奇形同士がコミュニティを作ってくらしていたものという説もあります 童話等で直情的で動物的な描かれ方をされている妖精なら尚の事そういう集まりを作るのでは?という感じで(完全体の)妖精達の住む国に行くまでの道に奇形の妖精を捨てる場所を作りました 「妖精の取り替え子」にあるように妖精の醜い子供を人間のきれいな子供と取り替える…では取替が上手く行かなかったら?…おそらく捨てるだろうなと… 醜い子供を捨てよう、醜い腕をもいで捨てよう…捨てられた者(物)が捨てられたパーツで使えそうなものを自分に取り付けて暮らしています ……こんな感じでしょうかね? 本当はこういう部分も本にしたい気持ちもあるけれど内容的にエロ入んなくなっちゃうので同人誌では割といい感じのところだけ描いておくことにしました こういう部分ちょっと頭に置いておくと話がちょこっとだけ面白くなるかもしれません