ローランはダンジョンを進む。なんの変哲もないダンジョンで弱い水生のモンスターしかおらず、退屈なダンジョンだと思ったが、特に不満はなかった。 「まぁお宝があったら持って帰ろうかな」 そう考えながら先へ進んでいった。この階層のボスモンスターも倒し、奥の部屋で宝物を見つける。見たところショボい宝物しかないのでため息をつきつつも箱をあけると黄金色の光を放つアイテムが現れる。 伝説級の装備品が出てきたのである。 「おぉ!レジェンダリーアイテム!」 これにはローランも歓喜した。 「強そうだし早速装備しよっと」 ローランは身に着けてみる。そのアイテムは… 【スキュラのフード】 海の魔女のフード。 その異名の通りの魔力が宿っている。 らしい。 ローランにはまだその効果を理解していなかった。上機嫌に次の階層に行こうとした瞬間スキュラのフードから粘液が吐き出される。その粘液はローランを包む。 「んあ?なんだコレ!?」 突然の出来事に驚くローラン。さらに変異は続く、身体が圧縮されるかのように粘液がローランの身体を締め付けるとローランの体型が変わっていく。 「身体を締め付けられて…?」 そう言ってる間にローランの胸に大きな膨らみができ、もいんっと揺れた。 「あぁん…♡」 未知の感覚に彼らしくない声が漏れる。胸はさらに大きくなり腰はくびれていく。手足には肉感的な柔らかさと細い指が形成されていった。 「んん…♡」 ローランの身体が女性の身体へと矯正されていく。そこで変異が収まった。 「はぁ…収まった?また女にされちゃった…?」 女性化した自分の姿を確認するローラン。 下半身は全て蛸の足になっており、独自の粘液が垂れる。上半身は人間の青い肌をした女体であり、豊満な乳房と細い括れが艶めかしい。ローランの顔だけは元のドラゴンのままでちぐはぐな印象を受ける。 newスキル![スキュラレベル1]をローランは覚えた! 「はぁ…仕方ないこれで攻略するしかないか…」 不穏なスキルを獲得した事に気がつかないままローランはダンジョン奥へといく。 しばらく進んだ頃…。 ローランは高揚していた。倒したモンスターを下半身の蛸の口で捕食すると力が湧き上がってくるのだ。 「これいいかも…?」 見た目はアレだが装備の性能としてはやはりレジェンダリーアイテムなだけあって高性能であった…しかし… [ローランはスキュラレベル2に進化しました] 同時にローランは体が火照る感覚に襲われる。 「えっ何…!?」 同様しているローランの唯一元のままの顏が変異している。ドラゴンの鱗がスキュラと同じ肌に変わっていく。それはローランがスキュラになっていく事だった。 動揺している間にも変化していく。瞳孔が蛸の様な形になったころには完全にローランの顔はスキュラの肌の質感に置き換わっていた。 「あっ……ああ……あは♡生まれ変わった気分♡」 快楽に耐えられず喘ぎ声をあげる。そして完全に変化した時、ローランは快感に打ち震えていた。 スキュラに近づいた事でより一層力が増しているようだ。ちょうどそこにはよく反射する石が今のローランの姿を映す。 顏の形状はドラゴンの輪郭を残しつつスキュラそのものになっていた。 「ふふ♡…なるほどね…でももっと僕はスキュラになれそうね…♡」 そう言うローランの口調は変化しつつあり、精神も侵食されているように思える。 次の獲物を探すローラン。そこにはエリアボスがおり、ローランはその強さに獲物として惹かれる。 「美味しそうなご馳走ね♡」 そう呟くとローランはエリアボスに向かっていった。数秒も経たないうちに決着がつく。エリアボスの身体を下半身の触手で拘束し、そのまま頭から丸呑みにしたからだ。 「いただきますぅ♡」 スキュラになったローランのお腹の中でエリアボスは消化された。 「ふーっ満足したわ」 そう言い残すと… [スキュラレベル3に進化しました] ローランのドラゴンの顔が変形し、人のような顔立ちになる。さらに髪が伸びていき白く長い髪がフードから垂れる。もはやドラゴンであるローランの面影はない。そこにいるのはスキュラの人外娘であった。 「うふ…♡とうとう私はドラゴンじゃなくなっちゃったわね…でも気持ちい…もっとスキュラ力を高めればさらなる気持ちよさが味わえるのかしら?楽しみだわ♡」 もはやそこにはローランのというドラゴンはおらずスキュラとして生きる事になったモンスターがいるだけだった。 その後、彼女はダンジョン内を彷徨いながらスキュラの力を高めるべくモンスターを捕食する日々を送るのだった。 part1⇒【https://desu.fanbox.cc/posts/6183553】