新しい記事カテゴリです。
(本記事では実際の添削例を載せますが、前置きが長くあります。)
Skebで「アドバイス」のジャンルができたので募集を始めてみました。
さっそく2件ほど請けましたが、人の絵を見てあれこれ考えていくのが刺激になって楽しすぎます。同時にめちゃめちゃ頭のカロリーを使う感あります。
コミッション等でのイラスト制作を本業とすれば、これは副業的位置づけになって本業のモチベーションもすさまじく上がっていきます…!
思うに、イラストという表現手段はどこまで自分の中で『非日常性』を高められるかに尽きると気づかされます。
アドバイスの作業も絵に深く触れることで『非日常性』が高まり、なおかつ持続します。
将来や老後のこと、経済状況などあらゆる現実に直面してしまうと、悪い意味での『日常』という暗闇に突き落とされ、その中においては自分は何者にも成れない無力さを思い知らされ、作品もどうしようもなくつまらないものしかできなくなります。
だから、厳しい日常に直面しすぎる環境だと深い創作を続けるのは難しいのかもしれません。
このタイミングでこういったコミッションが生まれて本当に恵まれてると思います。
-------------------前置きここまで
さて本題ですが、今回は先に書いた2件とは別の、個人的に請けた別件のアドバイスになります。
予算の関係でやや急ぎ足で納品したものですが、それでも満足いただけたようでよかったです。(本記事での掲載許可もクライアントさんよりいただいてます)
画像9枚、添削対象の絵単体は載せずいきなり本題に入ってますがご了承ください。
※本記事では海外支援者様への翻訳用に画像の下にテキストを起こしてます。
①肩幅をそろえます。
首から見て両サイドの幅が
違いすぎると、
左右のバランスがブレます。
胴幅もそろえるとこんな感じがいいかなと思います。
②握り方を変えました。
指は表情を付けるためなるべく平行にそろえないのと、
小指を少し立てたりすると女の子らしくなると思います。
指はけっこう複雑でむずかしいのですが
ネットで写真など探して参考にしてみてください
③目と顔に対しては
頭これくらいでいいかなと思います。
特に 「後頭部」
これのボリューム感は見過ごしがちですが
しっかり描けるとぐっと存在感が増します。
加えて、矢印のあたり
髪のボリューム少し調整しました。
右が奥まってるので、左に対し少なめに見える形にすると
奥行きができます。
足とマントの調整例。
足は難しいですがつま先はけっこう横幅があったりします。
各所のボリューム感をその都度覚えれば描きやすくなると思います。
マントはお好みでそのままでもいいですが
左右差でメリハリをつけるため右側を
こんな感じで縦のしわを増やしたら
面白いかなと思います。
今回で言えば頭・マント、
なにかとよく発生する「左右差」はボリュームの違い、動きの違い
などの変化を毎回もう一段強調する意識だといいと思います。
ボリューム多↑ ←ボリューム少
本当は脚全体の長さも下のように直したい感もありますが、
そうなると画面からはみ出て構図全体を変えざるを得なくなるのと
作業的に大変かと思うので、
ウエストの高さをアップする方向で脚を長く見せるといいと思います。
ベルトの位置を変えてみました。それに合わせてスカートも上げました。
背景の雰囲気を見ると左奥から光が入る感じなので、
そのハイライトを入れると馴染みやすいです。
オマケ① 没解説
本来 絵を直すとき
下記のポイントをチェックします
・体の基本的なもの ←今回はこれを主軸にしました
・重心
・カメラワーク
・背景とのつながり(光源)
オマケ② 没解説 ・カメラワークを意識した場合
こういう角度になると
ベルトの回り込みが顕著になる
ベルトが曲線を描き、
腰の回り込みを見せているので前傾姿勢を取っているか
カメラが高い位置にあることを示しています。
足位置からもカメラが高いところから取っているように見えますが、
背景の雰囲気からカメラ位置を水平くらい(カメラB)に持っていく形で
脚を描き直していいかなと思います。
オマケ③ 没解説 重心を意識した場合
重心を見てみます。
オレンジが一番大事で、
この肩と腰の横線で
体のどのへんに体重がかかってるか
決まります。
今の状態だと少し前傾姿勢に見えるので、
矢印の方向に上半身が落ちていくように見えます。
そうなるとその方向に杖を持って体を支えることになりますが
絵としては映えません。
前傾姿勢に見えるもうひとつの原因となる「腰の回り込み」を
直す方向性で、今のポーズを維持します。
以上です。
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