立て続けのお絵描きメモです。
前回に引き続き今回の記事も雑記に書こうとしましたが、やはり有用そうなので当カテゴリにしました。
前回の「抑圧」そして今回の「飽和」、このふたつが近年の自分につきまとう悩み・問題を多いに解決しうる2大発見になりました!
今回のテーマは「イメージの飽和」です。
まずきっかけとなった問題として、コミッション絵でこういった現象がよくありました。
実際の作例2件で見てみましょう。
(※前置きが少し長くなります)
■1件目
これはクライアントさんの看板娘を描いた際の没絵でした。
非常に悩んでしまい、それでも形だけは絵を描きました。
でもなんだか納得ができませんでした。
ほどなくして2枚目として下の絵ができました。
構図やポーズが閃いてからかなりスムーズに進み、それを納品しました。
描いた側としても爽快でした。
■2件目
対魔忍衣装のチルノと大妖精の没ラフです。
ラフをいくつか描いてこれもどういう構図やポーズにするか悩みました。
このラフも形だけは絵になりそうですが納得ができていません。
ほどなくして下のラフが思いつきます。
ポーズに力や勢いがついて、これなら描きたい・描けるという確かさがありました。
そして下のように完成しました。
いずれのケースも共通しているのは、
●最初に没の構図やポーズがあること
●後から描いたものは閃きに近く、悩みポイントが少なく気持ちよく描けた
という点でした。
つまり、一度や二度の失敗を経て、本当に気持ちよく良い絵ができるというプロセスがあるのです。
では失敗のあと一体何が起こっているのか?
それは自分自身の中に「イメージの飽和」ができているからだと思い至ったのです。
「イメージの飽和」とは自分の中の造語です。
感覚的に「飽和」という言葉の響きがしっくり来ました。
その解説をする前に、絵の制作ループについて見直して見ましょう。
世間一般ではイラスト制作は一律なもの・それらが連続したものという認識だと思います。自分もそうでした。
いつでも・なんでも描く・つくる。「描く」というひとつの単位が連続している。
しかし実際の作品がひとつ出来上がるごとのプロセスはそんな単純なものではなく、
呼吸のようにテンポ・緩急のあるものだと認識するようになりました。
そしてそのテンポ・緩急なくして力のある作品はできない、と。
浮き沈み、とも言えるかもしれませんね。
その中に「イメージの飽和」があります。
ではイメージの飽和とは何か?
下図のような現象と捉えています。
思いつく絵のイメージを「水蒸気」とすると、そのための準備に火をつけないといけません。そして時間を置かないといけません。
火は絵を描く以外の行動で主に構成されています。日常的な家事や散歩もそういう行動に入ります。ゲームをすることや、親しい人と話すことだってそうです。
そうすることでやがてモワモワとイメージが生まれてきます。
そのモワモワが高い濃度・水準に達し何かを確信した状態を「イメージの飽和」と呼んでいます。
確信した状態だからこそ筆はしっかり動きます。
これが、今後確立していきたいメソッドだと思いました。
そしてこれまではその飽和を待たずして無理に描くことが多々ありました。
それが苦しかったのです。
下図のような状態です。
そしてこの飽和のプロセスがあるからこそ、不要に焦ったり苦しむ必要がないということもよくわかってきました。
もちろん環境や前提にも依るので、すべての人に当てはまる話ではないかもしれませんが…。
あとはもちろん、自分で描けるテーマであるという前提もあります。
こういうメソッドで持っても描けないものは描けないものですから。
ただ、自分が今後自主制作やコミッション絵をこなしていくには非常に大きな解決になる考えだと思いました。
いかがだったでしょうか?
世間一般的には「つくる」という行為にはこういうことは教わらない認識だと思います。
しかし失敗を経てこの現象を知ることができました。
今後の自分に大きな進展をもたらしそうですが、
他の分野で制作等されている方にも少しでも参考になれば幸いです。
松吉 C105(日)東T-01b
2023-01-10 12:15:08 +0000 UTCもっちり
2023-01-10 11:06:21 +0000 UTC松吉 C105(日)東T-01b
2023-01-04 21:16:39 +0000 UTCmusasino
2023-01-04 19:31:22 +0000 UTC松吉 C105(日)東T-01b
2022-12-31 08:09:31 +0000 UTC