最近温かい毛布には勝てないということに気づき始めました。敗北者のフクッチ(エロッチ)です。
今回は全絵描きが1度は考えたことがある「ぶっちゃけ絵の練習で模写ってどうなの?」という問いに答えようと思います。
結論から言うと「模写しないで絵の練習とか苦行じゃん…模写して楽して上達しちゃお…?」という感じなのですが、どうしてそうなのかを誰でも理解出来るよう解説していこうと思います。
それでは講座をはじめます。
「無から形を生み出すのは至難の業。既に形あるものを模倣し加工する方が容易。」
絵描きたちは語る。
絵描きA「絵が上手くなるためには模写をしろ」
絵描きB「模写だけじゃだめ」
フクッチ「模写はいいぞ」
エロッチ「もしゃもしゃ…(ご飯を食べている)」
正直みんな言ってることがバラバラでいまいち模写って練習として有効なのか分かりにくいね。
実際みんな言ってることは正しい(?)んだけどどうしてこういう現象になるかと言うと、模写をするべきタイミングと模写以外のことをするべきタイミングが存在するということを経験者たちは知っているからである。
この話を理解するためにまずは「模写って一体何をしているの」ということと「模写って何を意識すればいいの」ということをわからせていくね。
「模写とはお手本通りに組み立てる作業」
みんなはプラモデルって組んだことある?僕はたまに組む。
組んだことない人のために簡単にプラモデルの組み方解説すると
・箱の中になんかいっぱいパーツ入ってる
・パーツごとに「A-3」「D-14」って感じで名前がつけられてる
・組み立てるための説明書があって「A-5とA-6をくっつける」みたいなのが細かく書いてある
・説明書通りにしていけば完成✨
という感じ。
プラモデル楽しいよ(隙あらば布教)
実は模写って説明書通りにプラモデルを組んでいく作業とやっていることはほぼ同じだったりする。
そして逆に「模写をしないで絵を描く」という行為は「説明書を見ないでプラモデルを作る」ことと同じでもある。……キツくない?キツいと思う。
絵が描ける人がなぜ絵を描けるのかということはこれまでの講座でも何度も語ったけど、今回の話に当てはめると、絵が描ける人は何度も同じプラモデルを組んだ経験があって組み方をある程度覚えており、その上で必要になったら説明書を引っ張り出してきてそれを見ながら組むという判断を瞬時にできるからである。
逆に絵が描けない人を今回の話に当てはめると、組んだことも無い初見のプラモデルを説明書無しで組もうとしてるようなもの。どこで使うかよく分からんパーツたちが目の前にずらりと並んでいて「どれとどれがくっつくパーツなのだろう…どの順番で行けばパッケージ絵みたいな形になるんだろう…」と頭を抱えているような状態。僕なら泣いて逃げ出すレベル。
この状態から抜け出すためにあるのが「説明書」であり、「模写」だ。
初見のプラモデルを組むならまずは説明書とにらめっこしながら組もう。
(真似したい絵柄の絵を真似しよう)
まだ覚えてないプラモデルを見ないで組めるようになりたいなら何度も説明書を読んで必要パーツも覚えて何度も同じパーツを作って覚えよう。
(手本見なくても〇〇先生みたいな「目」を描けるようになるまで反復練習しよう)
忘れてることがあれば何度でも説明書を引っ張り出して見ながら組もう。
(参考にしてた先生の絵に何度も戻ってきていい)
その場その場で説明書通りに組むだけでなく「これを組み終わったら次は同じプラモデルをもっと上手に組むぞ」ということを意識して目の前のプラモデルを組むことを続けていくと、
「あ!これはやったことあるやつだ!」
「次のパーツくっつける前に塗装した方が楽かもしれない」
「以前このパーツで失敗したから今回は慎重にやろう」
と考えるようになる。
次の作品を描くとき、より上手になっているためにはどうするかを考える。これこそが模写で1番意識するべきことである。
これで皆模写でやってる事、意識すべきことを理解できたはず。
何となく模写してる絵描きたちより1歩前に進めたね!「模写のこと完全に理解した」ってみんなに自慢してもいいよ!
