今月もご支援いただきありがとうございます!
こちらは非常に寒い日々になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
ここ最近の流れとしては、2020年から始めたSkebなどの個人依頼制作でよく詰まっていた要因を少しずつ洗い出し、それが今になって大きく制作方法を見直すきっかけとなりました。
今はその方法を取り入れたばかりで実戦で試すしかないので、本当の効果を確かめるのはこれからになります。
今回は具体的にどう変えていったのか、そしてそれにまつわる話など書き連ねて共有しようと思います。
本当は解説絵などもつけたかったですが面倒なので文だけになりました😅
最後の方に進捗画像を載せていきます。
■自主制作やリクエスト制作を【前半】と【後半】のパートに分ける
前回の雑記で「思考の整理学」という本について触れました。
それが自分の見直している制作姿勢への答え合わせになっていて、更に改善していく強力なメソッドも記されていました。
それが「寝かせる」という方法でした。
取り組んでいるテーマやモチーフに向き合い、そして忘れる(寝かせる)。
この忘れる時間の中に、「発酵」が行われているということです。
ひとたびこの時間を経て、頭の中が自然と整理された状態で元の作業に取り組める。
以前書いてきた、自分が掲げる「イメージの飽和」をより具体的に輪郭を強めた方法論でした。
具体性があるからこそ、取り入れ方がよくわかってきました。
前置きが長くなりましたが、それを作業の【前半】【後半】のパートに分け、主に【前半】に活用することにしました。
それぞれの流れについて説明します。
【前半】…下調べ・構想の段階
テーマやモチーフの資料を集め、それらをよく見る。
一度インプットしたら、そこから離れて(違うことや家事などをして)それらを頭の中で『寝かせる』。
ラフや構想については形や結論を急がない。
そうやって時間を置くことで、あるとき自然とイメージが湧いてくる。その状態に持っていく。
そうしてイメージから生まれた試し描きやラフは走り書きでもいいのでとりあえず紙やキャンバスに描いておく。
それをまた『寝かせる』。
そしてそれをまた見直し、気になったら直したり調整したりする。
何もイメージがない状態だったら無理して手をつけない。
この寝かせる→手をつける のこまめな繰り返しを行うことで、やがてイメージが細部まで形作られていく。自分でも何が描きたいのかハッキリとしてくる。
「寝かせる」という時間が発生する関係上、3枚ずつの制作で回していくのが効率いいかもしれないです。
【後半】…実作業の段階
前半パートがある程度進むと、やがて構想が形とともに固まる状態になります。
だいたい下書きがしっかり出来上がる状態。
そうすると線画・色塗りという、あとはほとんど手を動かすだけになります。
それでもここでも作業を急がず、要所要所で『寝かせる』ことで着実にあるべき形に近づきます。
このパートも3枚くらいの制作で回すのが効率いいかもしれないです。
これが新しく取り入れる制作方法となります。
最初に意識して投入したのが、自主制作セセリアの絵になります。
効果としては、線画の時点で一定のラインに達した感触でしょうか。
それまでは、いきなり【後半】の作業に取り組むようなマネをしていました。
もちろん資料は見ますが、それでも【前半】たり得るような入念さに欠けました。
なので、イメージが固まりきらず制作中に迷ったり悩んだりするのは避けれないものでした。
また、【前半】パートを取り入れることで、これまであった「依頼者と描き手との思い入れの温度差」が埋まりやすくなると思われます。
個人依頼は大体は主観的な願望となるものと思います。それを叶えるには近い目線を持たないと難しいと言えますが、そこには大きな温度差の開きがあります。
しかし【前半】のパートを取り入れることで、描き手がそこに「追いつける」という期待ができます。
例えるなら、依頼者の背中を追いかけて、時間を経て「やっと追いついた!」となるイメージでしょうか。
この方法を経ていくつかの試行や手応えがありました。
下記に挙げていきます。
■ラフはストックになる
「寝かせる」方法を取り入れることで、ひとたび描いたラフも「いくらでも寝かせられるストックになる」と言えます。
描き切れなかったものは、イメージが固まらなかったなどの背景があったと言えます。
しかし「寝かせる」ことでやがてパッとイメージが固まる日が来る可能性もあります。
これまでラフを出したきりの絵もありましたが、その中に一つに着手できましたし(進捗の方に出します)、
ストックとしての期待感も持てます。
逆にラフができたとて、無理して形を急ぐ必要もないという安心感があります。
ストックになりそうな過去ラフ再掲。
まだここに出してないラフも溜まっています。
■通話を積極的に取り入れたい
先月、コミッション絵の依頼の中で初めて通話を試す機会がありました。
相手によってはそれを嫌う・文面としての記録が残らないなどのデメリットの印象が強かったので敬遠してきましたが、いざやってみると文面では読みにくいニュアンスが声のトーンや流れから伝わって、ものすごく感化されて筆が進むものがありました。
なるほど、音というのは連続したものの流れで、その流れが生む「慣性」に感じ取るものがあるということか。
文面だと単語という「個」に目がどうしても行きがちで、かつ好きな部分を抜き取って見返すことができるためかその「慣性」を感じ取りにくい気がします。
その「慣性」もまた、制作の【前半】パートを飛躍的に進めさせる大きなファクターとなる可能性を持っていました。
だから今後は依頼において通話を積極的に取り入れていきたい!