模写のこと完全に理解した上で時を戻そう。
最初に言った模写すべきタイミングと、模写以外をするべきタイミングについてだ。
覚えた気になって模写をしないことを続けた場合何が起こるかと言うと「昔は正しく組めていた部分を失敗したときそれに気づけないまま完成させてしまう」という状態に陥る。
これを脱却したくなった時が模写をするべきタイミング。どんなに上手い絵描きでも何度でも原点回帰して模写を欠かさないようにしてるのが現実。上手い人がそうしてるなら僕たちもそれを真似していこう。
何も意識せず模写だけをしていた場合何が起こるかと言うと「説明書がないと何も出来ない。説明書に書いてあること以外のことが何もできない」という状態に陥る。
これを脱却したくなった時が模写以外のことをするべきタイミング。見ないで組むことを意識して何度も同じパーツを作ったり、説明書に書いてないけど試してみたりすることで説明書なしでもある程度完成まで組めるようになり、自分だけのオリジナル要素を付け加えてやがて自分だけのオリジナルの作品が作れるようになっていく。
なんだかんだで初心者もプロも模写をすることはめちゃくちゃ大事で、初心者なら尚更模写をしないと何も始まらないということが理解できたなら今回の講座は完ぺき!
最後にここだけメモっておけば大丈夫なまとめコーナー
・無から形を生み出す多大な労力を最小限に抑えるのが模写
・初見のプラモデルは必ず説明書を読むこと
・悩むことがあれば何度でも説明書を読み返すこと
・次のプラモデルを組むことを意識して目の前のプラモデルを組むこと
以上、フクッチ(エロッチ)さんのプラモデル講座でした!!!
……あれ?
余談「模写とかデッサンとかスケッチとかトレスとかクロッキーとか」
なんか真似する系練習多いよね。それぞれどう言ったものなのか簡潔に紹介するね。
「模写」
すぐ隣に手本を置いて真似すること。表面的な形や陰影を覚えるためにする。萌え絵とか覚えるならこれが最適解。
「デッサンとスケッチ」
目の前にある人物や物体や風景を見ながら真似すること。空間の切り取りや立体把握や陰影や反射などができる仕組みを覚えるためにする。真似の中で1番難しいけど描けないものがほぼなくなる。でもやっぱ難しいし萌え絵に限って言うと遠回りになる。
「トレス」
手本を下に敷いて上に紙置いて透けて見える下の絵を上からなぞって真似すること。漢字ドリルの1番上のマスにうっすら手本書いてあるあれ。筆で思い通りの線をひけるようになるためにする。あと高クオリティの絵を手っ取り早く描けるのが気持ちいい。絵を描く楽しさを知るためには有効だが絵の練習としては結構非効率的なので絵を描き始めてめちゃくちゃ初期にやる練習と覚えておこう。ちなみに勝手に人の作品や写真をトレスして自分で描いたかのように発表すると炎上してインターネットで居場所を無くすので注意。
「クロッキー」
写真や実物を見ながらお手本を素早く大まかにスピードとバランス重視で真似すること。見たものの形の重要ポイントを一瞬で判別して再現する力を身につけるためにする。模写やデッサンと相性がよく、手っ取り早く絵の復習とかができたりするので神絵師も好んでやる人気の練習法。慣れたらこれが一番楽なのでけっこうおすすめ
真似にもいろいろあって、それぞれ身につく能力が変わるので上手に使い分けていこう!
個人的には「模写」さえやれば2次元イラストを描いていくのに困らないかなって思うのでこの講座で学んだことを活かして模写を効果的に自分の力に繋げていこう!💪
……講座も書き終わったしそろそろお布団から出るか。いや、あと10分だけ……▓▓‹:)
フクッチ
2020-11-10 12:59:32 +0000 UTCフクッチ
2020-11-10 12:59:22 +0000 UTC風花橋
2020-11-10 11:17:26 +0000 UTC