通話と文面をフル活用すればそれぞれの欠点を補う期待感があります。
■創作準備をしている話
これも「思考の整理学」からの応用ですが、マツダ名義としての創作準備をするようになりました。
これまで思うようにマツダ名義での創作スタイルが復活させられず、力づくでやる他は発想がなかったですがまだ実践していなかった具体的な方法論が残されていました。
それが「つんどく法」を取り入れたものでした。
これも言わばインプットをして頭の中で「寝かせる」方法と言えます。
現在も日毎にじっくりとインプットをしている最中です。
実践して確かめていかないといけないですが、確実に創作への芽吹きが近づいている気がします。
■時間が止まる・時間が進む
制作方法とは関係ないですが、ここ最近は「止まった時間」を認知するようになりました。
これまで書いてきた抑圧の話や家族内での自分の立場などに繋がりますが、他人の言葉・抑圧に囚われたり怒りや憎しみに囚われると自分の中の「時間が止まる」ことに気づきました。
時間が止まっているようで、実質時間は進んでいます。
なので結局、時間を失ったことになります。
振り返るとその間の記憶・思い出はどういうものでしょう。
何も得られないまま・成長しないまま年ばかり取ってしまうのではないでしょうか。
自分は末っ子という一番弱い立場に囚われ、実質かなりの時間が止まっていたなと感じます。
親兄弟から植え付けられた怒り、抑圧。
それらは何だったのか。単に失った時間・止まった時間に過ぎなかったという答え合わせになりました。
10年、20年。下手したら30年止まっていたかもしれません。
かといって別に取り戻したいとか戻りたいとも思いません。
それらを認知するきっかけになったのが通話でした。
声を通わせることで新たな動機を生む。新たな感触を得る。
その瞬間「時間が進んだ」と感じました。
相対的に止まっていた時間にも気づいたわけです。
そして、もっともっと時間を、時計の針を進めたい。通話したい。
そう思ったのでした。
■進捗
前回から寝かせて少しずつ進めているラフなど。
↑非公開の緊縛ラバー絵。
寝かせて作業の繰り返しで少しずつ表情やイメージが固まりだしてます!
下書きを詰めるところまで来ましたね。
↑オリキャラでの依頼絵。
これまで色々立たせたり何パターンもラフを出していましたが通話も取り入れたことでようやくいいイメージができました。
むちむち具合や世界観やキャラの性格などひとまとめにできたラフで楽しみです。
なにより過去絵とも被らないユニークな形になっているのが描き手として嬉しいです。その絵にしかないアイデンティティができると嬉しい!
↑対魔忍衣装永琳。前回の衣装に引き続き、顔や髪の雰囲気が無理なく固まり出しました。バックショットもありますよ。これも楽しみですね。
↑twitterでも上げたVtuberルルン・ルルリカちゃんラフ。
ライブ配信を聞きながら突発的に描きました。
何気に大胆なハイレグ衣装かつ好きな属性テンコ盛りなデザイン。
喋りも小生意気かわいいので気になる人はチェックしてみよう!
↑ラフの状態から約二年越しに線画にした、以前コミッションで描いたオリキャラ リーユンさん。
ラフを長期「寝かせた」ことが功を奏したようです。
衣装はその時創作したものでデザインは今見てもお気に入りです!

【2021/4/19 22:19頃 追記】※誤字のため画像データとZIPファイル差し替えました。 ファイル名だとグレー・白背景ともに「リーユン文字付き01」「リーユン文字付き03」に当たる画像です。 コミッションで描かせていただいたクライアントさんのオリキャラ・リーユンさんの差分、 高画質版です。【長辺9200pixel】 今回のリ...
以上です。今後の進捗を楽しみにしていただければ幸いです!
松吉 C105(日)東T-01b
2023-02-13 10:17:03 +0000 UTCもっちり
2023-02-12 23:04:21 +0000 UTC松吉 C105(日)東T-01b
2023-02-12 07:31:28 +0000 UTC真里谷
2023-02-12 06:02:51 +0000 UTC松吉 C105(日)東T-01b
2023-02-12 01:40:27 +0000 UTC松吉 C105(日)東T-01b
2023-02-12 01:32:17 +0000 UTC木葉夢氏
2023-02-11 22:35:33 +0000 UTCyamikan
2023-02-11 15:30:34 +0000 UTC